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総務省の調査報告書を見るとスマートフォンユーザーの行動が見えてくる

2017年01月06日
競合調査ソフトを使うとGoogleで上位表示しているサイトの特徴を発見することがあります。つまり「今のSEO」に効果のある対策が見えてくるとうことです。

私は競合調査ソフトのSEOスコープを使い日々クライアントサイトとその競合サイトの流入元を調べていますが最近:

1、ソーシャルメディアからの流入が増えてきている

2、流入をもたらすソーシャルメディアに一定の特徴がある

3、YouTubeからの流入が増えてきている

という3つの点に気が付くようになりました

1、ソーシャルメディアからの流入が増えてきている
→ 現在のWebマーケティングの主軸は従来のPCサイトから多くのスマートフォンユーザーが見るモバイルサイトにシフトしてきています。

この流れを受けてGoogleは2017年1月頃にモバイルファーストインデックス(GoogleがPC版サイトではなく、モバイル版サイトを評価対象にする大きな変更)を導入する予定です。

スマートフォンユーザーがスマートフォンの小さな画面で頻繁に使うのがFacebook、Twitter、LINE@、Instagramなどのソーシャルメディアです。

総務省が発表した「平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると:

「スマートフォンによるネット平均利用時間(スマートフォン利用者ベース)の全体は、平成24年から26年にかけて67.3分→68.8分→73.0分と増加傾向にはあるものの、極端な増加にはなっていない。

• 利用項目別にみると、「ブログやウェブサイトを見る・書く」は横ばい傾向。

• 増加傾向にあるのは、「ソーシャルメディアを見る・書く」及び「オンラインゲーム・ソーシャルゲームをする」。

それぞれ平成24年調査と平成26年調査の値とを比較すると、16.2分→28.0分及び6.7分→13.7分。

• 「メールを読む・書く」は平成24年の30.7分から平成26年の18.7分に減少。」
(P.26「スマートフォンのネット利用項目別平均利用時間」の実態調査より)
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01iicp01_02000028.html



というようにスマートフォンでソーシャルメディアを使っているユーザーは確実に増えてきます。反対にインターネットを使ったコミュニケーションツールの主役であったメールの利用者は平成24年の30.7分から平成26年の18.7分に減少しています。

こうした統計でも分かるようにスマートフォンユーザーの集客にはソーシャルメディア活用が必須であり、ソーシャルメディアに投稿する記事内に自社のモバイルサイトにリンクを張ることによりモバイルサイトのトラフィックを増やすことが出来ます。そしてGoogleはトラフィック(アクセス数)が多いサイトを高く評価するのでソーシャルメディア活用はGoogleでの検索上位表示には欠くことが出来ないツールになってきています。

実際に競合調査ソフトのSEOスコープを使って難易度が高い検索キーワードの1つである「賃貸」というキーワードで検索すると次の図のように上位表示しているサイトほどソーシャルメディアからの流入が多いことが分かります。



反対にこうした難易度が高い検索キーワードで上位表示が出来ていないサイトほどソーシャルメディア活用をしていない傾向があります。

これは何故でしょうか?

私が日頃感じるのは・・・

(1)以前ソーシャルメディアを自社サイトの集客のために使ってみたが思うように結果が出なかったのでソーシャルメディア活用をやめた

(2)ライバル企業がソーシャルメディアをあまり活用していないので自分も活用しないで良いのではと思っている

(3)ソーシャルメディアにはFacebook、Twitter、LINE@、Instagramなどたくさんの種類がありそれらすべてに構っている時間が無い

というような「言い訳」によりソーシャルメディア活用を意識的、無意識的に避けている経営者やサイト運営者が多いということです。

しかし、そのような消極的な態度ではモバイル時代に取り残されてしまうはずです。

次回のブログでは:

2、流入をもたらすソーシャルメディアに一定の特徴がある

について報告させていただきます。それにより具体的にどのソーシャルメディアがズバリ、モバイルサイトにトラフィックをもたらし、Google上位表示に貢献するのかを見てみましょう。

モバイルサイトのページは縦に長ければ長いほど良いのではないか!?

