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上位表示のヒント

マイクロソフトが『2020年にマーティング担当者にとって最も重要なハードスキルはSEO』と発表

2020年02月14日

年末年始にGoogleは2つのアップデートを実施しました。

1つ目のアップデートは2019年12月10日に日本語版Googleを含む70カ国で実施したBERTアップデートで、2つ目のアップデートは2020年1月14日に実施したコアアップデートです。

これまでコアアップデートの意味と上位表示対策を一年半に渡って解説してきましたが、それらの対策をしていたところは無事検索順位が上がりGoogleの自然検索結果ページからのアクセス数が大幅に増えています。

2月も中旬に差し掛かりましたがその間アルゴリズムアップデートは実施されていません。

今回は、マイクロソフトが発表したSEOに関わるレポートをご紹介したいと思います。



マイクロソフトが1月30日に発表したレポート「2020 Vision: Trends to define the next decade」(2020年のビジョン:次の十年を決めるトレンド)によると・・・

2020年にマーティング担当者にとって必要なスキルは:

《ハードスキル》
SEO
データ分析
コピーライティング
行動分析
自動化


《ソフトスキル》
独創性
人間性
共感力
適応性
透明性


だということです。

そして、求められるハードスキルの中で最も重要なものが「SEO」だと述べています。

SEOに関わる人にとってはとても嬉しいニュースです。

ハードスキルとは:
学習や教育から得た知識を使いこなせる能力。特に技術的能力。XX検定2級、XX資格試験3級というように、試験を行うことによって測定可能。(英辞郎より)

ソフトスキルとは:
対人的な交渉・指導・意思疎通などをうまく行える能力(または知恵)。ハードスキルと異なり、能力の測定が困難。(英辞郎より)

ということですので、SEOの技術は学習すれば獲得できて、レベルもある程度測定できるということです。

求められるハードスキルの中でSEOが一番重要だと発表されたことはとても嬉しいですが、その下にある:

データ分析
コピーライティング
行動分析
自動化


などもよく考えてみるとSEOを成功させるにあたって重要な技術です。

データ分析:サーチコンソールやGoogleアナリティクスを始め、各社が提供するSEOツールを使いこなせないと自社サイトの状況ばかりがライバルサイトのことが全くわからずどの程度まで努力すればよいのか、どの方向に進めば良いのかが見えてきません。

コピーライティング:コピーライティングというのは広告文を書くライティングテクニックのことです。そしてそれは広告文だけでなく、Webサイト上のコンテンツの質を高める武器になります。コンテンツの質が高いものがユーザーに好まれ、それをGoogleが評価してサイトの検索順位を引き上げてくれます。

行動分析:これは主にGoogleアナリティクス等のアクセス分析ソフトを使ってユーザーのサイト内での行動等を分析するスキルなのでSEOの成功に役立つ技術です。

自動化:Webサイトの品質を上げたり、メディアサイトやSNSに情報を投稿するには全てを手動で行うのは時間的なロスになります。これを避けるためにはある程度の自動化が求められ、すでに多くの企業が自動化するためのツールをクラウド型サービスとして提供しています。

SEOの成功のために必要なスキルはこれだけではありません。

ソフトスキルと分類される:

独創性
人間性
共感力
適応性
透明性


等のスキルも、良質なコンテンツを作る際や、それを世の中に広めようとするときに使うSNSやプレスリリース、そして急拡大するYouTubeでの情報発信で求められる重要なスキルです。

サイト運営者に求められるSEO技術は近年高度化する一方ですが、2020年からのSEOの成功のためには特にこれらのハードスキルとソフトスキルを幅広く磨く必要があります。

【速報】Googleが被リンクの計算方法を変更!リンク属性タグに新たに2つの種類が追加される影響を予測

2019年09月12日

GoogleがSEOの世界に大きな影響を与えるであろう重要な発表をしました。

それは検索順位を決める上で重要視されている被リンクのスコアを計算する際に使用しているリンク属性タグに新たに2つの種類を追加したというニュースです。



Googleの公式サイトには次のように書かれています:
『15年近く前に、コメントスパムに対応するためにnofollow属性が導入されました。

その属性タグはその後すぐに金銭を払うことによって得たリンクだということをGoogleに示すサインとして普及し、Webサイト管理者に当社が推奨する重要な施策の一つとなりました。

