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2026年01月14日
AIモードで取り上げられる整体院は何が違うのか?「川崎市の腰痛治療に強い整体院は?」で検証
2026年01月14日

整体院・治療院の先生方から、最近増えている相談があります。
それは「腰痛 (地域名)」 で検索すると上位に出ているのに、GoogleのAIモードで聞くと、自分が経営している院のサイトがまったく出てこないという相談です。
これまでは、「症状+地域名」で上位表示できれば勝ちという戦い方が成立していました。ところがAIモードでは、ユーザーの質問に対してAIが「おすすめ候補」をまとめて提示します。つまり、ユーザーは検索結果を延々と比較する前に、AIが用意した「候補リスト」から比較を始めるようになっています。
そのときAIが見ているのは、単純な順位ではありません。AIが見ているのはもっと人間的で、もっと現実的な基準です。
「この整体院は、腰痛で悩む人が「安心して選べる理由」を説明できているか?」
これが、AIモード時代の評価軸です。今回は、実際にAIモードで表示された「川崎市の腰痛治療に強い整体院」の回答例を検証して、
・なぜこれらの整体院が選ばれたのか
・逆に、なぜ多くの整体院が候補に入らないのか
・これから整体院がAIモードに取り上げられるために何を整えるべきか
を、具体的に解説します。
AIモードの実際の回答例:まずは全体像を見る
AIモードで「川崎市の腰痛治療に強い整体院は?」という質問で検索したところ、次のような回答が出ました。

《川崎市の腰痛治療に強い整体院》
・整体院 和-KAZU- 川崎(川崎駅周辺):慢性腰痛専門・検査重視・再発防止・YouTubeで権威
・J’s sports-massage & physiotherapy Kawasaki branch(川崎駅周辺):カウンセリング・骨格矯正・理学療法
・美容整体soluna川崎駅前(川崎駅周辺):骨膜リリース・産後骨盤・子連れ対応
・夢見整体院(川崎駅周辺外):36年の経験・他院で改善しない症例
・かわさき京町整体院(川崎駅周辺外):丁寧な説明・安心感・地域密着
ここで重要なのは、「この院が良い/悪い」という話ではありません。この一覧は、AIが「どういう基準で院を選び、どういう言葉で紹介するのか」を読み解くための材料です。
大前提:AIは「整体院一覧」を探していない
ここを誤解すると、対策がズレます。AIモードは、ユーザーの質問に対して、単に「店舗データベース」を引っ張ってくるわけではありません。
AIが解釈している本当の依頼は、次のようなものです。
「川崎市で腰痛に悩んでいる人が、自分に合った整体院を選べるように、判断材料を整理してほしい」
つまりAIは、検索エンジンというより 「案内係・編集者」 として振る舞います。この視点に立つと、AIモードに出る/出ないの差が見えてきます。
AIが必要としているのは「候補」ではなく「理由」
AIがユーザーに紹介する以上、そこには責任が伴います。そのためAIは、次のような院を優先しがちです。
・どんな腰痛に強いかが明確
・初めてでも不安が減る説明がある
・通うイメージがつきやすい(場所・対象・流れが分かる)
・信頼の根拠がある(経験、実績、発信、口コミの語られ方など)
逆に言うと、院が実力を持っていても、「理由の説明が外に出ていない」とAIの候補に入りづらくなります。
AIが最初にやっていること:じつは「分類」
先ほどの回答例を見てください。AIは無意識のうちに、腰痛という大きなテーマを、次のように分けています。
・慢性腰痛専門
・スポーツ・理学療法系
・産後・骨盤ケア
・ベテラン・難治症例
・安心感・地域密着
この「分類」こそが、AIモード対策の入口です。
なぜ分類がそんなに重要なのか?
