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上位表示のヒント

スマートフォンSEOのためにはGoogleのウェブマスター向けガイドラインを知らなくてはならない

2015年05月20日
『Googleが日本のウェブ制作会社に要求する5つ目の条件』は・・・

「5. デベロッパーとともに Google のウェブマスター向けガイドラインを十分に理解する」

というものです。

現在のSEO対策においては・・・・

(1)Googleの要求を理解する

(2)その後ろにいるネットユーザーの欲求、行動様式を理解する

(3)自社として提供出来るコンテンツを企画、制作する(文章、画像、動画、プログラム等)

(4)ソーシャルメディアでそのコンテンツを告知する

(5)特別な取り組みはニュースメディアで取り上げられるようにプレスリリースを出す

のステップを踏むことがSEO対策成功のステップになってきています。

この一連のステップの最初である

(1)Googleの要求を理解する

を実践するためには

Google ウェブマスター向けガイドラインを十分に理解する必要があります。

Googleという会社の凄いところは方針を発表するだけではなく、実行するという実行力にあります。

2011年ころまではGoogle ウェブマスター向けガイドラインに書かれていることの多くはただ書かれているだけで実行されていることは今に比べると少なかったものです。

しかし、パンダアップデートが初めて実施された2011年くらいからGoogle ウェブマスター向けガイドラインに書かれていることを次々に実行するようになったのです。

サイト内部の過剰最適化の取り締まり、過剰なリンク対策に対する断固とした取り締まりを想像以上に厳しく実行するようになり、世界のサイト管理者、SEO担当者の行動を改変するようになりました。

これは影響を及ぼすというレベルの話ではなく、コントロールするといっても良い程の厳しいものです。

Google ウェブマスター向けガイドラインに書かれているのは主に3つの柱があり、それらは・・・

1、デザインとコンテンツに関するガイドライン
2、技術に関するガイドライン
3、品質に関するガイドライン


です。

これらを私達は熟読して自社のサイトで心当たりのあることを見つけて改善する必要があります。

特に今回のようなスマホ対応実施のGoogleの発表はほとんど突然のことであり、たくさんの企業に多くの出費や労働を強いることになりました。

今後予想されることはGoogle ウェブマスター向けガイドラインに次々にスマートフォン対応の要求が付け加えられていくことです。

このようにGoogle ウェブマスター向けガイドラインの重要性は増してきていますが、ここに一つの落とし穴があります。

それはGoogle ウェブマスター向けガイドラインに書かれている事を実施すること = SEO対策 と思い込まされる事です。

Google ウェブマスター向けガイドラインに書かれている事を実施するのは当たり前のことであり、それは単に競争のスタート地点に立つだけのことなのです。

受験で言えば学科試験で受かっただけであり、その後の論文や面接という真に受験者の実力が試されるプロセスがほとんど無限に続くのです。

ただこれは永久マラソンであるので、いつでも参加出来ることが良い所です。

永久にトップを走ることは出来ない世界ですので、それは逆に言えば誰でもトップを走る可能性を持っているというところです。

ここにSEO対策の素晴らしさがあります。

しかし、その素晴らしさの裏には怖さがあります。

それはトップを走っているという状況になった時満足してしまい、走ることを止めてしまったり、走り方を手加減してしまうことです。

そうなると後ろを走っている集団が迫ってきます。

SEO対策は永久マラソンであり、いつでも参加出来て誰にでもチャンスはありますが、反対に満足したり油断するといつでも没落して全ては水の泡になるということです。

このデメリットを最小化するためにはSEO対策のプロセスを会社の日常業務に組み入れてルーティーンワークに落としこむということです。

そしてそれを実現するためには社内での仕組み化、成果の見える化、外注する際の発注スキルに磨きをかけるということが必要になります。

全てを完璧にこなすことは無理ですが、まずは全体像をイメージしてそれに向かって少しつづでもコツコツ、着実に取り組んで下さい。

根気よく続けば相当盤石な集客の仕組みを御社は持つことが出来るようになります。

うまくいくことを祈っています。

Google ウェブマスター向けガイドラインにある「品質に関するガイドライン」にあるリンク対策の注意事項について私が過去12ヶ月間に渡り会員様向けニュースレター「MONTHLY SEO REPORT」で発表してきた記事を

https://www.web-planners.net/seo-kisochishiki/google-guideline/
にアップさせていただいていますのでそちらの方もご覧下さい。

Q&Aページヘのリンクは置き場所を間違えるとユーザーが離脱する?