Webの世界はそれが導入された2005年から進化し、nofollow属性も進化をする時を迎えました。

本日、当社はサイト管理者がGoogleにリンクの性質を伝えるための2つの新しいリンク属性タグを導入開始しました。

それらはこれまでのnofollow属性とともに今後も使用される新属性となるもので次のものです:

(1)rel="sponsored": これは広告やスポンサーシップ、またはその他何らかの報酬を得ることによりリンクを外部サイトに張る際に使用する属性です。

(2)rel="ugc": これはユーザーが生成したコメント欄や掲示板等のコンテンツ内から外部サイトにリンクを張る際に使用する属性です。

(3)rel="nofollow": これはあなたがリンクを張るリンク先のサイトにそのサイトの品質や内容を保証または支持したく無い時に使用する属性です。』
《原文》
"Nearly 15 years ago, the nofollow attribute was introduced as a means to help fight comment spam.
It also quickly became one of Google’s recommended methods for flagging advertising-related or sponsored links.
The web has evolved since nofollow was introduced in 2005 and it’s time for nofollow to evolve as well.
Today, we’re announcing two new link attributes that provide webmasters with additional ways to identify to Google Search the nature of particular links.
These, along with nofollow, are summarized below:
rel="sponsored": Use the sponsored attribute to identify links on your site that were created as part of advertisements, sponsorships or other compensation agreements.
rel="ugc": UGC stands for User Generated Content, and the ugc attribute value is recommended for links within user generated content, such as comments and forum posts.
rel="nofollow": Use this attribute for cases where you want to link to a page but don’t want to imply any type of endorsement, including passing along ranking credit to another page."


これまでGoogleは15年以上にわたり、自サイトから外部サイトにリンクを張る時にお金をもらってリンクを張る際には必ずAタグの中にnofollow属性を記述し、リンク先のサイトにリンクパワーを与え上位表示に貢献することを避けることを推奨してきました。

【実際のnofollow属性の使用例】



しかし、今回の変更により、nofollow属性を記述を記述するのは「リンクを張るリンク先のサイトにそのサイトの品質や内容を保証または支持したく無い時に使用する」際にだけ使うように述べています。

そして外部サイトにお金をもらってリンクを張の場合は、sponsored属性を記述することを推奨し、ユーザーが生成したコメント欄や掲示板等のコンテンツ内から外部サイトにリンクを張る際にはugc属性を記述することを推奨するようになったということです。

これら2つの新属性はすでにGoogleに実装され使用開始をしたということです。

これにより今後Googleの検索順位が徐々に変化する可能性が生じました。

どのような変化が生じる可能性が高いかというと:

1、これまで外部サイトからお金をもらってリンクを張っていたのにnofollow属性を記述するというGoogleからの勧告を無視してリンクを張っていたサイト管理者が、今回の発表の影響で自分のサイトのGoogleからの評価を下がらないかと怖くなりsponsored属性を新たに使うようになる
→ それによりこれまでお金を払って被リンクを獲得していたサイトへの効果が消滅して検索順位が落ちる

2、これまでnofollow属性を含めないで外部リンクを張ることが可能だった掲示板サービスや、無料ブログサービスのプロバイダー企業が自社サイトの検索順位が下るのではないかと怖くなり、記事内から外部サイトにリンクを張る際には自動的にAタグの中にugcタグを表示するようになる
→ それによりこれまで記事を投稿して、その中に自サイトにリンクを張り検索順位アップを実現してきたサイトへのリンク効果が消滅して検索順位が落ちる

※UGC = User Generated Contentの略で、サイト運営者ではなく、そのサイトのユーザーが自由に投稿して作られるコンテンツ

3、これまで外部サイトにリンクを張る時は、全くnofollow属性をAタグの中に記述していなかったサイト運営者が急に神経質になり、自社サイトの評価を落とさないために外部サイトにリンクを張るときに頻繁に、あるいはいつもnofollow属性をAタグの中に記述するようになる
→ それにより、本来得られるはずのリンクパワーが得られなく検索順位が上がりにくくなるサイトが増加する

少なくともこれら3つの影響が今後生じることが考えられます。

すぐに影響が出ることは考えにくいですが、半年、1年後と今回の発表が周知されるにつれて影響は拡大すると思われます。

これまで金銭を払うことにより被リンクを獲得してきたサイト運営者はもちろん、記事を投稿することによりそこから自サイトにリンクを張って被リンク獲得対策をしてきた企業はリンク獲得方法の戦略を変更することを余儀なくされるはずです。

