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上位表示のヒント
協会、団体に入ると検索順位が上がる!?
2015年06月27日
前回に引き続き「何故、うちのサイトよりもあのサイトの方が検索順位が上なのか?」という質問に対する8個目の回答は・・・A8:協会・団体に入っているからです。
というものです。
協会や団体に入っていると協会の会員紹介ページからリンクを張ってくれます。
そうしたリンクはGoogleの上位表示にプラスに働きます。
Googleによるリンク対策の取り締まりがとても厳しくなっているため、効果があり、かつ安全なリンク対策をすることが難しくなってきています。
しかし、協会・団体サイトにある会員紹介ページからのリンクは安全でかつ上位表示に貢献します。
その理由は:
(1)一定のアクセス数がある信頼できるサイトからのリンクだから
(2)安全な形でリンクを張ってくれるから
(3)クリックされやすいリンクだから
の3つです。
(1)一定のアクセス数がある信頼できるサイトからのリンクだから
リンクを張ってくれる協会・団体というのはどのようなところかというと主に:
同業者組合・協会
地元の商工会議所
地元の商工会
地元の観光協会
その他社会貢献活動をしている団体
などがあります。
こうした組織のサイトは公的な機関からリンクを張れられていたり、堅実な企業のサイトからリンクを張られていることがほとんどです。
こうしたサイトからリンクを張ってもらい一定の訪問者が訪れる協会・団体のサイトをGoogleは信頼出来るサイトだと評価しています。
その根拠はこれらのサイトはページランクが高い事と、様々なキーワードで上位表示しているという事です。
(※ページランクは2014年10月から更新されておらずGoogleのスタッフによる非公式な見解によると今後は更新されないそうです)
(2)安全な形でリンクを張ってくれるから
もう一つの理由は、協会・団体が会員企業のサイトにリンクを張る時は会員企業の名前でリンクを張るか、URLでリンクを張ります。そうした形でのリンクはGoogleが不審に思うものではないためペナルティーの原因にはなりにくいものです。
危険な形でのリンクというのは「ホテル 大阪」だとか、「債務整理 名古屋」のような上位表示を目指しているキーワードのみの「キーワードリンク」です。
(3)クリックされやすいリンクだから
3つ目の理由は、協会・団体のサイトにある会員紹介ページは一定の訪問者が見るページであり、かつどのような企業が会員になっているか知りたいネットユーザーがリンクをクリックしてリンク先のサイトを訪問するからです。
クリックをする他の動機としては会員紹介ページに掲載されている企業に営業をするための連絡先を収集することなどがあります。
現在のGoogleはただ単に物理的にリンクが張られているだけではなく、そのリンクを実際にネットユーザーがクリックしているかどうかを様々な形で監視しています。監視をする手段はGoogle検索をするユーザーのデバイスにクッキーを送りこむことを始め、Googleが提供するクロームブラウザ、アンドロイドOS、Googleツールバー等の各種無料サービスなどです。
以上が協会・団体に入ることにより一定のSEO効果がある理由ですが、これらは無料ではなく一定の会費というコストが掛かることであり、かつ入会の審査のための書類提出という手間がかかるものです。
現代の安全なリンク対策はこうした正当な手続きを踏まなくてはならない時間と手間のかかるものになってきています。
反対に簡単にリンクを張ってもらえるようなものほど簡単にGoogleに見破られて上位表示に貢献するどころか、ペナルティーを与えられる原因にすらなるので気をつけなければなりません。
御社もぜひ現在協会・団体に加入しているなら、すでにリンクを張ってもらっているかを確認して未だならばリンクを張ってもらうように依頼して下さい。
また、加入していない場合は自社が入会できる協会・団体はあるかを探して入会をしてリンクを張ってもらって下さい。
次回は9個目の回答「A9」について解説させて頂きます。

アフィリエイト広告を利用すると検索順位が上がる!?
