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ネット集客努力の配分表が発表された!! 大手ネット企業の2014年の広告関連収入比較

2015年07月14日
ネットを活用すれば確かに企業の規模にかかわらず集客をすることが出来ます。

しかし、どの企業も限られた時間と資金の範囲でエネルギーとお金を投資しなくてはなりません。

そのような時に何にどのくらいのエネルギーとお金を投資したら良いのか、その力の配分をする上で指針となるデータがあったらとても助かります。

そうした中、週刊ダイヤモンド7月11日号の特集「広告戦争:デジタル空間の覇権をめぐる人脈と金脈」
https://www.amazon.co.jp/dp/B010UK3J5C/
に重要な指標が掲載されました。

その重要な指標とはニールセンの発表で、普段耳にする大手ネット企業の2014年の広告関連収入、つまり広告売上の数字が載っていました。その記事によると:

Google 7兆0867億円(世界)
Facebook 1兆3790億円(世界)
Yahoo JAPAN 2443億円
Twitter 1506億円(世界)
LINE 215億円


というものです。

ここで驚いたのは一昔前はFacebookは上場前に期待されていたほどの売上に達してはいないと言われていたのにすでにGoogleの5分の1くらいの売上を達成していることです。そしてマネタイズが遅れているLINEはやはり215億円というくらいの売上でGoogle、Facebookに比べると未だ売上は少ないということです。

この数値が意味することはFacebookの影響力はGoogleの5分の1近くあるということです。

今でもFacebookの活用を避けている企業がたくさんありますが、広告売上の順位はある意味消費者へのメッセージの到達度の順位でもあるのでGoogleの5分の1も影響力のあるPRメディアを使わないということはかなりの経済的損害、機会損失になると思います。

私はFacebookを本格的に使うようになって未だ半年しかたっていません。学校で言えば小学校1年生の2学期が終わったかどうかのレベルです。
そのような子供レベルの私が言うのもおこがましいのですが、Facebook活用には少なくても3つのメリットがあります。

1、インプレッション効果

→ 理屈抜きで自社の名前や商品の情報、ブランドの画像や商品の画像をタイムラインに投稿すればそれはCMのような視聴者に印象を与える効果があります。何度も何度もタイムラインに投稿することによりそれを見た人達がこちらの存在を認識してくれるようになるはずです。

2、自社サイトへのリンク効果とSEO対策

→ タイムラインに投稿する情報が単なる商品の宣伝ではなく無料で情報やソフト、サービスをもらえるものなら、それをもらうために何人かがリンクをクリックして御社のサイトを訪問してくれることが期待できます。そして自社サイトへのアクセスが増えるためにGoogleがそのことを認識するようになり検索順位アップの効果がじわじわとでるようになります。

3、既存客へのリマインド効果

→ せっかくこちらの存在を知ってくれているこれまでのお客様にこちらがこの世に存在していること、そして元気に生きていることがタイムラインに投稿される情報によってお知らせすることが出来ます。いわば安否確認の機能です。

これらはいうまでもなくお金を払わないで出来るPR活動です。インターネットが普及する前ならたくさんの資金をもつ大手企業でなければこうしたことは出来なかったはずです。

はっきりとした活用方法がわからなくても良いので、まずは自分の手を使ってタイムラインに投稿していくことを続ければ御社独自のやり方がわかってくるはずです。

次に
Twitter 1506億円
ですが、これはFacebookの告知力の10分の1はあるという意味でしょう。
Facebookに慣れている方は当然使うべきでしょうし、Facebookが社内の事情で使いづらい場合は迷わずTwitterのタイムラインに自社の情報をショートメッセージや写真、動画と共に投稿すべきでしょう。

最後に
LINE 215億円
ですが、これはさらにTwitterの7分の1程度の金額ですが、これは少ないから駄目と見るべきか、逆にだからこそ将来性があると見るべきかですが、マネタイズが未だ進んでいない、もっというと商売の仕方が未だ分かっていないと考えればとてつもない将来性があるのがLINEでしょう。

以上ですが、今後御社のネット集客のエネルギー(時間とお金)の配分先に迷いが出たらぜひこれらの企業の売上を一つの指標として思い出していただければ幸いです。
(その間私は少しでも早くクラスメイトにいじめられることもなく、進級できるようがんばります)

Q: リンクされるところは、ページランクが付いている、付いていないでは効果は全く異なりますか?

