上位表示のヒント
タイトルタグにキーワードを含めていないサイトが上位表示するようになった!?

今週の10月24日からニューヨークで開催されたSMX Eastで恒例の重要発表がされました。
それは検索順位決定要因というGoogleがどのようにして検索順位を決めているかのかという重要情報です。
複数のSEO会社が独自の基準でGoogleの検索順位決定要因を調べ発表したのですが、その中で注目すべきは「タイトルタグにキーワードを含めることが従来のような効果がなくなってきている」という調査結果です。
タイトルタグというのはHTMLファイルの名称に当たる部分でHTMLファイル内の:

の部分です。
この部分はほとんどの場合、そのままGoogleの検索結果に表示される部分でもあり、検索結果ページ上での自社サイトのクリック率を左右する重要なタグです。

SEOという言葉が生まれたころからWebページのタイトルタグにそのページで上位表示させたい目標キーワードを含めることはSEOのイロハのイであり、常識中の常識でした。
しかし、今回の米国のSEO会社の調査結果によるとその常識が崩れ去る可能性が出てきました。
下図はSEMrush社のスライドですが「検索数が多い難易度の高いキーワードで上位表示しているWebサイトの35%が、タイトルタグにキーワードが記述されていない」と述べています。

もう一つのSEO会社のSearchmetrics社のスライドでも「Googleで上位10位にランクインしているWebサイトの48%だけがタイトルタグにキーワードを記述しており、同じ調査を2015年に実施した時は75%、2016年に実施した時は55%と、年々減少している」と述べています。

これらの調査結果を見るとタイトルタグに目標キーワードを含めることは従来ほど効果がなくなってきているように思えます。
確かに、最近は検索したキーワードがタイトルタグに含まれていないサイトがGoogleの検索上位にランクインすることは稀なことですが、増えてきている傾向は高まっています。
実際にGoogleで「糖尿病 原因」で検索してみると1位から10位までのサイトのタイトルタグは:

となっており、「糖尿病 原因」のメインキーワード(主体となる核キーワード)である「糖尿病」は10件中10件書かれていますが、サブキーワード(メインキーワードを絞り込むための補助キーワード)の「原因」は10件中7件だけが含まれており残り3件は含まれていません。
しかし、サブキーワードの「原因」を外してメインキーワードの「糖尿病」だけで検索したら従来通り10件中10件「糖尿病」という言葉はタイトルタグに記述されています:

それだけではなく、10件中4件がタイトルタグに2回も「糖尿病」というキーワードを含めています。
他にも「印鑑」で調べたら10件中10件が、「電気自動車」で調べても10件中10件がタイトルタグにキーワードを含めています。
しかし、サブキーワードを含めた複合キーワードで検索すると確かにサブキーワードがタイトルタグに含まれていないキーワードでも検索上位10位にランクインしているサイトがいくつかありました。
ここまでの調べでわかったことは競争率が非常に高い「糖尿病」、「印鑑」、「電気自動車」等のビッグキーワードでは未だまだタイトルタグに含めないと上位表示は困難ですが、サブキーワードは含まれなくても上位表示しているケースが増えてきているということです。
何故、サブキーワードがタイトルタグに含まれていなくてもGoogleで上位表示するのかというと考えられる原因は:
(1)メタディスクリプションというページ紹介文を記述タグには含まれているから
メタディスクリプションの例:

(2)H1タグという大見出しのタグに含まれているから
H1タグの例:

(3)文中に含まれているから
→ 当然Googleはタイトルタグ、メタディスクリプション、H1タグだけではなく、Webページ上の本文を読み込み評価基準として利用しているから。
(4)他のサイトからサブキーワードを含めたフレーズでテキストリンクを張っているから
→ Googleは従来から、キーワードがWebページ上に書かれていなくても、他のドメインのサイトからそのページにリンクを張る時のリンク文言にキーワードを含めると上位表示するクセがあるから(※有名な話ですが、最近までは「18歳未満はこちら」という言葉で検索するとヤフージャパンのトップページが上位表示していました。現在では恐らくGoogleに苦情を言ったのか、ヤフージャパンのトップページはそのキーワードでは上位表示はしていません)
等があります。
もう一つの傾向としては同義語があるキーワードで検索した場合は、そのキーワードがタイトルタグに含まれていなくても同義語が含まれてれば上位表示するというケースが近年増えてきていることは事実です。
例えば、「椅子」で検索してみると1位から10位までのサイトのタイトルタグは:

漢字の「椅子」がタイトルタグに含まれているのは7件だけでした。
しかし、代わりにカタカナの「イス」、あるいは英語のカタカナ表記の「チェア」が含まれいるので同義語をGoogleが理解していることがわかります。
念のため「携帯電話」というキーワードで検索してみましたが

