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【公式情報】Googleがリンクスパムアップデートの実施完了を発表

2021年08月31日

Googleは2021年7月26日から実施を開始したリンクスパムアップデートの実施完了を8月24日に発表しました。


リンクスパムアップデートとは、Googleの検索順位を上げるために不正な方法で自社サイトにリンクを張ってもらう対策を無力化するアルゴリズムアップデートです。

これまでもGoogleは2012年から実施を始めたペンギンアップデートによりそうした不正リンクの効果を無力化してきました。

しかし、それでも未だGoogleを欺く不正リンクの全てを認識することはできていませんでした。今回実施されたリンクスパムアップデートによりこれまで見逃されてきた不正リンクの多くの効果が失われるようになったはずです。

このリンクスパムアップデートが実施されたことにより・・・

1、属性指定しないサイトの順位が下がる

2、お金で購入したリンクによって検索順位が上がっていたサイトの順位が下がる

という2つの影響が出てくることが予想されます。

1、属性指定しないサイトの順位が下がる
→ Googleはその公式サイト上にアップした『リンクの関係性を伝える重要性とリンクスパムに関する最新情報』で次のように述べています:

『Google は、アフィリエイト プログラムに参加しているサイトに対し、リンクの作成が手動か動的にかかわらず、rel="sponsored" でリンクの関係性を伝えることをお願いしています。』

『商品に関連した検索におけるランキングを上げ、高品質のコンテンツに高い評価を与えるための継続的な取り組みの一環として、適切にリンクの関係性を伝えていないアフィリエイト リンクを発見した場合、手動による対策を講じて Google 検索に影響を与えないようにしたり、システムでアルゴリズムによる対策を講じたりする場合があります。』



これはどういうことかというと、アフィリエイトのようにお金をもらうために他のサイトにリンクを張るときはリンクを張るときに使うリンクタグの中に、rel="sponsored" というようにスポンサーに対してリンクを張っているということを明示しなくはならないということです。

万一このことを怠った場合は、Googleがそうしたリンクを張ったアフィリエイトサイトやそこからリンクを張ってもらっているスポンサーのサイトがペナルティーを受けるか、それらのリンクのSEO効果が無効になるということです。

2、お金で購入したリンクによって検索順位が上がっていたサイトの順位が下がる
→ アフィリエイト以外にもバナー広告やテキスト広告のリンクも rel="sponsored" という属性情報をリンクタグの中に含めなければペナルティーを受けるか、リンクのSEO効果が無効になるということです。

お金で購入したリンクには広告以外にも、SEO業者にお金を払って順位を上げてもらうためにSEO業者のサイトやSEO業者が選定したサイトからリンクを張ってもらうというものもあります。これに対しても同じ処置が取られるということになります。

ここまでGoogleが不正リンクに対して厳しい対策を取るためのアルゴリズムを開発した理由は、今でもGoogleで上位表示をするためには被リンクを獲得することが重要だということを意味します。

もしSEOで成功するために被リンク獲得が重要でなければここまでGoogleが手間をかけて最新のアルゴリズムを開発したり、それを大々的にアナウンスする必要は無いはずです。

お金を払って安易な方法で手に入れた被リンクの効果が完全に無くなる日が近づいています。

その日が来る前に:

1、広告という形ではない方法で他人のサイトからリンクを張ってもらう
2、自社サイトに他人がリンクを張って紹介したいと思わせる情報を継続的に発信すること
3、SEO業者にお金を払って順位を上げてもらうことを避ける


この3つを実践しなくてはなりません。

2021年7月のコアアップデート対策は?

2021年07月31日

Googleは、予告通り7月1日に新しいコアアップデートを実施しました。
7月1日のコアアップデートは6月2日のコアアップデートに比べて格段に大きな影響をたくさんのサイトに及ぼしました。


下の図は私のクライアントで7月1日のコアアップデートが実施される前日と比べてGoogle自然検索からの流入が数倍以上に増えたサイトのアクセスデータ(サーチコンソールの検索パフォーマンス)です。ご覧のように7月1日のコアアップデートが実施されるまでと比べてアクセス数がほとんど垂直に上昇しました。


この他にもコアアップデート対策をコツコツ実施してきたクライアントのサイトの順位が上昇しましたが、実施から約1ヶ月経過しどのようなサイトの順位が上がり下がったのか一定の傾向がわかってきました。

それはサイト全体を時間をかけて改善したサイトの順位が上がったということです。どのように改善したのかと言うと内容が薄いページにオリジナル文章を追加し、画像が少ないページには関連性が高い画像や、独自性が高いオリジナルの画像をなるべくたくさん追加するという改善策です。

