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2015年04月

Q: アクセスが重要だとお聞きします。これは同じ人が何度もサイトを見てくださるアクセスでも意味がありますか?

2015年04月10日
また、自分のサイトを自分で見たらどうなのでしょうか?

A: Googleはこのことについて特に発表はしていないので、推測になりますが、同じ人が何度もサイトを見にきたとしてもそれはアクセス(トラフィック)になるはずです。

しかし、検索順位アップのためだけに同じ日に同じ人が何度も訪れても大きく評価されることは無いはずです。

検索順位のアップのためだけにサイトを頻繁に見に来ても、グーグルはそうした行為を予測しておりますので、大きなSEO効果は出ないはずです。

このような時に参考になるのがGoogleアナリティクスです。

Googleアナリティクスを使うメリットの1つはGoogleがどのようなデータを検索順位算定に用いているのか、つまり私達ウェブマスターに何を要求しているかのヒントを得ることが出来ます。

下の図はGoogleアナリティクスの画面ですが、ここに重要な指標がいくつかあります:

(1)セッション

(2)ユーザー

(3)ページビュー数

(4)ページ/セッション

(5)平均セッション時間

(6)直帰率

(7)新規セッション率



ここで重要なのはセッションという項目です。BIZトレンドによると:

「Webサイトを訪れたユーザがサイト内で行なう一連の行動をまとめて1セッションといい、同一のユーザが短時間の間に何ページ読み込もうと、セッションは1である。 グーグルでは30分以上操作を行なわなかった場合、それ以降の操作は新しいセッションとみなされる」

とあります。

この情報が正確ならばGoogleは30分以内に何回御社のサイトをユーザーが見てもそれは1セッションとしてカウントされます。

30分を過ぎてからもう一度御社のサイトを同じ人が見に来たらそれは1つのセッションとしてカウントされるので、合計2セッションになります。

GoogleがGoogleアナリティクスで表示している7つのデータのうち1番上にセッションを持ってきていることから確かにセッション数は非常に重要な検索順位決定要因になっているはずです。

しかし、その他ユーザー数〜新規セッション率までの6つのデータも表示しているので、これら7つのデータを総合的に判断して、つまりズルが無いかをチェックして検索順位決定要因として使っているはずです。

今後はこうした7つの指標を改善する取り組みをして下さい。

こうしたログ解析の重要ポイントの解説と具体的な改善についてはこちらのセミナー動画予告編をご覧下さい ↓





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Q: 質の良いリンク元はどんなところのサイトがありますか?

2015年04月11日
観光協会・商工会議所・出身の専門学校や組合・団体、またその業種のポータルサイト以外に何かありましたらお聞きしたいです。

A: トラフィック(アクセス)が発生しているユーザーにメリットのあるサイトからリンクを張ってもらうことが必要になってきました。

実際にトラフィックが発生しているかどうかの確認方法は・・・

Googleで
related:http://www.ドメイン名.com
で調べることです。

そして1件でも検索結果にウェブページが出てくればユーザーに見られているサイトだということになります。

このやり方で調べると「関連ページ」が表示されるのです。

「関連ページ」というのは特定のページを見ているユーザーが他にどのようなサイトを一定期間に見ているかで算出されます。

その数が多ければ多いほどトラフィックがあります。
ただし、表示件数の上限数は現在49件になっています。

その検索結果ページに一流の企業または個人のサイトが出てくればくるほどそのサイトの価値は高いということがわかります。

下の図はトヨタ自動車のサイトのトップページの結果ですが、日産自動車や有名な自動車メーカーのサイトが表示されています。



これはトヨタ自動車のウェブページを見ているネットユーザーが他に日産自動車のサイトも同じ時期に見ていていることを意味します。
別の言い方をするとネットユーザーはトヨタ自動車のサイトと日産自動車のサイトを比較しているという事がわかります。

この件数がゼロということはそのウェブページはどことも比較されていない、つまりほとんどアクセスがないということになります。

逆に何件か関連ページが出てくればそのウェブページはアクセスが発生しているということになります。

現在のリンク対策における基本は、こうしたアクセスが発生しているサイトからリンクを張ってもらうことです。

そしてさらにそのリンクをクリックして自社サイトにユーザーに訪問してくれるようになればトラフィック効果が発生して検索順位アップに貢献します。

こうしたトラフィックを増やすための解説と具体的な効果のあるリンク元獲得の方法についてはセミナー動画をご覧下さい。予告編がこちらにあります ↓




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Googleクロームで検索結果を見たときは、地図情報に表示されますが、IEで見たときは地図情報に表示されません。

2015年04月13日
こうしたこともあるのでしょうか?

