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2016年04月27日

カンタンSEO!検索アナリティクスを使って「ひと押しキーワード」を見つける方法

2016年04月27日
後ひと押しで検索順位が上がり新規訪問者を増やす可能性が高いキーワードを「ひと押しキーワード」と呼びます。

全く新しい目標キーワードを見つけて1から上位表示を目指す対策をするよりも、すでにある程度検索結果にかかっているページを見つけ、そのページに対して最低限のSEO対策をするほうがサイトの集客力を簡単に上げられることがあります。

Googleアナリティクスの左サイドメニューにある・・・

集客 → 全てのトラフィック → チャンネル

をクリックすると下図のように「Organic Search」という項目が表示されます。そこをクリックすると検索エンジンの自然検索結果からユーザーがどのようなキーワードで検索してサイトを訪問したかがわかります。



これはサイトへの流入をもたらしたキーワードのランキングですので「流入キーワードランキング」と呼びます。

Googleアナリティクスの流入キーワードランキングの中位、下位にランキングされているキーワードでGoogleで検索した時に自社のWebページが検索結果1ページ目の下の方だったり、2ページ目以降に表示されている場合があります。

下図は私が管理しているサイトのGoogleアナリティクス上での流入キーワードランキングです。




流入キーワードランキングの34位が「ページランク 停止」というキーワードで、Googleでこのキーワードで検索すると検索結果ページの8位に表示されていることが分かりました。



この検索結果8位に表示されているページは特に何かのキーワードで上位表示を目指しているページではありません。そのため特に「ページランク」だとか、「停止」という言葉を意識的にページ内に書くことはしていません。

それにもかかわらず検索順位が8位であり、かつ流入キーワードランキングの34位だということは、少しだけでも良いのでSEOの内部要素対策を行えば順位が上がりやすいはずです。

簡単な内部要素対策としては次のようなポイントがあります:

@ タイトルタグにキーワードが含まれているかを確認して、含まれていなかったら含める

A メタディスクリプションにキーワードが含まれているかを確認して、含まれていなかったら含める

B H1タグにキーワードが含まれているかを確認して、含まれていなかったら含める

C 本文に複数回キーワードが含まれているかを確認して、含まれていなかったら複数回含める

D すでに本文に複数回キーワードが含まれていても、しつこくない程度にもう少し増やせるかを確認して増やせるようなら増やす

E 本文の文章が十分書かれているかを確認してもう少し文章や画像を増やしたほうが読者にメッセージが伝わりやすいようならば追加してページの品質を上げる

F サイト内にある他のページからそのページにリンクを張った方がサイト訪問者にとって利便性が高まるようならばそのページにサイト内リンクを張る

G ソーシャルメディアや外部ドメインのブログでそのページを紹介してリンクを張る

このように何も意識していなかったのにGoogleの検索にかかっていて、かつ自社サイトに訪問者をもたらしているページには少しでも改善するだけでもっと順位が上がりより多くの検索ユーザーの目に触れ、その結果自社サイトにトラフィックを増やしやすいものです。

効率的にトラフィックを増やすためにこうした埋もれた宝を発掘して少しでも良いので磨きをかけてトラフィック獲得に役立てて下さい。
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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

鈴木将司
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