ここで重要な点は、ただ単にページに文章や画像を追加するというのではなく、「関連性が高い」文章と画像を追加するという点です。

Googleのコアアップデートの最大の特徴は「クエリとの関連性が高い」ページの順位を上げ、そうでないページの順位を下げるという点です。

このことはGoogleの公式サイト上で2019年11月から「検索に対する Google の方針」というページから読み取ることができます。この公式サイトでGoogleは・・・
「関連性と信頼性が最も高い情報を提供する」
「Google は自動化されたシステムを使用して、関連性と信頼性が最も高い情報をユーザーの皆様に提供しています」
「Google では、ユーザーの皆様に関連性と信頼性の高い情報を提供し続けることができているかを計測するために、厳正なプロセスを整備しています」

というように「関連性と信頼性」が高いページを上位表示するということを3回も述べています。
2019年11月といえば、その前年の2018年から実施が開始されたコアアップデートの初期バージョンが実施された後ですので、この発表はコアアップデート対策のヒントとしてGoogleが私達サイト運営者のために発表したのだと推測できます。

このような根拠に基づいて私のクライアント企業が自社のサイト内にある1つ1つのページを点検して、文字数が少ないページにはクエリとの関連性が高いオリジナル文章を追加し、画像が少ないページにはクエリとの関連性が高い画像を追加していきました。

実はGoogleはサイトの質を高めるためのアドバイス集を公式サイト上で今から9年前の2011年に発表しています。そのアドバイス集の名前は「質の高いサイトの作成方法についてのガイダンス」というものです。このガイダンスにはさらに踏み込んだことが書かれています。

それは・・・
「ウェブサイトが質の低いコンテンツを含む場合、サイト全体のランキングに影響が及ぶ可能性があります。質の低いページを削除したり、コンテンツの内容が薄いページを有用なページに統合あるいは改善したり、質の低いページを別のドメインに移動したりすることによって、高品質なコンテンツの掲載順位が上がる可能性があることを Google の他の個別のガイダンスで説明しています。」

という一節です。

そこでGoogleは「ウェブサイトが質の低いコンテンツを含む場合、サイト全体のランキングに影響が及ぶ可能性があります」と述べています。
つまり、いくら私達が上位表示を目指すページを改善しても、そのページが属するサイトの中にある他のページの質が低いとサイト内にある全てのページの順位が上がらなくなると言っているのです。

ということは特定のページの順位を上げたければ、そのページだけでなく、そのページがおかれているサイトにある他の全てのページの質を高める必要があるということです。

まさに、これこそが今回の7月のコアアップデートで問われた課題だと言えます。

サイト内にある1つ1つのページを点検して・・・
1、「質の低いページを削除」

2、「コンテンツの内容が薄いページを有用なページに統合」
→ 内容が薄いページ同士を1つのページにまとめる

3、「改善」
→ 文字数が少ないページにはクエリとの関連性が高いオリジナル文章を追加し、画像が少ないページにはクエリとの関連性が高い画像を追加する

4、「質の低いページを別のドメインに移動」
→ 1から3が困難なページは思い切って、自社が運営している他のドメイン名のサイトに移動する

という4つのオプションからどれでも1つ選ぶことが7月のコアアップデート対策で最も効果が期待できます。

Googleが6月2日にコアアップデートを実施!7月にも再度の実施を予告

2021年06月07日

Googleは、2021年6月2日に広範なコアアルゴリズムである「コアアップデート」を実施しました。


さらに、翌月の7月にも別のコアアップデートが実施されるということを予告しました。
同社は「Googleは当初、今日のアップデートにさらに多くを詰め込むつもりでしたが、すべてを時間内に準備することはできませんでした。これが、2 つのコアアップデートを1か月ごとにリリースする理由です。」
というように2ヶ月連続で最新のコアアップデートを実施する理由も説明しています。

コアアップデートとはコアアルゴリズムアップデートの略で2018年8月にはじめて実施され、翌年2019年3月、6月、9月と続けざまに実施されれ、その後も2020年12月に実施されたアップデートです。

Googleの公式発表によるとコアアップデートというのはサイトの何を評価するアルゴリズムなのかというと主に「Core updates are designed to increase the overall relevancy of our search results. 」
『コアアップデートは、検索結果の全体的な関連性を高めるように設計されています。』



というようにGoogleを使う検索ユーザーが検索したキーワード(=クエリ)とウェブページのコンテンツの関連性に関するアップデートです。

これはつまり、検索ユーザーがクエリとページにあるコンテンツに関連性が高いと検索順位が上がり、関連性が低いと下がるというものです。

ある意味これは検索エンジン会社にとっては当たり前の仕事です。何故なら検索ユーザーがGoogleで検索をする目的は、自分が入力したクエリ(=問い=検索キーワード)に対して最も的確な答えを提供するページを見つけることだからです。

