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コンテンツマーケティング

ショッピングモールやポータルサイト、リスティング広告でしか売れないというのは本当なのか?

2019年02月11日

自社の独自ドメインサイトでは集客が出来ない、、、ショッピングモールやポータルサイトでないと売れないと感じている人が増えているようです。私のセミナーでも以前「昔は独自ドメインのショップサイトで販売していましたが、今では楽天とヤフーショッピング、アマゾンだけで販売しています」とおっしゃっていた方がいました。
他のセミナーでも「ホットペーパービューティーからお客さんが来ません。だからどんなに掲載料金が高くてもホットペーパービューティーにお金を払うほかないのです」とおっしゃっていた方がいました。

こうした声は以前にも増して増えています。しかし、私は疑問に思います。本当にそうなのかと。

確かに、ショッピングモールやポータルサイトは検索順位が高く、それら巨大サイトを相手にSEOをしたところで勝てるわけがないという気持ちもわかります。

しかし、それは巨大サイトと同じ土俵で戦おうとするから感じることであり、土俵をずらせばそんな消極的なことは思う必要がないくらい勝てる検索キーワードはたくさんあります。

ショッピングモールやポータルサイトのような巨大サイトの土俵は、今すぐ商品を購入、あるいは来店するお店を見つけたいと思っている「今すぐ客」を集客するだけの世界です。

今すぐ客は、最短でたくさんの商品やお店から自分に適した物やお店を探そうとします。そのニーズに応えるためショッピングモールやポータルサイトは膨大な数の商品やお店の情報を集積してWebページ化します。そしてそれらを束ねる一覧ページを様々なカテゴリ名や地域名などの切り口で作りまくります。そこにはレビューが載っていることもありますし、検索ボックがあるので検索も出来ます。

検索ユーザーの圧倒的多数の検索意図はまさにこうしたコンテンツを見ることですので、一般の中小企業や零細企業、個人が同じようなことをしようとしても、資本力、技術力、マンパワー等が不足しているためにショッピングモールやポータルサイトに適うわけが無いのは事実です。

しかし、これまで私がセミナーやコンサルティングを通じて見てきた成功企業はこうした負けが確実な土俵は避けて、ショッピングモールやポータルサイトは苦手な土俵を見つけて検索順位を上げて、勝利を収めてきました。

その土俵とは、今すぐには購買、来店はしないけれどそのうちする可能性がある「そのうち客」を相手にする戦略です。


そのうち客はすぐに購買、来店をするわけではないので、商品一覧や店舗一覧を探してはいません。

では何を探しているのかというと自分がもつ疑問や悩みを解消するための無料お役立ちコンテンツです。無料お役立ちコンテンツの例としては・・・

・壁掛けテレビを買いたいが、自分で取り付けられるかが不安で、壁掛けテレビの取り付け方をわかりやすく説明しているWebページを探している
→ 【作るべきWebページ】文藻だけで無く、画像や、取り付けシーンを撮影したYouTube動画などを載せた壁掛けテレビの取り付け方をわかりやすく説明しているWebページ

・山登りをしたいが、自分にはどんなジャケットが良いのかがわからなくて困っている
→ 【作るべきWebページ】どんな人にどんなジャケットが良いのか、ニーズや季節、年齢、性別、好みなど細かく属性別に選び方を解説したWebページ

・弁護士に相続の相談をしたいが、自分の今の状況にあった解決策は何かを知りたい
→ 【作るべきWebページ】相続問題でよくあるケースを1つ1つ解説したWebページや、問題解決のための流れや必要な手続き、費用を紹介したWebページ

・病院を探してるが、その前に自分の抱えている病気が何かを知りたい
→ 【作るべきWebページ】症状別にわかりやすい文章と画像、お医者さんがビデオカメラに向かって解説しているYouTube動画などのあるWebページ

などがあります。

こうした無料お役立ちコンテンツを作り検索順位が上がらなかったら、サーチコンソールで各ページの表示順位とクリック数を見て、改善すべきページを見つけて順位が上がるまで改善し、それでも駄目なら、もう少し難易度の低い検索キーワードをGoogleキーワードプランナーなどで見つけてそれらのキーワードで上位表示を目指すページを作る。さらに自社サイト内に増えていくページの中で関連性が高いページ同士を相互にリンクを張り平均ページビューを伸ばす・・・。

