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パンダアップデートとは?その意味について

2015年01月23日

パンダアップデートというのは、一言でいうと重複サイトや重複コンテンツに対するペナルティです。

これを「じゅうふく」や「ちょうふく」と呼びます。

重複コンテンツというのはいろいろな意味がありますが、一つはドメイン内のページ間の重複という意味があります。

これはどのようなことかというと、例えば8ページのサイトがあったとします。この8ページのサイトの中に、サブページ2とサブページ3というものがあるとします。サブページ2とサブページ3のなかで、まったく同じような文章が二つのページにあるということは、それが偶然であればしかたがないのですが、ほかの複数のページにもサブページ2に書いてあることが繰り返されて書かれていたとします。


よくある例としては、お買いものの仕方や、お支払い方法、そして送料発送についてなどという情報が、全てのページの下の方に貼ってある場合です。

そこに書いてある文字というのは一つのページだけではなくて、複数のページにわたって書いてあるので、これは重複コンテンツになってしまいます。このようなものが多ければ多いほど、そのサイトの値打ちは下がります。

Googleが高く評価するのは、世の中でそのサイトのそのページにしか書いてないオリジナル文章が掲載されていて、同じ内容が掲載されているページが無いサイトです。同じ内容の記事が掲載されているサイトであれば、それほど高く評価しません。

理由は、同じことが複数のページにわたって書いてあるにもかかわらず、すべてを高く評価していれば、5ページも10ページも100ページも1000ページも、ほぼ同じ内容のページを作ってしまう人もいます。

その場合、その人がもしSEO対策がうまければ、いろいろなキーワードで検索すると、その人のページばかりが出てくることになるからです。SEO対策というのは、そのように極端なことが起こりやすい世界なのです。

何か一つのことがうまくいくと、人は同じようなものをいっぱい作ります。そしてそれらを検索エンジンで上位表示して、競合他社を締め出してしまいます。全てのページに同じことを書いていたりするのはズルともいえます。

ということで、重複コンテンツの意味の一つが同じドメインのなか、例えばインプラントドットコムというドメインのなかにあるいろいろなページにほぼ同じことを部分的にもコピーペーストをしているとそれは不正ともみえますし、値打ちがないというふうになってきます。

その結果そのようなページばかりのサイトは、順位が落ちてくるのです。しかも、その順位の落ち方というのは尋常ではありません。

パンダアップデートの場合は、一度このフィルターというものにかかると検索順位の落ち方が5位や10位といった世界ではなくて、私が見ている限り、まず40位以上は落ちます。

例えば、現在ご自分のサイトが何かのキーワードで10番だとすれば、パンダアップデートにかかると、そこからまず40位以上落ちるでしょうから50位以下になります。酷い場合には、検索結果に出てこなくなります。あるいは、百何十位になってしまうこともあります。ユーザーはそこまでいけば、見つけてはくれません。

次に重複コンテンツのもう一つの意味は、他のドメインのサイトとの重複です。

もっと激しい人になると、上位表示されているサイトに書いてあることと、ほぼ同じ内容で、別のサイトを作ります。その人は、それでうまくいけば、もっと悪乗りをして、またコピーサイトを作ります。これでほぼ同じ内容のサイトが4個になってしまいます。これは、とても困ります。


このようなことをすると、それぞれのサイトが、SEO対策的にうまく作られている場合、Googleはほぼ同じ内容なのに、三つとも評価してしまいます。そうすれば、何かのキーワードで検索したら、その人のサイトが3個も出てくる、あるいはその人がサイトを10個作れば10個出てくるということになります。

そうなればユーザーが本当に見たいサイトが出てこなくなり、Googleがユーザーに嫌われるということになります。

こうした状況を回避するために、Googleは自社の検索結果ページの品質を守ろうとします。つまりSEO対策対策をするわけです。

パンダアップデートについては、まだもっともっと細かい、いろいろな解説や対策があるのですが、今回はパンダアップデートとは何かということを説明しました。

復習になりますが、パンダアップデートとは、重複コンテンツに対するペナルティです。コピーペーストをしすぎると大変なことになるということです。

しかもその落ち方が、5位、10位と落ちるのではなく順位としても40位以上落ちます。ほとんどの場合は圏外になってしまいます。検索結果に出てこなくなってしまいます。

そうなれば、これまでホームページのおかげでいろいろなお客様を集めていた会社やお店は、ほとんどお客さんが来なくなってしまいます。ということは、自分の生活に打撃を与えることになりますから、パンダアップデートにかかるような事は絶対しないでください。

パンダアップデート対策1:オーバードメインの問題
https://www.web-planners.net/blog/archives/000008.html

Googleアップデートとは?

2015年01月22日
現在SEO対策をおこなっている方、これからSEO対策をおこないたいという方のために、Googleのアップデートということについて解説したいと思います。

例えば、「印鑑」という言葉をGoogleで検索してみます。


例えば、ご自分のサイトが現在10位くらいだとして、それをもっと上位に表示するためにSEO対策をして上がったとします。ご自分のサイトだけが上がるのならいいですが、ほかの人のサイトもSEO対策をして、下の方からさらに上に順位が上がったとします。

そうするとSEO対策をしていないけど本当はとても人気のある店のサイトが、SEO対策をしている人のサイトに抜かれて、実際は人気のある店のサイトの方は順位が落ちてしまいます。さらに、他の人もSEO対策をすれば、さらに、順位は落ちてしまいます。

Googleの基本的な検索順位の決定方式というのは、基本的にはアクセスがある順や人気があるサイト順になってきています。人気があるお店ほど上にきて、人気がないところほど一番下にきます。