というように「携帯電話」という言葉が含まれずに同義語である「ケータイ」という言葉だけが含まれているサイトが上位表示していることがわかりました。
以上ですが今回の発見をまとめると:
(1)以前に比べてタイトルタグにメインキーワードが含まれなくても上位表示するケースが増えてきている
(2)サブキーワードが含まれなくても上位表示するケースが増えてきている
(3)タイトルタグにメインキーワードが含まれなくても同義語が含まれていればGoogleは変換するので上位表示することがある
という3点の傾向が明らかになってきました。
しかし、だからといってタイトルタグに目標キーワードを含めなくても上位表示するのだと短絡的に判断してはいけません。
実際に今回見てきたように競争率の高いビッグキーワードである、「糖尿病」、「電気自動車」、「印鑑」などでは未だそうした最近の傾向は見られません。
ではどう考えたら良いのでしょうか?
それは「タイトルタグにさえ目標キーワードを含めれば上位表示する」という甘い考えを捨てて、タイトルタグ目標キーワードを含めるという常識はこれまでどおり持って、タイトルタグに目標キーワードを含めながらも、さらに・・・
(1)メタディスクリプションにも含める
(2)H1タグにも含める
(3)文中にも含める。そして類義語も含めて見た目がくどくならないように工夫する
(4)他のドメインのサイトからリンクを張る時はキーワードを含めた自然なフレーズでテキストリンクを張る、あるいは張ってもらう
というSEOの基本を徹底をすることです。
今後もGoogle上位表示の世界では「・・・さえすれば上位表示する!」という短絡的なテクニック論は通用しなくなるはずです。
出来る限り多面的に出来ることを出来る限り着実に実行することが重要になってきたのです。
独自ドメインを使って新しくサイトを作るかどうかで迷った時の4つの判断基準

最近会員さんからいただくご質問で多いのものの1つに、「新しくサイトを作りたいと思っているが、新たに独自ドメインを購入して開くのか、現在運営しているサイトにディレクトリを作りそこで開いたほうが良いのか分からない」というご質問があります。
新しくサイトを作る時のURL(Webアドレス)の選択肢は次の3つになります:
《選択肢1》新しいドメインで開く(例:www.atarashii.com)
《選択肢2》既存サイトのドメインにディレクトリを生成して開く(例:www.furui.com/atarashii/)
《選択肢3》既存サイトのドメインでサブドメインを生成して開く(例:atarashii.furui.com)
この3つのうちどれが良いのか迷うことがあります。
これまでの経験から私はこうした質問を頂いた時に次の判断基準をお伝えしています。
【新しく独自ドメインを購入して別サイトを作るかどうかの大きな判断基準】
(1)将来性が高いテーマか?
将来性の低い商材の専門サイトを作っても新しい情報がその業界で生まれてきにくいのでコンテンツを追加してゆくことが困難になります。上位表示しているサイトは定期的にコンテンツが追加されているサイトばかりです。
また、将来性が低い商材、テーマのサイトを作ってもサイト管理者としてもなかなか更新意欲がわきにくいので作りっぱなしで放置される運命のサイトを作るのは避けるべきです。
将来性があまり高く無いと思われるテーマのサイトであっても作らなければならないときもあります。そうした場合は新規で独自ドメインを取得して開く:
《選択肢1》新しいドメインで開く(例:www.atarashii.com)
のではなく、既存サイトのドメインネームの中に:
《選択肢2》既存サイトのドメインにディレクトリを生成して開く(例:www.furui.com/atarashii/)
《選択肢3》既存サイトのドメインでサブドメインを生成して開く(例:atarashii.furui.com)
という形でサイトを開くのが無難です。
(2)週1ページ以上新規ページを追加できるか?
コンテンツが追加されないサイトはGoogleはもちろん、その先にいる検索ユーザーに最終的に見放されてしまいます。人気のあるサイトでなければ長期的な上位表示は困難です。その証拠に私達が頻繁に見るサイトは古い情報ばかりでなく、新しい情報が定期的に追加されているサイトであることがほとんどです。
そうした場合も新規で独自ドメインを取得して開く:
《選択肢1》新しいドメインで開く(例:www.atarashii.com)
のではなく、既存サイトのドメインネームの中に:
《選択肢2》既存サイトのドメインにディレクトリを生成して開く(例:www.furui.com/atarashii/)
《選択肢3》既存サイトのドメインでサブドメインを生成して開く(例:atarashii.furui.com)
という形でサイトを開くのが無難です。
(3)20ページ以上のサイトでスタート出来るか?
Googleはドメインネームのパワーを記録しています。
ドメインネームのパワーというのは「そのドメインネームで開かれているサイトにあるページがどれだけGoogleで上位表示していてGoogleの検索結果ページにあるリンクがクリックされて検索ユーザーが訪問しているのか?」というGoogle検索結果ページからそのサイトへのユーザーの流入実績です。
例えば、Googleの検索結果上で:
www.suzuki.com/index.html が「相続」で3位表示されてこれまで10,000人がそのリンクをクリックしてサイトに来た
www.suzuki.com/soudan.html が「相続 相談」で5位表示されてこれまで3,000人がそのリンクをクリックしてサイトに来た
www.suzuki.com/yuigonsho.html が「遺言書 作成」で2位表示されてこれまで900人がそのリンクをクリックしてサイトに来た
www.suzuki.com/yuigonsho-fee.html が「遺言書作成 料金 」で3位表示されてこれまで700人がそのリンクをクリックしてサイトに来た
www.suzuki.com/bengoshi-prof.html が「相続 相談 弁護士」で1位表示されてこれまで600人がそのリンクをクリックしてサイトに来た
とします。
この場合このサイトへのGoogle検索結果ページからのユーザー流入実績は10,000人+3,000人+900人+700人+600人=15,200人になります。
サイト内にわずかのページしかなければユーザー流入実績は少なくなりますが、最初から多くのページをサイトにアップしておければそれだけ多くのページがGoogleで上位表示してユーザー流入実績が増えやすくなります。
競争率がそこそこ激しいキーワードでも20ページくらいのページ数のサイトでも上位表示していることがあります。
サイト内にどのくらいのページ数があるのかは、Googleで 「site:(ドメインネーム)」で調べると分かります。
(「site:(ドメインネーム)」で調べるとGoogleがインデックスしているページのおおよその総数がわかります)
《例:Googleで 任意売却 で検索した時に上位表示しているサイトのインデックス数(推定ページ数)》

