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トラストフローが分かれば安全確実なリンク対策をして上位表示が目指せる!
2016年07月06日
前回のブログ記事では世界のSEOプロフェッショナルが使っているマジェスティックSEOという被リンク元を解析するソフトについてご紹介しました。マジェスティックSEOが他の被リンク元解析ソフトと比べると決定的に優れいている点は被リンク元を独自の評価基準で数値化しているところです。
Googleが今年の初頭まで公開していたページランクの公開を中止して以来、被リンク元の評価をするのが非常に困難になりました。
しかし、マジェスティックSEOが公開している「トラストフロー」という評価基準を知ることによりページランク無しでも被リンク元の評価ができるようになります。
トラストフローというのは、質が高い被リンク元からリンクを張ってもらうと高まる数値です。また、質が高いサイトに自分のサイトからリンクを張ることもトラストフローを高めることになります。
被リンク(Inbound links)だけではなく、発リンク(Outbound links)もトラストフローには影響を及ぼします。
私はGoogleのページランクが公表されている時に何度もマジェスティックSEOのトラストフローの数値と比較をしていましたが、ページランクが5のページのトラストフローはだいたい40〜50の間で、ページランクが1の場合のトラストフローもだいたい10から20というようにほぼ正比例しているということを発見しました。
※ 参考情報「ページランクの表示が停止されることになった!」
https://www.web-planners.net/blog/archives/000180.html
マジェスティックSEOは無料プランでも一日数回までなら気になるサイトのトラストフローを見ることが出来ます。
https://ja.majestic.com
試しに「買取」という言葉でGoogleで1位表示されているソフマップのサイトのドメインを入れて調べてみました。
トラストフローは65もあります。
このトラストフローのすごいところは、適当な自動計算ではなく、マジェスティックSEOの熟練のスタッフが手作業で信頼出来るサイトを指定してそのサイトからリンクされているサイトのトラストフローを高くして、さらにそこからリンクされているサイトのトラストフローも高くするというところです。
そして反対に、質が悪いサイトもスタッフが指定して、そのサイトのトラストフローを低く設定して、そこからリンクされているサイトのトラストフローも低くするという非常に手間がかかり経験が要求される作業を丁寧にしているところです。
この仕組は人間社会に例えると、良い仲間と付き合っている人間は良い人間で、その人と付き合っている人も良い人間の可能性が高く、逆に悪い人間と付き合っている人は悪い人間の可能性が高いという社会の集団心理、人間心理をプログラミングによってアルゴリズム化しているところです。
こうした理由によりトラストフローをごまかしたり、不正に吊り上げることは非常に困難になっているのでトラストフローの数値はとても信頼が出来るのです。
下図はソフマップの被リンク元をマジェスティックSEO調べた結果の一部です。
赤枠の部分がソフマップをリンクしているサイトのトラストフローの数値です。100点満点中、77、51、52、45、45というようにかなり高い数値です。
いいかげんなサイトばかりにリンクを張っていたり、いいかげんなサイトばかりからリンクを張られているとトラストフローは10から20くらいまでしかとれないので40から70というのはかなりトラストフローが高い方です。
念のため「買取」というキーワードで検索順位が40位前後のサイトのトラストフローを調べると:
というようにわずか9しかありません。
そしてこのサイトの被リンク元をマジェスティックSEOで調べると下図のようにトラストフローの数値が、24、22、15、9、12というように一桁しか無いものから多くても20程度のものばかりです。
実際にそれらトラストフローの低い被リンク元のサイトを見てみましたが、どう見てもサイト運営者がリンクを張るためだけにつくったブログがいくつもあったり、昔良く見かけた無意味な日記記事が書かれていてフッターからテキストリンクで「XXXの買取」というSEO目的のリンクがごちゃごちゃ張っているサイトなどが多数見つかりました。
これこそがSEOに効果の無いサイト、あるいは順位を下げることになる逆効果のサイトの典型例です。
それでは、自社サイトのトラストフローを上げるためにはどうしたら良いかですが:
1、トラストフローの低いサイトからはリンクを張らない
2、トラストフローの低いサイトへもリンクを張らない
3、トラストフローの低いサイトからリンクを張ってもらっている場合は削除してもらう
4、トラストフローの低いサイトへのリンクを自社サイトから張っているかを確認して張っていたらそれらを削除する
ということです。
これこそが今日のGoogleが私たちに期待してることでもあります。
このように質が高いサイト、質が低いサイトの定義が曖昧だったものが、トラストフローという数値を見ることによってかなり明確になってきます。
今後はぜひ自社サイトのトラストフローを上げるためにトラストフローの低いサイトとのかかわり合いを減らす一方で高いサイトとのかかわり合いを増やすようにして下さい。
そうすることが安全で確実なリンク対策になり、今日のGoogleでの上位表示をより確かなものにします。
サイテーションフローとトラストフローがページランクに代わる被リンク元の指標だ!