2015年06月23日
前回に引き続き「何故、うちのサイトよりもあのサイトの方が検索順位が上なのか?」という質問に対する5つ目の回答は・・・A5:アフィリエイトを使っているからです。
というものです。
アフィリエイトをしているサイトが広告主のサイトにリンクを張ることによって広告主のサイトのトラフィック(アクセス)が増えることによりトラフィック効果が発生してリンク先の広告主のサイトの評価がGoogleによって上げられ、Googleの検索順位のアップに貢献するというものです。
アフィリエイトとうのは1996年に米国で始まった広告形態で、固定の広告料金を広告主が払うのではなく、紹介により実際に売上が発生したらその一部を支払うという成果報酬型の広告です。
実際に売上が発生した時に1件の紹介につきいくらというような成果に基づいて紹介料という形の広告料金を支払うので広告主にとっては非常に合理的なシステムに見えます。
しかし、アフィリエイターを探して1件1件契約するのは非常に手間がかかるためアフィリエイターたちと広告主の間に立つASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)と契約することが良くあります。ただし、ASPと契約すると彼らへの支払いも発生します。売上の数パーセントとさらに固定で月額数万円の管理費を払わなくてはならなくなります。
そうなってくると成果報酬だったはずが月額固定料金も発生するため当初の思惑とは異なり、出費が増えてゆきます。
さらには優秀なアフィリエイターと契約するには競合他社よりも多くの紹介手数料が必要になることが多く出費はさらに増えます。
こうした問題を解決するには2つの方法があります。
(1)ASPを使わずに自社サイト上で独自にアフィリエイターを募集する
(2)ASPを使い、2度目からの取引で儲けを出す
(1)ASPを使わずに自社サイト上で独自にアフィリエイターを募集する
楽天やアマゾンなどの大手企業は信用力とリクルート力、システム力という3つの力があるため自社でアフィリエイターを募集しています。
こうした3つの力がすべて完全に揃っていない企業は、ネット上で優れているアフィリエイターを自分で探してスカウトすることがあります。また実際に取引がリンクを辿って発生した時にそれを確実に記録してアフィリエイターに報告するアフィリエイト運営システムを自前で開発出来なくても独自アフィリエイトシステムを10万円くらいの料金で販売しているシステム会社があるのでそうしたところから比較的安価でシステムを調達することも出来ます。
(2)ASPを使い、2度目からの取引で儲けを出す
ASPを使えば月額の固定料金がかかりますし、競合他社との競争もあるので成果報酬の紹介料金は高くなります。
しかし、アフィリエイターに御社の商品やサービスを紹介してもらう時に売価の9割くらいまでの高額の紹介料金を払っても長期的に利益を出すことが出来ます。
それはアフィリエイターに売価の9割を払い最も有利な形で紹介してもらい、先ずは新規客を紹介してもらうのです。
その時は9割もの紹介料金を払うので利益は出ません。しかし、新規客の連絡先が入手できるので2度目以降の購入を促す販売促進をメールで行えば2度目以降はアフィリエイターに紹介料金を払う必要がないので儲かる確率が増します。
このやり方はリピート性が高い商材または、関連商品を販売しやすい商材に適した方法です。
以上ですが、アフィリエイトという一見SEO対策には何も影響の無さそうなものが、現代のSEO対策においてはトラフィックをもたらすという点で効果を出すことが可能になってきています。
(1)ASPを使わずに自社サイト上で独自にアフィリエイターを募集する
(2)ASPを使い、2度目からの取引で儲けを出す
のいずれかが可能な場合は、検討に値するオプションです。
次回は6つ目の回答「A6」について解説させて頂きます。

目に見えない要因で検索順位が上がることがある
2015年06月20日
前回に引き続き「何故、うちのサイトよりもあのサイトの方が検索順位が上なのか?」という質問に対する3つ目の回答は・・・A3:ポータルサイトからリンクを張られているからです。
というものがあります。