2016年12月22日
現在、多くの企業が2017年1月ころに実施されると予想されるGoogleのモバイルファーストインデックス(Googleがモバイルサイトの内部を評価するようにする方針転換)に向けて自社サイトのモバイル対応に追われています。

その中でよく見かけるのが、「モバイルサイトだから情報量を少なめにする」という方針の元でPCサイトよりも、モバイルサイトの方の情報量を少なくするという行為です。

私がいつも疑問に思うのは「それは本当なのか?」ということです。

皆さんは普段スマートフォンでどのようなサイトを見ることが多いでしょうか?

私はニュースサイトやブログを良くスマートフォンで見ます。
他にはソーシャルメディアのFacebookやTwitterも見ます。

これらのサイトやソーシャルメディアにあるページは1つのページにたくさんの情報がある「縦長のページ」ではないでしょうか?

FacebookやTwitterのタイムラインも、ヤフージャパンのトップページもほとんど無限と言ってもよいほどページが下に長いスタイルをとっています。

無論これらのページは複数のページを束ねる一覧ページであり、物販サイトの商品詳細ページのようなものではありません。

しかし、私が1スマートフォンユーザーとして嬉しくなるページは1つのページに必要な情報が全て詰まった縦長のページです。
スマートフォンを使うのは通常2,3分くらいから長くても10分前後のスキマ時間ですので複数のページを見るのが億劫になります。

複数のページを遷移しなくても良いのでこうした縦長のページは非常に楽です。
最近ではこうしたページを見ると「ああ、良かった・・・」と感謝するくらいです。

ヤフーニュースや、モバイルの分野で圧倒的な人気のあるFacebookやTwitterはタイムラインのように画面を下にスクロールすると延々と情報が表示されるのはモバイルユーザーの好みをしっかりと理解しているからではないでしょうか?

では何故、ほとんどのサイト管理者は縦長のモバイルページを嫌がり、コンパクトな短めのページを好むのでしょうか?

考えられる原因は:

(1)ダウンロード速度が重くなるのではないかという恐れ

(2)何の根拠もない思い込み

(3)ページビューという古い概念に取り憑かれている

(4)自社のサイトは素晴らしいので全体を見て欲しいというエゴ

(5)ページが長すぎると買い物かごボタンや、お申込みボタンまでの距離が遠くなるので成約率が下がるのではないかという恐れ

などがあります。

縦長のページはSEO面でのメリットも大きいです。

縦長のページになることにより文字数が多くなることと、サイト滞在時間が伸びることです。

現代のWeb運営においてはページビューの多さを競うのではなく、サイト滞在時間の長さ、つまりユーザーの「エンゲージメント」(サイトに対する愛着度、夢中になっている度合い)を高めることが主流になってきています。

これはFacebookなどのソーシャルメディアの運営者専用管理画面を見ても明らかです。エンゲージメントがどのくらい高いか、様々なデータを見せてくれます。



「ダウンロード速度が重くなる」という恐れについてはCSS、Javascriptのソースコードの最適化やファイルのキャッシュ、画像のロスレス圧縮などをすればかなり軽量化が可能になります。これをするためにはGoogleが提供する Page Speed Insightsがかなり役立ちます。



※ https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja

また、ページが長すぎると買い物かごボタンや、お申込みボタンまでの距離が遠くなるので成約率が下がるのではないかという問題に対してはページの中に一定距離間隔でお申込ボタンを設置することや、画面の下のほうに申し込みボタンを固定するという方法もあるのではないでしょうか?

モバイルサイトは情報量が少なくても良いと決めつける前に、スマートフォンでたくさんのサイトを見てユーザーとしてどのようなモバイルサイトが本当に良いかのかを確認してから判断をして頂きたいです。

モバイルファースト時代の外部ドメインへの発リンク

2016年12月16日
モバイルファースト時代の3つ目の重要な注意点は:

3、PCサイトと同量の外部リンクをモバイルサイトに載せる

という点です。

自社サイトから外部のサイトにリンクを張るということは2つの重要な意味があります。

1つは、リンク先のサイトを上位表示しやすくさせるというベーシックなリンク対策です。
例えば、鈴木弁護士事務所の公式サイト(総合サイト)www.suzuki.comから鈴木弁護士事務所が運営する www.souzokusoudan-suzuki.com というドメインの相続相談の専門サイトにリンクを張ることにより相続相談の専門サイトが同じ法律業務のサイトからリンクを張られることにより関連性の高いサイトからのリンクをされ「相続 相談」というキーワードで検索順位が上がりやすくなります。