ユーザーの悩みは、同じ「腰痛」でも中身が違います。
・デスクワークで慢性的に重い
・ぎっくり腰に近い急性
・産後で骨盤が不安
・スポーツで痛めた
・病院に行ったが原因がよく分からない
・他院に通ったが改善しない
AIはこれをまとめて「腰痛」とは扱いません。ユーザーが本当に困っているタイプに合わせて候補を分けた方が、親切だからです。
そしてここがポイントです。AIに分類されない整体院は、回答の中に組み込みにくい。つまり、分類できる材料を外に出している院ほど、AIに選ばれやすいのです。
共通点@:「何の腰痛に強いか」が一言で言える
AIモードに取り上げられやすい院は、例外なく専門性が明確です。これは「資格があるか」よりも、まずは言語化の明確さです。
たとえば、
・「慢性腰痛専門」
・「スポーツ由来の腰痛」
・「産後の骨盤由来の腰痛」
・「他院で改善しない腰痛」
このように、ユーザーが読んだ瞬間に「自分のことかも」と思えるラベルがついています。
逆にAIが困るのは「何でも屋」型
もちろん、現場では腰痛も肩こりも頭痛も診る必要があります。しかしWeb上の表現が、
・腰痛も肩こりも頭痛も全部対応
・骨盤矯正、猫背、O脚、小顔、何でもお任せ
という形だけだと、AIはこう感じます。
「この院は、腰痛の中でも何が得意なんだろう?」
「ユーザーのタイプ別に、どこに入れればいいんだろう?」
分類できない=回答に入れにくい。これがAIモード対策の冷酷な現実です。
対策:全部やるなら「入口の言葉」を分ける
実務的には、全部対応でも構いません。ただし入口のページや文章では、
・慢性腰痛の人向け
・産後骨盤の人向け
・スポーツ腰痛の人向け
・坐骨神経痛っぽい不安の人向け
のように、「最初の案内」を分けてあげる必要があります。
共通点A:「川崎市 × 症状」が強く結びついている
AIは「腰痛に強い整体院」だけでなく、「川崎市で腰痛に強い整体院」を探しています。
だから、ただ住所が川崎市にあるだけでは弱いです。大事なのは、「川崎の人が通う理由」が文章に含まれているかです。
たとえば、
・川崎駅から徒歩何分で仕事帰りに寄りやすい
・京町エリアで地域の患者さんが多い
・新川崎・武蔵小杉方面からも来院しやすい導線
・駐車場の有無、ベビーカー、子連れ対応
・平日夜、土日対応など生活に合う条件
こうした情報は、SEO的には地味に見えます。でもAIモードでは、「通えるかどうか」=選べるかどうかなので、かなり重要です。
共通点B:技術そのものより「判断材料」が語られている
ここが最大の変化です。AIは、
・骨盤矯正がすごい
・手技がうまい
・効果が高い
といった抽象評価を、あまり使いません。なぜなら、その言葉だけではユーザーが判断できないからです。
代わりにAIが拾うのは、こういう情報です。
・検査に時間をかける(初回何分、どんな検査か)
・再発防止のセルフケア(どんな指導があるか)
・理学療法を取り入れている(どういうアプローチか)
・経験年数が36年(積み重ねの根拠)
・他院で改善しない症例(対象の明確さ)
これらは「すごさの自慢」ではなく、ユーザーが安心して選ぶための根拠です。そしてAIは、根拠のある文章を好みます。
これはSEOではない。AIO(AI Optimization)である
ここまでの話を整理すると、従来のSEO(検索順位中心の考え方)とは、ゲームのルールが変わっています。
従来のSEOとAIモード(AIO)の違い
・従来のSEO:キーワードで上位を取る → クリックされる → 来院につなげる
・AIモード(AIO):AIの回答に採用される → 候補として比較される → 来院につなげる
つまり、最初に起こるのが「クリック」ではなく、「AIの推薦枠に入る」 なのです。このとき、整体院のホームページは「入口」ではなく、むしろこうなります。
公式サイトは「最終判断のステージ」になる
AIの回答で候補を知り、公式サイトで確認して「ここなら大丈夫そう」と決める。だからこそ、公式サイトには「売り込み」よりも、判断材料が必要になります。
AIが推薦に使いやすい「根拠」は3種類ある
整体院がAIモードで取り上げられるためには、AIが安心して引用できる「根拠」が要ります。大きく分けると、根拠は3種類です。
根拠@:院内から出ている一次情報(公式サイトの説明)
たとえば、
・初回の流れ(受付→検査→説明→施術→セルフケア)
・施術方針(痛みだけでなく原因・生活習慣を見る等)
・どんな症状に強いか(慢性、産後、スポーツ、坐骨神経痛など)
・どんな人が向いているか/向いていないか
・料金、回数目安、通院ペースの考え方
これらが丁寧に書かれている院は、AIから見ると「紹介しやすい院」です。