2015年07月13日
A: はい。何故ならページランクがついているページは人が見に来ているアクセスが発生しているページなので、その人達が御社のサイトへのリンクをクリックして訪問してくれる可能性があるからです。

訪問されるページの検索順位が上がるのがトラフィックSEO(アクセス数が多ければ多いほど検索順位が上がるようになる)です。

しかし昨年2014年後半にGoogle の John Mueller氏は「今後はページランクは更新をしないだろう」と発言をしました。Googleは今後ページランクの最新値を公表しないことが予想されます。

今見ることが出来るのは最後に更新されたページランクの数値でしかありません。

しかし、このことはページランクがなくなったという意味ではありません。

これはGoogleは実際には各ウェブページのページランクを計算して順位算定に活用していますが、その数字を世間に公表しなくなったというだけです。

今でもページランクは生きています。

しかし、何故Googleがページランクの最新値を公表しなくなったか、その理由ですが考えられる理由は・・・

(1)ページランクを公表するとこれまでのようなリンク獲得競争に火を注ぐことになりリンクSEOが終わらなくなるから

(2)ページランクを公表するとページランクの高さを売りにするオールドメイン販売がいつまでたっても終わらないから

などの理由が考えられます。

ページランクは0〜10までの十段回評価のとてもわかりやすい世界中のウェブページの偏差値のようなものです。
(ページランクが現在見れない方はGoogleで「ページランクの調べ方」で検索すると様々なプラグインやツールがダウンロード出来ますのでお試し下さい。私はその中のOpen SEO Statsというプラグインをクロームブラウザに設置してページランクを見ています)

それが今後更新されないとなるとウェブページの人気度を知ることが難しくなります。

では今後はどうやってウェブページの人気度を推し量れば良いのでしょうか?

次の3つの方法である程度わかります。

1、アレクサランキング

2、シミラーウェブ無料版

3、Googleの関連ページ検索

です。

次回はこれら3つの手段のうち1つ目の・・・

1、アレクサランキング

の使い方を説明させていただきます。

データとインフォメーションの意味の違いがわからないとSEO対策は成功出来ない!?

2015年07月11日
「上位表示の足を引っ張るウェブページ」の4つ目は・・・

「独自性の薄いデータだけしか書かれていないデータページ」です。

です。

データページというのはどのようなものかというと・・・

・食品の原材料名が書かれている表
・パソコンの仕様書
・製品の原材料が書かれている表
・商品の仕様書
・会社名やその連絡先がたくさん書かれている表
・その他数字と単語ばかりが書かれていて文章ではないもの


です。

無論こうした情報をユーザーが見たいこともあるので、必要に応じて自社サイトにこうしたデータページをアップするのは問題がありません。

しかし、検索順位アップするために無理やりサイト内にページを増やそうとしてこうしたデータしか載っていないページを増やすことは順位アップに逆効果になることがあります。

何故かというとGoogleが評価するのはデータではなく、インフォメーションだからです。

データというのは「断片的なものでそれそのもでは意味の無い情報」のことです。

そしてインフォメーションというのは「データに基づいて人に理解または行動を促すための情報」です。

インフォームというのは元々人に何かを知らせるという意味です。

実際にGoogleに様々なキーワードで検索するとデータしか載っていないページは最近はほとんど検索結果の上位には表示されなくなってきました。

ページの品質に関するチェックをGoogleが厳しくするためにパンダアップデートを実施し始めた2011年以前は「税理士 港区」で例えば検索すると港区内の税理士事務所の表しか書かれていないウェブページが検索結果の上位に表示されていたのを覚えています。しかし、今日はそうしたことは先ずほとんど見かけなくなりました。

考えられる理由は・・・

(1)単語や数字を羅列しただけのページなら誰でも簡単に作れるので、サイト内のページ数を水増しするためにSEO対策をする人達がたくさん出てきてGoogleの検索結果が汚れるから。Googleは独自性のあるコンテンツを上位表示しようとしています。ということは独自性の低い誰でもすぐにコピペすれば作れるような品質のウェブページは評価が下がり検索順位も下がる。

(2)検索ユーザーが探しているのは単なる住所録のようなものではなく、同じ税理士事務所のリストだとしてもせめてそれぞれの事務所の特徴が書かれていたり、出来れば口コミ情報などもあったほうが便利だから。

などがあります。

以上ですが、私達はSEO目的のために簡単に出来ることはしてはならないのです。長期的にSEO効果を出すためにはむしろ真逆である難しいこと、面倒なこと、時間がかかることを極力目指さねばならない時代が来ています。

しかしそれは単なる労働集約的で苦痛を伴う作業をしなくてはならないという意味ではありません。難しいことを要領よく実行するための工夫が必要とされる時代なのです。

データではなく、インフォメーションです。

御社のサイトにインフォメーションをどんどん増やしてユーザーに御社の良さ、親切さ、そして商品の素晴らしさをインフォームして下さい。

次回は「上位表示の足を引っ張るウェブページ」の5つ目について解説させて頂きます。


上位表示に役立つ用語集、基礎知識ページの作り方は?