こうしたことをPCサイト同士でしている企業は多いのですが、モバイルサイトを作った時にページの中のすっきりさせるためにわざとこうした外部リンクを削除することがあります。あるいはもっと良くないのはリンクを張ることをただ単に忘れてしまうということです。

今日も実は、クライアントさんのサイトのモバイル対応のコンサルティングをしている時に1つの問題を発見しました。
それはPCサイトのトップページのフッター部分から、その会社が運営している他のサイトへのリンクが張られているのに、モバイルサイトのトップページからはリンクが張られていないのです。

2017年1月頃からはGoogleが予告したようにモバイルファーストインデックスがスタートします。それがスタートしたらGoogleはモバイル版Googleの検索順位を決める時と、PC版Googleの検索順位を決める時にモバイルサイトの中身を評価対象にすると発表しています。

そのため、そのクライアントさんのようなケースでは、これまでせっかく自社が運営する専門サイトにリンクを張っていたのに、モバイルサイトではリンクを張っていないのですからGoogleは「リンクは張りたくなくなったのだな・・・」と判断して専門サイトの検索順位を落とすことになってしまいます。

自社サイトから外部のサイトにリンクを張る2つ目の意味は、適切なサイトにリンクを張ることにより、リンクを発しているページの評価が高まるという点です。

先の例で言うと、鈴木弁護士事務所の公式サイト(総合サイト)www.suzuki.comから鈴木弁護士事務所が運営する www.souzokusoudan-suzuki.com というドメインの相続相談の専門サイトにリンクを張ることにより、鈴木弁護士事務所の公式サイト(総合サイト)www.suzuki.comのGoogleからの評価が上がりwww.suzuki.comは検索順位が上がりやすくなるというメカニズムです。

これは何故かというとGoogleは被リンクだけではなく、発リンクも見ているからです。
Googleの考え方は「相続相談の専門サイトにリンクを張っているサイトは相続相談がテーマか、あるいは法律関連のサイトだな」というものです。

ということは自社サイトから関連性の高いサイトに積極的にリンクを張ることが1つのSEOテクニックになるということです。

先日、東京でGoogleの技術特許の研究成果を発表するカンファレンスが開催されました。講師の郡司武さんの研究によるとNAVERまとめや業種別ポータルサイトの順位が高い一つの理由は関連性の高いサイトにリンクを張っているからだということです。



『特許文書から読み解く人工知能時代のGoogle検索アルゴリズム最新レポート』(全日本SEO協会特別研究員 郡司武 作成)
https://www.ajsa-members.com/seo-video/conference/
より

その特許によるとGoogleは1つのサイトを評価する時に、そのサイトだけ見るのではなく、そのサイトにリンクを張っているサイト(被リンク元)とそのサイトがリンクを張っているサイト(発リンク先)の両方を見ているということです。

モバイル対応の作業を慌てて行うとこのような発リンクをするのを忘れてしまうというアクシデントが発生する恐れがあります。

どうか慌てずにサイトの中の文字コンテンツ、サイト内の他のページへのリンク、そして別ドメインのサイトへの発リンク、この3つの点がPCサイトとモバイルサイトで同じになるように心がけるようにして下さい。

それがモバイル対応の第一歩であり、来るべきモバイルファースト時代に適用するための必須事項です。

モバイルファースト時代のサイト内リンク数の注意点

2016年12月09日
モバイルファースト時代の2つ目の重要な注意点は:

2、PCサイトと同量のサイト内リンクをモバイルサイトに載せる

という点です。

Googleは検索順位を決定する時にリンクを評価するということは広く知られていることですが、リンクには2つの意味があります。

1つは「外部ドメインからの被リンク」や、「外部ドメインへの発リンク」などの「外部ドメインリンク」です。



もう一つのリンクの意味は「サイト内リンク」です。



そしていつも忘れがちなのがこの「サイト内リンク」の構築です。

Googleはサイトの内容を分析する時にサイト内にあるページ同士がどのようにリンクされているか、リンクの分析をします。

サイト内にあるページとページのリンク関係には:

(1)どのテーマのページからどのページにリンクが張られているのか?

(2)どのページが他のページからたくさんリンクが張られているのか?

(3)リンクの文言(アンカーテキストリンク)

(4)陽性リンクか、陰性リンクか?

