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上位表示のヒント
ページビューを増やす事が上手なサイトから学べる事は?
2015年06月08日
サイト滞在時間を伸ばす9個目のテクニックは:【9】その商品の関連ページへのリンクをわかりやすく見せる
というものです。
これはアマゾンなどのサイトでよくあるものでついで買いを誘発するために設置しているサイトが増えてきています。
関連商品へのリンクがあれば、そちらのほうもサイト訪問者が見てくれる可能性が増すためページビューが増えて、サイト滞在時間が伸びる可能性が生じます。
関連商品へのリンクをどうやってはるかですが次のようなものがあります:
(1)この商品を購入しているお客様が購入している商品
(2)このメーカーが発売している商品
(3)この作者、アーチスト、制作者の他の商品
(4)この商品とテーストが似ている商品
(5)この商品ジャンルの人気ランキング
の少なくとも5つのパターンを見かけます。
このようにリンクを張ることが何故良いことなのかというとサイト訪問者が持っている「このことに関してもっと情報が欲しい」という情報に対する欲求を満たすことが実現でき、かつその結果サイト滞在時間が伸びるというユーザビリティー上のメリットです。
また、もう一つのSEO対策上のメリットは関連性の高いページからリンクを張られているページは上位表示しやすくなるというテクニカルな面です。
関連性が高いリンクに満ちあふれている成功サイトが日本にはあります。
それはヤフージャパンです。
特にその中でもヤフーニュースはすごいです。
例えばヤフーのトップページの中央にあるニュース記事の中で芸能人の美容整形に関する記事をクリックしたらそのページの下には「記事全文を見る」というリンクがあるだけではなく、その周辺にはその芸能人の他のニュースページヘのリンクがあり、美容整形に関するニュース記事へのリンクもあります。
こうすることにより一度サイトを訪問したユーザーに次々にページを見せて、気がついてみたら20分くらい時間を消費してしまうことがありますが、そうした経験はないでしょうか?
何故ヤフージャパンがそこまでページビュー稼ぎが上手なのでしょうか?
それはヤフーは昔からページビューが何億、何千万、何百万ということを広告を販売するためにウリにしてきたからです。
ページビューと広告収入が比例する世界にいるからです。
ヤフージャパンだけではなく、宿泊予約サイトも、グルメサイトも、価格情報サイトも、地域ポータルサイトも、成功している企業のサイトであればあるほど関連ページへのリンクに満ち溢れています。
これはページビューを増やしてサイト滞在時間を伸ばす「技」を持っている企業担当者が決して公言したくない秘密なのかもしれません。
ぜひそうした人気サイトをこそ常日頃から見るようにして目を養って自社サイトに取り入れるようにして下さい。
もし御社の業界に参考になるサイトが無くても他の業界を見れば答えが見つかることがあります。
もし日本国内に参考になるサイトが無ければ海外のサイトに参考になるところがあるはずです。
有難いことにWeb上には参考になるサイトが満ち溢れています。

次回はサイト滞在時間を伸ばす10個目の工夫
【10】マイページを作る
についてご提案させていただきます。
Q: ドメインの使用期間が長い方が、評価されることがあるというのは今でもそうですか?
2015年06月05日
A: 最近ではそうした傾向はかなり減ってきています。確かに以前は古いドメインであり、かつ長期間利用しているドメインのほうがそうでない場合よりも上位表示に有利でした。
しかし、今のGoogleは単純にドメインが古いからといって上位表示するような甘いことはしません。
また、サイトが古いというだけででも上位表示してくれなくなってきています。
理由は、そのドメインで開かれたサイトのトラフィック(アクセス)を大きな評価基準にしてきているからです。
何故そうしたことが出来るようになったかというとクッキー技術や、Googleアナリティクスのデータ、Googleの各種無料サービスを使っているユーザーの行動履歴、アンドロイド端末のスマートフォンやブラウザのクロームなど情報収集を可能にする手段をどんどん提供して普及させてきています。
ユーザーがどのページを見てその次のどこを見ているかといういわゆるクリックストリーム(クリックの流れ)を様々なアングルから収集してユーザーの流れを認識出来るようになってきているのです。
こうしたことにより徐々にGoogleの検索順位は人気ランキングに近くなってきています。
この事こそが検索ユーザーが最終的に望む検索結果の理想型だからです。
今後は古いドメインを購入して実績を水増ししようというやり方は避けたほうが得策です。
しかし、ここでひとつのテクニックが存在します。
それはドメインも古くてサイト運用歴も長くて、しかもある程度のトラフィックがあるサイトを他人から譲ってもらう方法です。
現在、いくつかのSEO会社はサイトのM&A事業を営むようになってきています。
それがある意味ホワイトなやり方だからです。
何故それがブラックではなくホワイトなのかというM&Aは大手企業もしており通常のビジネス慣習だからそれを禁止することはいくらGoogleでも出来ないからです。
Googleですらアンドロイド社やYouTube社をお金で買い取ってドメインもサイトも譲ってもらっています。
楽天も銀行や、クレジットカード会社、宿泊予約サイトを買い取って古いドメインから301リダイレクトで新ドメイン、あるいは新URLに自動転送して過去の実績ある買収された企業のサイトの履歴、成績まで手に収めるようになってきています。
私のクライアント企業の方でも何社かはこうしたやり方をしているところがあります。
究極のSEO対策の1つが他社のサイトの成績をまるごと飲み込むというやり方です。
