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2015年11月

『4文字のマジック』というネーミング戦略

2015年11月06日
米国でロングセラーのSEOの本「The Art of SEO」の第三版が8月に米国で出版されました。

その本の中で私達日本人にも参考になる重要な一節がありました。

それはクイーンズランド技術大学等の調査によると検索エンジンユーザーが検索するキーワードは次の3つの種類があるというものです。

(1)指名検索(Navigational Queries)
(2)購入検索(Transactional Queries)
(3)情報検索(Informational Queries)


の3つの種類です。

今回のブログでは1つ目の

(1)指名検索(Navigational Queries)

について考えて見たいと思います。

指名検索(Navigational Queries)は全検索ユーザーの1割で、「アマゾン」や「ヤフオク」等企業名での検索でそこで購入しようとする買う気満々の検索ユーザーが検索するキーワードで1番目に成約率が高く経済価値があるということです。

私も気がついてみると本をネットで買おうと思った時はGoogleで「本 通販」という普通名詞で検索するのではなく、固有名詞の「アマゾン」でいつの間にか検索しています。

「アマゾン」で検索する時は買う気満々で検索しますので検索ユーザーが検索するキーワードで1番目に成約率が高く経済価値があるというのはそのとおりだと思います。

楽天でユーザー登録をしている人ならば「楽天」というキーワードで検索する人は多いはずです。

ブログを書き始めたいと思ったら普通名詞の「無料ブログ」だとか、「ブログ 無料」で検索する人もいるでしょうが、「アメブロ」という固有名詞で検索する人も多いはずです。

これらが事実であるかを確認するために、どのようなキーワードでユーザーがサイトを訪問したかを調査するソフトの「シミラーウェブPRO」で調べて見ました。







ご覧のように確かにこれらのサイトに検索ユーザーは彼らのサービス名(または企業名)という固有名詞で検索しています。

こうしたサービス名(または企業名)という固有名詞で検索することを

指名検索(Navigational Queries)

と呼びます。

つまり、誰でもいいから来てくれと言われるのではなく、「XXXXXさんに来て欲しいんですけど」とご指名をしてもらうためには自社のサービスを気に入ってもらう必要があります。しかしそれでも覚えにくい名前ではお客さんは名前を覚えてはくれません。

そこで重要となるのがネーミング戦略です。

上の3つのサービス名では1つ共通点があります。

それはどれもが4文字の発音であることです。

アマゾン

楽天(ラクテン)

アメブロ

という4つの母音から成る4文字の名前である点です。

よく考えてみると流行りのサービス名(または企業名)は4文字の名前が増えています。

例えば・・・

アスクル
ラクスル
モニプラ
ぐるなび
ドラクエ
ヤフオク
ココログ
リクシル(Lixil)
リクナビ
サムソン
ヒルトン
ミキモト


などがあります。

『4文字のマジック』というネーミング戦略をとっているのではないでしょうか?
4文字だと日本語だととても覚えやすいのは何故でしょうか?

もしかしたら人の名前や地名に昔から4文字が多いからかもしれません。

例えば・・・

トクガワ
オオサカ
ワカヤマ
イイクラ
イイジマ
ニイジマ
オオシマ
ナカジマ
ヨシナリ
ヨシモト
ヨシカワ
ツカモト
アオモリ


などいくつもあります。

4文字のネーミングを考えることが出来たら、しかも他社の商標を侵害しないでオリジナルのものを考えることが出来たらそれだけで検索ユーザーに覚えてもらいやすくなり、買う気満々のユーザーに指名検索をしてもらう可能性が増すはずです。

どうしても4文字が無理だとしたら文字数が少ない限り覚えてもらいやすいので3文字でも、5文字でも、6文字でも良いので考えてみてはいかがでしょうか?