など少なくとも4つのポイントを見ています。

(1)どのテーマのページからどのページにリンクが張られているのか?
(2)どのページが他のページからたくさんリンクが張られているのか?

→ (1)と(2)に関してですが、一番重要なのはPCページと比べてモバイルページからのサイト内リンクを減らさないことです。
それをすると折角GoogleがこれまでPCサイト内のPCページ同士のリンク関係を分析してサイトの評価が高くなって上位表示していても、その評価が下がることがあり得るからです。

例えばサイト内にあるインプラントに関するページが他のインプラント関連のPCページ20ページからリンクされていたのが、モバイル版では10ページからリンクされていなければサイト内のリンクポピュラリティ(被リンクによって算出するページの人気度)が下がってしまいます。
ただし、モバイルページ上からサイト内の同一ページに重複してリンクを張っている場合はページをすっきりさせるためにそうした重複リンクを減らすことは問題ではありません。

(3)リンクの文言(アンカーテキストリンク)
→ モバイルページ内では1つの行に19文字から21文字くらいの文字数を超えると改行されてしまいます。(未だ普及度が高いiPhone5sの4インチの横幅が狭いものを基準で考えるようにしてください)
こうした事情により、PCページ上のリンクの文言がクリックを誘発するような魅力的なものであっても、モバイル版のほうはあまり考えずに文字数を減らしてしまうとPCページ上のリンクの文言には目標キーワードが含まれており上位表示に有利になっていたものが、モバイルページ上のリンクには書かれていない場合は上位表示に不利にになります。テキストリンクに含める文言にはPCページと同様に目標キーワードを含めるようにして下さい。

(4)陽性リンクか、陰性リンクか?
→ Googleの特許情報によるとGoogleはクリックされているリンク、クリック率が高いリンクを高く評価します。反対にクリックれていないリンクやクリック率が低いリンクを低く評価します。
PCページではページの比較的上のほうから目立つようにリンクを張っていたものを、モバイルページでは下の方の目立たない場所に移動してしまいクリック率が下がるようなことは避けて下さい。

無論、画面の幅が狭いモバイルページ上にはPCページ上のようにたくさんのサイト内リンクを設置することは難しいのが現実です。

このことに対する対策としては:

1、PCページにあるヘッダーメニュー、サイドメニュー、フッターメニューなどのテキストリンク、または画像リンクはモバイルページ上にポップアップメニューを画面右上か、左上に設置してそこをタップすると上からか、あるいは脇からテキストメニューがポップアップするようにする。(つまり開閉式メニューにしてモバイルユーザーが見たいときだけ見れるようにする

2、1の項目をモバイルサイトの全ページのフッターメニューにも設置する

3、文中に複数のリンクがある場合はそれもタップすると複数のリンクが表示されるように開閉式にする

などがあります。



こうした工夫を凝らすことによりPCサイトと同量のサイト内リンクをユーザビリティーを犠牲にしないでモバイルページ上でも実現するようにして下さい。

そしてモバイルファースト時代の内部SEOを実践して成果を上げて下さい。

次回のブログでは

3、PCサイトと同量の外部リンクをモバイルサイトに載せる

について考えてみたいと思います。

モバイルファースト時代に備えろ!モバイルサイトは文字数が少ないても良いのか?

2016年12月02日
Googleがその公式ブログで「モバイル ファースト インデックスに向けて」(2016年11月5日)



https://webmaster-ja.googleblog.com/2016/11/mobile-first-indexing.html
を発表してから約1ヶ月が過ぎました。この発表の時点から数ヶ月以内に実施されるというモバイルファーストインデックスが実施されればGoogleは私達のモバイルサイトのページ内にどのような文章やリンク情報があるかを見て

(1)モバイル版Googleの検索順位

(2)PC版Googleの検索順位

の2つを決めると言われています。

ということはこれら2つの検索エンジン両方で順位を上げるためには新しいモバイルファーストSEOが求められるようになります。

これまでは私達のPCサイトの内部対策をしていれば良かったのですが、今後はモバイル版サイトの内部対策をする必要があります。

そこで重要なポイントがいくつかありますが中でも・・・

1、PCサイトと同量のテキストをモバイルサイトに載せる

2、PCサイトと同量のサイト内リンクをモバイルサイトに載せる

3、PCサイトと同量の外部リンクをモバイルサイトに載せる

の3つがあります。

今回は1つめの

1、PCサイトと同量のテキストをモバイルサイトに載せる

について考えてみましょう。

最近よく見受けるのが、PCサイトのトップページには800文字くらい書いているのに、モバイルサイトのトップページには600文字しか書いていないような文字数の不足です。