ある意味、自社のサイトにコンテンツを収集する手間と資金、そして何よりも時間を計算して、それが他社のサイトを飲み込むやり方とどちらが経済合理性があるかを検討するやり方もあります。
どちらにせよ、上位表示のためには・・・
手間をかけるかお金をかけるか?という二者択一をすることが必要です。
時間をかけるのか、時間を買うのか?という選択でもあります。
そういえば私の10年くらい前のクライアント企業の方で凄い方がいました。
その方は私が相互リンクをすることを提案したら
「半年かけて相互リンク1000件をするなら、100人パートさんを雇って1ヶ月で完了させたほうが良い」とおっしゃって本当に普通なら数人が半年かけて集める相互リンクによる被リンクを100人に作業をしてもらいほとんど1ヶ月で終わらせてしまいました。当時は相互リンクがかなり効果があったのでその方のサイトはその後しばらくの間かなり上位表示していました。
ちなみにその方はその後グループ企業全て合わせると数千人の従業員のいらっしゃる会社に成長させて今日でも業績はとても良いと聞いています。
今のGoogleではそのようにたくさんの被リンクを一気に集めたらまずペナルティーを受けるのでそうしたことはリンク対策においてはすべきではありません。
しかし、サイトの数を増やすだとか、良質なコンテンツを増やすという面ではそうした時間を買うという方法は応用出来るはずです。
また、例えば毎月500万円をGoogleとYahooに広告料金を払いつづけているという方がいらしたら年間6000万円にもなります。
だったら、そのお金を払って集められるトラフィックをすでに集めているサイトを持っている会社を買収するかそこのサイトを売ってもらったほうが6000万円をGoogle、ヤフーに毎年払うより良いかも知れません。10年間6000万円を毎年払ったら6億円です。3億円でそうしたトラフィックを集めているサイトを変えたら3億円浮きます。
今後はぜひ周りでサイトが要らなくなっただとか、安い金額で良いので譲りたいという方がいたらいったん検討してみてください。
そこから自社サイトにリンクを張るだけでかなりのトラフィックを御社の目標サイトにもたらしてくれ、その結果順位が上がりGoogleとヤフーに支払う広告費が削減出来るかもしれません。
最後に、みなさんの中で将来引退をしたいという方がいらしたら退職金代わりにサイトを売却すること、あるいは会社を売却することを検討して下さい。
国はきっと助けてくれなくても今育てているサイトが意外にも将来退職金と年金代わりになるかもしれませんので。
人気サイトを作ろうとする現代のSEO対策がしんどく感じた時にこの事を思い出して下さい。
上手くいく事を祈っております。
専門サイトよりもメインサイトの方が上位表示しやすくなっている
2015年05月30日
Q: 今メインサイト以外の2つ専門サイトがあります。2年3年前に作成し、どちらも7ページしかなく、しかも全く放ったらかしです。アクセス数も全くありません。ほぼゼロに近い状態です。たいした事も書いていない内容のかなり薄いページです。この7ページ中、2ページ程がメインサイトと完全に同じではないですが、よく似た内容です。自己紹介ページなどです。この2サイト、削除したいと思うのですが、削除した方がよいでしょうか?
何となく個人的にはメインサイトの順位が伸びきらない1つの要因かな?と思っている状況です。
A: それらの専門サイトはアクセスがほとんど無いならばおっしゃるように閉鎖した方がよいです。
そしてメインサイトの更新に集中した方が良いです。
現在のGoogleはメインサイト(公式サイト)を優遇するようになっています。
ということは中途半端な専門サイトは持っていても戦力になるどころか、コンテンツがメインサイトと類似していることがリスクになる時代になりました。
メインサイト(公式サイト)が優遇されるという事例がよく見受けられるのが弁護士業界です。
ある程度競争のある地域キーワードで上位表示している弁護士事務所のサイトは以前は専門サイトばかりでした。
例えば「相続 弁護士 (地域名)」で検索すると2012年ころまではTOP5くらいに上位表示しているページのほとんどが相続に特化した専門サイトのトップページばかりでした。
しかし最近ではTOP3くらいがその地域の地味な弁護士事務所の公式サイトのトップページで、その下に以前は上位表示していた専門サイトのトップページが表示されることが増えてきています。
外的な要素を分析した結果、そうした地域の地味な弁護士事務所の公式サイトはその地域の弁護士会のサイトからリンクを張られていることが多く、法律問題のポータルサイトからもリンクを張ってもらっています。
一方専門サイトのほうはリンク元のほとんどがその専門サイトを運営している事務所の公式サイトやその他専門サイトからの身内のサイトからリンクばかりです。
現在のSEO対策においては、業界組合や業種別ポータルサイトのようなしっかりとアクセスのある信頼できるサイトからリンクを張ってもらっている公式サイトのほうが良いリンクがあり、かつ一定のアクセスがリンク元からもたらされているので別ドメインで作った専門サイトよりも有利なことがあります。
公式サイトが上位表示するようになったもう一つの考えられる要因は、公式サイトのほうが多種多様な情報があるので更新されやすく、更新を評価するGoogleに高く評価されてるからだと思われます。
一方専門サイトというのは一度でも上位表示すると更新を怠ってほとんどほったらかしにすることがあります。
ただし、専門サイトの更新をしっかりやり、かつ信頼できる他人のサイトからもリンクを張ってもらえるなら専門サイトでも上位表示が出来ます。
以上ですが結局は今のGoogleのアルゴリズムでは、信頼できるサイトからほんの僅かでもリンクされることと、上位表示を目指すサイトを更新することが重要になってきています。
ぜひ今後はこうした点を注意してSEO対策を実践するようにしてください。

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