(4)現在同じテーマのサイトを2つ以上運営していない
例えば、上の例のように
www.suzuki.comというドメインネームでサイトを開き「相続」というキーワードで上位表示を目指そうとしたとき、すでに自社で相続をテーマにした
www.souzoku-soudan.com
と
www.souzoku-hiroba.com
などという2つのサイトをそれぞれ独自ドメインで開いていたとします。
その場合、今回新たに
www.suzuki.com
というドメインネームでサイトを開き「相続」というキーワードで上位表示を目指そうとしても、すでにこの企業は
www.souzoku-soudan.com
と
www.souzoku-hiroba.com
という2つのドメインネームでサイトを開いているので合計3つの独自ドメインで相続に関するサイトを作ってもGoogleで上位表示するのは困難です。
このことはこれまで何社ものクライアント企業がチャレンジしてきましたが全て失敗していることから分かったことです。
同じテーマのサイトはどの企業も2つのドメインネームでサイトを開くことが限界です。
この経験則を無視して3つ目のドメインネームでサイトを開いても時間と費用の無駄になります。
どうしても3つ目のドメインネームを取得してサイトを開きたい場合は、相続ではない全く違ったテーマ、例えば、交通事故相談や、債務整理相談などの全く異なったテーマのサイトにしなくてはなりません。
以上が、新しく独自ドメインを取得してサイトを作るべきかどうか迷った時の4つの判断基準です。
この4つの基準がすべてYESならば、新しく独自ドメインを取得してサイトを作る価値はあります。ぜひ参考にして下さい。
新着情報が多いサイトは上位表示できない!?

最近増えている相談で「オウンドメディアを作ったが上位表示出来ない」というものがあります。
ここで言うオウンドメディアというのは企業が見込み客を集客するために別ドメインで作った情報サイトで、役に立つコンテンツを無料で提供するサイトです。(元々オウンドメディアというのは企業が所有するメディアという意味ですが、近年のWebマーケティング業界では企業が自社サイトの集客を成功させるために作る誘導サイトという意味があります)
例えば、自社物販サイトでの化粧品の売上を増やしたいとします。それを実現するために新たにドメインネームを取得して美容や化粧に関するコラムやニュースを掲載するオウンドメディアサイトを作り、記事の本文下や、横に自社物販サイトの広告、またはリンクを掲載して自社物販サイトの訪問者数を増やすものです。
《化粧品メーカーが運営するオウンドメディアの例》

