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ダイレクト流入とは?

執筆:一般社団法人全日本SEO協会代表理事 鈴木将司
作成:2021年11月2日

Webサイトは、つくるだけでも維持するだけでもコストがかかります。手間暇もかかります。

それなのに、誰にも見てもらえないのではまったくの無駄になってしまいます。なんとしても、訪問者を増やす努力をしないといけません。

だからこそSEOのニーズが永久に途絶えることはありません。どんなルートをたどってネットユーザがやってくるのか? その点まで忘れずに分析する必要があります。

いろいろなWebページやメディアを辿ってくることが今では当たり前ですが、そのいっぽうで直接の訪問も忘れてはいけません。このような「ダイレクト流入」もできる限り、減らさないように、そして増やせるようにがんばっていかないといけません

では、どうやったらダイレクト流入してくれるユーザが増えるのでしょうか?

「ダイレクト流入」の定義は?

 

「ダイレクト流入」という言葉は、検索してもあまり情報が出てこないかもしれません。

ダイレクト流入とは、どんな流入を意味するのでしょうか? これは、

  • ブラウザの検索窓に、URLを直接入力して、やってくる
  • ブラウザのブックマークに登録してあり、それを選択してやってくる
  • ブラウザのホームに設定してあり、それを押下して表示させる

~これらのコースをたどる場合が、狭義の「ダイレクト流入」です。

他のサイトやSNSを通ってやってきたり、検索エンジン等を経由してやってきたりすると、厳密な意味でのダイレクト流入ではありません。

ダイレクト流入の割合は業種やサービス内容しだいで大きく変わりますが……うまくいけば、これくらい集めることが可能です!

ダイレクト流入を増やすために、取り組んだほうが良いこととは何か?

 

1 ダイレクト流入を増やす、究極のコツは?

ダイレクト流入を1名でも増やしたいなら? これには近道はありません。

SEOはもとから、近道がないのですが……ダイレクト流入もまた、「コツコツとできることに取り組む」という姿勢を持たないと先へ行けません。

では、その「コツコツと取り組んだほうがよい手段」とは?

ひとつには、「毎日、Webサイトを更新すること」です。

毎日更新していれば、なんといってもネットユーザにも「ここは毎日、変化がある」と記憶してくれます。

「1日1回、見に来よう」というモチベーションを、ユーザに持たせることが容易になります。

2 ダイレクト流入するユーザが大勢いるWebサイトの事例

ダイレクト流入の情報が、なかなか出てこないかもしれません、そこでダイレクト流入がよく集まるサイトを、私が毎日チェックするサイトをもとにいくつかご紹介しましょうか。

たとえばニュースを知りたいときはまずYahoo!ニュースに頼ります。

毎日、直接Yahooにアクセスしていると……

現在のブラウザソフトは、1文字や2文字だけでもうそのURLを表示してくれる機能を持っています(PCでもスマートフォンやタブレットでも変わりません)。

このように、Yahooと途中まで入れただけでも、もうURLが出てきました。

YahooニュースとYahoo!JAPANのトップページはURLが違います。私はいつもまずトップページにアクセスしているため、ここでもトップがまず表示されるのです。

いずれにしても、私がYahoo!ニュースのサイトを見に行ったらそれはYahoo!ニュースの運営側からしたら「ダイレクト流入をしてくれる1ユーザ」ということになります。

そのほか私は、日経電子版も毎日のようにアクセスしています。

日経は、金融関係のニュースの質や量では数十年前から定評があります。

その日経のステータスは今でも衰えていませんし、仕事柄日経のニュースをチェックしなければならないというパターンもありふれているのではないでしょうか。たとえば、証券会社の社員は日経新聞または日経電子版を、毎日目を通さないといけないという常識があるものではないでしょうか。

さて、このようなニュース媒体で言うと、NewsPicksもダイレクト流入してくれるユーザを大量に集めているメディアのはずです。

NewsPicksは、朝日・毎日・読売・ニッケイといった全国紙の報道から、面白いニュースをピックアップしています。専門家から一般人まで、レビューの投稿量もすさまじいものがあります。

ちなみにこれらのレビューは、世の中のネットユーザ等の考え方を探るチャンスが潜んでいます。世の中の消費者等の感想を知りたいがために、このようなメディアを連日見ている人は世の中の企業にとても多いのではないでしょうか。

それから私は、備品をはじめ必要な品物をネットショッピングで買うことも日常茶飯事。いちばんよく使っているのは、どこの企業でも同じかもしれませんがAmazon Japanです。

全日本SEO協会は、SEO検定試験を日本中の腕利きアフィリエイターの方々にご紹介いただいています。

そこで、毎日のようにアフィリエイターの方々の宣伝状況を確かめる必要があります。aと1文字入力するだけでもう、A8.netというサイトが出てきました。私はこのサイトにも毎日ダイレクト流入しているのです。

3 ダイレクト流入と更新頻度の関係

全日本SEO協会のダイレクト流入先となるWebサイトをいくつか公開してしまいましたが、とにかくダイレクト流入してくれるネットユーザを増やしたいのなら、ユーザたちに「毎日このサイトは見ないといけない」、と思わせるのがいちばんです。

早い話、毎日のように更新するに限ります。

・Yahoo!ニュース ・日経電子版 ・NewsPicks ・Amazon Japan ・A8.net

これらは毎日、更新されています。上の3媒体に至ってはニュースメディアですし、朝と正午とでも確実に新たなニュースが追加されています。

ところで全日本SEO協会のセミナーでは、

  • 「自社サイトの更新、毎月何回すればいいでしょうか?」
  • 「自社サイトの更新は、どれくらいの間隔でやったらいいですか?」

~といった質問が頻出します。

しかし……認識にずれが生じていると言わざるを得ません。「毎月*回更新すればOKです」といった答え方は、この場合にはふさわしくないからです。自社サイトの更新は、毎日やって当たり前であって、SNS感覚でやったほうがいいくらいなのです。

たとえば、Twitterで結果を出してインフルエンサー級になっているケースを観察すると、1日に数回はツイートしています。ツイートが得意なユーザの中には、毎日10回以上自然にやれているケースが目立ちますから、このようなツイッタラーと勝負できるくらいにならないといけません。これはInstagramでも同じことでしょう。

というわけで1日に何回も、自社サイトの更新コンテンツを用意できるようにがんばりたいところです。

まとめ:アフィリエイト広告の基本的な使い方、難しくないため早く理解しましょう

アフィリエイト広告の出稿は簡単に慣れますし、やる価値も大アリです。

  • どこのサイトやSNSも通らずに、ユーザが直接訪問してくれるという行為が「ダイレクト流入」。サイトによっては、ダイレクト流入の割合は決して無視できるような低さではない。
  • ポータルサイトやメディアのサイトのような巨大なサイトであれば、更新頻度が高いため比例するようにダイレクト流入も激増する。
  • それを参考にして、商業利用するサイトでダイレクト流入を増やすにはとにかく毎日更新する。それも、1日に数回の更新が理想。
  • ダイレクト流入を繰り返すと、今のブラウザはURLの数文字を入れるだけでもたちどころにURL全体を表示して、一瞬でアクセスできるようにしてくれる。できたら、それくらい熱心に毎日チェックしてくれるユーザを増やしたいところ。

最後に付け加えておきますが、更新頻度を増やすことが大事……とはいえ、やる価値のない更新を繰り返すと、ユーザ離れを招いて逆効果です。更新内容は吟味しましょう。

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