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スマートフォン集客・モバイルSEO
2017年にはインターネット利用の75%がモバイルになることをロイター社が予測
2016年11月04日
先日、ロイター社がモバイル利用についての重要な発表をしました。75% of Internet Use Will Be Mobile in 2017 [REPORT]
A report published by Reuters states that 75% of Internet use in 2017 will be from mobile devices. That’s up slightly from mobile web usage this year, according to data from media buying agency Zenith.(Search Engine Journal.2016年10月31日)
『2017年にはインターネット利用の75%がモバイルになることを予測
ロイターのレポートによると2017年にはインターネット利用の75%がモバイルユーザーによるものになるだろう』
というニュースです。
これはインターネットを使うユーザーの4人に1人だけがPCユーザーでその他3人がモバイルユーザー(スマホユーザー)になるだろうという発表です。
すでに若年層、女性層向けの商材を販売しているサイトのGoogleアナリティクスを見ると70%近くのユーザーがモバイルユーザーだということがわかります。
また、GoogleキーワードプランナーというGoogle検索のユーザーが検索している関連キーワードを教えてくれるソフトの「デバイス別動向」を見るとそうした商材を販売しているサイトが狙っている検索キーワードの検索ユーザーの75%近くがモバイルユーザーだということも1年以上前からデータとして現れています。

しかし、今回の発表はそうした特定の商材だけではなく、全てのインターネット利用のデバイス別比率です。75%もがスマートフォンユーザーだということは私達サイト運営者はスマートフォンユーザーのことを真っ先に考えて、企画、デザイン、制作、運営をしなくてはならないことを意味するはずです。
私達の全ての行動がモバイルファーストにならなければならないということです。
そうした中、2016年10月13日 にGoogle社のウェブマスタートレンドアナリストのゲイリー・イリーズ氏が発表した「Googleがモバイル版とPC版を分離する事を発表!数ヶ月以内に実施の予定」という発表はこうしたトレンドを受けたある意味当然の対応だとも言えます。
Googleはこれから私達が運営するモバイルサイトの内部をチェックしてモバイル版Googleの検索順位を決めることを発表したのですから、真っ先にしなくてはならないのは、モバイルサイトのコンテンツの充実です。
モバイルサイトだからといって文字数を減らすのはサイト運営者の自由です。
しかし、それによりサイトの内容がわかりづらくなり検索順位が下がる恐れがあります。
ということはモバイルサイトだからといって極端に文字数を減らしたり、サイト内リンクや画像を減らすのは古いやり方になるはずです。
ただしスマートフォンという小さな画面しか無い限られた画面の中で何千文字、何万文字のコンテンツをそのままユーザーに見せるのは無茶です。
ではどうすれば良いのか?
その方法の1つはモバイルサイト内のコンテンツの一部を隠すという方法です。
隠し方は:
(1)もっと見る というリンクをタップすると続きが読める
(2)ヘッダー部分に項目別のタブを設置して各タブをタップするとその詳細が見れるようにする
というようなものがあります。

当然予想出来ることとしてはGoogleは隠れている部分の文字はコンテンツとして高く評価しない可能性があるということです。
何故なら故意にたくさんの文章をそうした部分に隠すという新たなスパム(検索エンジンロボットを騙す不正行為)を生むことになるからです。
ではどうすれば良いのでしょう?
それは、ページの上の部分に結論を書いた全体のまとめを掲載して、「もっと見る」というリンクや、「詳細」というタブをタップするとその詳細が長文で見れるという方法が考えられます。
これならスマートフォンユーザーにとって限られた移動時間、屋外という劣悪な環境でもさっと見てさっと意味がわかるので便利です。そしてちょっと時間があったらそうしたリンクをタップして詳細を見てもっと深くコンテンツを見るということが出来ます。
ここで重要なのは「さっと見てさっと意味がわかる」という点です。
毎日の電車通勤時間やエレベーター、エスカレーター等のちょっとした待ち時間や移動時間には完全に集中してスマートフォンを見ることは困難です。
(そう言えば、、、先週、地下鉄銀座線に乗ったら車内放送や社内広告で「ドアの付近でスマホをしていると他のお客様が下車出来なくなります」というのを見た翌日、あるビルで比較的大きなエレベーターに乗ったらドアが開いてもあるおじさんがスマホに夢中になっていて後ろの人達がエレベーターから出れないというのを見てとても驚いた記憶があります)
そのためスマートフォンユーザーはほんの僅かの時間をスマートフォン利用に一日何回どころか、何十回、何百回費やすというPC時代にはなかったインターネット利用をするようになっています。
ということはそのちょっとした時間の間に情報を吸収できるようなプレゼンテーションスキルが私達サイト運営者には求められるようになってきているはずです。
食事に例えると、PCでインターネットを利用するのは何十分以上も時間をかけて食事を取るようなものです。そしてスマートフォンでインターネットを利用するのはちょっとずつつまみ食いをしながら食事を取るようなものです。
こうした新しいプレゼンテーションの流儀を生み出し、実践するのがこれからのサイト運営者の課題になるはずです。
そしてそれがモバイル時代への対応方法の一つになるでしょう。
これは面倒なことでもありますが、ポジティブに捉えれば競合との差を開くチャンスでもあるはずです。

