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2015年06月12日

外部リンクを減らすと検索順位は上がるのか?

2015年06月12日
サイト滞在時間を伸ばす11個目のテクニックは:

【11】外部リンクを削除する、またはページの一番下に移動する

というものです。

一昔前まではネットショップのトップページを見ると右サイドメニューや左サイドメニューから同じ会社が運営している他のドメインの専門サイトへのリンクが5個から10個くらいはざらに張っているのをよく見かけました。

しかし、そうした他のドメインのサイトへの外部リンクをたくさんしているネットショップはほとんど見かけなくなりました。

考えられる理由は2つです。

1つは他のドメインへのリンクをたくさんすると検索順位が落ちるということを多くの人達が実感するようになったからです。
Googleは他のドメインにリンクを過剰に張っているウェブページの評価を下げるようになってきています。

SEO対策のためにも他のドメインへ過剰にリンクを張ることは避けるべきです。

ただし、それはあくまでも上位表示を目指す目標ページに限ってのことです。

リンク集ページから他のドメインへたくさんリンクを張ることは問題はありません。

何故ならリンク集ページに行くユーザーはそのサイトから離脱して他の関連性のあるサイトへ行こうとしてリンク集ページヘのリンクをクリックするからです。去るものを追う必要はありません。

上位表示を目指す目標ページから外部ドメインのサイトにリンクを張らなくてはならない場合は何件までリンクを張って良いかというと5件までです。しかし、ページの上のほうの目立つ部分からではなく、なるべくページの一番下からリンクを張るようにしてください。

そのページからもう何も得るものがないと感じるのはマウスでページの一番下までスクーロールした時です。
そのためどうしても外部ドメインにリンクを張らなくてはならないときはページの一番下からリンクを張るようにしてください。

外部リンクを昔のようにたくさん張らなくなってきている2つ目の理由はサイト滞在時間を伸ばすためです。

外部リンクが少なくて、かつ目立たなければより高い確率でそのサイト内の他のページをユーザーが見てくれるようになるからです。

しかし、そのページと関連性の高いページへのリンクでないとリンクをクリックする意味が少なくなるので必ず関連性の高いページヘのリンクを張るようにしてください。

ということで結論としては、関連性の高いサイト内リンクを増やし、その反対に別ドメインのサイトへの外部リンクの数は減らすようにして下さい。

最後に、よく頂くもう一つの質問として関連性の高い別ドメインのサイトにリンクを張ると検索順位アップに貢献するのかという質問です。

海外のSEO研修で良く耳にする言葉が「良い隣人と付き合いなさい」というSEOの世界の格言です。

彼らのデータを見たことはありませんが、例えば、「弁護士 東京」というキーワードで順位を上げたければ同じ弁護士のサイトにリンクを張ったり、裁判所のサイトにリンクを張るとそのサイトをGoogleがある程度評価するようになるということです。

実際に私はこうしたことをやって順位アップをした例を見たことはありませんが、あり得ることだとは思います。

インターネットというのはサイト同士がお互いにリンクを張り合うことによって成り立っている蜘蛛の巣のようなネットワークです。ドメイン名の前に打ち込む www というのはWorld Wide Web(世界中に張り巡らせた蜘蛛の巣)の略だということを忘れてはなりません。

自分がリンクを張ってもらいたいと思ったら、先ず自分がリンク集から信頼出来るサイトにリンクを張ることです。

外部サイトへのリンクをケチケチするのはあくまでも上位表示を目指す目標ページからだけです。

World Wide Webの一員になり他のサイトからアクセスをもらうためには自分から信頼できるサイトにリンク集からリンクを張ることです。

次回はサイト滞在時間を伸ばす12個目の工夫

【12】サイト内検索窓を設置する

についてご提案させていただきます。

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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

鈴木将司
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