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スマートフォン集客・モバイルSEO

スマートフォン集客6つのステップが見えてきた!!

2015年06月10日
最近クライアントさんのサイトの検索順位をPC版Google、スマホ版Googleの両方で調べるとやはり傾向としてスマホ対応している場合はスマホ版Googleでは順位が1個か2個上に表示されているケースを頻繁に目にするようになりました。

スマホ版Google上で、そのクライアントさんたちのサイトの下のサイトを見ると「スマホ対応」印が表示されていないのでスマホ対応していないために順位が下がっていることがわかります。

この状況はいつまで続くのでしょうか?

それは世の中のほとんど全てのサイトがスマホ対応をする時まででしょうが、その日は迫ってきています。

その日が来たら再度全てのサイトに平等のチャンスが与えられることになるはずです。

スマホ対応をHTMLレベルでするのは結局は新しいスマートフォン集客の世界でスタート地点に立つだけのことです。

その後の優劣はどのように決まるのでしょうか?

6つ考えられます。

(1)アプリ活用
(2)スマホ対応サイトを持つ
(3)スマホ対応ウェブデザインをする
(4)スマホSEOのためのコンテンツ展開
(5)スマホSEOのためのトラフィック獲得戦
(6)スマホ広告活用


です。

(1)アプリ活用
スマートフォンの主役は残念ながらスマホ対応サイトではありません。
主役はホーム画面に鎮座するアプリです。

そこには序列があります。

Facebook、Twitter、LINE、YouTube等の膨大なスマートフォンユーザーが日常的に使っているソーシャルアプリ、動画アプリです。

そこで御社は情報発信を継続的に行い自社のプレゼンス(存在感)を確立しなくてはなりません。
そこでプレゼンスを確立するためにはいくら自分だけが努力しても駄目です。
何故ならそれらはソーシャルメディアと言われるメディアだけあって社会から評価されなくてはなりません。

どうすれば社会から評価される事が可能になるのでしょうか?

それはある意味とてもシンプルです。

先ず自分から相手を評価する事からスタートすれば最終的に自分が社会から評価されるはずです。
私はこれまでラッキーなことに同業のWebコンサルタントの人たちから言葉ではなく、彼らの行動によって教えてもらいました。彼らの共通点は「自分が欲しければ先ず相手が欲しい物を与える」というスタンスです。

他に集客に役立つアプリはあるのでしょうか?

あります。

それは、すでにPCの世界で知名度の高い企業のアプリに掲載してもらうことです。
これはお金か、手間をかければ出来ることがたくさんあります。

もしあなたが理想とするアプリが無ければ自分で作るという手があります。
独自アプリです。
最近では中学生向けにアプリのプログラミングを教える塾が流行っているそうです。子供の未来を案じる親が我が子にスマートフォンアプリを習わせようとしているのです。

子供がアプリをプログラミングする時代に大人が集まる会社がアプリを作れないはずはありません。発注先を探しより安く人に作ってもらう手段も増えてきています。

(2)スマホ対応サイトを持つ
PCサイトの一部のページをスマホ対応するのではなく、全ページをスマホ対応する必要があります。
理由は、Googleはページ検索エンジンであり、御社のサイトのどのページがいつ検索結果に出てくるかは予想出来ず、検索結果に表示された時に「スマホ対応」印が表示されていないことが足かせになり順位が上がりづらくなるからです。

(3)スマホ対応ウェブデザインをする
HTMLとスタイルシートをスマホ対応するだけでは全く不十分です。
何故ならスマートフォンユーザーはGoogleのロボットではないのでソースを見るのではなく、ブラウザ上でデザインパーツの集合体を一つのまとまりとして認知するからです。いくらソースがスマホ対応していても、画像、テキスト、その他パーツがスマートフォンという狭い画面、アウトドア環境、移動中の環境というPCとは違った環境で見やすい、使いやすいというユーザー体験を提供するためのモバイルウェブデザインという技術とセンスが要求されます。

(4)スマホSEOのためのコンテンツ展開
こうしたアプリでのプレゼンスを確立したら今度は自社のスマホ対応サイトに誘導する事が必要になります。

ほとんどの場合ユーザーが御社の商品・サービスを買ってくれるのは自社サイト内になります。
そうしないと楽天のアプリやアマゾンのアプリなどで物が売れても、あるいは宿泊予約サイト上で予約が入っても利益の多くを彼らに上納しなくてはならなくなります。