2015年07月10日
前回の記事では「上位表示の足を引っ張るウェブページ」の3つ目は・・・

「用語集、基礎知識」

であることと、その理由:

(1)独自性が無い

(2)文字数が少ない

(3)トップページで上位表示を目指している目標キーワードと関連性が低い

の3つについて解説させていただきました。

これらの問題は次の方法により解決することが出来ます。

先ず・・・

(1)独自性が無い

(2)文字数が少ない

という2つの問題ですがこの2つを同時に解決する方法があります。

文字数が100から200文字程度しか無い場合や、それらの文章に独自性がほとんど無い場合は、その下に自分としての見解、意見、何らかのコメントを初心者にわかりやすく丁寧に解説するというのが解決策です。

初心者のためにわかりやすく説明しようとすればするほど文字数は増えます。反対にその道のプロのために説明しようとする場合は端的に短めの文章で説明するだけで十分です。

ということは目の前にその用語の事を全く知らない完全な素人がいて彼らにわかってもらうために丁寧に説明しようとすればするほど自然に文字数は増えるはずです。

そしてこのことは実はもっと重要な意味があります。それは企業のサイトに何故そもそもウェブコンテンツを増やそうとするのかというと、それは見込み客に自社商品やサービスの良さを伝えることです。

しかし、一体誰に向かってそうしたことを伝える努力をすべきなのでしょうか?それは初心者に対してであり、プロレベルの知識がある人達ではありません。プロレベルの人達も御社の商品を申し込んでくれるでしょうが、彼らは全人口の中で非常に少ない数しかいません。圧倒的多数はプロレベルに達していない初心者、あるいは中級者レベルの人達です。

ということはあなたが自社サイト上でプロレベルの知識がある人達しかわからないコンテンツをいくらがんばって増やしたとしてもその情報を受け取る絶対数が少ないために御社の売上は増えにくくなります。

反対に絶対数が多い初心者から中級者レベル向けにわかりやすく1つ1つのことを説明したウェブページを増やせば増やすほどより多くの人達にあなたが伝えたいことが伝わり、あなたが売りたい商材のことを理解してくれるようになります。そして成約率が上がり御社のネット経由の売上も増えるのです。

私は人に対してはこうした偉そうなことを言えますが、自分ではしょっちゅうこの間違いを繰り返し機会損失、売上喪失というミスを繰り返してきました。これは非常に不愉快なことなのでこのブログを読んでいただいているあなたには絶対に同じ過ちを犯して欲しくないので分かっていただきたいのです。

ということで初心者にもわかりやく文字で説明しようとすればするほど文字数が増えて独自性も高い用語集、基礎知識になり、文字数が少ないという問題は自動的に解消されていきます。そしてそのご褒美として御社のサイトは絶対数が多い初心者の人達にわかりやすいサイトになり他社のサイトと比較する賢いユーザーまでをもお客様に転換することになり本来の目的である売上アップという果実を手に入れることになります。

ただし、ここでまた一つ落とし穴があるので気をつけて下さい。

それは文字だけを増やせば増やすほどそのページの内容がいくら初心者にとってわかりやすく「見える」ページなったとしてそれは表面上のことであり本質的にはただ文字だけがたくさん書かれている新聞の紙面のようなとっつきずらい堅いページなります。これではやればやるほど最悪の第一印象を与えてユーザーに離脱されることになりかねません。

これを防止するためには一定間隔で挿絵を入れることです。写真か、イラスト、説明図、グラフなどのビジュアルエイド(理解を助けるための補助物)が必要になるのです。

今の時代、新聞ですら文字数を減らしながらたくさんのビジュアルエイドを挿入するように努めています。近年では多くのページがカラーになってきてもいます。何故でしょうか?それは長年新聞業界が苛まれている購読者離れを少しでも食い止めるためではないでしょうか?