3文字のネーミングを考えるのは簡単ではありません。

イオン
イケア
ノキア
ナイキ
ツタヤ
ツノダ
マキタ
ニコン
デノン
ダノン
ライフ
イイダ


3文字の単語を2つ重ねるのは少し楽です。

例えば・・・

ソフトバンク
マクドナルド
マックブック
サムソナイト
エクスペリア
セブンネット


などがあります。

5文字なら・・・

アイパッド
アイフォン
パイオニア
キノクニヤ


また、英語ではよく言われるのは4文字は覚えづらく、3文字のアルファベットだと覚えやすいと言われます。

4文字のアルファベットは・・・

ADSL
ISDN
ADHD
ICBM


など何度も聞かないと中々覚えにくいですが

3文字のアルファベットなら・・・

JAL
ANA
IBM
NHK
NHN
JNN
NCC
ASA
IHI
DHI


など良く聞くブランド名ばかりです。

ということで指名検索を検索ユーザーにしてもらうためにはサービスの質を高めること、感動するサービスを提供してインパクトを与えるだけではなく、指名してもらうためのネーミング戦略が日本語では4文字が理想、アルファベットなら3文字が理想です。

次回はさらに指名検索(Navigational Queries) について考え、それをSEO対策にどのように活かすべきかを考えてみたいと思います。

指名検索を増やせばブランディングが成功する!

2015年11月11日
前回のブログでは指名検索(Navigational Queries) というのは「アマゾン」や「ユニクロ」等企業名での検索することだということを解説しました。そして指名検索をユーザーにしてもらうための第一の工夫は覚えやすいネーミングのブランド名を考えることだという事を提案させていただきました。

今回は、さらに指名検索(Navigational Queries)を増やすための他の工夫について考えたいと思います。

いくら覚えやすい「アマゾン」だとか「ユニクロ」という短めでインパクトのあるネーミングを考えても、PR活動を怠れば自社のブランド名を思い出してもらうこと難しくなります。

ブランド名を覚えてもらうためのPR活動としては・・・

1、差別化のための驚きの商品、サービスを提供すること

→ 普通はたくさんお金がかかることを無料で提供してみたり、別料金がかかるものを無料サービスするという価格面での驚きで差別化をする方法があります。

ただ、このやり方は資金力という体力が必要とされるので長続きしないことがあります。

価格面が無理ならば時間面での工夫です。それはほとんどの場合、スピード化を実現するということです。

通常1ヶ月かかることを1週間で、1週間かかることを2日で、2日かかることを24時間以内でというような時短化です。

ネットでは、「集中の法則」が働くためどの業界、どのジャンルでも上位1社から2社くらいにほんとんどのユーザー、お客様が集中する傾向があります。

そのため他社がやっているからうちも真似をするという単純な真似だけではブームの時は儲かることもありますが、ブームが過ぎたらジリ貧になります。

何とか工夫して差別化のための驚きの商品、サービスを提供を提供すればそれだけでクチコミが起きることもありますが、積極的にマスコミに取り上げられてもらうためにプレスリリース代行会社(バリュープレス、PRTIMES、アットプレス)等を利用するべきです。

2、古い商品を売っている場合は売り方を工夫して新しさを出し差別化を目指す

→ 昔からある古い商品、例えばたこ焼きを売っている場合でも後発企業でも差別化をすることは可能です。

昔からある古い商品でも・・・

(1)組み合わせを変えるだけで新しさが出ることがある
たこ焼きなら一緒に他の具も入れてみる。しかも普通では考えられない具を入れるとそれだけで目新しくなることがあります。

(2)原料を変えるだけで新しさが出ることがある
たこ焼きの場合なら、小麦をオーガニックのものを100%使うというだけで差別化が出来る時があります。

3、既存客に忘れられないために継続的な情報配信をすること

→ 新しい企画が無理な場合でも、これまで商品、サービスを購入してくれた既存客に自社ブランドを忘れ去られないようにするために・・・

(1)ソーシャルメディア

を使う必要があります。Facebookページを持っていない場合は早く立ち上げてお店や会社の普段の取り組みを投稿するべきです。そしてFacebookページボタンへのいいねを押して情報受信者になってもらうために自社サイトからFacebookページにリンクを張る必要があります。

来店型ビジネスで、若年層、女性層が多い商材の場合は無料でLINE内にホームページが持てるLINE@に出店してお友達登録者を自社サイト内で募ることが効果がある事例が増えています。