ただ、その時に御社のスマホ対応サイトが彼ら大手に引けを取るようなものなら勝負に負けてしまいます。
ユーザーはサイトのコンテンツを大手企業と同列に比較してより良い方を選びそこでリピート訪問、リピート購入することになります。

そこで重要になるのがスマホユーザーを意識したコンテンツ作りです。PCサイトと同じやり方、発想でコンテンツを展開したら失敗します。スマホの世界にはスマホの世界の独自ルールがあるからです。

(5)スマホSEOのためのトラフィック獲得戦
いくらスマートフォンユーザーに最適化したコンテンツを用意してもそれだけでは何の意味もありません。
そこにスマートフォンユーザーが訪問できる動線を構築しなくてはなりません。
アプリからの動線以外にも様々な動線を作ることが出来ます。
そしてそうした動線を築きあげてスマートフォンユーザーが御社のスマホ対応サイトに流れてきたらスマホ版Googleの検索順位が上がりそのデータを使っているスマホ版ヤフーでの検索順位も上がります。

(6)スマホ広告活用
アプリからの集客、スマホSEOでの集客がうまくいき利益が出たら今の商材が売れるうちにスマホ広告を活用するオプションもあります。
PC版の広告との違いはアプリ広告です。スマートフォンユーザーがダウンロードした無料アプリは多くの場合、アプリ上に表示される広告収益モデルをとっています。
他には未だまだPC版と比べると広告主が少ないスマートフォンリスティング広告があります。

このようにスマートフォン集客には少なくとも6つのステップがあります。

この6つのステップは順番が非常に重要です。上から順番に実行すれば無理なくモバイルフロンティアにおける資産が増えていきますが、下の方からやってしまうと資産が増えるどころかお金ばかりがかかり負債が増えることになります。

(1)アプリ活用
(2)スマホ対応サイトを持つ


という最初の2つのステップを完璧に実行するための研究成果をまとめた本が本日アマゾンで予約開始されました。
タイトルは「スマホ客を呼び込む最強の仕掛け」です。
私がこれまで出会った方々のご協力ご支援により先週書き上げることが出来ました。
(1)と(2)の具合的手順の様々な業種の成功事例を用いて具体策を提案しています
https://www.amazon.co.jp/dp/4863541724/
でぜひご予約いただくか、最寄りの書店でご予約下さい。
6月25日に発売されます。

(3)スマホ対応ウェブデザインをする
(4)スマホSEOのためのコンテンツ展開
(5)スマホSEOのためのトラフィック獲得戦


の3つのステップは現在開催中の
「スマートフォンSEO緊急対策セミナー」
https://www.web-planners.net/smartphone-seo.html
で詳しく解説、提案させていただいています。
熱心な受講者の皆様のおかげで5月、6月は東京国際フォーラムは満員で、急遽7月、8月に東京国際フォーラム、大阪梅田で追加開催することになり、名古屋と福岡では7月に開催されることになりました。

(6)スマホ広告活用

スマートフォンならではの広告の出し方、広告費の削減のためのスマホ対応ランディングページの作り方は
「スマホ版!クリック率が高い広告文とランディングページの作り方」ビデオ講座
https://www.web-planners.net/video/sumahoclick.html
で具体策を提案させていただいています。

やることがたくさん増えてきています。
日々忙しいなかで正直やることが増えるのは大変ことではあります。

しかし、PCインターネットではすでに大手企業のエスタブリッシュメントが版図を広げ業界内の序列は流動的というよりは固定化の方向に向かっています。

モバイルフロンティアであるスマートフォン集客の世界では彼らとてそのままのやり方で成功を再現することは出来ずにいます。

たくさんの、そして大きなチャンスに溢れるモバイルフロンティアは長期的な将来予測が困難な混沌としたマーケットです。

必ず各業界の序列に変動が起きます。

このメガトレンドに巻き込まれるのではなく、自らが積極的に参入して大きな果実を掴んで下さい。

Google内でのアプリ検索がさらに強化された!スマホアプリの宣伝がGoogle上でも出来るようになった!!