ただし、関連性(=relevancy)以外にもう一つの重要なポイントがあります。
それはGoogleが2019年11月にその公式サイトで発表した「検索に対するGoogleの方針」という文書に書かれているもので、
「関連性と信頼性が最も高い情報を提供する」
「Google は自動化されたシステムを使用して、関連性と信頼性が最も高い情報をユーザーの皆様に提供しています」
「Google では、ユーザーの皆様に関連性と信頼性の高い情報を提供し続けることができているかを計測するために、厳正なプロセスを整備しています。」

という部分です。



これら3つの部分には「関連性」の他にそれに並列して「信頼性」という言葉が書かれています。

これはどういうことかといと、いくら検索ユーザーが求めるコンテンツがウェブページに載っていたとしても、そのコンテンツを作った著者が信頼出来ない人物だったり、そのサイトを運営している企業または団体が信頼できない場合は、そのコンテンツを検索の上位に表示させることは出来ないということです。

コアアップデート対策をするには現在はっきりしている対策はこれら「関連性」と「信頼性」を高めるということに尽きます。
この2つにフォーカスしてSEOを実施すれば大きな成果が得られます。

私のクライアントの中で今回の6月2日以降に検索順位が上がり、Googleの自然検索からの流入(=アクセス数)が大きく増加したサイトのデータです。

《クライアントA社のサイトのサーチコンソールにある検索パフォーマンスの例》



《クライアントB社のサイトのサーチコンソールにある検索パフォーマンスの例》


ご覧のように6月2日を境に一気にアクセス数が増加しています。これはコアアップデート対策を過去1年以上実施してきた成果が出たことを意味しています。

以上が、これまで実施されてきたコアアップデートにより順位が下がらないようにするための対策、順位を上げるための対策の本質です。

しかし、今回の発表の気になる部分は「今日のアップデートにさらに多くを詰め込むつもりでしたが、すべてを時間内に準備することはできませんでした」という点です。

これはGoogleが「関連性」と「信頼性」という2つの大きな基準以外にさらに別の基準を造り、実施する可能性を示しています。あるいは、これまでの「関連性」と「信頼性」に関してさらに細かい基準を追加することを意味しているのかもしれません。

もしそうでなければわざわざ「さらに多くを詰め込むつもりでしたが、すべてを時間内に準備することはできませんでした」とは言わないはずです。

今後Googleはどのような大きな基準を追加するのか?あるいは、これまでの基準をどのようにチューンアップするのか?その動向から目を離すことは出来ません。

Googleはついに企業の事業年数まで評価するようになってきた!?

2021年04月22日

先日、会員さんからGoogleマイビジネスに関する質問が来ました。その質問とは・・・
『ここ最近ですが、Googleでの地図表示3件の項目が出た時に、電場番号や住所と同様に、「事業年数」というのも表示されるようになっています。10年以上とか7年以上とか出ます。ということは、事業年数もGoogleは店舗の評価の時に参考にしているということになるのでしょうか?それとも関係はないのでしょうか?』

これは今年になってからだと思いますが、Googleが一部の業種に限り、地図検索部分に「事業年数」を表示する仕様変更をしたからです。

Googleの公式サイトを見てみると次のようなガイドラインが追加されていました。

《Google公式サイト上の「事業年数」に関する解説》



ここにははっきりと・・・

『Google 検索では、一部のビジネスで開業日を使用してユーザーに事業年数を知らせる場合があります』

と書かれています。

試しに「印鑑 渋谷」でGoogle検索をしたら:



というように事業年数表は表示されていませんでした。

また、「焼き鳥 渋谷」でGoogle検索をしたら:



というように事業年数は表示されていませんが、代わりに飲食業ならではの表示情報として「イートイン· 店先受取可· 宅配」という追加情報が表示されていました。

その後、もしかして医療や、健康、美容など情報の信頼性が強く求められるところを探すキーワードで検索すれば「事業年数」が表示されるのではと思い、「整体 新宿」、「エステ 新宿」で検索したら事業年数が表示されていました。

《「整体 新宿」の検索結果画面》



《「エステ 新宿」の検索結果画面》



しかし、「歯科医院 新宿」で検索しても事業年数は表示されませんでした。これは恐らく過当競争を厚生労働省が抑制している医療業界では事業年数が古いからといって競争上有利にならないようにGoogleが配慮しているのが理由だと思われます。



事業年数の登録はGoogleマイビジネスの管理画面にログインし、左サイドメニューにある「情報」をクリックして表示される画面の下の方に「開業日を追加」という項目がありますのでそこをクリックするとできます。