2015年05月11日
サイト滞在時間を伸ばす7つめのテクニックは:

【7】その商品のQ&Aページにわかりやすくリンクを張る

というものです。

ほとんどのサイトにQ&AやFAQがありますが、そうしたページ以外にも、商品詳細ページの下にはその商品に関するQ&Aページヘのリンクを複数載せるとその商品に関心のある見込み客がクリックしくれやすくなりサイト滞在時間を伸ばすことが出来ます。

下のキャプチャは耐震リフォームに関する案内ページのフッター部分に掲載した耐震リフォームに関する複数のQ&Aページへのテキストリンクをしている様子です。



このような形でQ&Aページにリンクを張らないで、全ページの左サイドメニューの下の方に小さなフォントや画像で「Q&A」だとか「よく頂くご質問」というリンク項目を設置したところで、わざわざ「Q&Aはどこだろう?」だとか「よく頂くご質問はどこかなあ?」などと努力して探そうとする人はいることはいますが耐震リフォームについて興味をいだいた人達が100人いたとして一体何人がわざわざ探してくれるのでしょうか?

しかも、やっとQ&Aページに辿り着いたらそこには様々な種類のQ&Aがあり、自分が探している質問文を探すのに時間がかかってしまったら本末転倒です。

見つかれば未だ良いものの、万一見つからなかったらがっかりさせてしまうことになり、離脱の原因にすらなるはずです。

サイト滞在時間を伸ばすコツの1つは「ユーザーにほとんど努力をさせずに無意識的に次のリンク、次のリンクとクリックしてもらうこと」です。

ユーザーには少しでも努力をさせてはいけないのです。

よく中国のサイトを見るとQ&Aページどころかチャットボックスが画面の横に浮いて出てくるものがあります。
日本でも一部のネットショップなどが導入しているところがあります。



このチャットボックスの意図はユーザーが疑問に思ったことをリアルタイムで生身の人間が対応して購入に導こうというものです。

非常に積極的で驚きます。

ある意味自社サイトにチャットボックスをこのように表示することもサイト滞在時間を伸ばすことになるでしょうが、怪しいことはしないように注意して下さい。

次回はサイト滞在時間を伸ばす8つ目の工夫

【8】その商品の仕様ページを作って目立つようにリンクを張る

についてご提案させていただきます。

ユーザーレビューを載せることは上位表示にプラスになるのか?

2015年05月09日
サイト滞在時間を伸ばす6つめのテクニックは:

【6】ユーザーレビューを載せて共感してもらう

というものです。

ユーザーレビューというのは通常お客様の声です。

今の時代、ほとんどの企業がサイト内にお客様の声のページを持っていますが、良くあるミスがお客様の声のページヘのリンクがサイト内の目立たない場所にしかないという点です。

最も目立つ部分は商品ページです。

商品ページの真ん中辺りか、その下辺りにその商品を購入したお客様の声を3件以上入れると読んでくれやすくなります。

何故3件以上かというと1件や2件では少ない印象あるいは、声の内容が偏った印象を与えるからです。

ただし、SEO対策上気をつけなくてはならない点としては商品ページに載っている3件のお客様の声と同じものが別のページに作ったお客様の声のページにも重複して載っていることです。

重複コンテンツはGoogleのパンダアップデートのペナルティー対象になり検索順位ダウンの原因になりますので2つかそれ以上のページに同じお客様の声を載せることは避けて下さい。

レビューに関してですが最近の気の利いたECサイトには自動的にリアルタイムにお客様の声がページ内フレームの中に表示されるものもあるのでそうしたプログラムが導入可能な場合は導入するようにして下さい。



レビューを表示するときに重要な点は本物のレビューだということを証明するために年月日を表示出来る場合は表示するようにしてください。

匿名のレビューの場合は、都道府県名と職業、性別などが表示出来る場合は表示してディテールを出すようにしてください。

起業したばかり、サイトを開いたばかりの方は中々お客様の声は集まらないので集めるためのコツとしては無料または、モニター割引によるモニター募集をして参加条件としてレビューを書くようにお願いすることが一般的です。

また、かなりの労力がかかりそうな場合は頼みづらい場合はQUOカードやカタログギフトの引換券などの謝礼を、高額な商品、サービスの場合は数パーセント割引のオファーなどによりレビューを集めて下さい。

世界最大手のECサイトを運営するアマゾン社が創業依頼かなりの力を入れているのが「Amazon Vine 先取りプログラム」というモニター制度です。



アマゾンのサイトの不思議なところはあれだけ膨大な数の商品を売っているのに多くの商品に何件ものレビューがあるところです。
創業時は当然レビューはほとんどありませんでしたが、このモニター制度によってかなりのレビューを集めているそうです。

この制度に参加するとアマゾンから知らない商品が突然送られてきてただでもらえる代わりにレビューを書くという仕組みだそうです。
そう言えばレビューのところをよく見ると vineメンバー という言葉が表示されており不思議に思っていた記憶があります。

しかし、こうしたやり方はともすればステルスマーケティングとなり企業の顔に泥を塗ることにもなりますのでくれぐれも好意的なレビューを書くように指示したり、暗示するようなことは避けるべきです。

こうして集めたレビューは質も重要ですが、一定の数が増えればサイト訪問者が読みいってくれてサイト滞在時間が長くなるだけでなく、成約率アップにも貢献します。

次回はサイト滞在時間を伸ばす7つ目の工夫

【7】その商品のQ&Aページにわかりやすくリンクを張る

についてご提案させていただきます。
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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

 鈴木将司

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