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2019年06月08日

モバイル版Googleにファビコンが表示されるようなった理由と対応策

2019年06月08日

モバイル版Googleの検索結果ページの表示方式が2019年5月末から変更されました。
従来のモバイル版Googleの検索結果ページでは表示される順番が:

(1)サイト名(リンク付き)
(2)サイトURL
(3)スニペット(ページ紹介文)


【Bofore: 2019年5月末以前のモバイル版Googleでのサイト情報表示形式】



でしたが2019年5月末からは:

【After: 2019年5月末以降現在のモバイル版Googleでのサイト情報表示形式】



というように

(1)ファビコン画像 + サイトURL
(2)サイト名(リンク付き)
(3)スニペット(ページ紹介文)


というように画像の追加が追加され、サイトURLとサイト名の順番が逆転しました。

このことは米国のSEOニュースサイト「Search Engine Land」でも次のように報道されています:
"Google rolling out mobile search redesign with black “Ad” label, favicons for organic results
The new look brings some branding to the search results, and preps the mobile search for more types of content and actions for users to take right from the search results."
(2019年5月22日)
『Googleがモバイル版サイトのデザイン変更を実施:広告欄は黒くAdと表示し、自然検索結果部分にはファビコン画像を表示するように:
新しい見た目の検索結果ページの導入によりブランディングが可能に。そしてモバイル版Googleの検索結果ページのコンテンツが多様に変化』



【情報元】Search Engine Land

今回の1つ目の変化は、ファビコンというサイトのアイコンがモバイル版Googleの検索結果ページの非常に目立つ一行目、先頭に表示されるようになったことです。

ファビコンを実装しているサイトは未だ少ないのですが、Chromeのブラウザなどでサイトを見るとタブの左上に表示されるサイトの小さなアイコンのことです。

【ブラウザのタブ先頭に表示されるファビコン】



【Chromeブラウザのホーム画面上に表示されるファビコン】



これまでファビコンのことはほとんど意識していませんでしたが、確かに企業のアイコンがユーザーの目に入るのでブランディング、つまり企業名や商品名の認知に役に立つ画像です。

まだファビコンを実装していない方は小さな画像を作ってGoogleが指定するタグを一行張るだけですので早急に実装したほうが良いでしょう。
私も急遽赤い背景で右上を向いている検索順位アップを想起するようなアイコンをデザインしてサイトに実装したところです。
それをしてから約2日でモバイル版Googleの検索結果ページに表示されるようになりました。

ファビコンを作る時に注意したことは自社サイトのロゴをそのまま使うのではなく、自社の目標キーワードで検索した時に表示される競合サイトのファビコンの色と比較して目立つ色にしたところです。

私が管理しているサイトのロゴやイメージカラーはブルーですが、競合他社はグレーや、紫、黄色でしたので、それらより目立つ色である赤い色をファビコンに使うようにしました。それによりモバイル版Googleの検索結果ページ上で目立つようになりました。

【自サイトと競合他社のファビコン】



ファビコンを作る時は自社のサイトロゴやイメージカラーに固執するのではなく、検索結果ページ上で目立つ色や形のものを作って下さい。そうしないとせっかくクリック率を高めるチャンスを逃すことになります。

今回のデザイン変更によるもう一つの変化は検索結果ページ上の広告欄の表示形式です。
このニュースでも伝えているように自然検索結果ページの上に表示されるリスティング広告部分には以前は緑色のフォントで「広告」と表示されていたものが黒い字で「広告」と表示されるようになりました。

これによりリスティング広告欄に表示される有料の情報欄はより、自然検索結果の情報に溶け込み広告だと判別がつきにくくなりました。

こうした広告を広告に見えないように見せる調整の方向性は以前よりありました。
今から2年前の2017年02月までは「広告」という文字は緑色の背景に白抜きで書かれており一目で広告だと認識出来るものでしたが、2月からは緑色の背景は無くなっており代わりに緑色の細い線で囲われているだけになり広告とは分かりづらくなりました。

しかも、黒い字で「広告」と表示されているすぐ下に表示される自然検索のサイトの左上にはファビコンが表示されているので広告の部分のサイズがファビコンのサイズとほとんど同じなので広告であることが曖昧に見えるようになりました。

【広告部分の表示と自然検索部分の表示の比較】



ここで疑問に思うのは何故Googleがモバイル版Googleの検索結果ページにファビコンをつけるようになったか、その理由です。

2つ考えられます。

1つはスマートフォン上でユーザーが使うアプリはカラフルなものばかりですし、今はやっているサービスはInstagramやPinterest、YouTube等画像や動画を主体にしたものばかりです。

そうした中でGoogleだけがいくら検索結果ページだといっても、従来のようにテキストばかりでは面白みに欠けて見えます。

ということは私達サイト管理者もモバイル版サイトはそうした文脈でユーザーに見られているのでテキストばかりではなく、画像や動画をこれまで以上にWebページに載せることを心がけなくてはなりません。

2つ目に考えられる理由は、モバイル版Googleの広告売上を増やすこと、あるいは広告欄のクリック率を減らさないことでしょう。これは営利企業なのでこれは仕方がありません。ただ、その背景は何でしょうか?

それは、年々ネットユーザーが広告を見なくなっている傾向があり、その変化に対応するための可能性があります。
ネット広告が見られる数は増えています。しかし、一人あたりがクリックする広告リンクの数は減っています。その理由は、ネットでの情報収集に慣れてくれば来るほど広告と自然検索のリンクのどちらが信用出来るかがわかってくるからです。ネットに慣れればなれるほど、広告のリンク先の情報よりも、自然検索のリンク先の情報を信頼するようになるのです。

このことはご自分の普段のWeb閲覧の行動を思い起こしたり、周りの人達に、「検索結果上の広告欄と自然検索結果ページのリンクのどっちを信用する?」と聞けばすぐわかることです。しかし、どういうわけか、このことをテーマにしたアンケート調査結果はほとんど発表されていないので見たことがありません。恐らくそうした統計情報を発表する企業のほとんどは広告から利益を得ている企業や団体なので自分たちの不利益になる調査をしたり、その結果を発表するメリットが何もないからでしょう。

Googleなど広告収益に依存してきた企業が今一番注力しているのが広告以外の収益源を増やすことです。国内ではヤフージャパンそうしたニュースは連日のように大手メディアでも報道されています。この流れの背景には広告の信用が下がっているという大きなトレンドがあり、その流れは変えようの無いように思われます。

皆さんの中で:

1、広告収益に依存している収益構造を持っている
または
2、広告による集客に依存している

という方は早急にオーガニック(自然)での集客に力を入れるべきす。

オーガニックによる集客は:

(1)検索エンジンならばSEO
(2)SNSによる情報発信
(3)YouTubeによる情報発信


が主たるメニューです。

以上ですが今回のGoogleの動きに対応するには:

● 競合他社よりも検索結果ページ上で目立つファビコンを実装しなくてはならない
● 自社サイトにもっと画像や動画を載せてスマートフォンユーザーが退屈しないユーザー体験を提供しなくてはならない
● 広告収入や広告による集客に依存してはならない


という3つのことに取り組んでいく必要があります。対応が遅くなれば遅くなるほど不利になります。対応を急いで下さい。
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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

鈴木将司
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