これらが上手くいくとGoogleからの自サイトへの流入が増えていき、2,3か月もするとGoogleからの評価が高まります。そして以前は難しかった検索キーワードでも検索順位が上がるようになります。

こうしたことを繰り返すことによりショッピングモールやポータルサイトと土俵をずらして集客をすることが可能になるのです。

ショッピングモールやポータルサイトでしか売れないだとか、リスティング広告で無いと集客は出来ないという間違った悟りを開いた人は、目を開いてください。

実際に悩みや疑問を解消するキーワードで検索するとたくましい企業サイトやアフィリエイターたちが己の目先の欲望を捨てて、検索ユーザーのためだけに非常に親切なページを作っていることがわかるはずです。

彼らはボランティアでそうした親切なことをしているのではないのです。

ビジネスとしてやっているのです。ですが、ビジネスですので、少しでも品質の低い無料お役立ちコンテンツは検索ユーザーに相手にされません。そのため絶えず無料お役立ちコンテンツを作って検索上位を獲得している企業やアフィリエイターたちはコンテンツをより良いものにアップデートしています。

今すぐ客だけを相手にするショッピングモールやポータルサイト、リスティング広告だけで集客をしたいと思うのは自由です。

しかし、そんな状況がいつまで続くのでしょうか?

今すぐ客だけを相手にする過酷な世界では、より資金のある企業、優秀な人材のいる企業、技術力のある企業が本気を出せば、そうしたリソースの乏しい企業は駆逐されます。

どうか、その日が来る前に悩みや疑問を解消するキーワードで検索するそのうち客の役に立つ情報を提供して、信頼される企業としてブランド認知をしてもらい、「ここは信用できそうだ。ここでお金を使おう」と思ってもらえる状況を作り出す作業をして欲しいです。

その作業の名前がコンテンツマーケティング、つまり無料お役立ちコンテンツで見込み客を集客し、信頼を獲得し、ファンになってもらい、その当然の帰結として商品を買ってもらう、来店してもらうという経済的見返りを得る一連の作業です。

コンテンツマーケティングをして、SEOをする、このことは最初やり方を覚えるのが面倒ですし、一度試してすぐ成功出来るものではありません。

スポーツと同じで最初は上手くいかないものです。

でも、だからこそ面白いのでは無いでしょうか?すぐに上手になってしまうスポーツやゲームほどつまらないものはりません。しかも、プロの世界では誰も簡単に上達できるようでは一人一人のプレーヤーの取り分はとても小さくなるのではないでしょうか?それでは豊かになることは出来ません。コンテンツマーケティングという最初は難しいスポーツは上達するに時間がかかりますが、上達すれば、集客が上手くいき、経済的にも、心も豊かになります。何故心が豊かになるのかというと、お金を使わない人にも親切に無料で役立つコンテンツを提供する余裕があるからです。

最初はプレーが下手でも、失敗から学び、自分のプレーを改善することにより徐々に上達する。その間、ほとんどの競合は挫折していきます。それにより上手くなったときの報酬はどんどん高まっていきます。

ショッピングモールやポータルサイト、リスティング広告の土俵でいつか敗者になる恐怖に怯えるよりも、コンテンツマーケティングをプレーするほうが未来は明るく楽しいのではないでしょうか?

すでにコンテンツマーケティングをやっているが、成果が上がっていない、、、という方もいるはずです。

その理由はもうお分かりのはずです。コンテンツマーケティングはそんなに簡単に上達出来るスポーツでは無いのです。うまく行っていない理由は見ているとほとんどの場合:

(1)自分が提供したいコンテンツを提供してしまっている
→ これはコンテンツマーケティングとは言えません。これはWebマーケティングという普通のやり方です。大手企業が勝つ土俵ですので、勝てないのは当たり前です。
解決策は、見込み客が困っていること、悩んでいることをリサーチしてそれらを解決するための無料お役立ちコンテンツを作る以外にありません。

(2)コンテンツを外部のライターさんに作ってもらっている
→ 外部のライターさんには自社商品や店のことを知ってもらうことと、お客さんのことを知ってもらう必要があります。それによりお客様が何に困っているのか、どんな読者なのかがわかるようになります。はした金で外部のライターさんを探そうという発想そのものが間違っています。優秀なライターさんを育てるためには自社商品や店での接客を体験してもらう必要があり、それをするとなると1ページ作ってもらうのでかなりの費用がかかり結局は、ショッピングモールやポータルサイト、リスティング広告のほうが効率的だという間違った結論に至ってしまうはずです。コンテンツは社内の人にライティングしてもらうか、社内の人にお話をしてもらいそれを音声で録音して、外部のライターさんに読みやすいように編集してもらうべきです。