2015年06月02日
Googleが2015年5月28日にウェブマスターブログにて次のような発表をしました。

「Google では、ユーザーが Google 検索結果で簡単に関連性の高い Android アプリ内のコンテンツを見つけることができるような仕組みとして、App Indexing を提供してきました。本日より、iOS アプリでも同じ仕組みをご利用いただけるようになりました。これにより、Android ユーザーも iOS ユーザーも、Google 検索結果からモバイルアプリのコンテンツを直接開けるようになります。」

以前よりGoogleは自社が提供しているスマートフォンOSであるアンドロイドユーザーが使うGoogle playに掲載されているアプリの情報をGoogleの検索結果ページの片隅で表示していました。

Google検索結果画面の右上にある「もっと見る」というタブをクリックしてその一番下に有る「アプリ」という項目を選択するとアプリ検索結果画面上で表示していました。



今回は競合であるアップルのiPhoneユーザーが使うアプリダウンロードサイトであるApp Storeにある情報をインデックスしてGoogleアプリ検索の検索結果に含めるようになりました。

この事はある意味、サイト運営者に厳しい未来を暗示します。

これまでGoogleのものであるアンドロイドアプリだけの情報をアプリ検索結果で表示していましたが、競合であるアップルのiPhoneアプリの情報も平等に検索結果に含めることになったので今後は遠慮なく、いきなり通常の検索結果上にアプリの情報を含めることが考えられます。

現在ではGoogleの検索結果画面にはウェブサイトを中心に表示しており、キーワードのよっては画像、動画、ニュース
などを混ぜて表示していました。

そこに将来的にアプリの情報が含まれる事が考えられるのです。

そうなると何が起きるのでしょうか?

例えば下の図のように「求人 東京」で検索するとウェブページばかりが表示されていますが、検索結果の3位の上に東京の求人情報を検索出来るスマートフォンアプリが表示されてしまったら3位のサイトが目立たなくなり本来なら来るべきサイト訪問者の多くが上に表示されている競合のアプリに奪われる可能性が生じるのです。



その時だけ奪われるなら未だ我慢が出来るでしょうが、スマートフォンアプリですので一度ユーザーが自分のスマートフォンにインストールするとスマートフォンを起動した時に現れるホーム画面にそのアプリのアイコンが鎮座することになります。

そうなるとそのアプリが使えるアプリならばユーザーはそのアプリばかりを使って東京の転職情報を検索することが考えられ長期間そのアプリに拘束されることが考えられるのです。

さらに、アプリの凄さは検索機能だけではなく、プッシュ配信できるところにあります。

そのスマートフォンユーザーが朝起きてスマホをみたらパスコードを入れる前にいきなりそのアプリからおすすめの転職情報がプッシュ配信されることも可能です。

アプリというものはある意味恐ろしいものです。

ウェブサイトは大人しく紳士的にGoogleの検索結果上に静かに佇んでいるだけです。

検索結果上で見過ごされたり、無視されてしまったらユーザーは来ません。

しかしアプリというある意味恐ろしい生き物はスマートフォンユーザーのホーム画面というパソコンで言えばデスクトップに堂々と居座るずうずうしい存在です。

しかもユーザーのスマートフォンに好きな時に好きなだけ情報をプッシュ配信出来る能動性を持っています。

今後私達はPCサイト、スマホ対応サイト、ソーシャルメディア、ブログだけでWeb集客に取り組むだけで十分なのでしょうか?

ホーム画面も、Googleの検索結果にも、電車の車内広告も、テレビにも日常生活のあらゆるところにアプリはつきまとうはずです。

これからのコンテンツマーケティングの主戦場はアプリになるかもしれませんし、少なくともGoogleの検索結果ページでの場所取り競争の強敵になるはずです。

こうした状況に対する対処策は次の3つです。

(1)自社独自アプリを作り、その競争に挑む

(2)もう一つはすでに場所をとっているアプリの中に自社の情報を掲載してもらう

(3)アプリなんかそのうち廃れるはずだと思い無視をする

この中で最もリスクが高いのが(3)です。

何故なら周りを今度見渡して下さい。会社の外でも中でも、、、家の中でも外でも、、、

すでに恐ろしいほどの数の人達が顔を下に向けアプリに夢中になっています。
(ただし夜は避けて下さい。暗い中でスマホを見ている人を見るとお化けのように見えますので・・・)

準備を始めましょう。

御社の世界観を表現して見込み客を集める独自アプリの開発を!!

