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Googleマイビジネスへの新機能追加から見えるGoogleの本気度
2019年03月12日
Googleは2019年3月4日、公式サイトで企業がGoogleマイビジネスに投稿したオファー情報を検索結果ページに表示することを発表しました。
《原文》
"From discounts to deals, everyone loves a good offer. Whether they’re shopping at a favorite clothing boutique or trying a local coffee shop for the first time, an offer can attract people to businesses. To help people find these promotions, we’re making offers more prominent on Business Profiles on Google. The new layout introduces a dedicated space for business owners to feature their most recent offers—making a quick decision for their potential customers even easier."
《訳》
「消費者はディスカウント情報を好みます。好きな洋服店であれ初めて訪れる地元の喫茶店であれ、新しいオファーがあれば彼らを引き寄せることが出来るでしょう。そうした販促オファーを消費者が見つけられるようにGoogleは検索結果ページに表示される企業プロフィール上に販促オファーが目立つようなレイアウトに変更します。この新しいレウアウト上ではビジネスオーナーが最新の販促オファーを表示出来る専用スペースを設けます。これにより潜在顧客がこれまで以上に早く来店するかどうかを判断出来るようになります」
この公式発表によると、Googleマイビジネスにログインした状態で:
1、「投稿を作成」をクリック
2、「クーポン」をクリック
3、画像または動画を選択し、「クーポンの詳細」、「クーポンのタイトル」、「開始日」、「終了日」、「クーポンコード(省略可)」、「特典利用へのリンク(省略可)」、「利用規約(省略可)」を入力
という手順でクーポン情報を投稿すると:
というようにGoogleの検索結果ページに企業のプロフィールが表示された場合、クーポン情報が販促オファー表示欄に複数表示されるということです。
国内では未だ実際にこのように販促オファー欄にクーポン情報とサイトへのリンクが表示されている例は確認されていませんが、時間の問題で日本でも表示されることが予想されます。
今回の動きからわかるのはGoogleは本気でGoogleマイビジネスの露出を増やそうとしていることです。
Googleは2019年1月30日にその公式サイトで「一般ユーザー(個人)向け Google+ は 2019年4月2日にサービスを終了します」ということを発表しました。
【出典】
一般ユーザー(個人)向け Google+ は 2019 年 4 月 2 日にサービスを終了します(2019年1月30日)
一般ユーザー(個人)向け Google+ は 2019 年 4 月 2 日にサービスを終了します(2019年1月30日)
GoogleはFacebookの台頭に対応するために独自SNSである個人向けGoogle+を2011年6月にスタートしましたが、不人気であることと昨年起きたユーザーデータの流出問題の影響で個人向けGoogle+は2019年4月2日で廃止されます。
一時期同じGoogle傘下のサービスであるYouTubeとの連動などいくつかの改善策を打ち出したものの不人気が続きました。
しかし、Google+の企業向けのサービスの進化形のサービスであるGoogleマイビジネスは日に日に影響力を増し、ローカルビジネスの集客に大きな影響を与えるようになりました。
Googleは個人向けのGoogle+を思い切って廃止し、Googleが提供する:
(1)Web検索エンジン
(2)Googleマップ
という人気サービスの強みを活かし、Google+の企業向けサービスであるGoogleマイビジネスを今、人気サービスに育てているのです。
このGoogleマイビジネスは個人向けのGoogle+とは違い、YouTube並に影響力、広告売上げを持つサービスに成長する可能性が高いはずです。
PCでも、スマホでも、タブレットでもローカル情報に関連するキーワードで検索すると必ずといって良いほどGoogleマイビジネスの情報が広告欄のすぐ下に最大3件まで表示され、その下にGoogleの祖業であるWebページ検索の自然検索結果上位10件が表示されます。
今回のクーポン情報を検索結果ページ上に露出するというのはクーポンを提供する企業にしか関係が無いということではありません。
こうしてGoogleマイビジネスの情報の露出を増やし、引き続き自然検索結果の上に3件ものビジネス情報を表示させるというGoogleマイビジネス優遇の路線が強化されるということは、あらゆる企業がもはやGoogleマイビジネスというサービスの存在を無視出来ない状況になりつつあるということを意味するのではないでしょうか?
今後Googleを活用して新規客を増やそうとする企業には、自社サイトの情報の更新だけでは無く、自社のGoogleマイビジネスの情報更新をWebマーケティングの1つのルーティンとして取り組むことが求められます。
【関連情報】
Googleがソーシャルメディアで勝利する!?Google+の個人向けサービス終了とGoogleマイビジネスのフォローボタン追加の意味(2018年10月27日)
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医療広告ガイドラインの実施によりGoogleレビューの口コミ投稿は禁止されるのか?(2018年6月21日)
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Facebook検索の順位はどのように決められるのか?Facebookが検索アルゴリズムを公表
2018年12月04日
Facebookが検索のアルゴリズムを解説する動画を発表しました。
『How Facebook Search Works, in Under Two Minutes』
『2分でわかるFacebook検索の仕組み』(2018年11月30日)
この発表によると:
● Facebook検索はFacebook内でのユーザーの行動によって大きく影響される
● Facebook以外でのユーザーの行動は影響しない
● Facebook内でのユーザーの行動には次のものが含まれる:
(1) ユーザーの友達がどんな記事をシェアしたか?