2016年06月29日
世界のSEOプロフェッショナルが使っている重要なソフトがあります。それはマジェスティックSEOという被リンク元を解析するソフトです。
被リンク元解析ソフトは国内でも無料の物がありますが、それらのソフトを使えば自社サイトや競合サイトにリンクをしているサイト、つまり被リンク元がどこかある程度見ることが出来ます。
しかし、それらのソフトでは被リンク元の数とそのリストしか見ることが出来ないので次のようなデメリットが生じます:
1、自社サイトと競合他社のサイトの被リンク元を調べて単純にどちらが数が多いのかを見てしまう傾向があり、被リンク元の数が多ければ多いほど上位表示されやすいと勘違いしやすくなる
2、その結果、被リンク元の数をただ増やしたくなる衝動に駆られやすくなる
3、そして最終的に質の悪い被リンク元を増やしてしまうことになり、Googleにそれを見破られて上位表示をするどころか、ペナルティーを受けて検索順位が大きく下落する
このように単純に被リンク元の数とそのリストを見るだけでは、再び被リンク元獲得競争に巻き込まれて最終的にGoogleからリンクに関するペナルティーを受けるという最悪の結果が生じやすくなります。
ここで重要になるのは、被リンク元の数だけではなく、質の見極めです。
残念ながら今年中旬にGoogleは被リンク元の質の重要指標であるページランクの一般公開をやめてしまいました。そのため客観的に被リンク元の質を数値化することが困難になってきました。
しかし、そのような中、世界のSEOのプロフェッショナル達が使い続けてきた被リンク元調査ツールのマジェスティックSEOが脚光を浴びるようになりました。
その最大の理由は、被リンク元の質を独自の評価基準に基づいて客観的な数値として公開しているからです。
しかも、その数値はページランクがGoogleによって公開されていた時に比較するとほとんどページランクと正比例しているためページランクが公開されなくなった今、それに代わる信頼性の高い指標として利用することが出来るのです。
つまり、マジェスティックSEOの独自指標が高ければ高いほどGoogleのページランクも高く、反対にマジェスティックSEOの独自指標低ければ低いほどGoogleのページランクも低くなるのです。
試しにマジェスティックSEOの無料版に気になるサイトのドメイン名を入れて調べてみてください。
https://ja.majestic.com
から利用出来ます。
そのマジェスティックSEOの独自指標とは:
1、サイテーションフロー
2、トラストフロー
という2つの指標です。
1、サイテーションフロー
サイテーションフローというのはリンクポピュラリティーといって単純にたくさんのサイトからリンクを張ってもらっていると高くなる数値です。やみくもに相互リンクをしてもこの数値は上がりますし、昔あったリンク販売サービスを利用してリンクを張ってもらってもこの数値は高まります。
2、トラストフロー
トラストフローというのは、質が高い被リンク元からリンクを張ってもらうと高まる数値です。また、質が高いサイトに自分のサイトからリンクを張ることもトラストフローを高めることになります。
被リンク(Inbound links)だけではなく、発リンク(Outbound links)もトラストフローには影響を及ぼします。
試しにマジェスティックSEOに慶応義塾大学の公式サイト
https://www.keio.ac.jp/ja/
を入れて調べみてみました。下の図をご覧下さい。
ご覧のように慶応義塾大学の公式サイトのサイテーションフローとトラストフローはそれぞれ:
サイテーションフロー:65
トラストフロー:86
になっています。
Googleがページランクを一般公開されている時に見た慶応義塾大学の公式サイトのページランクは8〜9です。
ページランクは0から10までの11段階評価で、サイテーションフローとトラストフローは共に100段階評価です。
ここで注目すべきはトラストフローが86もあるという点です。
一般企業のサイトのトラストフローは30から40程度がほとんどです。そしてSEOのためだけに相互リンクやリンクサービスを利用しているサイトのトラストフローは20から30程度がほとんどです。
そして現在のGoogleではトラストフローが高いサイトほど検索順位が上位表示しなくなっており、かつトラストフローが高いサイトからのリンクが上位表示に貢献することが分かってきています。
今後のSEOの課題の1つは自社サイトのトラストフローを高めることと、トラストフローが高いサイトからリンクを張ってもらうことを心がけなくてはなりません。
次回の記事ではさらにこのトラストフローの仕組みについてと、どうすれば自社サイトのトラストフローを高めることが出来るのかについて解説させていただきます。
【関連情報】サイテーションとは?