ところで私はビジュアルエイドという言葉をどこで学んだのかというとオーストラリアで教員免許を取るために学んだ大学の授業や教育現場ででした。大学では授業をする時はビジュアルエイドをたくさん使うように教官たちが何故か熱心に説明していたのです。しかし教えることに根拠の無い自信をもっていた私はその理由をよく聞いていませんでした。自分はそんなものなしでも卒業後は素晴らしい授業が出来ると確信していたからです。

しかし、翌年North Rockhampton State High Schoolという高校に勤務を命じられ実際に生のオーストラリア人高校生の授業に挑んだところことごとく生徒たちに反抗され授業は荒れて学級崩壊になるのではという事態を招きました。


日曜日の夜は明日から会わなくてはならない生徒たちの事を思うとお腹がいたくなるような状態でした。

理由は色々とあったと思いますが原因の一つは私が言葉と黒板に書く文字だけで授業をしていたこともあったはずです。同僚のオーストラリア人教師たちはふんだんに大きなパネルや写真、そして時にはレンタルビデオ店から借りてきたアニメやハリウッド映画を見せて授業をとてもおもしろく展開していました。私の授業では反抗的態度を取る不良生徒までもが楽しんでいるのを見て羨ましく思いました。

この状況をウェブサイトに例えれば、初心者に対して文字だけで説明するのはなく、より理解をしてもらうために事前に準備した写真や、イラスト、説明図、グラフ等の画像とYouTube動画に満ち溢れた一目見ただけで興味をそそるウェブページのようなものだと思います。

目の前に反抗的で聞く耳を持たない学生がたくさんいるとまでは言いませんが、少なくとも学業に強い関心を持たない高校生が目の前にいるくらいに考えていただき、御社の用語集、基礎知識だけではなく、その他のウェブページの内容がどのくらいわかりやすいのかを客観的な目でご覧下さい。

その作業をもしやっていただれば、気がついた時には文字数が少ないという心配や成約率が低いという問題は自動的に解決する可能性が高いと思います。

(ところで私はその最初の授業からこの状況を打開して学校で最も面白い語学の教師なるために日々チラシ広告を蓄積して、日本にたまに帰ったら子供が喜ぶような日本のお店のパンフレットやレストランのメニューを収集して授業に活用しました。
そして、その数年後に少し離れた学校の教師として赴任するためにそのハイスクールを去る時までには私のレッスンプランと配布資料は色々な周囲の先生たちに助けれてまともなレベルになり授業はかなり平和になり学校に行くことが楽しくなっていました。大切だったことは自分の理解のレベルで勝手にプレゼンテーションをすることではなく、相手の理解レベルにあった情報の受け手の立場を考えてプレゼンテーションをすることだとその時実感しました)

(3)トップページで上位表示を目指している目標キーワードと関連性が低い

この問題の解決策は、関連性のあるページを増やして関連性の低いページの比率を薄めるというものであすが、それは力技の方法であり、言うほど簡単なことではありません。言うのは簡単なことですが、実際に実行するのは大変な労力を必要とします。

何故ならすでにトップページを例えばリフォームというキーワードで上位表示を目指しているサイト内の総ページ数が100ページあり、その中の40ページがリフォームとは関連性が薄い用語集や基礎知識のページだったとします。

その場合、サイト全体の40%が関連性が薄いページなります。それを薄めるためには数十ページのリフォームに関するページを追加する必要があります。これは普段忙しい人にとってはかなりの負担です。

ページを削除すること無く最も簡単にこの問題を解決するには関連性の薄い40ページをわずかな数のページにまとめるという方法が一つの解決策です。

40ページだったものを再編集して10ページにくらいにまとめればサイト内にある100ページの内10ページ、つまり10%だけが関連性が低いページなり残りの90%が関連性が高いページになります。このやり方なら前回のブログ記事で解説した「専門サイト必勝の法則」にも適合するSEO対策上有利なサイトにも再びすることが出来ます。

ただし、ここで注意しなくてはならないのは40ページのうちいくつかのページがGoogleの検索結果で上位表示しており一定の見込み客が自社サイトを訪問するきっかけになっているかも知れないという可能性があることです。

対策としてはアクセス解析ログを見て、まとめようとするページがそのサイトの人気ページかどうかをアクセス解析ログの中で見れる人気ページランキングの項目を見ることです。そこを見てあまり人気が無いようなら消してしまいそこにあった文章を他の残すページに移動しても問題はほとんどありません。

以上、2回に渡り「用語集、基礎知識」が検索順位の足を引っ張るリスクとその対処策について解説させていただきましたがどうか気をつけてサイト運営をするようにしてください。

次回は「上位表示の足を引っ張るウェブページ」の4つ目について解説させて頂きます。

用語集、基礎知識は順位を下げる危険なコンテンツだ!

