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2019年08月24日
他人に自社ドメインの一部を貸し出すことに対してGoogleが警告を!新しいドメインでサイトを開くことがますます不利に・・・
2019年08月24日
Googleが公式に、他人に自社ドメインの一部を貸し出すことを控えるように警告を発しました。
"We’ve been asked if third-parties can host content in subdomains or subfolders of another’s domain. It’s not against our guidelines. But as the practice has grown, our systems are being improved to better know when such content is independent of the main site & treat accordingly."
『第三者が他人のサイトのドメインネームのサブドメインまたはサブフォルダーを借りてサイトを開くことはスパムになるのかということを尋ねらました。そうした行為は当社のガイドライン違反にはなりません。しかし、そうした行為がさらに増えてきたらGoogle検索のアルゴリズムを改善してそうしたことをしているサイトはドメインネームをもともと使っていた企業のサイトとは別のサイトとして評価して、それなりに対応する可能性があります』
これはどういうことかというと、海外では検索で上位表示しているサイトのドメインネームに何らかのレンタル料金を払ってそのドメインのサブドメイン、またはサブフォルダーの料金を借りてGoogle上位表示を目指すという行為が増加しているということです。
例えば、
www.suzuki-clinic.com
というドメインのサイトがGoogleから高く評価されているため難易度が高いキーワードで上位表示しているとします。
その場合、このドメインの持ち主とは全く別の他人がてっとり早くGoogle上位表示するためにそのドメインのサブドメインの
daisansha.suzuki-clinic.com
でサイトを開いたり、
www.suzuki-clinic.com/daisansha/
のようなサブフォルダー(サブディレクトリ)でサイトを開くためにお金を払うということです。
近年の傾向としては、新しいドメインネームを取得してサイトを開いてもなかなか短期間で上位表示することは困難になってきています。
新しいドメインでサイトを開いても上位表示するのにはどんなに早くても3カ月はかかることがほとんどです。ましてや、難易度の高いキーワードや、相当な信用が無いと近年では上位表示が難しい医療関連のキーワードで上位表示するには1年以上かかることがほとんどです。
こうした状況を何とかして破ろうとして考えついたのが、信用されているドメインの一部を借りてサイトを開くという手法なのです。
2012年位まではGoogleで上位表示をするために他人にお金を払ってリンクを張ってもらうという手法が流行しました。しかし、その後Googleが実施したペンギンアップデートの影響でお金を払って張ってもらったリンクのほとんどが今日では無効化され上位表示効果がなくなってしまいました。それどころか、ペナルティーをGoogleから与えられたために検索順位が大幅に下げられるということすら起きるようになりました。
お金を払ってSEOのためにドメインネームを一部を借りるという今回発覚した新しいスパム「的」手法は、ある意味こうした有料リンクと似ています。
時間の問題で、SEO目的のドメインの一部貸し出しはGoogleに取り締まれるようになると予想されます。
しかし、話はここで終わりではありません。今回のことで私達がわかったことは・・・
1、Googleはドメイン単位でサイトを評価している
→ Googleが高く評価する強いドメインでサイトを開いたほうが得である
2、Googleはサブドメインも、サブディレクトリ(サブフォルダー)もメインのドメインの一部として評価している
→ つまり、サブドメインとサブディレクトリのパワーは同等である
3、新しくサイトを作る時は、昔のようにむやみに新しいドメインを取得してサイトを開くのではなく、自社が運営しているメインサイトのドメインネームを使ってサブドメインまたはサブディレクトリでサイトを作ったほうが短期間で上位表示しやすい
4、今でもやはり、楽天市場やヤフーショッピングなどショッピングモールを主催している企業のドメインのサブドメインやサブディレクトリを使ったショップのサイトは上位表示しやすい
→ 実際に楽天市場やヤフーショッピングなどショッピングモール内で開いているネットショップサイトは上位表示されています
ということです。
Googleの広報がとっさに発した1つの警告によってGoogleのドメインに対する見方、評価の仕方が見えてきました。
そして同時に私達は少ない数のドメインを使ってGoogle上位表示のために勝負すべきだということが明らかになってきました。
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