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上位表示のヒント

キーワードを書く比率を調整しただけで上位表示することがあります

2016年09月23日
前回の記事では「自分が上位表示を目指しているページが上位表示しないで、別のページが上位表示してしまう・・・」という現象の理由には:

1、キーワードがくどく書かれている
2、コンテンツ量が競合ページよりも少ない
3、意味がズレている


という3つがあるということを解説しました。

今回は、4つ目の理由の:

「メインキーワード、ミドルキーワード、サブキーワードの比率が間違っている」

について解説させていただきます。

ページ内に書かれるキーワードには:

メインキーワード
ミドルキーワード
サブキーワード


の3種類があります。

メインキーワードは、そのページの中で最も多く書かれるべき言葉で、

ミドルキーワードは、その次に多く書かれるべき言葉で

サブキーワードは最も少なく書かれるべき言葉です。

例えば、3つの言葉から成る複合キーワードの

「相続 弁護士 大阪」

の場合は

メインキーワード → 相続
ミドルキーワード → 弁護士
サブキーワード → 大阪

です。

これは何故わかったのかというと実際に

「相続 弁護士 大阪」

で上位表示をしているWebページを分析して分かったからです。

下の表は、「相続 弁護士 大阪」でGoogleで1位から10まで表示されているWebページの中にどの言葉が何%書かれているかを示すキーワード出現頻度です。





これらを見ると一部の例外を除いて・・・

相続、弁護士、大阪 の出現頻度の順番は

相続

弁護士

大阪

の順になっていることがわかります。

この順番を間違えるとそれだけで上位表示出来ないことがあります。

例えば

弁護士

相続

大阪

と書いてしまったり

大阪

弁護士

相続

という順番です。

そして順番を正しいもの、つまり

相続

弁護士

大阪

に変更するだけで上位表示することがあるのです。

もし自分が「相続 弁護士 大阪」という複合キーワードで上位表示したいならば実際に上位表示しているWebページのキーワード出現頻度を解析してメインキーワード、ミドルキーワード、サブキーワードの比率を把握することです。

そして自分が望むページが上位表示していないのならメインキーワード、ミドルキーワード、サブキーワードの比率が上位表示しているページに近いかを見るのです。そして違っていたらそれら成功しているキーワードの比率に自分の目標ページを合わせることが有効な上位表示対策です。

先週お会いしたクライアントさんのページもまさにメインキーワード、ミドルキーワード、サブキーワードの比率が間違っており、ミドルキーワードであるべき言葉をメインキーワードよりも多く書いているためにGoogleに嫌われていたことがわかりました。何故わかったのかというとキーワードの比率を上位表示集団の比率と同じにしたらこれまで検索にかかっていなかったページが上位表示するようになったからです。

検索順位アップのすべての鍵は検索結果ページにあります。

問題は、いかに注意深くあらゆるアングルで上位表示集団の特徴と、上位表示できていない集団の特徴を見抜いて上位表示集団の特徴を自分のページに取り込み、上位表示できていない集団の特徴を取り除くことが出来るかです。

ぜひこうした視点でもご自分のページをチェックして成果を上げて下さい。

狙っていないページが上位表示してしまう理由とは?

2016年09月17日
最近相談が増えている問題として「自分が上位表示を目指しているページが上位表示しないで、別のページが上位表示してしまう・・・」というものがあります。

この現象にはいくつかの原因があります。

今回はそのいくつかについて解説させていただきます。

1つ目の理由とは・・・

「キーワードがくどく書かれている」

というものです。

Googleが嫌がるページ、つまり上位表示を避けるページの特徴の1つは同じ言葉がたくさんかかれているページです。
例えば「青森 りんご」で上位表示しているページに「りんご」というキーワードをページ全体の8%だとか、10%くらい書くということはそのページ内の単語の10回に1回は「りんご」という単語になってしまい人間が見た時に見づらいページになることがほとんどです。

このパーセンテージのことをキーワード出現頻度(海外ではKeyword Density:キーワード密度)と呼びますが、全業界平均値でいえば目標キーワードを目標ページ内には4%〜6%、それが無理な場合は3%台書いて、出現頻度ランキングは1位、つまりそのページで最も見られる言葉にすることが有効な内部SEO対策です。

2つ目の理由は・・・

「コンテンツ量が競合ページよりも少ない」

というものです。これはある意味当たり前のことですが、普段から自分のサイトを見慣れている場合気がつかないことがあります。
それは上位表示している競合他社のページが1,000文字書いてあったとして、自社のページに300文字しか書かれていなかったらほとんどの場合自社のページが1000文字書かれているページよりも上位表示することはありません。

特に300文字しか書かれていないページの多くが:
1、本文の下の部分に他のページにも書かれている重複コンテンツが書かれている
2、本気で情報を発信しようとしていなく、SEOのために消極的姿勢でコンテンツを書いている
というものばかりです。(もちろん例外はあります)

この場合の対処策は現在書かれているコンテンツの下にもう少し言いたいこと、出来れば読者にとって少しでもメリットのある何かを数百文字追加することです。

数日前、数ヶ月前に書いたものを見直して見ると「この事を書くのを忘れた・・・」だとか、「こういう説明ならもっと分かりやすいかな・・・」という気付きが生じることがあります。そうして植物に水を与えるようにコンテンツを少しずつ追加するというのが最もやりやすい方法だと思います。

他に出来ることとしては:

