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AIでブログ記事を書く前に必ずやってほしい、たった一つの重要な準備

2026年02月05日

最近、私のもとに寄せられる相談の中で、明らかに増えているものがあります。
「ChatGPTでブログ記事を書き始めたら、最初は本当に楽でした」
「記事数はどんどん増えたのですが、気づいたら検索順位が落ちていました」
「以前よりアクセスが減っている気がして、不安になっています」

こうした相談をしてくる方たちには、ほぼ例外なく共通点があります。それは、AIに記事を書かせる前の準備が、ほとんど行われていないという点です。

結論からお伝えします。AIを使ってブログ記事を書くなら、最初に必ず「素材」を用意してください。この工程を省いたまま、どれだけAIで記事を量産しても、SEOで安定して成果を出し続けることはできません。


なぜ「素材なし」でAIに書かせると危険なのか


SEO初心者の方ほど、次のような使い方をしがちです。
「ChatGPT、〇〇についてブログ記事を書いてください」

すると、ほんの数秒で、見た目には非常によく整った文章が出てきます。見出し構成もあり、日本語も自然で、一見すると「問題なさそうな記事」に見えます。

しかし、ここに大きな落とし穴があります。それは、その文章がどこかで読んだことがある内容になってしまうことです。たとえば、
・一般論だけで終始している
・ネット上で何度も見かける説明が並んでいる
・実際にやった人でなければ出てこない話が一切ない

こうした記事は、読み手にとっては「情報としては間違っていないけれど、心に残らない」ものになります。

AIは、自分自身の体験や現場感覚を持っていません。過去に世の中に存在した膨大な文章を学習し、その平均値のような文章を作っているだけです。その結果、誰が書いても似たような内容になり、どのサイトを見ても、同じような記事が並ぶ状況が生まれます。

Googleは「それっぽい文章」を評価していない


ここで、SEO初心者の方がよく誤解している点を整理しておきます。Googleは、
「文章がきれいか」
「構成が整っているか」

だけで記事を評価しているわけではありません。

今のGoogleが重視しているのは、その情報が、誰のどんな経験に基づいて書かれているのかです。たとえば、
・実際にその業務を何年もやってきた人なのか
・現場で失敗や試行錯誤を繰り返してきた人なのか
・机上の理論ではなく、体験から語っているのか

こうした「背景」が感じられるかどうかを、Googleは非常によく見ています。E-E-A-Tという言葉を聞くと、難しく感じる方も多いかもしれませんが、本質はとてもシンプルです。
「実体験があるかどうか」

これに尽きます。


AI時代のSEOで一番重要なのは「素材」


では、AIを使いながら、どうすれば評価される記事を書けるのでしょうか。答えは単純です。AIに書かせる前に、人間側が材料を出すことです。

ここで言う「素材」とは、特別なデータや専門論文ではありません。たとえば、次のようなものです。
ある士業の方であれば、
「初回相談で、必ず聞かれる質問」
「依頼人がよく勘違いしているポイント」
「トラブルになりやすいパターン」

整体院や歯科医院であれば、
「患者さんが来院前に不安に思っていること」
「説明を変えたら成約率が上がった話」
「実際に効果が出るまでにかかった期間」

ECサイト運営者であれば、
「返品が多かった理由」
「説明文を変えたら購入率が改善した事例」
「問い合わせ対応で気づいたユーザー心理」

これらはすべて、あなたの現場にしか存在しない一次情報です。


「素材」がある記事と、ない記事の決定的な違い


たとえば、「AIでブログ記事を書く方法」というテーマでも、素材の有無で、記事の中身はまったく別物になります。素材がない場合の記事は、
「AIとは何か」
「メリット・デメリット」
「活用のポイント」

といった、どこにでもある説明で終わります。

一方、素材がある記事では、
「最初はAIに丸投げしていたが、3ヶ月後に順位が下がった」
「あるタイミングで、音声素材を使う方法に切り替えた」
「その結果、滞在時間と検索順位が回復した」

といった、具体的な流れと結果が語れます。

読者は、この時点で「この人は実際にやっている人だ」と感じます。Googleも同じです。


音声やメモは、最高の一次情報になる


文章を書くのが苦手な方には、私は音声素材を強くおすすめしています。スマホのボイスメモで構いません。移動中に、今日あった出来事を話すだけでも十分です。

たとえば、
「今日は〇〇という相談があった」
「ここで相手は、こんな表情をしていた」
「この説明をしたら、安心してもらえた」

こうした生の言葉は、文章以上に情報量があります。Zoomでの打ち合わせや、社内ミーティングを録音し、それを文字起こししたものも、非常に価値の高い素材になります。
多少まとまりがなくても問題ありません。むしろ、その方が人間らしさが残ります。



プロンプトの役割は「作成命令」ではなく「編集指示」


素材を用意したら、初めてAIの出番です。ここで大事なのは、AIに考えさせないことです。AIには、
「この素材を整理して」
「初心者にも分かるように並べ替えて」
「読みやすい文章に整えて」

という役割を与えます。

素材を貼り付け、
「この内容をもとに記事を書いてください」

と指示するだけで、出力は驚くほど変わります。


この方法を使わなかった場合の、最悪のシナリオ


素材を用意せずにAI記事を量産すると、最初は楽に感じます。しかし、やがて次のような現象が起こります。読者はすぐにページを離れ、滞在時間が短くなり、他の記事も読まれなくなります。

Googleは、
「このサイトは、どの記事も同じことを言っている」

と判断します。

その結果、新しく書いたAI記事だけでなく、過去に評価されていたページまで順位が下がることがあります。これは、私が実際に何度も見てきた現象です。


結論:AIは執筆者ではなく編集者


最後に、私の考えをはっきりお伝えします。AIは、ブログ記事を書く「本人」ではありません。AIは、あなたの経験を整える「編集者」です。

この認識さえ間違えなければ、AIは非常に優秀な相棒になります。ぜひ今日から、素材を用意してからAIを使う・・・この順番を守ってください。それが、AI時代でも検索で生き残るための、最も確実で、安全な方法です。

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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

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