投資関連、リサイクル関連、趣味関連など絶えず見込み客が最新情報を欲している業界ならばTwitterで新着商品情報を逐一発信すると集客出来ることがあります。

(2)メール

メールマガジンだけではなく、最新の取り組みを既存客の皆さんに毎月何回もメールで発信することも重要です。
それを怠れば競合他社がそれをすることになりせっかく出会うことが出来た人達との縁が途絶えてしまいます。成功企業はほぼ100%この点をしっかりと押さえています。

以上が指名検索(Navigational Queries)を増やすためのコツですが、すぐに成功出来ることではありません。

何故なら指名検索を増やすということは = ブランディングに成功する ということでもあるからです。

しかし、企業の集客活動においてブランディングに成功するというのは最重要課題の1つであることは確かです。

ということは指名検索を増やすということは決して忘れてはならない目標なのです。

次回のブログでは指名検索(Navigational Queries) の次に重要な 購入検索(Transactional Queries) について考えてみたいと思います。

情報検索キーワードで上位表示すれば見込み客にサイトを見てもらえる!

2015年11月19日
前回に引き続き、検索キーワードの3つの種類

(1)指名検索(Navigational Queries)
(2)購入検索(Transactional Queries) 
(3)情報検索(Informational Queries)


の2つ目の・・・

(2)購入検索(Transactional Queries) 

について今回は解説させていただきます。

購入検索(Transactional Queries) というのはモノやサービスを購入する時に検索するキーワードで例としては「相続 弁護士 大阪」などのキーワードがあり、指名検索(Navigational Queries) についで2番目に成約率が高く経済価値があるキーワードだそうです。
そして全検索ユーザーのうち1割を占める検索キーワードです。

私が知る限り、とても多くの企業がこの購入検索(Transactional Queries) というキーワードでの上位表示を狙っています。

何故なら購入検索(Transactional Queries) こそがいわゆる「儲かるキーワード」だからです。

例えば・・・

印鑑
インプラント 名古屋
賃貸マンション 港区
不用品回収 横浜
相続相談 東京
整体院 大阪


などは検索ユーザーが自分の問題を解決するために検索する購入検索(Transactional Queries) キーワードですのでそれはそのまま「儲かるキーワード」になります。

サイトからの売上を増やすためには当然この儲かるキーワードである購入検索(Transactional Queries) キーワードを狙うのは自然なことです。

しかし、ここに大きな落とし穴があります。

それは儲かるキーワードである購入検索(Transactional Queries) キーワードは誰もが上位表示したいキーワードであるためそのキーワードでSEO対策をする企業がとても多く競争率が高くなることです。

そしてそのため誰もが上位表示出来るキーワードではなく、企業として知名度が高いか、SEO対策を何年も実践して上位表示テクニックを熟知している企業だけが上位表示出来る極めて過酷な競争があるキーワードなのです。

魚に例えればそれは購入検索(Transactional Queries) キーワードは高級マグロのようなものです。誰もが高級マグロを釣りたいのですが誰もが釣れるわけではありません。

ただし、この問題に対してGoogleやヤフーは1つの救済策を提供しています。

それがPPC広告、またはリスティング広告と呼ばれる検索結果連動型広告です。

つまり広告費というお金でこの問題が解決出来るようなりそれがそのまま彼ら検索エンジン会社の事業モデル、収益モデルになっているのです。

それはあたかもお金さえ払えば最高の漁場で最高の設備、装備で高級マグロを釣る高級クルーザーを貸し出しているようなものです。

この救済策により資金のある企業は購入検索(Transactional Queries) キーワードという高級マグロを釣ることが出来ます。

しかし、釣りに夢中になって気がついてみたらマグロを市場で売ることが出来る売却価格よりも、それを釣るために高級クルーザー会社に支払う費用のほうが高くなってしまい結局は赤字になるというリスクがつきまといます。

では一体何をどうすれば低コストで購入検索(Transactional Queries) キーワードという高級マグロを釣ることが出来るのでしょうか?