(2)ユーザーがフォローしているFacebookページ
(3)ユーザーが参加したFacebookグループ
(4)ユーザーが気に入ったイベント、フォローしたイベント
(5)ユーザーがニュースフィード内で何を見て、触ったか?
(6)ユーザーがプロフィールに掲載した情報
(7)ユーザーがどこにタグ付けをしたか?
(8)過去の検索履歴
(9)Facebook全体での記事、ページの人気度、検索履歴、投稿の傾向
などがFacebookの検索順位を決めるということです。
このことは一人ひとりのユーザーが異なった検索結果を見ているということを意味します。
究極の個人にカスタマイズされた検索エンジンだと言えます。
こうした検索エンジン内で上位表示するために企業の広報担当者に求められるスキルは:
1、今の自社のマーケケットにおいて何が求められているかを知ること
2、見込み客が何に困っているのか?何に悩んでいるのかを敏感に感じ取る力
3、様々な記事を投稿して何が最も反応が良いのかを知る検証力
4、その時々のトレンドを反映する柔軟性
などです。
Web検索エンジンのGoogleと比べるとFacebookの検索エンジンの凄さは、ユーザーの行動履歴からユーザーのニーズを検知して最適な検索結果を返す力です。
Googleも近年、ユーザーの行動履歴というデータを活用してどのWebページが人気があるのか、クエリ(検索キーワード)と関連性があるのかを突き止めて検索順位に反映するようになっています。
現実に、今年の8月1日にGoogleが実施したコアアルゴリズムのアップデート以降は:
(1)平均ページビューが多い
(2)サイト滞在時間が長い
(3)直帰率が低い
といういわゆるユーザーエンゲージメントが高いWebページが飛躍的に順位アップしています。そしてその一方でそれらの数値が悪いサイトの順位が大きく下がり、Googleからの流入が激減しています。
Googleも競合であるFacebookをかなり意識しているはずです。
今後益々、ユーザーエンゲージメントが高いコンテンツ作りがサイト運営者に求められます。
SNSのまとめサイトでもGoogleで上位表示は出来るのか?
2018年03月08日
昨日、スカイプコンルティングをした方から「SNSのまとめサイトでもGoogleで上位表示は出来るのでしょうか?」という相談をいただきました。
その方は、ある分野の物販サイトを運営している方で、自社の商材に関するインスタグラムやTwitter、YouTubeなどで投稿されている情報を自社サイトに貼り付けていました。
Googleは本来、独自性の高いコンテンツがあるサイトを上位表示させようとしています。
そのため多くのサイト運営者、ブログ運営者が独自性の高いオリジナル文章を書いてサイトに追加しています。
独自性の高いオリジナルコンテンツは確かに重要ですが、それが少ない、あるいはほとんど無くても例外的にGoogleで上位表示することがあります。
その例外的な条件とはニッチキーワードを狙っている場合です。
私が相談を受けたケースでは比較的競争率が高いビッグキーワードでしたが、ビッグキーワードの場合は、競争率が高いのでそのテーマに関連するページが他に多数あり、それらがGoogleで上位表示している必要があります。
例えば、腰痛 という言葉でサイトのトップページを上位表示させたかったら・・・
腰痛 原因
腰痛 原因 筋肉
腰痛 体操
腰痛 体操 立ったまま
腰痛 改善
腰痛 ストレッチ
腰痛 ストレッチ 椅子
などという腰痛という言葉を核とした複合キーワードや 腰痛 という言葉は含まれていなくても・・・
腰が痛い
腰が痛い 筋肉
腰が痛い 原因 筋肉
腰が痛い 筋トレ
腰 マッサージ
腰 マッサージ 1人
などの関連キーワードで上位表示させることが確実な方法です。
このように競争率が高い検索キーワードでGoogle上位表示するには、自分が目指しているキーワードに関連するページを他にも多数作り、それらを先ず上位表示させる必要があります。
しかし、競争率が低いキーワードの例えば、
腰痛 体操 立ったまま
でGoogle検索した時に該当するページがほとんど無かったとしたら
腰痛 体操 立ったまま
に関するSNSの投稿を自社のページ内に貼付け、自分の独自コメントを500文字程度トータルで書けば何とか上位表示を目指せるレベルになります。
ですので、まとめサイトを作って上位表示させようとしている方は、こうした競争率の激しくないニッチなキーワードを狙うべきです。
ただ、ニッチなキーワードだとそもそもGoogleでの検索数は少ないので例え上位表示したとしても多くのアクセスを稼ぐことは出来ません。
これを補うにはニッチなキーワードで上位表示するページを多数作ることです。Aというニッチキーワードで上位表示して月間訪問者数が10人でも、それを10ページ作れば合計で100人の訪問者に来てもらえることになります。
InstagramやTwitterの投稿データをページ内に貼り付けたり、YouTubeの動画を貼付けてちょっとしたコメントを書いただけでWebページを上位表示させたい場合はこうしたことを考慮してチャレンジしてみて下さい。
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