例えば、別の言葉で検索します。「コピー紙」という言葉で検索すると、アマゾン(Amazon.com)など、いろいろあります。アスクル(ASKUL)もきちんと出てきます。アスクルは二件も表示されております。

ほかにはアマゾンが一番に出てきていますし、アマゾンで買えばもっと安い値段で買えるかもしれません。価格.com(カカクドットコム)ならば安い順に出てくるかもしれませんし、さらに安いところも出てきます。

ということで、コピー紙という言葉を一つとってみても、やはり人が知りたいようなホームページが上にこないと、アスクルが見つからない、アマゾンが見つからない、SEO対策をしているお店ばかりが出てくる、ということになりますから、ユーザーにとってGoogleというのは、使い勝手が悪い検索エンジンということになってしまいます。

そうなれば、私も皆様もGoogleを離れて、Googleの競合であるマイクロソフトのbing(ビング)や韓国のNAVER(ネイバー)や中国のBaidu(バイドゥ)など、ほかにも有名ではない検索エンジンというのはありますから、そちらの方にユーザーは流れてしまいます。

そのようなことが起きればGoogleとしても危機的な状態になるはずです。

そのためGoogleはこうした自体が起きないように検索結果ページの品質を守ろうとしています。何を守るのかというと、SEO対策に対する防御です。それを私のセミナーなどではSEO対策対策といいます。私たちがSEO対策をすればするほど、Googleは防御するためにSEO対策対策をするわけです。

GoogleもSEO対策への対策をせずに検索結果の状態を放っておくとSEO対策がうまいところばかりを上位表示して、消費者の人たちが、本当に見たいサイトが下位に表示されますのでそうならないようにシステムをアップデートしています。

では、これまでGoogleはどのくらいアップデートしてきたのでしょうか?Googleはそれらアップデートを一つ一つを発表していないので、すべてをお知らせする事はできませんが、これまでのアップデートの歴史を見てみましょう。

Googleが検索サービスを始めたのが1997年で、フロリダアップデートや、メーデーアップデート、ベニスアップデート、パンダアップデート、ペンギンアップデートなど様々なアップデートをしてきました。ペンギンやパンダ、ベニスというのはコードネームです。

それらのアップデートを繰り返した結果、Googleの検索サービスはますます進化してきました。

Googleはアップデートを繰り返していますが、アップデートを繰り返す以前のGoogle、つまり1997年くらいのGoogleというのは、どのような仕組みで検索順位を測定していたのかを、ここにまとめた資料があります。

私は、そのアップデート前の古いGoogleのことを旧式Googleと呼んでいます。

旧式Googleというのは、例えばサイトAとサイトBの二つのホームページがあったとします。サイトAは、2つの他人のサイトからリンクをしてもらっています。サイトBは5つの他人のサイトが、リンクをしてくれています。

旧式Googleでは、どちらのサイトが人気かというと、サイトBの方が人気があります。

なぜかというと、サイトBは5つのサイトやブログがリンクしてくれていますので、5人が投票しているということになるからです。サイトAは2つのホームページからしかリンクされていないので、2人しか投票していないことになります。これを民主主義の選挙でいえば、やはり2人よりも5人の選挙民から投票された候補者の方が人気があるので選挙で勝つということです。

このように旧式Googleは、被リンク元の数が多いサイトの方が上位表示するというシンプルな検索順位決定方式を採用していました。

しかし、リンク元の数だけを順位決定要因にすると、おかしなことが起きます。

何故かというと、サイトAはとても人気があるサイト二つからリンクされて、サイトBの方はほとんどの人が見ていないようなブログやホームページからしかリンクされていませんが、数だけは5件もあります。

どちらのサイトが本当に人気があるのか、価値が高いのかというと、たった2つの被リンク元しかないけれども、人気のあるサイト2つからリンクされているサイトAの方が、人気がある可能性が高いです。

このように結局は被リンク元の数だけではなくて、被リンク元の質がどうかということになってきました。

復習しますと、私たちが、SEO対策を習得すればするほど、SEO対策がうまい人が運営するホームページが、上位表示されます。そのままだとGoogleは困るからそれに対する対策をする、つまりSEO対策にする対策ですから、SEO対策対策がGoogleのアップデートということです。

私たちは、Googleに迷惑がかからないようなSEO対策をしないと、Googleのアップデートが実施される度に検索順位が落ちてしまうということなってしまいます。

そうしたことは避けなくてはなりません。





アプリで集客する時代

2015年01月21日
本日お会いしたクライアントさんが独自アプリを開発しました。


Fanistaという名前のアプリで、日本初のファッション情報の画像検索が出来るものです。



https://fanista.co.jp/

気になる洋服をスマホのカメラで撮影して画像検索するとそれと同じ洋服、または似ている柄、スタイルのものが検索結果に出てくるものです。

そのままネットショップで買い物が出来きるのと、スマホの位置情報を使って自分が現在いる場所から近い順にその商品を売っているお店の情報が検索されるというものです。

撮影した写真だけでなく、サイトなどから取り込んだ写真も画像検索が出来ます。

制作者の方から直々デモを見せてもらいましたが想像以上にすごいアプリで感動しました。

世界のWEB集客の世界で今最先端を行っているのがアプリによる集客です。

たくさんのアプリがあるなか自社独自のアプリを作っても埋もれてしまうかもしれませんが、実際に形にしてチャレンジすることが重要だと思います。

外れればゼロ、またはマイナスでしょうが、当たれば大きいのがアプリです。

考えているだけでなく、行動すべきです。

そうしたチャレンジ精神をクライアントさんから教わりました。

私はこのソフトはデータが増えていけば必ず人気が出ると信じています。
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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

 鈴木将司

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