それは検索キーワードの3つの目の種類である・・・

(3)情報検索(Informational Queries) 

に力を入れて、自社サイトのアクセスを増やす事です。

その理由は、Googleはサイトのアクセスが多いサイトの検索順位を引き上げるからです。

情報検索(Informational Queries) のキーワードは、全検索数の8割もあります。
ユーザーが抱えている疑問を解消するための検索で通常、企業にとってはお金にならない人達が検索するキーワードだということで見過ごされがちなのがこの情報検索(Informational Queries) のキーワードです。

「遺言書の書き方」、「腰痛の原因」のような素朴な疑問を解消するために検索ユーザーが検索するキーワードが情報検索(Informational Queries) のキーワードです。

しかしそうした目先の利益だけを考えるといつまでたってもサイトのアクセスが増えずに結局は

購入検索(Transactional Queries) 

のキーワードでは上位表示が出来なくなってしまいます。

さらには、情報検索(Informational Queries) という全検索数の8割という、ある意味ほとんどを占めるキーワードでの上位表示を目指さなければいつになっても自社サイトの知名度は上がらずに

指名検索(Navigational Queries)

もされなくなります。何故ならユーザーはGoogleやヤフーで特定のテーマについて検索する時に良く表示されているサイトを何度も訪問し、そうしたお役立ち情報を提供している親切なサイトに好感を持ち例えその時、商品やサービスを申し込まなくてもサイト名やそのサイトを運営している企業名を記憶するようになるからです。

このような地道な努力を継続することによりブランド認知度が高まり、検索ユーザーが「そう言えば、あのサイトなら疑問に答えてくれるだろう・・・」と思い御社のサイト名や、サービス名、ブランド名で指名検索をしてくれるようになる道が開けるのです。

ということで、高級なマグロを釣るためには先ず小さな魚を釣るための努力が必要とされます。小さな魚が集まる漁場に高級マグロはやってくるのです。

SEO対策の食物連鎖、その原理を忘れてはなりません。

ホットペッパーが上位10位を独占している!?垂直検索の怖さとは?

2015年11月27日
最近、各地で「美容室」というキーワードでGoogle検索するとリクルートが運営しているホットペッパーがほとんど検索結果上位を独占していることが明らかになりました。

今、福岡で「美容室」というキーワードでGoogle検索しましたが、下図のように:

・広告枠はホットペッパーが3件も表示されて他者の広告が表示されていない

・自然検索枠も上位3位がホットペッパーが表示

・その下もホットペッパーが1件表示

そしてその他自然検索は6件しか表示されていません。



つまり・・・

広告枠3件 + 自然検索枠4件 で合計8件もがリクルートのホットペッパーへのリンクなのです。(hotpepper.jp からの検索結果 »というリンクも含めれば9件にもなります)

さらにその下にはホットペッパーほど知名度はありませんが、エステサロンや整体の世界ではかなり露出が多い「エキテン」が2件も表示されています。

他の地域はもっとひどい状態です。

東京都港区で「美容室」で検索すると下図のように:

・広告枠はホットペッパーが3件も表示されて他者の広告が表示されていない

・自然検索枠も上位7位がホットペッパーが表示

そしてその他自然検索は5件しか表示されていません。



つまり・・・

広告枠3件 + 自然検索枠7件 で合計10件もがリクルートのホットペッパーへのリンクなのです。
上位10件が同じサイトというのはあまりにもひどすぎます。

この事は何を意味するのでしょうか?

1、リクルートのSEO対策は現在非常に成功している

2、「美容室」でGoogle検索する人達のほとんどがホットペッパーという有名なポータルサイトを見るのでアクセスの実績をGoogleが評価している

3、現在のアルゴリズムではポータルサイトが有利な状況である

まず、1に関してはリクルート社のSEO技術が賞賛に値するものだということは確かです。周りは正直非常に迷惑ですが妬んでも始まりません。むしろ東京においては広告を含めて上位10位を独占するという歴史的な独占状態の原因を探る方が先決です。

2に関してはいかにGoogleがアクセスデータを重要しているか、そして美容室だけではなく、美容室関連の複合キーワードでの流入があるサイトを「美容室」というキーワードで上位表示させるという流入キーワードを重視するアルゴリズムを採用しているかがわかります。