ヤフージャパンも検索結果にSSLと呼ばれる暗号化プロトコルを使用することになった
2015年08月12日
2015/08/12 のヤフージャパン公式サイトで次のことが発表されました。『この度「Yahoo!検索」では、より強力なセキュリティ基準を採用したサービスを提供するため、2015年8月18日より段階的に、検索結果にSSLと呼ばれる暗号化プロトコルを使用することにいたしましたので、お知らせいたします。
SSL化に伴い、ご利用のOSによっては、エラーメッセージが表示されるなど、検索結果が正常に閲覧できない可能性がございます。対応方法など、詳しくは以下ページをご確認ください。』
これにより2つの問題が発生しました。
1、Googleアナリティクス等のクッキー技術を使ったアクセス解析ログにおいてヤフージャパンからどのような検索キーワードで自社サイトへユーザーが訪問してくれたのかがわからなくなった
→ Googleはすでに数年前に今回のヤフージャパンが実施したSSL化を実施いるためGoogleからどのような検索キーワードで自社サイトへユーザーが訪問してくれたのかがわからなくなった時期がありましたが、Googleサーチコンソール(旧Googleウェブマスターツール)と連動させることにより分かるようになっています。
しかし今回のヤフージャパンのSSL化にはそのような救済策が今のところないのでこれからずっと、あるいはヤフージャパンがGoogleのような救済策を提供しない限り、ヤフーからの流入キーワードが分からなくなります。
ただしクッキー技術を使わずにクリックストリーム型の測定方法を採用してるシミラーウェブ使えばGoogleとヤフージャパンからの流入キーワードは分かります。
しかし、シミラーウェブの無料版では上位5キーワードしかわからないのでほとんど参考にならないのと、各ジャンルで比較的実績のあるサイト以外はそのデータすら教えてくれません。
シミラーウェブ有料版はプランによってかなり多くの流入キーワードがわかりますが、かなり高額のため中々これまでのように気軽に使えるというものではありません。私が使っているプランでも年間80万円近くかかっています。国内で申し込みをすると12ヶ月先払いという非常に利用しずらいものになってしまっています。
2、検索順位測定ソフトを使ったヤフーの検索順位取得が上位10位までしか取得出来なくなった
→ Yahoo!の仕様変更により、100件検索ができなくなりました。Yahoo!では10件検索しかできなくなりました。
これに伴い全日本SEO協会が会員様に提供しているサーチエージェントProfessionalとサーチエージェントProfessionalの機能を全て含むSEOロボットドクターではYahoo!の検索順位上位10件のみ取得して「10位まで」の場合は今まで通り順位を取得して表示できますが、11位以降の順位測定は圏外(-)扱いの表示になりました。
ユーザーの皆様に多大なご迷惑をお掛けすることになり申し訳ありません。
全日本SEO協会ではサービスレベルダウンを少しでも補うためにサーチエージェントProfessionalのユーザー様には9月中旬からスマホ版Googleの検索順位も取得して表示出来るようにすることにしました。
すでにSEOロボットドクターでは試験的にスマホ版Googleの検索順位を1位から100位までの範囲ならばオレンジ色のカラム内に表示するように致しました。
以上が今回のヤフージャパンのSSL化による2つの影響についてですが、今後はどうすればよいのでしょうか?
1、ヤフーからの流入キーワード
日本の検索市場においてはヤフーとGoogleのシェアはほぼ同じですが、ヤフーのシェアは年々落ちてきています。
海外のヤフーのほとんどはマイクロソフトのBingを2010年から使うようになり独自検索エンジンは停止しています。
そうしたなかで海外の検索市場においてはヤフーの存在感はほとんどゼロに等しいレベルになってきています。
日本においても5年くらいの時差を伴いそこまで減らないにしても後数年でヤフーの検索シェアはGoogleの何分の1かになるはずです。そうなればヤフージャパンからの流入キーワードはあまりわからなくても支障はなくなるでしょう。
しかし、今は日本の検索市場においてはヤフーとGoogleのシェアはほぼ同じですのでヤフージャパンからの流入キーワードを完全に無視するわけには行きません。今はGoogleからの流入キーワードとほぼ同じだと思うようにするか、シミラーウェブ有料版という高額なソフトを甘んじて使うという選択肢があります。
今、祈るのはそうした年間100万円近くもかかる高額なソフトではなく、もっと民主的で良心的な金額でクリックストリームを測定してヤフージャパンからの流入キーワードも分かるソフトを提供する企業が出てくることです。
2、順位取得ソフト
当協会以外が提供している順位測定ソフトも同じ影響を受けていますので今後はヤフーの検索順位はGoogleのシステムを借りているので基本的に順位は同じですので、Googleの順位のほうを11位以下の非表示のものに関しては推測することです。
今回はとても残念なご報告ばかりとなってしまい申し訳ありません。
今後も予想されるのは、これまで私達が当たり前と思ってきたツールが突然使えなくなったり急に高額な費用が発生するということです。
しかしそういうことになったとしても、そればかりやっていたらダメージは大きいでしょうが、幸いにして現在のWebマーケティングはソーシャルメディア、スマートフォンのような新しい選択肢が増えてきて多様化してきています。
そうした多様な課題をクリアしていくことで1つの突発的な問題は相対的に小さな問題になるはずです。
何かの対策やツールに偏ることを避けて、様々な打てる現実的対策をその時その時とっていきましょう。
そして、自社の見込み客に対して素晴らしいユーザー体験を自社サイトを通じて提供してゆき、売上アップという果実を自らの手でもぎ取りましょう。
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