2015年07月09日
最終更新日:2019年5月6日

「上位表示の足を引っ張るウェブページ」の3つ目は・・・

「用語集、基礎知識」です。

です。

検索順位を上げるためにサイト内のページを増やそうと思う時にやりがちなミスが「用語集、基礎知識」をテーマにしたページをたくさん作ってしまうことです。

本来はサイト内にユーザーのために関連するテーマの用語集や、基礎知識を作ることは悪いアイデアでは無いはずです。

しかし次の特徴の全て、またはいずれかに該当する用語集ページ、基礎知識ページをサイト内に増やすことは上位表示の足を引っ張るマイナス要因になります。

(1)独自性が無い
これは最もやってしまう過ちです。Googleが評価するコンテンツの基本中の基本はそのサイトにしか書かれていないコンテンツです。しかし、限られた時間や経営資源の範囲の中で中々学者のように自分で研究したり、調査をして独自の用語集を書くことは至難の業です。

ほとんどの場合ネット上で見つけた情報をそのままか、あるいは若干編集して自分のコンテンツのふりをして自社サイトに載せる誘惑に負けることがあります。

そうなるとWeb上のありとあらゆるページにある情報を地球規模で収集するGoogleに他のウェブページから情報をコピーしたことがバレてしまうのです。しかも、文章の順番を変えたり語尾を変える程度の甘いリライトをしただけのウェブページは高度な情報解析能力を持つGoogleのアルゴリズムにすぐにではなくても時間の問題で見ぬかれてしまいます。

発見と同時にペナルティーを与えてくれるのなら良いのですが、甘いリライトをしただけのウェブページをサイトに追加したことにより一時的に順位が上がりその数週間後、数カ月後に発覚した場合後からペナルティーを与えられます。

その結果、検索順位が下がった事を知ったサイト運営者はその間に様々なSEO対策の作業をしているため何が原因で順位が下がったのかが分からなくなってしまい過去に自分が行ったミスのために自分を苦しめることになります。

そのまま半永久的に原因がわからなくなれば順位の回復はより困難になり、他のプラス要因があるSEO対策をしない限り順位の復活は出来なくなります。

こうした問題を予防するためには他のサイトに書いているような文章をコピーすることはもちろん小手先でリライトするだとか、リライトソフトを使って知能犯的にリライトするという事は避けたほうが良いです。

万一その時上手くいったとしてもそれは無数の時限爆弾を自らの手で自社サイトに設置することになります。

(2)文字数が少ない
用語集はどうしても比較的1つ1つの用語解説の文字数が100文字から200文字程度の少ないコンテンツになる傾向があります。こうした少ない文字数のコンテンツしか無いウェブページをサイト上に何十ページ、何百ページ増やすと何が起きるのかというとサイドメニューやヘッダー、フッターには全ページ共通の文字コンテンツがあるためにどのページもほとんど同じ事が書いているとGoogleに思われてしまうというSEO対策上かなりマイナスのことが起きます。

例えば、サイドメニューやヘッダー、フッターには全ページ共通の文字コンテンツが800文字書かれていて本文にある用語解説が200文字しかなければページ全体の8割が他のページにも書かれている文字コンテンツで、そのページならではの独自コンテンツはたったの2割しか無いということになります。



(3)トップページで上位表示を目指している目標キーワードと関連性が低い
用語集や、基礎知識のページを増やす上で陥りやすい罠は、ページ数を増やそうと努力すればするほどトップページで狙っている目標キーワードとかけ離れたテーマのページを増やすことになるということです。

例えば、トップページでリフォームというキーワードで上位表示を目指している場合、セオリーとしてはサイト内にある全てのページ、あるいはほとんどのページがリフォームに関連するテーマのページでなければなりません。

この法則性を「専門サイト必勝の法則」と呼びます。

しかし例えば、30ページくらいまでなら本文の文字数が500文字以上でしかも独自性のある用語集、または基礎知識解説のページを増やせたとしても、さらに増やそうとするとリフォームというテーマから徐々に外れてしまいリフォームの用語集ではなく、住宅の用語集になってしまったり、リフォームの基礎知識だったものが住まいの基礎知識になってしまうことがあります。

そうなってくれると元々リフォームのページが100ページあるサイトの中に90ページあり9割もあったものが、リフォームの関連性が薄い用語集と基礎知識のページを100ページ追加してしまうと、200ページの内110ページもがリフォームとは関連性が薄いページになってしまい「専門サイト必勝の法則」をせっかく守っていたものがそれを自分の手で壊してしまい検索順位を下げるという皮肉な結果を招くことになります。

以上が、用語集や基礎知識を追加することが上位表示の足を引っ張るメカニズムと理由です。

それでは用語集や基礎知識は事実上自社サイトにウェブコンテンツとして追加することはしないほうが良いのでしょうか?

あるいはすでにそうしたページを自社サイトに追加してしまった場合はそれらを削除しなくてはならないのでしょうか?

大丈夫です。対処策はあります。

次回の記事ではその対処策について提案させて頂きます。


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