上手く行けば沢山の人達が御社のアプリに夢中になってくれて御社のスマホ対応サイトをめがけて殺到してくれます。

「すぐに上手くいくはずがない」と思う方が多いと思いますがそのとおりです。最初から上手く行くはずがありません。

ウェブサイトですら作ったばかりの時はほとんど身内以外は見てくれません。その後の改善がひたすら続くのです。

それを根気よく継続している企業や個人だけが上手く行くのです。

「アイデアが無い・・・」と思う方もいるでしょう。

しかし、多くの企業が自社サイトのコンテンツをそのままアプリ化したアプリもどきのようなものを配布しています。

最低限自社サイトのコンテンツをアプリで提供するという事も出来ます。

出来ない理由を挙げればキリがありません。

御社独自のアプリ開発を一度真剣に検討して下さい。

競合調査や、アイデア探しはまずGoogleで思ったキーワードを入れて、「もっと見る」をクリックして「アプリ」を押すだけです。

さあ始めて下さい!とんでもないチャンスが見つかるかも知れません。

Googleが人工知能を活用して新しい検索方法を提供する「ナウ・オン・タップ」

2015年06月01日
先日、Googleがサンフランシスコで開催した開発者会議で新技術の発表をしました。

『人工知能を活用した検索機能「ナウ・オン・タップ」は、利用者がスマホのホームボタンを長押しすると、読んでいる電子メールやウェブサイト、聞いている楽曲などを分析して関連する情報を提示する。たとえば、話題の映画に関するメールを読んでいるときに長押しすると、その映画に関する口コミ情報や最寄りの映画館の上映スケジュールなどを提示する。』2015/5/29 日本経済新聞 夕刊

既に提供されている「Google Now」をさらに賢くさせたものとのことですが、「ナウ・オン・タップ」が成功するかどうかは定かではありません。

この発表から読み取れることとは:

(1)Googleは多産多死の姿勢で次から次へと新技術を作り投入するダイナミズムを持っている企業である

(2)一度失敗したサービスを諦めずに軌道修正をする柔軟性を持っている

(3)人工知能の開発にかなりの投資をしており検索技術向上に飽くなき執念を燃やしている

ということです。

(1)Googleは多産多死の姿勢で次から次へと新技術を作り投入するダイナミズムを持っている企業である
この姿勢こそ日本の輸出型の大手企業が失ってしまった活力であり、同じ先進国の米国の企業がこうした熱を維持しているところが素直に凄いと思います。
これは私達ウェブサイト運営者にも言えることです。
現状がある程度良いとそこで満足してしまい次の種まきを怠りがちです。
私達も失敗を織り込み済みでユニクロのように「一勝九敗」の精神でチャレンジしなくてはと思います。

(2)一度失敗したサービスを諦めずに軌道修正をする柔軟性を持っている
新技術が最初から成功することは稀なことであり、アジャイル(俊敏な)なスタンスで開発、テストマーケティングを同時にこなして状況に応じて改善に努め失敗だと思ったら即座にアボート(廃棄)する潔さも必要です。
ただ、出来ればあのGoogle+を何とかして欲しいです。個人用なのか、企業用なのかロゴを見ても違いがわからずにせっかくSEO対策や地図上位表示に役立つ素晴らしいサービスなのに利用者が増える気配が一向に感じられません。
人の事を言える立場ではありませんが、ネーミングとデザインを考え直して頂きもっと普及させて欲しいです。

(3)人工知能の開発にかなりの投資をしており検索技術向上に飽くなき執念を燃やしている
私がSEOセミナーを始めた2002年ころからずっと言ってきたことは「科学者の予測によると2016年頃にコンピューターの能力は人間のそれを超えることが予想されている」というものです。
学者により時期に違いはあるもののもう向こう数年でその時が来ることを日々SEO対策に関わるなかで感じます。
それは真に人気のあるサイトが上位表示するという過酷な検索順位決定方法を固定化することになるはずです。

ところで、SEO対策とは何なのでしょうか?

日々実践するなかで時々疑問に思うことはありませんか?

SEO対策とは表層的には「企業のPR活動」の一つです。

集客には2つの方法しかありません。

「広告」か「PR」です。

それぞれにメリット・デメリットがあります。

「広告」のメリットは即効性ですが、デメリットはお金がたくさんかかるということです。

「PR」のメリットは圧倒的な低コストですが、デメリットは情報が拡散するための「コト」を企画、実行する手間がかかるということです。

そしてSEO対策の本質的な意味は私の意見では・・・

「人気サイトを作ることを学習するための修行期間」

です。

これをなるべく自分のセミナーでは自分自身を戒めるためにも皆さんにお伝えしています。

Googleですら人気サイトになろうとこうして努力を重ねています。

少しでも頭の中にあるアイデアはとにかく実行に移して下さい。

アジャイル(俊敏な)に動き、駄目ならユーザーフィードバックを元に改善してそれでも駄目ならアボート(廃棄)です。

そのプロセスを何度も何度も繰り返すことにより必ず御社独自の世界観を作り上げ強力なブランディングが出来るはずです。

このことを共に目指しましょう!!

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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

 鈴木将司

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