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新しいリンク対策の時代が来た!

2016年07月22日
米国のSEOの世界で最近ある話題が増えてきています。それはリンク対策が結局は重要だという話題です。

この傾向は今年の3月にGoogleの技術スタッフのAndrey Lipattsevが非公式に発表した『現在のGoogleの検索順位算定3大要素は、リンク、コンテンツ、そしてランクブレインだ』
https://www.web-planners.net/blog/archives/000182.html
というニュース以来のことです。

つい最近でも米国のSEO業界の重鎮のEric Enge氏の会社が発表した『リンクは今でもパワフルな検索順位決定要因なのか?:Are Links Still a Powerful Ranking Factor? (New Study)』というレポートも如何にリンク対策が重要なのかを裏付けるものになっています。



https://www.stonetemple.com/links-remain-a-very-powerful-ranking-factor-study/

ただし、ここで言うリンク対策というのは言うまでも無く質が悪いSEO目的で作られたサイトからのリンクではありませんし、SEO会社が販売するようなリンクでもありません。そのような悪質なリンクを張ってもらったら順位が上がるどころかペナルティーを受けて下がってしまいます。

現在必要とされているのは:

1、他社のサイトを紹介をするための純粋なリンク
2、情報の参照元を紹介するためのリンク
3、企業同士の良い関係を証明するためのリンク
4、自社が提供している他のサイトを紹介するためのリンク
5、情報提供者が自分の自己紹介をするためのリンク


が主なものです。

1、他社のサイトを紹介をするための純粋なリンク
→ これは最近良く見かけるパターンですが、SEOに役立つツールをユーザーに使ったもらうために1つ1つのツールを実際に使ったり、サイトをじっくりと読んで自分の言葉で紹介し、実際のツールを見てもらうためにリンクを張るという純粋なリンクの張り方です。

もう一つよく見かけるのがおすすめできそうな美容皮膚科や、エステサロンなどの情報を収集して1つ1つのサイトを詳しく紹介してリンクを張るものがあります。気がついてみればGoogleの検索結果にはそうした紹介サイト、比較サイトなどが無数に作られており一種の紹介サイト、比較サイトのブームが到来しています。

2、情報の参照元を紹介するためのリンク
→ これは本来のリンクのあり方そのものですが、自分の主張を証明するための根拠を示すために読者に参照して欲しいと願い他者のサイトにリンクを張る行為です。

3、企業同士の良い関係を証明するためのリンク
→ これも私が良くクライアントサイトや自社のサイトの競合の被リンク元を分析すると見かけるものですが、自社の商材を販売してもらうために代理店を募り、彼らのサイトから商材の提供元としてリンクを張ってもらうパターンがあります。

4、自社が提供している他のサイトを紹介するためのリンク
→ もう一つのパターンは、ソフトバンクのように多数の子会社を持っている会社同士がグループ企業を紹介するためにリンクを張るというもので、大手企業のサイトが昨今上位表示するようになってきている理由の1つになっています。
この手法は、大手企業だけではなく、普通の中小企業でも複数のサイトを作り、それぞれのサイトでそれぞれの商材を紹介する専門サイトの制作とそれら相互のリンクによって実現出来るものです。

5、情報提供者が自分の自己紹介をするためのリンク
→ これも良く見かける正当な被リンクの獲得方法ですが、Allaboutのような様々な分野のプロが読者のためにコラムを書き、自分のことをもっと知りたい思ってくれる人のために自分のサイトにリンクを張る方法です。

どうでしょうか?

これらの中に少しでも子供じみた古いリンク対策方法があるでしょうか?

ありません。

これらは完全に大人にしか出来ないリンク獲得の手法であり、厳しいGoogleでも咎める事ができない正当なものばかりです。

これら5つの条件をリンク対策をする上で1つのチェックリストとして使って下さい。

質が悪いSEO目的で作られたサイトからのリンクではありませんし、SEO会社が販売するようなリンクという大昔の子供じみた手法ではなく、こうした社会人として当たり前で常識的な被リンク獲得方法の高い基準を持たなくてはならない時代が来たのです。

この意味において全く新しい新リンク対策の時代が到来したのです。

子供のリンク対策の時代が終わり、大人のリンク対策の時代が来たのです。

全ての大人はかつて子供の時がありました。

リンク対策においても私たちは成長して大人にならなくてはなりません。

他のサイトからリンクを張ってもらい痛い目にあった人達は怖くてリンク対策がほとんど出来ない状態です。

こうした状況は二度と来ない大きなチャンスとして捉えるべきです。

コンテンツも確かに重要です。しかし、コンテンツの時代だと思ってばかりいては駄目です。
何故ならコンテンツを無料で提供するサイトが急激に増えた結果、これまででは考えられないくらい良質なコンテンツが求めれる時代が来たからです。

確かに良質なコンテンツがいつもいつも作れれば良いのですが、良質なコンテンツであればあるほどより多くの時間と人間として企業としての経験や知識が要求されます。

コンテンツだけで上位表示しようとしてもそれを作っている間にライバルに抜かれてしまったら元もこもありません。

本当の答えは・・・

良質なコンテンツを作りながら、良質なリンクを集める

ということなのではないでしょうか?

この難しい2つを同時に行わなくてはならないのです。

どんな競争においてもそうですが、1つのことだけを無我夢中にやって勝ち続けることは出来ません。

現実は厳しいので、1つのことに集中しながらさらに2つ、3つの事も同時にこなさなければならないのが現実ではないでしょうか?

このことを怠れば、「コンテンツが重要だ・・・」と言ってコンテンツ作りだけに集中するのはリンク対策をしたくないから、しないための言い訳にしかなりません。

ライバルが怖がっている時にこそ、リンク対策という駒を前に進めてこのゲームに勝って下さい。

そしてその先に本来自分が出会うべきである多くの見込み客が見えてくるはずです。

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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

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