(3)コンテンツマーケティングの専門会社に外注している
→ これが一番良くないパターンです。何故なら、優秀なコンテンツマーケティングの専門会社に発注できたとしても高額な費用がかかり採算割れを起こしやすいからです。反対に少ない費用で外注できたとしてもその程度のコンテンツしか継続的に提供できない企業であることがほとんどのため、最初から失敗するコンテンツマーケティングを始めることになります。
どちらのパターンでもコンテンツマーケティングはスポーツと同じで自分自身ですることに意味があるのですから、外部企業に外注した瞬間にプレーの仕方を学ぶことを放棄して永遠にコンテンツマーケティングの素人になることを自ら選択することになってしまいます。スポーツを自分がプレーするのをやめて他人にプレーさせるというのでその他人に影響され、最後は支配されることになります。

確かに、優秀なコンテンツマーケティングの専門会社にずっと外注が出来て、会社が儲かることが出来ればプレーの仕方を学ぶ必要は無いでしょう。しかし、どんなプレーヤーもずっと勝ち続けることが出来る保証はありません。優秀なコンテンツマーケティングの専門会社は成功すればするほど人気が高まるでしょうからクライアントが殺到するでしょう。そのとき優秀な人材を御社のために割いてくれる保証はどこにもありません。

最後になりますが、私はショッピングモールやポータルサイト、リスティング広告を否定はしません。

これら3つの便利なツールは確かに今すぐ客を集める力があるので集客に非常に効果的です。使わない手はありません。しかし、この3つのツールを使う前にコンテンツマーケティングを実施して、低コストの集客を実現して会社に利益が生まれ、それが蓄積されることを実現しなくてはなりません。これが出来て初めて誰からの援助も無く自立して生きていける存在になれるのです。

そうした経済的な自立が出来れば利益を一部を使って、自社のブランド名を知ってもらうためにショッピングモールやポータルサイトで儲からなくてもたくさんの人たちを顧客化してください。そうすれば、そのうち会社名や商品名というブランド名で指名検索をしてくれるようになります。指名検索されれば大概自社サイトが1位表示されるはずです。そこにはうっとうしい競合他社は出てこないので自社に有利なビジネスが出来ます。そして一度でも商品やサービスを利用してくれると自社サイトで再度リピート購入するとショッピングモールやポータルサイトには無い特典やサービスを受けられるようにして差別化をするのです。

また、コンテンツマーケティングにより利益が出てくればその一部を使って飢えている今すぐ客を集客するためにリスティング広告を使えばよいでしょう。ただし、リスティング広告の費用は年々高くなっていますので、そこで利益を出すことを諦めてショッピングモールやポータルサイトでのように指名検索されるためにブランド名を売ることに専念すればよいしょう。

コンテンツマーケティングは簡単に上達出来るスポーツではないのなら、自分や自分の会社のスタッフには無理なのではないかと思う人もいるでしょう。

そんなことはないはずです。私がこれまで見てきたコンテンツマーケティングを行い、無駄な広告費をかけることなくネット集客が出来るようになった人たちは普通の人たちばかりです。

ただ彼らに共通してあったのが、Webコンテンツを作ることにより人のために役に立ちたいという気持ちがあったことと、失敗続きでも諦めずにプレーをし続けた継続力があったことです。人のために役立ちたいという気持ちと、スポーツとはすぐに上手くなれるものではないという常識を持っている人は珍しい人ではないはずです。ほとんどの人にこの気持ちと常識は備わっているはずです。

インターネットの普及、Webサイト技術の発展、ブログやSNS、YouTubeなどのツールの進歩により、そうした気持ちと常識さえあれば人の役に立てる時代に私たちはいるのです。

このチャンスを最大限に活用して人々と自分を豊かにするかどうか、それはあなたの選択次第です。

サイトの情報を勝手にコピーされたらどうすれば良いのか?