(1)事例を追加する

(2)他者からもらったコメントを追加する

(3)参考情報を追記する

(4)ライターさんにテーマを厳密に指定して関連したコラムを書いてもらい「コラム」と書いて追加する

(5)写真や説明画像を何枚か追加してそのことについて画像に下に手短に説明文を書く

等があります。

これらのうちどれも時間が無いために出来ないという時はそのサイトの中にある他のページで少しでも関連性のあるページを

(キーワード)site:(ドメイン名)

でサイト内検索をGoogleでしてみて見つかったらば、「この記事の関連記事もご覧下さい」などと声がけをしながらテキストリンクを張り、その上か下にリンク先のページの概要を2,3行書くという方法もあります。

3つ目の理由は・・・

「意味がズレている」

というものです。

例えば、「青森 りんご」で上位表示したいページなのにそこには青森のりんごの事だけではなく、他の産地のりんごのことがたくさん書かれていたり、様々な産地のりんごのことを書いていたら、客観的に考えてそのページのテーマは「青森 りんご」ではなく、「りんご」全般のことになってしまいます。その結果、「りんご」では上位表示しやすいページになります。

このことは逆のことも意味します。それは、「りんご」で上位表示したいなら特定の産地のりんごのことばかり書いてはいけないということです。様々な産地のりんごを偏り無く書く必要があります。

もう一つの意味のズレで多いのが、りんごの販売をしているページを「りんご」で上位表示しようとするミスです。

「りんご」が意味するのは決してりんごの販売だけではなく、りんごとは何かの解説やその栄養分について、味について、ジュース等の利用用途についてなど総合的なものです。

自社サイトにそうしたコンテンツが無くてりんごを販売するための商品としてのりんごの紹介文や、お客様の声、生産者の声、産地の様子などばかりを書いてしまうとそれは結局は「りんご 販売」でしか上位表示出来ないページになってしまうのです。

このように上位表示を目指す目標キーワードと目標ページの間にズレがあるかを確認してズレを見つけたらそれを解消するためにコンテンツを最適化するか、目標キーワードをページの実態に合った論理的に矛盾の無いものに変更をするべきです。

そうすることにより無理なく安定的にGoogleで上位表示出来るようになります。

4つ目の理由は・・・

「メインキーワード、ミドルキーワード、サブキーワードの比率が間違っている」

です。これは少し複雑な話になりますので次回のブログで解説させていただきます。

ぜひ出来るところからGoogleやそれを使うユーザーが「この検索キーワードにふさわしいページだ。」と判断してもらえるページ作りを強化して下さい。

それにより高い確率で望んだページがGoogleで上位表示するはずです。上手く行くことを祈っています。

ブログパーツ等のリンクは隠しリンク扱いでペナルティーを受けるようになった!

2016年09月09日
Googleがまた被リンク評価の基準を厳しくしました。
Googleウェブマスター向け公式ブログ(2016年9月8日)によると「大量のキーワードを含むリンクや、隠しリンク、低品質のリンクが、ウィジェットに埋め込まれたまま様々なサイトへ配布されているケースについて確認します。
ウィジェットをうまく活用すると、ウェブサイトにおける体験をより価値あるものへと高め、ユーザーを引きつけることができます。しかし一部のウィジェットは、ウェブマスター自身が配置した覚えのないリンクを、アンカー テキストが編集できないような形で、勝手に配置することがあります。これらのリンクは自然に配置されたものではないため、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)の違反と見なされます。」




これより次のようなブログパーツやアクセスカウンター等にリンク情報をつけたまま配布すると手動によるリンクのペナルティーを受けて検索順位が著しく落とされることになりました。



こうした形で被リンクを集めているサイト管理者や、そうしたリンクを購入しているサイト運営者は至急対応しなくてはなりません。

対応策はそうしたリンクを削除すること(削除してもらうこと)、またはrel="nofollow" 属性を追加して被リンクとしての効果をゼロにするかのどちらです。

こうしたところに広告を表示している企業や被リンクを販売している企業は事業モデル事態に影響が出るはずです。

こうしてGoogleは被リンクの集め方に対して非常に厳しくなってきていますが、結局はサイト管理の知らぬ間に張られたリンクは今後禁止されてゆく報告性にあることが見えてきました。

例えば、無料HPレンタルサービスを使うとフッターに提供元企業のサイトへのリンクやテキストリンク広告が張られている場合もrel="nofollow"を貼るか、リンクそのものを削除しないとリンクを張っているサイトも、張られているサイトも両方ペナルティーを受ける可能性が出てきました。

さらには、Web制作会社がクライアント企業のサイトを制作した際にフッターに「Powered by XXXXX」と書いて自社サイトにリンクを張ることもリスクが生じてきました。

そして最も危険なのはデザインテンプレ―トです。良くあるのがWordPressやブログのデザインを良くするためにデザインテンプレートを購入して自社サイトに適用するケースがありますが中には「Desigined by XXXXX」だとか、「Provided by XXXXX」というように販売元のサイトへのクレジットリンクが含まれていることがあります。デザインテンプレートは比較的誰でも作って配布することが容易なものなのでGoogleのペナルティー対象になる可能性が高いはずです。

Googleが許すリンクというのはユーザーが自分の意志でクリックするリンクか、クリックする可能性があるリンクだけになるということだと思います。

これまで効率的に被リンクを集めてきた企業は考え方を変えなくてはなりません。集めて良い被リンクは「サイト運営者が積極的に紹介をするためのリンク」だけになりました。
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