ブログが設置されていないサイトはSEO的に不利になる!?
2016年10月28日
前回の記事ではモバイルファーストのコンテンツ造りについて考えてみました。モバイルファーストのコンテンツ造りは:
(1)ニュース性のあるコンテンツ造り
A) ニュースサイト
B)ブログ
C)ポータルサイト
D)アプリ
E)ソーシャルメディア
(2)ソーシャルメディアと親和性のあるコンテンツ造り
(3)無料情報中心のコンテンツ造り
が必要になります。
今回は:
B)ブログ
について考えてみます。
モバイル時代に何故ブログが重要なのかというと、それはスマートフォンユーザーがスマホ版Googleで知りたいことを検索した時にブログが良く検索の上位に表示されるからです。
何故ブログがスマホ版Googleで上位表示されやすいのでしょうか?
それにはいくつかの理由があります:
1、気軽に書けるコンテンツだから
→ よく聞く話として、企業サイトに新規ページを追加しようとすると1ページあたり35,000円もかかるだとか、そこまでかからなくても5,000円から10,000円くらいの新規ページ作成料金がかかることがあります。
何故そんなに費用がかかるのかというと手作りでHTML形式のページを作成するにはそれなりの知識や設備(ソフトウェア等)が必要で、何を作るか決めるのに一定のコミュニケーションの時間とコストがかかるからです。
しかしブログ記事ならば管理画面で表題と、本文、挿絵を入れてボタンを押すだけで瞬間的に作成されて、しかもブログ内にある他のページからも一斉に新規作成した記事ページにリンクが張られます。
2、頻繁にページが増えるのでそれだけ検索にかかるチャンスが増える
→ このように非常に簡単にページを増やせるので、サイト管理者、ブログ管理者は非常に気軽に記事を増やすことが出来ます。
その結果、通常のWebページよりも多くのページが作成されることになり、それらのページはGoogleなどの検索にかかる可能性が増大します。
3、売り込みの情報ではなく、無料情報中心のコンテンツだから
→ ブログ記事の多くが企業の商品の売り込み情報ではなく、無料で役立つ情報を提供するものがほとんどです。
どうしてかというと私もそうでしたが、ブログを書き始める動機はそもそも自社の売上を増やすことなのでどうしても自社商品の紹介ばかりになってしまいます。
しかしそうした記事をいくつ書いてもほとんどSEO効果どころか、検索にもかからずユーザーも見てくれなくなるのでブログ運営者は次第に自分が間違った方法に進んでいることに気が付きます。
そして「どうすればユーザーに見てもらえる記事を書けるのか?」と自問自答した時に実際に検索エンジンで上位表示しているブログ記事を見てみます。
するとそれらのほとんどは企業の一方通行的な売り込み記事ではなく、読者のために少しでも役にたたなくてはという誠意のある記事ばかりであることに気が付きます。
中にはお金を払わないと得られないような情報もあります。そうした情報を発信しているブログを持つ企業は信用力がブログ記事のおかげで上がりその結果、売上も増えるという経験をすることになります。
4、ソーシャルメディアと親和性があるから
→ ソーシャルメディアをPCで使う人もいますが、一般のネットユーザーの多くがスマートフォンでソーシャルメディアを使っています。
そのため、企業がFacebook、Twitter、はてなブックマーク等のソーシャルメディアで自社サイト内に設置したブログの更新情報とその記事ページのURLを投稿という形で発信すると、それらソーシャルメディアを使っているスマートフォンユーザーが自社ブログを訪問してくれるようになります。
そしてそれはブログが設置しているドメインにある企業サイトのGoogleによる評価を高めることなります。その結果、その企業サイトの中にある商品情報など無料情報では無いページの検索順位が上がるようになります。
以上が、企業が自社サイト内にブログを設置することによりどのような作用が働きスマートフォンユーザーを集客し、それがサイトの検索順にを上げるかのメカニズムについてです。
このことは実際にスマートフォンユーザーを集客している企業にとっては常識であり、反対にそれをしていない企業にとっては未体験のためすぐに信じることが出来ないことでもあります。
ソーシャルメディアや、スマートフォンが登場する前のPC時代のWebマーケティング、SEOには考えられなかった現象が今起きるようになってきています。
このチャンスを掴み自社サイトのアクセス増、検索順位アップを実現して下さい。

