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2015年07月02日

スマホを手に取ってあなたにしか伝えられないメッセージを撮影してアップロードする

2015年07月02日
本日、医療用ウィッグを販売してるクライアントさんと一ヶ月ぶりにお会いして最近の成果を教えていただき、ブログに書いて良いと許可をいただいたのでご報告させていただきます。

その方はかつら専門店あっちパパさんという方で医療用ウィッグを独自ドメインサイトと楽天市場で販売しています。

数年前から動画を撮影してYouTubeにアップしています。

数千回の再生回数になっている動画がすでに何本かあります。

Googleで最近「医療用ウィッグ アレンジ」で検索結果1ページ目に表示される動画も出てくるようになりました。

全て自分たちで撮影して、ウインドウズに無料でついてくる編集ソフトで編集し、BGMを挿入して作っています。

今日のコンサルティング時間に3本の動画をスマートフォンで撮影してYouTubeにアップしている事を教えてもらいました。

どのようにして作ったのかを聞いたところ・・・

「スマートフォンで撮影して、それをムービーメーカーで編集しました。1本あたりの撮影、編集時間はたったの15分でした。お客様からアレンジの方法を知りたいので動画で説明して欲しいとリクエストを頂いて作りました」

ということでした。

以前より私が提唱しているカンタンYouTube動画は1本当たりの制作時間は30分以内ですが、15分以内に作れるというのを聞いてとても驚きました。

また、今回お話を聞いて素晴らしいと思ったのは「お客様からアレンジの方法を知りたいので動画で説明して欲しいとリクエストを頂いて作りました」という点です。

企業のYouTube動画の失敗の原因は私もよくやってしまいますが、自分が作りたい動画を作るというミスです。

ほとんどの場合、自分が作りたい動画というのは:

(1)作りやすいものを作る
(2)自分が出来ることだけをする


という自己中心的な動画であり、まぐれで当たることはあってもほとんどの場合は失敗作になります。

失敗作というのは作品の品質ではありません。

この世には動画の撮影レベル、編集レベルが一流でかつ最高のBGMを挿入して作った企業動画がたくさんあります。

しかし、どんなにそうした表面的なところが素晴らしくても視聴者が見たくないものをつくったら再生回数が増えるはずがありません。

これをテレビ番組に例えたらわかりやすいと思いますが、もしもテレビ制作者が・・・

(1)作りやすいものを作る
(2)自分が出来ることだけをする


という態度で、撮影レベル、編集レベルが一流の作品を制作したとしても成功する可能性は極めて低いはずです。

それこそキムタクや有名俳優が主演するドラマですら信じられないくらい低い視聴率で終わっているものもあると聞きます。

失敗の理由は視聴者のニーズを無視した態度以外の何物でもないはずです。

一方今回のクライアントさんのお話では「お客様からアレンジの方法を知りたいので動画で説明して欲しいとリクエストを頂いて作りました」といういわゆる視聴者ニーズを起点にしたマーケットインの発想で作った作品は何度が失敗したとしても必ず多くの視聴者に観てもらえるはずです。

ただ皆さんの中には未だYouTube動画の集客力を信じられずにこのチャンスを座視している方がいらっしゃると思いますが、次の事実を知っていただければスタートすべきだと思っていただけるはずです。

【事実1】
最近YouTube動画を見ているといたるところにバナー広告が出てきたり、動画のスタート時にCMが強制的に挿入されているのが目立つようになったと思いませんか?今、たくさんのYouTube視聴者がうんざりするほど動画広告をみさせれるようになってきています。
これは中小企業、個人企業だけではなく、大手企業もYouTube動画の宣伝力を知りたくさんの広告費を払ってまでYouTube動画を使おうとしていることを意味しています。ネット動画には伝える力がテレビのようにあることが知られてきています。

【事実2】
「ベライゾンのAOL買収、1億人へ動画広告狙う:
テレビ広告にネット広告が追いつく:マーケティング担当者が昔から予算を最も多くつぎ込んできたテレビ広告にインターネット広告が追いついたという事情がある。「今年は、テレビ広告とウェブ広告の予算が衝突する年になる」とアームストロング氏は言う。そして、AOLはその衝突の現場になりたいと願っている。」
2015/5/15  Financial Times)
というように海外のネット企業やメディア企業がネット動画市場に多額の投資をするようになってきています。

こうしたことからもネット動画の力は実証されてきており、近いうちに企業が使うテレビ広告とウェブ広告の予算が逆転する可能性すら出てきました。

テレビ番組やテレビCMは億単位の費用がかかりますが、カンタンYouTube動画ならゼロ円で出来ます。

ぜひ御社もお客様が動画で説明して欲しいと思うことは無いかを調べてスマートフォンのカメラ機能を使い説明出来ることを見つけて下さい。

カメラに向かって何かを解説するだけでも良いですし、商品を使っているシーンを撮影しても良いです。

『スマホを手に取ってあなたにしか伝えられないメッセージを撮影してアップロードする』ことは人の役に立つだけではなく、御社の売上を増やすツールにもなることを忘れないで下さい。





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