近年こうしたオウンドメディアを作ることが流行していますが、残念ながらせっかく作ったオウンドメディアがGoogleで上位表示出来ずに何のために作ったのかわからなくなっている企業が増えています。
無料で役立つ情報を提供して見込み客を集客するというコンテンツマーケティングの成功を目指す企業が増えてきています。
しかし自社サイトの訪問者数を増やすために作ったオウンドメディアでいくらコンテンツマーケティングを実践しようとしてもオウンドメディアが上位表示出来なければ自社サイトの訪問者数を増やすどころか、SEOの悩みがまた1つ増えるだけです。
この数ヶ月こうした問題を抱える企業からの相談を複数受け、研究した結果次のことが分かりました。
それは上位表示を目指すページが流動コンテンツばかりだから上位表示しないという発見です。
流動コンテンツというのはサイト上で良く見かける:
・新着情報
・新着記事一覧
・おすすめ記事一覧
・人気記事一覧
など上から下にかけて新しい記事ページにリンクを張るサイト内リンクのことです。
《流動コンテンツの例》

何故流動コンテンツと呼ぶのかというと通常これらの一覧は無限にリンクが増えるのではなく、直近の記事ページへのリンクを上から新しい順に5件だとか、10件だけ表示するためにいつも同じページにリンクを張るのではなく、リンク先ページやそれらのページにリンクを張るテキストリンクの内容が変動するからです。
例えば直近5件の新着情報ページへのリンクを張る場合、そのサイトが毎日1ページ新着情報ページをサイトに追加したら、今日そこに表示されているのは過去5日分のページです。
しかし、一週間後そこを見るとその時点から過去5日分の新着情報ページへのリンクが張っているので、リンク先のページの内容もそれらにリンクを張るテキストリンクの文言も全く違ったものに変わってしまいます。
通常、多くのサイトには多かれ少なかれこうした新着記事一覧や人気記事一覧、おすすめ記事一覧ような流動コンテンツがよくあるものです。
しかし、私のところに上位表示が出来ないと相談をしに来てくれる企業のサイトのページを見るとページのほとんどがそうした流動コンテンツなのです。
実際に上位表示している競合サイトのページを見ると確かにページの一部に流動コンテンツはありますが、ページ全体の半分以下の面積にしかそうした流動コンテンツはありません。
私がそうしたサイト管理者にアドバイスするのは流動コンテンツを減らして固定コンテンツを増やしてくださいというアドバイスです。
固定コンテンツというのは:
・新着情報
・新着記事一覧
・おすすめ記事一覧
・人気記事一覧
など以外のいつもそこにあるコンテンツのことで、リンクのこともありますし、通常のテキスト(文字)のこともあります。
すでに流動コンテンツを減らして、固定コンテンツを増やすことにより検索順位が上がったサイトが出てきています。
このことをあるクライアントさん言ったら「ブログみたいですね・・・」とおっしゃっていました。
私はすぐに納得しました。
昔からよくある上位表示の法則の一つに、「ブログのトップページは上位表示しない」という法則というか、ジンクスのような現象があります。
考えてみるとブログのトップページこそ流動コンテンツの塊ではないでしょうか?
ブログのトップページのボディー部分最新の記事が新しい順で表示されるので見に来る日によってそこに書かれている文章は完全に変わってしまいます。
しかも、サイドメニューには最新記事一覧があり、上から順番に直近10件くらいの記事へのテキストリンクが表示されそれらの内容は更新する度に流動します。
そして考えてみるともう一つの不思議な現象の理由も分かってきます。
それは新聞社のニュースサイトのトップページや、ジャンル毎のカテゴリページは新聞社の名前以外のキーワードでは上位表示しないという現象です。
でも、新聞社のニュースサイトや、人気ブログ、オウンドメディアのサイトでも上位表示していることはあります。
しかしほとんどの場合、それはトップページではなく記事が書かれている記事ページです。
その理由は、新聞社のニュースサイトや、人気ブログ、オウンドメディアのサイトはトラフィック(訪問者数)が多いのでドメイン自体、サイト自体のGoogleによる評価が高いので、優れた記事であれば上位表示することがあるからです。
しかし、上位表示したとしてもそれはどちらかというと難易度が低い複合キーワードであったり、難易度が高いビッグキーワードであっても3ヶ月から6ヶ月程度しか上位表示はしないで、時間とともに検索結果1ページ目の後半に落ち、その後は2ページ目以降に落ちていくことがほとんどです。
このように流動コンテンツは確かに最新の情報をユーザーに提供するために重要なコンテンツですが、トップページやその他上位表示を目指すページに流動コンテンツばかりだとそこに書かれていることが頻繁に変化するためGoogleからの評価を高めることが困難になり上位表示しにくくなります。
皆さんの中で色々とやってみたけれど未だ上位表示出来ないという方は、上位表示を目指すページに流動コンテンツがたくさんあるかを確認してたくさんあるようならそれらを減らしてページ全体の半分以下に抑えるか、固定コンテンツを大量に増やしてページにおける流動コンテンツの割合を減らして見て下さい。
うまくいくことを祈ります!

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