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2015年11月19日

情報検索キーワードで上位表示すれば見込み客にサイトを見てもらえる!

2015年11月19日
前回に引き続き、検索キーワードの3つの種類

(1)指名検索(Navigational Queries)
(2)購入検索(Transactional Queries) 
(3)情報検索(Informational Queries)


の2つ目の・・・

(2)購入検索(Transactional Queries) 

について今回は解説させていただきます。

購入検索(Transactional Queries) というのはモノやサービスを購入する時に検索するキーワードで例としては「相続 弁護士 大阪」などのキーワードがあり、指名検索(Navigational Queries) についで2番目に成約率が高く経済価値があるキーワードだそうです。
そして全検索ユーザーのうち1割を占める検索キーワードです。

私が知る限り、とても多くの企業がこの購入検索(Transactional Queries) というキーワードでの上位表示を狙っています。

何故なら購入検索(Transactional Queries) こそがいわゆる「儲かるキーワード」だからです。

例えば・・・

印鑑
インプラント 名古屋
賃貸マンション 港区
不用品回収 横浜
相続相談 東京
整体院 大阪


などは検索ユーザーが自分の問題を解決するために検索する購入検索(Transactional Queries) キーワードですのでそれはそのまま「儲かるキーワード」になります。

サイトからの売上を増やすためには当然この儲かるキーワードである購入検索(Transactional Queries) キーワードを狙うのは自然なことです。

しかし、ここに大きな落とし穴があります。

それは儲かるキーワードである購入検索(Transactional Queries) キーワードは誰もが上位表示したいキーワードであるためそのキーワードでSEO対策をする企業がとても多く競争率が高くなることです。

そしてそのため誰もが上位表示出来るキーワードではなく、企業として知名度が高いか、SEO対策を何年も実践して上位表示テクニックを熟知している企業だけが上位表示出来る極めて過酷な競争があるキーワードなのです。

魚に例えればそれは購入検索(Transactional Queries) キーワードは高級マグロのようなものです。誰もが高級マグロを釣りたいのですが誰もが釣れるわけではありません。

ただし、この問題に対してGoogleやヤフーは1つの救済策を提供しています。

それがPPC広告、またはリスティング広告と呼ばれる検索結果連動型広告です。

つまり広告費というお金でこの問題が解決出来るようなりそれがそのまま彼ら検索エンジン会社の事業モデル、収益モデルになっているのです。

それはあたかもお金さえ払えば最高の漁場で最高の設備、装備で高級マグロを釣る高級クルーザーを貸し出しているようなものです。

この救済策により資金のある企業は購入検索(Transactional Queries) キーワードという高級マグロを釣ることが出来ます。

しかし、釣りに夢中になって気がついてみたらマグロを市場で売ることが出来る売却価格よりも、それを釣るために高級クルーザー会社に支払う費用のほうが高くなってしまい結局は赤字になるというリスクがつきまといます。

では一体何をどうすれば低コストで購入検索(Transactional Queries) キーワードという高級マグロを釣ることが出来るのでしょうか?

それは検索キーワードの3つの目の種類である・・・

(3)情報検索(Informational Queries) 

に力を入れて、自社サイトのアクセスを増やす事です。

その理由は、Googleはサイトのアクセスが多いサイトの検索順位を引き上げるからです。

情報検索(Informational Queries) のキーワードは、全検索数の8割もあります。
ユーザーが抱えている疑問を解消するための検索で通常、企業にとってはお金にならない人達が検索するキーワードだということで見過ごされがちなのがこの情報検索(Informational Queries) のキーワードです。

「遺言書の書き方」、「腰痛の原因」のような素朴な疑問を解消するために検索ユーザーが検索するキーワードが情報検索(Informational Queries) のキーワードです。

しかしそうした目先の利益だけを考えるといつまでたってもサイトのアクセスが増えずに結局は

購入検索(Transactional Queries) 

のキーワードでは上位表示が出来なくなってしまいます。

さらには、情報検索(Informational Queries) という全検索数の8割という、ある意味ほとんどを占めるキーワードでの上位表示を目指さなければいつになっても自社サイトの知名度は上がらずに

指名検索(Navigational Queries)

もされなくなります。何故ならユーザーはGoogleやヤフーで特定のテーマについて検索する時に良く表示されているサイトを何度も訪問し、そうしたお役立ち情報を提供している親切なサイトに好感を持ち例えその時、商品やサービスを申し込まなくてもサイト名やそのサイトを運営している企業名を記憶するようになるからです。

このような地道な努力を継続することによりブランド認知度が高まり、検索ユーザーが「そう言えば、あのサイトなら疑問に答えてくれるだろう・・・」と思い御社のサイト名や、サービス名、ブランド名で指名検索をしてくれるようになる道が開けるのです。

ということで、高級なマグロを釣るためには先ず小さな魚を釣るための努力が必要とされます。小さな魚が集まる漁場に高級マグロはやってくるのです。

SEO対策の食物連鎖、その原理を忘れてはなりません。

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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

鈴木将司
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