結局は、今回のGoogleの変更は無邪気にリンクパワーをサイト運営者同士がやり取りしてGoogleが目指す検索結果品質を乱さないための企業やアフィリエイターの被リンク獲得への引き締めでしょう。

今後は過去の安易な被リンク獲得対策戦略を一刻も早く改め、Googleが望む自然なリンクを集められるサイトの品質アップ、コンテンツの面白さと利便性向上にこれまで以上にフォーカスしなければなりません。

他人に自社ドメインの一部を貸し出すことに対してGoogleが警告を!新しいドメインでサイトを開くことがますます不利に・・・

2019年08月24日

Googleが公式に、他人に自社ドメインの一部を貸し出すことを控えるように警告を発しました。
"We’ve been asked if third-parties can host content in subdomains or subfolders of another’s domain. It’s not against our guidelines. But as the practice has grown, our systems are being improved to better know when such content is independent of the main site & treat accordingly."
『第三者が他人のサイトのドメインネームのサブドメインまたはサブフォルダーを借りてサイトを開くことはスパムになるのかということを尋ねらました。そうした行為は当社のガイドライン違反にはなりません。しかし、そうした行為がさらに増えてきたらGoogle検索のアルゴリズムを改善してそうしたことをしているサイトはドメインネームをもともと使っていた企業のサイトとは別のサイトとして評価して、それなりに対応する可能性があります』



これはどういうことかというと、海外では検索で上位表示しているサイトのドメインネームに何らかのレンタル料金を払ってそのドメインのサブドメイン、またはサブフォルダーの料金を借りてGoogle上位表示を目指すという行為が増加しているということです。

例えば、

www.suzuki-clinic.com

というドメインのサイトがGoogleから高く評価されているため難易度が高いキーワードで上位表示しているとします。
その場合、このドメインの持ち主とは全く別の他人がてっとり早くGoogle上位表示するためにそのドメインのサブドメインの

daisansha.suzuki-clinic.com

でサイトを開いたり、

www.suzuki-clinic.com/daisansha/

のようなサブフォルダー(サブディレクトリ)でサイトを開くためにお金を払うということです。

近年の傾向としては、新しいドメインネームを取得してサイトを開いてもなかなか短期間で上位表示することは困難になってきています。

新しいドメインでサイトを開いても上位表示するのにはどんなに早くても3カ月はかかることがほとんどです。ましてや、難易度の高いキーワードや、相当な信用が無いと近年では上位表示が難しい医療関連のキーワードで上位表示するには1年以上かかることがほとんどです。

こうした状況を何とかして破ろうとして考えついたのが、信用されているドメインの一部を借りてサイトを開くという手法なのです。

2012年位まではGoogleで上位表示をするために他人にお金を払ってリンクを張ってもらうという手法が流行しました。しかし、その後Googleが実施したペンギンアップデートの影響でお金を払って張ってもらったリンクのほとんどが今日では無効化され上位表示効果がなくなってしまいました。それどころか、ペナルティーをGoogleから与えられたために検索順位が大幅に下げられるということすら起きるようになりました。

お金を払ってSEOのためにドメインネームを一部を借りるという今回発覚した新しいスパム「的」手法は、ある意味こうした有料リンクと似ています。
時間の問題で、SEO目的のドメインの一部貸し出しはGoogleに取り締まれるようになると予想されます。

しかし、話はここで終わりではありません。今回のことで私達がわかったことは・・・

1、Googleはドメイン単位でサイトを評価している
→ Googleが高く評価する強いドメインでサイトを開いたほうが得である

2、Googleはサブドメインも、サブディレクトリ(サブフォルダー)もメインのドメインの一部として評価している
→ つまり、サブドメインとサブディレクトリのパワーは同等である

3、新しくサイトを作る時は、昔のようにむやみに新しいドメインを取得してサイトを開くのではなく、自社が運営しているメインサイトのドメインネームを使ってサブドメインまたはサブディレクトリでサイトを作ったほうが短期間で上位表示しやすい

4、今でもやはり、楽天市場やヤフーショッピングなどショッピングモールを主催している企業のドメインのサブドメインやサブディレクトリを使ったショップのサイトは上位表示しやすい
→ 実際に楽天市場やヤフーショッピングなどショッピングモール内で開いているネットショップサイトは上位表示されています

ということです。

Googleの広報がとっさに発した1つの警告によってGoogleのドメインに対する見方、評価の仕方が見えてきました。

そして同時に私達は少ない数のドメインを使ってGoogle上位表示のために勝負すべきだということが明らかになってきました。
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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

鈴木将司
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