逆に、デザインが綺麗でも、「結局どういう院なのか」が文章として分からないと、AIは候補に入れにくくなります。
根拠A:第三者の声(口コミ・体験談・メディア)
AIは「自分で見た事実」を持ちません。だからこそ第三者の声を重視します。
・Google口コミの内容(星より文章)
・患者さんの体験談(ビフォー→通院中→変化)
・地域のメディアや紹介記事(整骨院ポータル等)
ここで大切なのは、数よりも 「内容が具体的か」 です。
「良かったです」だけの口コミが100件より、
「座っていると痛かったが、検査で原因を説明され、家でのストレッチも教わり…」
のような具体文がある方が、AIは引用しやすいです。
根拠B:継続的な発信(YouTube・ブログ・SNS)
先ほどの例に「YouTubeで権威」とありました。これは、AIが「この院は発信で説明責任を果たしている」と判断しやすいからです。
・腰痛の原因をわかりやすく説明する動画
・セルフケアを実演する動画
・よくある質問に答える動画
・「どんな人が来院して、どういう流れで改善を目指すのか」を語れる
これらがあると、AIは「説明できる院」として扱いやすいのです。
AIに選ばれる整体院は「ページの作り方」が違う
ここから実務です。AIモード対策で一番効くのは、広告でも裏技でもなく、ページ設計です。
1)トップページは「総合案内」ではなく「分類の入口」にする
トップページで全部を一気に伝えようとすると、AIが分類できません。おすすめは、トップページを次のように作ることです。
・慢性腰痛で悩む方へ
・産後の骨盤・腰痛で悩む方へ
・スポーツ腰痛で悩む方へ
・坐骨神経痛のような症状が不安な方へ
・他院で改善しない腰痛で悩む方へ
つまり「入口の札」を立てる。するとAIもユーザーも迷わなくなります。
2)症状ページは「施術メニュー紹介」ではなく「判断材料のページ」にする
よくある症状ページは、メニューの説明になりがちです。でもAIが欲しいのは、次のような情報です。
・どんな状態を腰痛として扱うのか(例:朝だけ、長時間座ると等)
・よくある原因(姿勢・筋緊張・関節可動・生活など)
・初回で何を確認するのか(検査の観点)
・施術方針(何を目的に、どこまでを目指すか)
・セルフケアの考え方(再発防止)
・通院目安(個人差がある前提で、考え方を示す)
これが書けていると、AIは紹介文を作りやすくなります。
3)FAQ(よくある質問)はAI時代の「最強パーツ」
AIはQ&A形式が大好きです。なぜなら、ユーザーの質問にそのまま答えられるからです。整体院サイトなら、最低でも次のFAQは作ってください。
・初回は何分かかりますか?
・どんな服装で行けばいいですか?
・どのくらいの頻度で通う人が多いですか?
・痛い施術ですか?ボキボキしますか?
・産後いつから通えますか?子連れでも大丈夫ですか?
・病院に行って異常なしと言われた腰痛でも見てもらえますか?
・坐骨神経痛っぽい症状でも対応できますか?
・駐車場はありますか?川崎駅からの行き方は?
こうした質問があるだけで、AIは「紹介しやすい院」と感じます。
「AIに説明される院」になるためのチェックリスト
最後に、明日から動ける形にまとめます。次の問いに、サイト上で答えられる状態を作ってください。
チェック@:自院は「どの腰痛」に強いのか?
・慢性?急性?産後?スポーツ?難治?
→ まずは1つ主軸を言い切る
チェックA:その腰痛で悩むのはどんな人か?
・デスクワーク、立ち仕事、育児、運動習慣、年齢層
→ 想定患者の生活が見えるように書く
チェックB:川崎市のどのエリアの人に向いているか?
・川崎駅周辺/京町/新川崎/武蔵小杉方面など
→ 通いやすさを言語化する
チェックC:初めての患者が安心できる判断材料は何か?
・初回の流れ、検査、説明、セルフケア、料金の考え方、口コミ
→ 「すごい」より「分かる」を増やす
これらを、トップページ・症状ページ・FAQ・SNSやポータルサイトの外部で発信し、一貫して語れると、AIモードに取り上げられる確率は上がります。
まとめ:整体院集客は「AIに説明されるかどうか」の時代へ
「川崎市の腰痛治療に強い整体院は?」このクエリは、整体院集客の未来を象徴しています。
これからは、
・上位にある院
ではなく
・AIが安心して推薦できる院
が選ばれます。
その差は、技術だけではありません。専門性・地域性・説明力(判断材料)です。腕がある院ほど、丁寧に説明できるはずです。その説明を「Web上の言葉」として整えられた院だけが、AI検索時代の入口に立てます。
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