《Googleマイビジネスの管理画面》



《事業年数の入力画面》



今回調べた結果わかったことは、確かにGoogleは一部のクエリ(検索キーワード)の検索結果ページに表示される地図検索の情報に「事業年数」を表示させるようになったということです。

考えられる理由は、Googleの検索ユーザーに事業者の信頼性を知らせるためでしょう。長年営業を続けている実績のある店舗ならば早速「事業年数」をGoogleマイビジネスの管理画面で登録したほうが良いです。

他にも:

ビジネス所有者提供情報
バリアフリー
健康、安全
サービス オプション

などの細かな項目があるので可能な限り情報を入力すればGoogleの地図検索で上位表示しやすくなるかもしれませんし、それは無くても表示されたときに自社の情報をクリックしてくれやすくなる可能性があります。

今後もGoogleはGoogleマイビジネスへの登録項目数を増やし、そのローカル情報のポータルサイトとしての価値を高めようとしてくれるに違いありません。

そしてやがてはローカル情報のポータルサイトとしての不動の地位を築き上げることでしょう。

私達サイト運営者は今後もGoogleマイビジネスの新しい動向から目を離すことは許されません。

【公式発表】コアウェブバイタルが2021年5月からGoogleの検索順位決定要因になる!

2020年12月03日


Googleは公式サイトで「ページエクスペリエンスシグナルが2021年5月からGoogleの検索順位決定要因になる」という発表をしました(2020年11月11日)



ページエクスペリエンスとは、昨今Web業界、IT業界で言われているユーザーエクスペリエンス(UX=ユーザー体験)の向上をWebページに当てはめたもので、ユーザーエクスペリエンスの良いWebページは検索で上位表示させ、悪いものは順位を下げるという考え方です。

ページエクスペリエンスのシグナル(=信号)としてGoogleはコアウェブバイタルという指標を提唱しています。

コアウェブバイタルとはGoogleの定義によると:

1、LCP
『Largest Contentful Paint は、ユーザーがページで最も有意義なコンテンツをどのくらい早く見ることができるかを表します。感覚的な読み込みスピードを測定し、ページ読み込みタイムラインにおいてページの主要コンテンツが読み込まれたと思われるタイミングを指します。』

「最も有意義なコンテンツ」というのは画像、動画のサムネイル画像、背景画像のあるブロック、テキストを含むブロックなどのことです。

LCPはWebページが最初に読み込まれてから2.5秒以内であることが推奨されています。



2、FID
『First Input Delay は、最初の入力までの遅延を表します。応答性を測定して、ユーザーが最初にページを操作しようとする場合に感じるエクスペリエンスを定量化します。』

「最初の入力」というのはユーザーがWebページ内で行うクリック、タッチ、文字入力などのことです。

FIDは100ミリ秒以内であることが推奨されています。



3、CLS
『Cumulative Layout Shift は、ページがどのくらい安定しているように感じられるかを表します。視覚的な安定性を測定し、表示されるページ コンテンツにおける予期しないレイアウトのずれの量を定量化します。』

というものです。

CLSの値は0.1以内であることが推奨されています。




LCP、FID、CLS等のコアウェブバイタルの測定は:

(1) PageSpeed Insights



(2)サーチコンソールの「ウェブに関する主な指標」



(3)Lighthouse



(4)Chromeブラウザのデベロッパーツール



などですることが出来ます。

今回のGoogleによる発表は「ページエクスペリエンスシグナルが2021年5月からGoogleの検索順位決定要因になる」というものであり、コアウェブバイタルだけでなく、その他の要因も含まれる可能性があります。

その他の要因とはGoogleが以前から提唱している:

● モバイルフレンドリーであること(=サイト内の全てのページがモバイル対応していること)

● 安全なブラウジング(=コンピュータウイルス、マルウェア等の無いページ閲覧)

● HTTPS(=URLをhttpsにして暗号化すること)

● ユーザー体験を邪魔するインターステシャル(=画面を大きく専有するポップアップ広告等)が無いこと

があります。

これまではページの表示速度を早くすれば上位表示しやすくなるという非常に抽象的な観念でしたが、Googleはそれを細分化して数値化し目標値まで示すようになりました。

今後私達サイト運営者はユーザー体験が数値化されるという非常にシビアな世界で生きていかなくてはなりません。

そして、絶えず最高のユーザー体験を提供できるサイトに磨きをかけることが要求されるようになりました。

今回Googleが示した期限は2021年5月です。その時までに自社のユーザー体験を数値化して、まずは極端に数値が悪いものは平均かそれ以上に近づける必要があります。
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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

鈴木将司
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