ということは私達もトップページを例えば「脱毛」というキーワードで上位表示したければ下層ページを「脱毛 メリット」、「脱毛 おすすめ」、「脱毛 料金」、「レーザー脱毛 名古屋市」などのロングテールの複合キーワードで上位表示させて「脱毛」というキーワードを核にしたロングテールキーワードで上位表示させ、かつ検索結果上でユーザーにクリックしてもらうことが重要かそのことを学ぶことが出来ます。

3に関してが最も重要です。

それはWebの発展の中で今とてつもない大きな変化が訪れているということで、その変化からはどの業界の企業も逃れることが出来ないという重要ポイントです。

それは何かというと「垂直検索」が出来るポータルサイトが年々Googleで上位表示されてきているというポイントです。

ホットペッパーはもとより、エキテンも、ぐるなびも、楽天トラベルも、そして楽天、アマゾンもそうですが、1つの商品を探しているユーザーが細かな条件を指定してスピーディーに商品を見つけることが出来る詳細な検索機能を持っています。

そうした詳細な検索機能により検索することをSEOの世界では「垂直検索」と呼びます。

一方、あらゆるウェブの情報を網羅して平等に検索させるGoogleは「水平検索」と呼びます。

これまではGoogleを頂点とする「水平検索」の時代でしたが、時が経つにつれて各ジャンルの垂直検索エンジンをもつ有名ポータルサイトが台頭してきたのです。

今どきのネットユーザーは「美容室を探したい・・・」と思ったらGoogleやヤフーで美容室というキーワードで検索する人もいますが、その多くがGoogleやヤフーで「ホットペッパー」と指名検索キーワードで検索してしまうのです。

それによりGoogleは・・・

ホットペッパー = 美容室

美容室 = ホットペッパー

と機械的に認識してホットペッパーを高く評価してしまうのです。

このままの流れが続くと大変なことになってしまいます。

どのキーワードでもホットペッパーが「美容室」というキーワードで独占しているような事が起きそうです。

そうなるとGoogleの検索結果上位を独占する垂直検索エンジンをもつポータルサイトに広告料金、掲載料金を払わないとWebからは集客が出来なくなるという謂わば「通行税」のような新たな税金のようなものを払うはめになりかねません。

結局、私たちはどうすれば良いのでしょうか?

1、ポータルサイトが上位表示していないキーワードをなるべくたくさん発見してそれらでの上位表示を目指す

2、ポータルサイト内でも未だ取り扱われていない商材を発見、あるいは開発してその市場を自ら開拓してその先行者利益を取れる時に取れるだけ取る

というようにポータルサイトが囲い込めないジャンルを自らの創意工夫によって生み出すということになるはずです。

最近は、ポータルサイトだけではなく、比較検討サイト、比較ランキングサイトのような同じようなDNAを持っているサイトが増えています。

彼らに取り込まれたら終わりです。

彼らに生存ギリギリまで広告掲載料金を搾り取られることなるからです。

最初は彼らを利用するつもりで比較的低いコストで集客できたとしても、必ずその情報は市場に拡散して競合他社が殺到します。
そしてそれによりその市場に参加しようという企業が限界ギリギリまで広告掲載料金を支払うようになります。

そしてその先にあるのは売上は確保できたとしても利益のほとんどが広告掲載料金となり消滅し、何のために汗水たらして働いているのがわからなくなるのです。

利用するつもりが結局は利用される・・・ということになるのです。

もう一度言います。

競合他社と比較検討されるという立場に追い込まれたら結局は最安値を提供できる企業のみが最終的に1社か、2社だけ生き残りその他は全滅になるのです。

だからこそ、同じ土俵に立つのではなく、何度も失敗をする覚悟を決めて自社独自の土俵を作り、そこの一番乗りになるのです。

それが成功すれば他者に真似される時が来るまで比較検討対象にはならないで済みます。

その間に勝利に酔いしれることは許されません。その間にすべきことは次の土俵をまた作る作業です。

これを延々と繰り返すのが企業社会の歴史です。

その原理原則がネットの世界にも遂に来たのです。

独自の土俵 = 御社が創造する新市場

をあなたが作る!その日が必ず訪れることを祈っています。
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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

鈴木将司
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