2016年08月18日
先日、クライアントさんの方で勝手に他人から文章をコピーされて使われているケースがありました。

ネット上にある他人のサイトの文章を無断でコピーすると様々な形でペナルティーを受けます。

1つ目のペナルティーはGoogleのパンダアップデートによる「類似サイトへのペナルティー」が与えられます。それによりコピーした文章があるページの検索順位が下がります。

この場合は、コピーされた側のサイトの順位は悪影響は通常出ません。順位が下るのはコピーした側のサイトです。

しかし、これは原則であり、中には例外的なケースもあります。

以前、私のクライアントさんが自社サイトにある求人情報の文字コンテンツを全て他人が運営している求人ポータルサイトに転載したことがありました。

驚いたことに、ある時目標キーワードで検索するとそれまで上位表示されていた自社サイトがGoogleの検索にかからなくなって、代わりに文字コンテンツを転載した求人サイトのほうが上位表示していたのです。

そして色々と原因を調査したら、自社サイトにある求人情報の文字コンテンツの全てを求人サイトにコピーしたことが分かりました。
順位が落ちた理由を色々と考えましたが、他に思い当たることがないためにそのクライアントさんに「求人サイトに転載した文字コンテンツを求人サイト運営会社に連絡して至急削除してもらって下さい」とお願いをしました。

三日後くらいに検索順位を調べたらクライアントのさんのサイトが元の順位に戻っていました。

この時に分かったのは、Googleは原則として元々コンテンツがあったサイトの方を保護して、コンテンツをコピーした側のサイトにペナルティーを与えますが、元々コンテンツがあったサイト自体に極端にページ数が少ないだとか、サイトが出来たばかりで上位表示にプラスになる被リンクが全く無い場合は、被リンク元がありコンテンツも多く実績のあるサイトの方を検索結果上に残してしまうということです。

私の記憶では検索結果ページから消されたコピーされた側の被害者のサイトには4ページくらいしかコンテンツがなくて被リンクは、その会社が運営している別ドメインのサイトの公式サイトからの1件しかありませんでした。

この事は何を意味するのでしょうか?それは自分のサイトよりも実績があり人気のあるサイトが自社サイトのコンテンツを勝手にコピーしたら、コピーさらた側の被害者であるサイトの方の順位が落ちてしまうという事です。

もしこうした被害にあった場合はどうすれば良のでしょうか?

それはもう一つのペナルティーである「著作権侵害の申し立て」をすることです。

Googleは不正行為の情報収集をするために、スパムレポートフォームという検索ユーザーが不審に思うサイトを通報するツールから寄せられる大量の苦情からも不審なリンクを見つけるための情報収集をしています。

スパムレポートフォームはスパムの種類によって様々なフォームがあり、主だったものとしては「有料リンクを報告」というフォームと、Google の検索結果で上位に表示されるように隠しテキスト、誘導ページ、クローキング、不正なリダイレクトなどのさまざまなトリックを報告するフォーム、そして著作権違反を報告するフォームがあります。
https://www.google.com/webmasters/tools/dmca-notice?hl=ja&pid=0

【著作権違反を報告するフォーム】



これらのペナルティーの中でも特に深刻なのが著作権の侵害によるサイトの削除です。Googleのスタッフがサイトの中にあるコンテンツが著作権を侵害していると判断した場合、そのサイトはGoogleのデータベースがから削除されます。また、最近ではあまり見かけなくなりましたが「アメリカ合衆国のデジタル ミレニアム著作権法に基づいたクレームに応じ、このページから 1 件の検索結果を除外しました。ご希望の場合は、chillingEffects.org にて除外するに至ったクレームを確認できます。」というメッセージとその経緯を英文で解説しているを表示していChilling Effectsという著作権問題を追求するサイトへのリンクが張ってあることが何度かありました。
(※Chilling Effectsは現在Lumenという名称に変更されておりURLはhttps://lumendatabase.org/に変更されています)

【lumendatabase.orgに掲載されている著作権紛争の経緯を紹介するページの例】



実際に以前あったのが、医療に関するサイトの内容をほとんどそのままコピーして文章やデザインの体裁だけを別のものにしただけのサイトが国内になりました。

コピーされた側の企業がGoogleにその旨報告した結果、何ヶ月もの間コピーした側のコピーサイトがGoogleの検索結果上に表示されている時に「アメリカ合衆国のデジタル ミレニアム著作権法に基づいたクレームに応じ、このページから 1 件の検索結果を除外しました。ご希望の場合は、chillingEffects.org にて除外するに至ったクレームを確認できます。」というメッセージとその経緯について英文で書かれてたサイトへのリンクが貼られていました。