昔は小さな検索エンジンに登録をすると順位が上がっていますが、現在ではポータルサイトに登録すると順位が上がることが増えてきています。
ポータルサイトというのは元々の意味は「玄関サイト」という意味で、インターネットの玄関サイトであるヤフージャパンや昔人気のあったエキサイトやgooなどがそのように呼ばれていました。
SEO対策の世界でいうポータルサイトというのは「何か特定のジャンルの情報を探している時に出発点になるサイト」という意味あいがあります。
グルメ情報を探すときの出発点になるサイトはぐるなびや食べログなどの業種別ポータルサイトですし、求人情報を探すときの玄関となるのはリクナビやマイナビなどがあります。
また、最近SEO効果が高くなってきているのがエキテンのような地域ポータルサイトです。
通販の世界では楽天やアマゾンなどは通常ショッピングサイトだとか、ショッピングモールと呼ばれていますが、最近ではショッピングのポータルサイトのように絶大な人気を誇るようになってきています。
そうしてその分野の情報を探す時にたくさんのネットユーザーがGoogleやヤフーの検索サイトでポータルサイトの名前を直接入れて検索をしてそれらポータルサイト内でさらに条件指定をして検索をして自分が探している情報を見つけ出すようになっています。
このように特定のジャンルのデータから検索する検索のことを「垂直検索」と呼び、様々なジャンルのサイトを検索するGoogleやヤフーの検索サイトは「水平検索」と呼ばれています。
私達サイト運営者は「水平検索」のSEO対策をするだけでは駄目です。そのような事をしていたらいつまでたってもGoogleからの支配から逃れることは出来ません。Googleがアルゴリズムを更新するために翻弄されないための唯一の方法が脱Googleのユーザー行動です。
話を元に戻しますが、ポータルサイトに掲載することによって垂直検索のSEO対策をする必要があります。
そうすれば垂直検索を提供しているポータルサイトからトラフィック(アクセス)を増やすことが出来て直接的に集客をすることが可能になります。
同時にポータルサイトからトラフィック(アクセス)が増えたことをGoogleはクッキー技術、検索結果上のクリック数、クロームユーザーの履歴、Googleアナリティクスのデータ等総合的なトラフィック情報を分析して認識するようになります。
その結果、Googleとその検索エンジンを使っているヤフーでの検索順位アップに貢献することが出来るという結果になります。
自社サイトのほうがいくらタイトルタグ、メタディスクリプション、H1、本文などに有利なキーワードの書き方をしていたとしても、Googleはトラフィックという外的な要因を評価基準にして検索順位を算定しています。
では私達はどうすれば良いのでしょうか?もちろんポータルサイトを見つけて可能な限り登録をするということです。
確かにたくさんのポータルサイトに登録をすれば掲載料金がその分増えてしまいます。
経費を節約するためには御社の業界でトップのポータルサイトにだけ掲載料金を払い、なるべく良い場所に掲載してもらい自社サイトにリンクを張ってもらい送客してもらうことです。
ポータルサイトからのリンクにはもうひとつ意味合いがあります。
それは先程のような有名なポータルサイトでなくても、Googleである程度上位表示しているポータルサイトからリンクをはってもらうだけで検索順位が上がるケースがあります。
このケースが最近良く見当たるのが交通事故をテーマにした弁護士事務所や、整骨院などを紹介する知名度が低いポータルサイトからリンクをされているだけで順位が上がるというケースです。
特に、東京や大阪などの大都市ではない人口が少ない地域では、すこしでもそうした無名のポータルサイト複数からリンクをされたくらいで検索順位が上がることがあります。
こうした状況がいつまで続くかは定かではありませんが、一つの手法として知名度が低くても怪しくなく、多額の料金がかからないポータルサイトには登録ができる時はしたほうが検索順位アップにはプラスになりますので1つの選択肢として検討してみてください。
次回は4つ目の回答「A4」について解説させて頂きます。

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