A: ご質問ありがとうございます。そうした現象はあります。1つのブラウザーで見た検索結果表示が他のブラウザーや他のユーザーのパソコンでも同じではないということは頻繁に観察されています。

こうしたブラウザ毎に検索順位や表示される情報が違うという前提で自社の検索順位を捉えるべきです。

特に、ブラウザーや、パソコンによって検索順位が違う場合は、順位が低い方が本当の順位だと思った方が良いです。

最近は2つの要因により検索結果がさらに多様化しています。

それは:

(1)スマートフォンユーザーが使うスマホ版Googleの検索結果はそのユーザーが居る場所によって異なる

(2)PC版GoogleのGoogleの検索結果のもそのユーザーが居る場所によって異なってきている

の2つです。

(1)スマートフォンユーザーが使うスマホ版Googleの検索結果はそのユーザーが居る場所によって異なる
これはスマーフォトンユーザーが大阪駅にいてスマホ版Googleで「整体院」というキーワードで検索すると大阪駅周辺の整体院の情報が検索結果上部の地図欄に表示されるというものです。



(2)PC版Googleの検索結果もそのユーザーが居る場所によって異なってきている
これは私達が自宅や、事務所の中でパソコンでPC版Googleで「整体院」というキーワードで検索すると自宅周辺の整体院の情報が検索結果上部の地図欄に表示され、かつ地図欄の下にある自然検索のほうも自宅周辺のサイトの情報が一部表示されるというものです。これは日本で2015年12月24日から実施されたヴェニスアップデートによるものです。

このようにGoogleはすでにスマホ環境でも、PC環境でも、地域名を入れずに検索した時にユーザーが所在する地域をIPアドレスから推測してその地域周辺の情報を出すようになってきています。

今後はぜひあらゆる要因を想定して自社の検索結果を認識するようにしてください。

そしてあらゆる状況の中でも上位表示出来るように自社サイトのSEO対策に力を入れるようにしてください。

ご成功を祈っています。

Q: ページの文章、オリジナルテキストを増やすのは今でもSEOの効果はありますか?

2015年04月14日
A: はい。効果があるやり方です。実践して下さい。
文字数が少ないページを増やすよりも既存のページに文字を増やすべきです。

問題はどのようにして増やすかです。

既存ページにオリジナルテキストを増やす方法としては:

(1)画像の下にキャプションを書いてその画像について一言説明する

(2)商品・サービスに関する質問を5個以上掲載する

(3)商品・サービスのお客様の声(レビュー)を3個以上掲載する

(4)商品・サービスの導入事例、取引実績を3個以上掲載する

(5)商品・サービスに関するスタッフからの一言コメントを掲載する

などをセミナーでは提案させていただいています。

(1)画像の下にキャプションを書いてその画像について一言説明する
→ ウェブページには文字だけを追加するのではなく、画像も追加して下さい。
そうしないと文字だらけの堅苦しい情報になり、せっかくページを見に来てくれても検索結果ページの直帰されてしまうことが増えてしまいます。
現代のウェブプレゼンテーションでは文字情報を増やす時はそれに比例してその文字の内容を補強するビジュアルエイドとして画像も増やすことが重要です。
そしてその時は画像の下にその画像についての簡単な説明文であるキャプションも書いていけば、画像が増えるだけではなく、それに比例してオリジナル文章も増えることになりSEO対策に効果が出ます。

(2)商品・サービスに関する質問を5個以上掲載する
→ 売り手側の情報だけではなく買い手側の情報を消費者は購買決定をする上での材料として必要とします。
そのため質問文という形で文字情報を増やすことはSEO対策だけでなく、成約率アップ対策としても効果のあるテクニックです。

(3)商品・サービスのお客様の声(レビュー)を3個以上掲載する
→ 質問だけではなく、お客様の声や感想がウェブページ上にあったほうが説得力を増しますし、オリジナル文章を増やすことにもなります。