そのコピーした側の著作権違反サイトは結局サイト管理者によって弊社されてその情報は今ではGoogleの検索結果には表示されていません。

こうしたメッセージがGoogleの検索結果上に表示されていると企業の信用が失墜して大きな経済的な損害が生じることがあります。そしてサイトの閉鎖や企業の倒産に繋がることすらあります。こちら側に何の落ち度もない場合は必ず弁護士を通じて冷静に迅速にGoogleに連絡をしてメッセージを解除してもらうようにしなくてはなりません。

ということで、自社サイトの文字コンテンツが他人に勝手にコピーされたらどのような対応が出来るのかということと、自社サイトのページ数が少なくて被リンクもほとんどなくサイトとしての信用度が低い場合は被害者であるコピーされたサイトの検索順位が落ちるので、そしたことが無いように常日頃からページの追加と、被リンク元を増やさなくてはならないということです。

今後もしこうした状況に遭遇したらこのことを思い出して下さい。

Googleはお客様の声の情報を冷静に見ている!?

2016年02月10日
前回に引き続きGoogleが公開してるサイトの品質評価基準のGoogle General Guidelines最新版にある重要な情報について報告させていただきます。

今回はGoogleがサイトの評判をその評価基準に入れており、かつどのようにサイトの評判をチェックしているかについてです。

Googleは基本的にソフトウェア(アルゴリズム)を用いて全自動でサイトを評価し、検索順位を決めていますが、ソフトウェアでは理解できない部分は「Google General Guidelines」のいう評価基準に基づいてサーチクオリティーチームというスタッフが人的にサイトの評価をしています。

その「Google General Guidelines」最新版にズバリ、サイトの評判をどのようにチェックしているかを解説している部分があります。それは・・・・



2.7.2 サイトの評判の情報源

統計情報や、機械が収集した情報ではなく、人によって書かれた情報を探して下さい。
ニュース記事、ウィキペディアの記事、ブログ記事、雑誌記事、掲示板でのやり取り、独立した組織による格付け等が評判を知るための情報源です。独立性が高く、信頼性の高い情報源を探して下さい。


時折、調査対象のサイトの評判とは関係の無い情報を提供するサイトが見つかるかもしれませんが、調査対象のサイトのアクセス数等は参考にはなりません。こうした情報はサイトの評判評価とは関係が無いので無視をして下さい。

2.7.3 店舗または企業のお客様の声

お客様の声は店舗や企業の評判を評価する上で有益な情報になり得ます。

しかし、これらの情報は注意深く見るべきです。特に、件数が少ない場合は要注意です。ネガティブ、ポジティブ両方の声をそのまま信じるのではなく疑って見るようにして下さい。何故ならお客様の声は、サイト運営者や雇われた人等誰もが書くことが出来るものだからです。ニューヨークタイムズやガーディアンズ紙で報道されたそうした偽のお客様の声の事件を参照して下さい。

お客様の声を見る時は出来る限りたくさんの件数を見るようにして下さい。どのような店舗やWebサイトでもいくつかのネガティブな評価が必ずあるはずです。これは完全にノーマルなことである当然のことです。大規模な店舗や大手企業ならば数千の声があり、ほとんどの声はネガティブなものであるはずです。

レビューはその数が重要なのではなく、中身が重要です。無礼な店員の対応や、商品の遅配などを被った顧客がたった1人いたというだけでサイトの評判が悪いとは判断しないでください。あくまでもあなたの常識に基づいて公正に判断するようにして下さい。





このようにGoogleは一件説得力のあるお客様の声でも、その数や中身、企業規模の大小などを考慮して疑い深く見るポリシーを持っていることがわかります。

この文面を読んで思い出しましたが、私のクライアントの中でも毎日1件、少なくとも毎週数件のお客様の声をサイトに載せているところは検索順位だけではなく、企業としても業績も良い傾向があります。

お客様の声は少ししか無いのはむしろ良くないことです。その企業の規模にあった数だけなるべくたくさん載せることと、難しいことではありますがネガティブな声も載せて全体のバランスを取ることが重要だということが今回の文面を読んでわかりました。

Googleからの評価を高めるだけではなく、見込み客からの評価を高めるためにもこうした点に注意したほうが結局は最終的に得をするはずです。

ぜひ出来るところから検討してみてください。
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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

鈴木将司
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