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狙っていないページが上位表示してしまう理由とは?

2016年09月17日
最近相談が増えている問題として「自分が上位表示を目指しているページが上位表示しないで、別のページが上位表示してしまう・・・」というものがあります。

この現象にはいくつかの原因があります。

今回はそのいくつかについて解説させていただきます。

1つ目の理由とは・・・

「キーワードがくどく書かれている」

というものです。

Googleが嫌がるページ、つまり上位表示を避けるページの特徴の1つは同じ言葉がたくさんかかれているページです。
例えば「青森 りんご」で上位表示しているページに「りんご」というキーワードをページ全体の8%だとか、10%くらい書くということはそのページ内の単語の10回に1回は「りんご」という単語になってしまい人間が見た時に見づらいページになることがほとんどです。

このパーセンテージのことをキーワード出現頻度(海外ではKeyword Density:キーワード密度)と呼びますが、全業界平均値でいえば目標キーワードを目標ページ内には4%〜6%、それが無理な場合は3%台書いて、出現頻度ランキングは1位、つまりそのページで最も見られる言葉にすることが有効な内部SEO対策です。

2つ目の理由は・・・

「コンテンツ量が競合ページよりも少ない」

というものです。これはある意味当たり前のことですが、普段から自分のサイトを見慣れている場合気がつかないことがあります。
それは上位表示している競合他社のページが1,000文字書いてあったとして、自社のページに300文字しか書かれていなかったらほとんどの場合自社のページが1000文字書かれているページよりも上位表示することはありません。

特に300文字しか書かれていないページの多くが:
1、本文の下の部分に他のページにも書かれている重複コンテンツが書かれている
2、本気で情報を発信しようとしていなく、SEOのために消極的姿勢でコンテンツを書いている
というものばかりです。(もちろん例外はあります)

この場合の対処策は現在書かれているコンテンツの下にもう少し言いたいこと、出来れば読者にとって少しでもメリットのある何かを数百文字追加することです。

数日前、数ヶ月前に書いたものを見直して見ると「この事を書くのを忘れた・・・」だとか、「こういう説明ならもっと分かりやすいかな・・・」という気付きが生じることがあります。そうして植物に水を与えるようにコンテンツを少しずつ追加するというのが最もやりやすい方法だと思います。

他に出来ることとしては:

(1)事例を追加する

(2)他者からもらったコメントを追加する

(3)参考情報を追記する

(4)ライターさんにテーマを厳密に指定して関連したコラムを書いてもらい「コラム」と書いて追加する

(5)写真や説明画像を何枚か追加してそのことについて画像に下に手短に説明文を書く

等があります。

これらのうちどれも時間が無いために出来ないという時はそのサイトの中にある他のページで少しでも関連性のあるページを

(キーワード)site:(ドメイン名)

でサイト内検索をGoogleでしてみて見つかったらば、「この記事の関連記事もご覧下さい」などと声がけをしながらテキストリンクを張り、その上か下にリンク先のページの概要を2,3行書くという方法もあります。

3つ目の理由は・・・

「意味がズレている」

というものです。

例えば、「青森 りんご」で上位表示したいページなのにそこには青森のりんごの事だけではなく、他の産地のりんごのことがたくさん書かれていたり、様々な産地のりんごのことを書いていたら、客観的に考えてそのページのテーマは「青森 りんご」ではなく、「りんご」全般のことになってしまいます。その結果、「りんご」では上位表示しやすいページになります。

このことは逆のことも意味します。それは、「りんご」で上位表示したいなら特定の産地のりんごのことばかり書いてはいけないということです。様々な産地のりんごを偏り無く書く必要があります。

もう一つの意味のズレで多いのが、りんごの販売をしているページを「りんご」で上位表示しようとするミスです。

「りんご」が意味するのは決してりんごの販売だけではなく、りんごとは何かの解説やその栄養分について、味について、ジュース等の利用用途についてなど総合的なものです。

自社サイトにそうしたコンテンツが無くてりんごを販売するための商品としてのりんごの紹介文や、お客様の声、生産者の声、産地の様子などばかりを書いてしまうとそれは結局は「りんご 販売」でしか上位表示出来ないページになってしまうのです。

このように上位表示を目指す目標キーワードと目標ページの間にズレがあるかを確認してズレを見つけたらそれを解消するためにコンテンツを最適化するか、目標キーワードをページの実態に合った論理的に矛盾の無いものに変更をするべきです。

そうすることにより無理なく安定的にGoogleで上位表示出来るようになります。

4つ目の理由は・・・

「メインキーワード、ミドルキーワード、サブキーワードの比率が間違っている」

です。これは少し複雑な話になりますので次回のブログで解説させていただきます。

ぜひ出来るところからGoogleやそれを使うユーザーが「この検索キーワードにふさわしいページだ。」と判断してもらえるページ作りを強化して下さい。

それにより高い確率で望んだページがGoogleで上位表示するはずです。上手く行くことを祈っています。

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