(4)商品・サービスの導入事例、取引実績を3個以上掲載する
→ 消費者が求めるもう一つの重要な情報が商品・サービスの導入事例です。これらの情報をオリジナル文章と出来れば写真などと一緒にウェブページに追加するようにして下さい。

(5)商品・サービスに関するスタッフからの一言コメントを掲載する
→ 質問、お客様の声、導入事例などを追加することが困難な場合は売り手であるご自分がその商品に対してどのような事を考えているのか、想いや、セールスポイントなどをご自身の言葉で書くようにして下さい。
それによりオリジナル文章が増えるだけではなく、説得力が増して購入決定をしてくれやすくなります。

以上ですが、今日のSEO対策は表面的なテクニックだけではなく、ユーザーへのコンテンツ提供と表裏一体になっています。

ぜひ可能なところからページ内の充実を始めて下さい。

Q: ヤフーのビジネスエクスプレスに登録済みのサイトからリンクしてもらうのと、そうでないサイトからリンクされるのでは、やはりわずかながらでも効果は異なりますか?

2015年04月15日
A: はい。効果に差は出ます。ヤフーのビジネスエクスプレスに登録されているサイトのほうがそうでないサイトに比べるとトラフィック(アクセス)が多い傾向があるので、トラフィックが多いサイトからのリンクの方が効果があるからです。

昨年2014年11月に開催された福岡のSEOカンファレンスの会員様の方が非常に優秀な方が参加者の皆さんの前でプレゼンをしてくれました。

その方のプレゼンの内容はまさにヤフーカテゴリに登録されているサイトを見つけて、それらのサイトの管理者に相互リンク依頼をしていった結果、検索順位が劇的にアップしてアクセスが劇的に増えていったというものです。

私は今でも忘れらませんが、その方がGoogleアナリティクスの訪問者数のグラフを見せてくれましたが、見たこともないくらいの右肩上がりのアクセスの伸びで角度は40度くらいの右肩上がりの伸びでした。

正直感動しました。

その方のお話だとやったことは3つで:

(1)Googleキーワードプランナーで見込み客が検索しそうな複合キーワードをたくさん見つける

(2)見つけたキーワードをテーマにした新規ページを800文字以上で書き、サイトにアップする

(3)相互リンク依頼をヤフーカテゴリに登録されたサイトだけに継続的に依頼する

というステップをひたすら繰り返したそうです。

他の会場でのSEOカンファレンスでも会員様より似た事例を2回ばかり見せてもらったことがあります。

検索順位アップ、アクセスアップはこのようなシンプルだけど少し面倒なことを継続的に行うという時代が来たことを実感しました。

問題は何故、ヤフーカテゴリに登録されているサイトとの相互リンクがそんなに効果があるかですが、考えられる理由は:

(1)ヤフーカテゴリに登録することが昔はやっていたので現在登録されているサイトのほとんどが古いサイトであり更新を長年やってきた優良サイトである

(2)ヤフーカテゴリに登録するためには一定の基準をクリアしないとならないので、コンテンツの質が最低限の条件をクリアした安心出来るサイトなのでサイトが検索ユーザーによって閲覧されているトラフィックの発生しているサイトである

という2つの理由です。

2010年以前は、ヤフーカテゴリに登録すること自体が検索順位アップに貢献していました。

今日ではそうしたことはありません。

しかし、コンテンツの質という面で意外な形でヤフーカテゴリ登録という命題はまたSEO対策に影響を及ぼしているようです。

以上ですが、出来れば自社のサイトはヤフーカテゴリに登録をしたほうが良いです。

しかし、審査料金は安くないですし、審査基準は相変わらず高いです。

ですので、自社サイトの登録が無理な場合は、少なくとも登録されているサイトからリンクを張ってもらうように相互リンクの依頼、または登録を募集しているサイトなら登録依頼をするようにしてください。

ちなみにヤフーカテゴリ以外に登録すべき効果があり安全な大手ディレクトリサービスは2015年4月時点ではクロスレコメンド、クロスメディアディレクトリがあります。

これらは審査基準はヤフージャパンのビジネスエクスプレス(カテゴリ登録有料審査サービス)よりも甘いですし、審査料金も安めです。

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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

 鈴木将司

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