HOME > 2016年08月18日
このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年08月18日

サイトの情報を勝手にコピーされたらどうすれば良いのか?

2016年08月18日
先日、クライアントさんの方で勝手に他人から文章をコピーされて使われているケースがありました。

ネット上にある他人のサイトの文章を無断でコピーすると様々な形でペナルティーを受けます。

1つ目のペナルティーはGoogleのパンダアップデートによる「類似サイトへのペナルティー」が与えられます。それによりコピーした文章があるページの検索順位が下がります。

この場合は、コピーされた側のサイトの順位は悪影響は通常出ません。順位が下るのはコピーした側のサイトです。

しかし、これは原則であり、中には例外的なケースもあります。

以前、私のクライアントさんが自社サイトにある求人情報の文字コンテンツを全て他人が運営している求人ポータルサイトに転載したことがありました。

驚いたことに、ある時目標キーワードで検索するとそれまで上位表示されていた自社サイトがGoogleの検索にかからなくなって、代わりに文字コンテンツを転載した求人サイトのほうが上位表示していたのです。

そして色々と原因を調査したら、自社サイトにある求人情報の文字コンテンツの全てを求人サイトにコピーしたことが分かりました。
順位が落ちた理由を色々と考えましたが、他に思い当たることがないためにそのクライアントさんに「求人サイトに転載した文字コンテンツを求人サイト運営会社に連絡して至急削除してもらって下さい」とお願いをしました。

三日後くらいに検索順位を調べたらクライアントのさんのサイトが元の順位に戻っていました。

この時に分かったのは、Googleは原則として元々コンテンツがあったサイトの方を保護して、コンテンツをコピーした側のサイトにペナルティーを与えますが、元々コンテンツがあったサイト自体に極端にページ数が少ないだとか、サイトが出来たばかりで上位表示にプラスになる被リンクが全く無い場合は、被リンク元がありコンテンツも多く実績のあるサイトの方を検索結果上に残してしまうということです。

私の記憶では検索結果ページから消されたコピーされた側の被害者のサイトには4ページくらいしかコンテンツがなくて被リンクは、その会社が運営している別ドメインのサイトの公式サイトからの1件しかありませんでした。

この事は何を意味するのでしょうか?それは自分のサイトよりも実績があり人気のあるサイトが自社サイトのコンテンツを勝手にコピーしたら、コピーさらた側の被害者であるサイトの方の順位が落ちてしまうという事です。

もしこうした被害にあった場合はどうすれば良のでしょうか?

それはもう一つのペナルティーである「著作権侵害の申し立て」をすることです。

Googleは不正行為の情報収集をするために、スパムレポートフォームという検索ユーザーが不審に思うサイトを通報するツールから寄せられる大量の苦情からも不審なリンクを見つけるための情報収集をしています。

スパムレポートフォームはスパムの種類によって様々なフォームがあり、主だったものとしては「有料リンクを報告」というフォームと、Google の検索結果で上位に表示されるように隠しテキスト、誘導ページ、クローキング、不正なリダイレクトなどのさまざまなトリックを報告するフォーム、そして著作権違反を報告するフォームがあります。
https://www.google.com/webmasters/tools/dmca-notice?hl=ja&pid=0

【著作権違反を報告するフォーム】



これらのペナルティーの中でも特に深刻なのが著作権の侵害によるサイトの削除です。Googleのスタッフがサイトの中にあるコンテンツが著作権を侵害していると判断した場合、そのサイトはGoogleのデータベースがから削除されます。また、最近ではあまり見かけなくなりましたが「アメリカ合衆国のデジタル ミレニアム著作権法に基づいたクレームに応じ、このページから 1 件の検索結果を除外しました。ご希望の場合は、chillingEffects.org にて除外するに至ったクレームを確認できます。」というメッセージとその経緯を英文で解説しているを表示していChilling Effectsという著作権問題を追求するサイトへのリンクが張ってあることが何度かありました。
(※Chilling Effectsは現在Lumenという名称に変更されておりURLはhttps://lumendatabase.org/に変更されています)

【lumendatabase.orgに掲載されている著作権紛争の経緯を紹介するページの例】



実際に以前あったのが、医療に関するサイトの内容をほとんどそのままコピーして文章やデザインの体裁だけを別のものにしただけのサイトが国内になりました。

コピーされた側の企業がGoogleにその旨報告した結果、何ヶ月もの間コピーした側のコピーサイトがGoogleの検索結果上に表示されている時に「アメリカ合衆国のデジタル ミレニアム著作権法に基づいたクレームに応じ、このページから 1 件の検索結果を除外しました。ご希望の場合は、chillingEffects.org にて除外するに至ったクレームを確認できます。」というメッセージとその経緯について英文で書かれてたサイトへのリンクが貼られていました。

そのコピーした側の著作権違反サイトは結局サイト管理者によって弊社されてその情報は今ではGoogleの検索結果には表示されていません。

こうしたメッセージがGoogleの検索結果上に表示されていると企業の信用が失墜して大きな経済的な損害が生じることがあります。そしてサイトの閉鎖や企業の倒産に繋がることすらあります。こちら側に何の落ち度もない場合は必ず弁護士を通じて冷静に迅速にGoogleに連絡をしてメッセージを解除してもらうようにしなくてはなりません。

ということで、自社サイトの文字コンテンツが他人に勝手にコピーされたらどのような対応が出来るのかということと、自社サイトのページ数が少なくて被リンクもほとんどなくサイトとしての信用度が低い場合は被害者であるコピーされたサイトの検索順位が落ちるので、そしたことが無いように常日頃からページの追加と、被リンク元を増やさなくてはならないということです。

今後もしこうした状況に遭遇したらこのことを思い出して下さい。
このエントリーをはてなブックマークに追加
                    
鈴木将司の最新作品
プロフィール
一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

鈴木将司
<< 2016年 08月 >>
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
最新記事