誰が決めたかは分かりませんが、「モバイルサイトは画面が小さいから文字数は少なくても良い・・・」という理屈があります。
多くの場合、その理屈に従ってそうした文字数の削減を一方的にしていると思われます。

しかし、一体どのスマートフォンユーザーは「私はスマートフォンにあなたのサイトを見ています。だから文字数は減らして下さい」と言ったのでしょうか?

私はそのような事は1回も聞いたことがありません。むしろ毎日スマートフォンを使う生活人としてはPCサイトにある文字数と同等の文字数が必要です。特に何かを申し込もうとする際に事前の情報量は少ないよりも多めのほうが間違った判断をしないで済みます。

情報量が不足したモバイルサイトはいくつもの害をもたらします。

1つはこうした購入の判断に必要な情報を減らしてしまい、見込み客が購入を中止、または延期することです。

情報量が不足がもたらす2つ目の害は検索順位ダウンです。Googleが検索順位を決める時に重要視するのはコンテンツの量と質です。

コンテンツの量



コンテンツの質

この2つの要因でどちらのほうを高めるのが楽でしょうか?

恐らくコンテンツの量を増やすほうが楽なはずです。

前回のブログ:
http://www.web-planners.net/blog/archives/internet-joho-shinraisei.html
で報告したようにwelqという医療情報サイトが医療関連の様々なキーワードで異常なほど上位表示して社会問題になっています。読売新聞の昨日の記事などを見てもSEOばかりで内容は二の次というようなことが書かれていましたが、welqというサイトは医療の知識が無い外部のライターが様々な情報ソースを参考にして数千文字のコンテンツを毎日100記事近くアップしていたという事が言われています。

数千文字、100記事・・・これらは全て量です。今のGoogleは残念ながら未だ情報の中身については正しく判断が出来ないために情報の量、つまり文字数が多いと高く評価するという傾向があります。
(当然文字数だけが多ければ良いというのはなく信頼できるコンテンツを発信しなくてはなりません)

このようにGoogleはコンテンツの量を重要視しているなか、モバイルサイトだからという理由だけで文字数を減らすのは自分で自分の足を引っ張るようなことです。

実は、モバイルサイトのほうがPCサイトよりも文字数が少ないサイトが多いというのにはもう一つ大きな理由があります。

それはモバイル集客の軽視とそれが原因でモバイルサイト制作の丸投げという理由です。

これまで世界のインターネットはずっとPC中心で進んできました。それがこの数年で突然、モバイルシフトが起きてきたためにサイト運営者や経営者の意識が遅れているのです。

モバイルシフトは未だ経営に影響が無い、未だサイト運営には大きな影響がないのだという意識のせいでモバイルサイトを重要視していないことが本当の原因のはずです。

重箱の隅を突くように入念にPCサイトのほうは点検するのに、モバイルサイトにはほとんど愛情を注がずに「あ、これでいいよ」のような無関心が未だあるのです。

Googleはモバイルファースト = モバイル第一主義 だと宣言したのですから、Googleからの集客数を維持したい、伸ばしたいのならばこうした態度を改める必要があるのでは無いでしょうか?

少しでも順位を落としたくない方は自社のモバイルサイトとPCサイトの各ページの文字数に差が無いかを確認して下さい。
そして少しでもモバイルページの方がPCページよりも少なければ文字数を増やして検索順位の激変に備えて下さい。

どうしてもPCサイトと同じ文字数をモバイルサイトに載せようとするとページが長くなりすぎると思う場合は、必ず読んで欲しいところはそのままにして、補足的な情報は「もっと見る」というリンク、または「+」ボタンのリンクをタップすると下に続きが見れるように開閉式のアコーディオンという処理をして見て下さい。

あるいは、本文の上のほうに水平にタブをいくつか入れて各タブをタップするとタブ内に書いた文字が表示されるようにすれば大量の文字数のあるページでも縦に長くなりすぎないで済みます。

次回は:

2、PCサイトと同量のサイト内リンクをモバイルサイトに載せる

について提案させていただきます。

揺らぐネット情報の信頼性

2016年11月25日
この1週間で今のインターネット上で何が起きているかを示す2つのニュースがありました。
これらのニュースという点と点と結び線にするとその線の先、つまり私達サイト管理者が何をするべきがという方向性が見えてくるはずです。

それらのニュースとは次のものです:

1、『「死にたい」検索トップの「welq」の記事、DeNAが広告削除 「不適切」指摘受け
Googleで「死にたい」と検索すると、トップに表示されるwelqの記事に不適切な内容が含まれいる――こんな指摘を受け、DeNAは記事内のアフィリエイト広告を削除した。』

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1610/26/news117.html

2、『Amazon、宣言通りインセンティブ付きレビューの大量削除で評価システムの信頼回復を図る
Amazonはインセンティブ付きレビューを同社のウェブサイトから禁止し、宣言通りにレビューを削除している。3万2000以上のプロダクトに渡る6500万のレビューの分析結果からそのことが分かった。プロダクトに対する不当に高い評価が横行し、信頼できないレビューが蔓延した問題を解決するため、Amazonはインセンティブ付きレビューの禁止に至った。』

http://jp.techcrunch.com/2016/11/24/20161003amazon-bans-incentivized-reviews-tied-to-free-or-discounted-products-2/

1のwelqというサイトについては親しい方から数日前に『健康関連のキーワード、病気関連のキーワードでGoogle検索するといつも上位表示している』というお話を丁度聞いたばかりでした。実際に『坐骨神経痛』などの比較的競争率が高いキーワードで検索しても今日現在2位に表示されています。

このニュースを論評する方のブログ
https://www.landerblue.co.jp/blog/?p=30141
に書かれていたのですが、このサイトにある情報はその道の専門家が書いたものではなく、ライティングが得意なライター達にネット上の情報や書籍に書かれている情報を見てわかりやすくまとめただけの情報でしかないそうです。

実際に私も複数の記事を読んでみたのですがそのブロガーの方がおっしゃるように『・・・だと言われています』というような伝聞形式でまとめただけのキュレーション的な記事でしかないことがわかりました。

私はwelqさんが実際にどのような体制でこうした記事を書いているのかその事実関係については分かりませんが、記事を読む限り専門家が書いた記事ではないということは推察出来ます。

次に2つ目のニュースですが、アマゾンがやっとやらせ、ステマのレビュー記事を追放するために処置を取るというニュースです。
良く見受けられるのは実際にアマゾンで購入してもいないのに根もはもない感想を書いたり、プレゼント欲しさにキャンペーンで誘導されてポジティブなレビューを書くという行為がこれまで横行し、多くの人達、企業が非常に迷惑を被ってきました。

これら2つのニュースの共通点は、今、インターネット上の情報の信頼性が問われているということです。

インターネット上では確かに誰もが何でも書くことが出来ます。

しかし、長期的な視点に立つと目先の利益だけを追い求めて情報を発信しても結局は信頼性を失い、長期的な利益を失ってしまうのではないかということです。

長期的に自社サイトの集客に役立つコンテンツはそうしたものではなく、その道のプロが作ったコンテンツです。

健康関連の情報ならばその分野で資格を持っている人や、公的な資格がないとしても長年その分野で仕事をしてきた人達が発信する情報が信頼出来るコンテンツになります。

ここにWebサイトやブログ、ソーシャルメディアを活用したWebマーケティングの本質があります。

私たちは日々、自分の仕事をするだけではなく、その中で気がついたこと、人に教えたら少しでも喜んでもらえるような情報をWebコンテンツとして発信すべきです。

そうすることにより、その分野において問題を抱えて悩んでいる人達の目に私達が発信する情報が入り、私達の存在を認識してくれるのです。

このシンプルな流れを繰り返すことが長期的には自社のWebマーケティングの成功に繋がるのです。

その道のプロの人達がそうしたことをしていれば不正な情報などネットユーザーの目に触れることなどなくなるはずです。

少しでも早く各分野のプロたちが自分の日々の仕事をするだけではなく自分たちにとっては当たり前の情報こそが、一般人にとってはとても価値のある情報だということに気付き活き活きと情報発信をしていただきたいです。

