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シニアは御社を2つの面で助けてくれる!?

2015年05月23日
今回も前回に引き続きイオングループの4つのスローガンのうち3つ目の・・・

「シニアシフト」について考えてみたいと思います。

「シニアシフト」が私達ウェブサイト運営者に意味する事は:

(1)シニア対象のサービス、商品の開発

この数年インターネット上で活況を呈している市場の1つは遺産相続関連市場です。
現実に私のクライアントさんの中でも、弁護士事務所、税理士事務所の方たちがこうした市場で成果をあげています。
そこには遺産相続に絡む保険会社や遺品整理、有料老人ホーム関連の業種の方も含まれます。

しかし墓石関連においては従来の高額な石材を売っているところよりも現代のライフスタイルに合わせた格安の納骨堂や、葬儀においても家族葬のような小規模な葬儀サービスが流行っています。

昭和の考えではなく、少子高齢化、核家族化、所得の減少を踏まえた今の時代に対応するものにカスタマイズしなければなりません。

物販の方は売れているスーパーのように小分けの食品やお一人様消費のようなパッケージにカスタマイズするなどの工夫が求められます。

もう一つシニアマーケットでは気をつけ無くてはならないことがあります。
それはシニアになればなるほどシニアとして扱ってほしくないという欲求です。

シニア向けを演出しすぎた化粧品サイトを思い浮かべて見て下さい。あまり魅力的には見えないはずです。
シニア向けにも40代くらいの女性のイキイキとしたモデル写真を載せて60,70歳でも40代に見えるようになれるという演出が必要です。

若者よりも気持ちの若いシニアが増えており若い人たちと一緒に扱って欲しいという切実なニーズがあります。
年寄り向けのサービスにすればするほど逆にシニアには売れなくなることがあるのでそこは気をつけて下さい。

(2)シニアにサイト運営を手伝ってもらう

以上はシニア向けにいかに商品、サービスを売るかという話ですが、実は労働力としてのシニアのほうがほとんどの企業にとってプラスに働くことがあります。

私もそうですし、クライアントさんの会社でもシニアの方を積極的にスタッフとして採用しています。
一部のシニアの方たちはパソコンに興味を持ち、仕事に使いたいという方が増えています。
仕事の仕方も昭和、戦後の厳しい世代を生きてきた方々ばかりなので取り組み方が違います。
会社の全ての業務は無理でしょうが、座って出来るパソコンの仕事、在宅でも出来るパソコンの仕事の一部を任せてみることをおすすめします。

シニアは物を売る対象だけではなく、働いて御社を助けてくれる人たちでもあります。手伝ってもらうというよりも先生のような存在になることもあります。人材不足を嘆く前にシニアの方でパソコンの仕事がしたいという方があなたの隣の家にいるかもしれません。

反対に中国人の方は安い賃金で働く人達ではなくなり莫大な購買力を持ち大切なお客様になってもらえる時代になりました。

これまで当たり前だった事の多くが変化しています。

その変化を活用して御社の業績を伸ばして下さい。

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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

鈴木将司
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