ニューヨークで学んだ最新のSEO動向
2015年09月30日
今日は、ニューヨークで開催されているSMX 2015(Search Marketing Expo)というSEOやWebマーケティングの専門家が結集するカンファレンスに参加しました。3日間の開催期間の初日で今日から精力的に米国の最新情報の収集を開始しました。認定SEOコンサルタントのミッシェル・グリーン代表の左迫間良介さんと参加しています。2年前にもニューヨークのSMXに参加しましたが、今回のカンファレンスもプレゼンターの質が高く、TVに出てもおかしくないほどレベルの高いトップレベルの講義がたくさんあります。
1限目、2限目はともにローカルSEOの講義でこの世界で非常に長い経歴を持っている先生たちから重要なポイントを学びました。あまりに多くの情報量なのですが本質的なポイントはスパム的にレビューを増やしたり、架空の住所でGoogleマイビジネスを登録するような稚拙なスパムはGoogleのアルゴリズムが進歩するにつれて通用しなくなってきているとのことです。そして、その地域で実際に評判の良い地域のお店がGoogleマップ検索で上位表示するようになってきているそうです。
3限目の1人目は、Content, Your Brand, and the Battle for Customers by Wil Reynoldsというもので、この方の主張は、Googleのアルゴリズムが商品を買うのではなく、人間が商品を買うのでどんな人間が商品を買うのかを理解するのが今後のマーケティングがあるべき方向だということです。アマゾンを初め有名企業の成功事例を見せてくれました。
2人目のプレゼンは Dark Search, Dark Social & Everything In-Between by Marshall Simmonds というもので、Googleアナリティクスのデータの精度が低いことを実証するデータを見せてくれてGoogleアナリティクスを使うだけでは実際の流入元の多くがnot providedやdirectという項目に入れられてしまい結局は大雑把なアクセスの傾向しかわからないようになっているという衝撃的な事実を知りました。
その他のプレンターからも通常では知ることが出来ない衝撃的な事を学びかなりのショックを受けました。
4限目はさらに衝撃的な内容でiPhone6やiPhone6sの売上が1分間に数千台も売れるほどのが爆発的な伸びがあり、Webマーケティング、特にモバイルマーケティングでGoogleに迫る存在感を示しており今後のWebマーケティングではGoogleだけを見ることは徐々に古くなり、アップルや、コルタナという人工知能を導入したWindow10を擁するマイクロソフトも対象にせざるを得なくなるということです。
この数年間はGoogleのことばかり考える時ばかりが流れ、私達はともするとGoogleのことばかり考えるという状況が続きましたが、どうやらGoogle一極から昔のように多極化時代に入るようです。
ここに誰にとっても大きなチャンスが生じます。
最後にこれら4つの講義には1つの共通したトレンドがあることに気が付きました。
それはスマートフォンの普及です。スマートフォンの普及がこれまでGoogleやYahoo!が築き上げたPCのみのインターネットを壊して、モバイル+PC+TV+ウェアラブル+タブレットなどのマルチデバイスのインターネットになったというメガトレンドです。
今後私達はそうした複眼的な視点を持つことと、急速に普及するモバイル、つまりスマートフォンを集客に活用することに力点を置き、10年、あるいは数十年に1度のこのチャンスを掴むべきだと思いました。
明日からの残り2日間の様子もご報告させて下さい。

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