そうすることにより、自ずと検索上位表示という課題は自動的に解決され、それによりたくさんの広告費をかけなくても見込み客を検索エンジンなどを通じて集客できるようになるはずです。

そして消費者はそうした誠意ある行動をとる企業や個人をリスペクトして商品やサービスを試してくれるはずです。

サイト上のコンテンツ評価基準を年々向上させている今のGoogleは必ず専門家の書いた価値のあるコンテンツを見抜いて上位表示させるようになってきています。

また、専門家ではないアフィリエイトサイトの場合は、少なくとも自分がその商品やサービスを実際に試してそれについて論評するのならば情報の信憑性は担保されます。

実際に最近相談が増えているのがGoogleのサーチコンソールに次のようなメッセージが来ている事例です:

『貴サイトで、価値のない質の低いコンテンツが検出されました。この重大な問題によって、Google 検索ユーザーには無関係な検索結果
や価値の低い検索結果が表示され、貴サイトのランキングは低下する可能性があります。このため、XXXXXXX.com/に
対して手動によるスパム対策を適用しました。


貴サイトでの手動による対策を解除するには、コンテンツが Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン
)に準拠するよう大幅に変更し、再審査リクエストを送信してください。Googleのガイドラインを満たしていることを確認できた場合
は、こうした手動による対策を解除させていただきます。


この問題の解決方法:

1
サイト上の重複コンテンツや質の低いコンテンツを変更する
他のサイトから無断で複製されたコンテンツや、価値の低いコンテンツをサイトで探します。コンテンツを変更して、貴サイトに関連する独自のコンテンツになるようにします。』


長年SEO(検索エンジン最適化)をしてきた方はこのGoogleからのコンテンツに対する手動ペナルティー実施のお知らせを見て驚くはずです。

確かにGoogleはこれまで不正リンクに対して手動でペナルティーを与えてサーチコンソールを通じて手動ペナルティー実施のお知らせを発してきました。

しかし、今度はサイトのコンテンツの内容について問題があるかを人間がチェックして、問題がある場合はGoogleの検索結果の上位に表示されないようにペナルティーを与えるようになったのです。

これはこれまでの検索エンジンの歴史の中でも画期的な出来事です。

昔良くあった問題は、審査料金5万円から15万円を払って登録申請をするヤフーカテゴリの審査に落ちるという問題でした。
情報の信憑性が少しでも疑わしいとヤフーカテゴリには絶対に登録してもらえないという事がありましたし、今日でもこの問題は多くのサイト運営者を悩ませています。

しかも、ヤフーカテゴリに登録された後でもサイト内に信憑性が低い情報を掲載するとヤフーカテゴリのスタッフの定期巡回にひっかかり登録を取り消しされることがあります。

ヤフーさんには審査料金を払っているのでそれを原資にしてこうした活動をするのは理解が出来ます。

しかし、Googleの場合は自動登録ですので、サイト運営者は登録審査料金は払っていません。

Googleさんにはお金を払わなくてもボランティアでサイト上のコンテンツの信憑性をチェックしてくれるというのはサイト運営者としては有難迷惑でしょうが、Google検索のユーザーにとってはとても有難いことのはずです。

このようにアフィリエイターの方は、自分が体験した事を偏り無く報道するという態度が求められています。
もはやアフィリエイターだということで何を言っても良い時代は終わりました。
アフィリエイターさんにはジャーナリストのような精神とプライドが求められる時代が来たのです。

レビューをするレビュアーの方にも同じことが言えます。プレゼントや金銭をもらって自分の心を売ることは自分自身と社会全体を貶めることになる時代が来ました。

そして企業サイトの運営者には副業ライターや職業ライターに丸投げした寄せ集めの情報ではなく、どんなに忙しかろうが、己の体験に基づいた無料のアドバイス、無料の情報発信が求められているのです。

恐らく、副業ライターさんも職業ライターさんも何も努力しようとしないクライアントに呆れ返るどころか、心の底で軽蔑しているはずです。

こうしたプライドを持ち責任ある情報発信をすることが今のそして未来のSEOの本質であるはずです。

SEOというものを単なるリンク集めやソースを弄り回すことだとか、サイトの魂であるコンテンツを安易に他人に丸投げするようならば絶対にSEOの継続的な成功は無理です。

私は今回のこうした事件をきっかけに必ず良い方向に向かっていくと信じたいです。


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鈴木将司
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