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上位表示のヒント

スマホ対応をしていないとスマホ版Googleの検索順位が落ちるだけではなく、直帰率が高まるのでPC版Googleの検索順位も落ちる?!

2015年04月30日
ユーザーが検索結果ページに直帰する9個目の理由として考えられるのが・・・

【9】スマホ対応をしていない

という理由です。

2015年4月21日から全ページがスマホ対応していないとスマホ版Googleでの順位が落ちるとGoogleは発表したばかりです。

すでに先日
https://www.web-planners.net/blog/archives/000055.html
でもご報告したようにスマホ対応していないサイトはスマホ版Googleでの検索順位を下げられています。

通常、今のサイトをスマホ化しようとするとかなりのコストがかかります。

そのためPCサイトの一部だけをスマホ化している企業が多いです。

しかし、Googleがウェブマスター向けブログで発表しているとおり、PCサイトの一部をスマホ化するのでは不十分なのです。

理由は検索ユーザーはトップページから来るだけではなく、サイト内のどのページに突然検索エンジンから来るか予想できないからです。

PCサイトの一部だけを御社が独断でスマホ化したとしても、必ずしもそれらはユーザーが見たいページとは限らないのです。

下の図は米国のShari Thurow氏のプレゼン資料です。そこには「検索エンジンから検索ユーザーが1つのウェブサイトに辿り着いた時、サイト内の深い階層のページに大抵辿り着く」と書かれています。



御社が予期していないページに検索ユーザーが検索エンジンから来た時にそのページがスマホ対応してなければスマートフォンで見た時に「見づらいウェブページだ」と思われてしまったら検索エンジンに戻られてしまい直帰率が高まりサイト滞在時間が減ります。その結果、御社のサイトの評価がGoogleによって下げられてしまいスマホ版Googleでの検索順位が落ちてゆくのです。

そしてそれはドメイン全体の評価を落とすことになり、同じドメインにあるPCサイトの検索順位も徐々に下げられることになります。

今するべきことはPCサイトの全てのページをとにかくスマホ対応することです。

これを御社のウェブ集客における最優先の仕事として取り組んで下さい。

以上、当ブログでは9回にわたって直帰率を下げるための対策について提案させていただきました。

新しいSEO対策のルールの1つは直帰率を下げてサイト滞在時間を伸ばすことです。

出来るところから実施してGoogleによる御社のサイトの評価を上げて、検索順位アップを達成して下さい。

古いデザインのサイトではアクセス数が減って検索順位が落ちる?!

2015年04月24日
ユーザーが検索結果ページに直帰する7つ目の理由として考えられるのが・・・

【7】デザインが古い

という理由です。

この問題には2つの意味があります。

1つはサイト全体の雰囲気があまりにも古いためにそこで提供しているサービスや商品までも古いのではないと思われてしまうことです。

サイトデザインの新しさというのは毎日自分のサイトばかり見ていると自分では気が付かないことがあります。

これを防ぐためには日常的に自分の業界だけではなく、様々な業種のサイトを消費者視点で見て、デザイン感の流行を把握することです。

インターネットが普及するに連れてデザインは次のように進化してきました。

第1段階
テキストのみ

第2段階
テキストと小さな画像

第3段階
フレームサイトの登場

第4段階
リンクがテキストから画像リンクへ

第5段階
テーブルによるレイアウト、JavaScript

第6段階
立体的なデザイン(シャドウやベベル)

第7段階
Flashの普及

第8段階
スタイルシート(CSS)の登場

第9段階
Youtube動画の貼り付け

第10段階
モバイルサイトの登場

第11段階
フラットデザイン

第12段階
モバイルファースト(スマホファースト)

第13段階
HTML5とCSS3

今もっとも新しいデザインは第12段階、第13段階ですが、ここの段階に自社サイトが到達していないと、ある時気がついてみたら自分のお店だけが昭和の雰囲気のレトロなお店になっているということにもなりかねません。

素晴らしい最新のファッションアイテムをそうしたお店で売っていたとしても商品も古臭く見えれば売上にも響きます。

検索結果ページからランディングしたウェブページがそうしたレトロな雰囲気だったり、ひどい場合はおんぼろだと思われたら検索結果ページに直帰されてしまいかねないからです。

しかしここでひとつのジレンマがあります。

それは今の御社が繁盛していて流行っていれば流行っているほど忙しいのでサイトのデザインにまで気を配る余裕がなくなるからです。

私も以前自社サイトでそうした状況にいました。

偉そうにセミナーでは「成約率アップテクニック」のセミナーをしているのに自分のサイトはいけていないというジレンマです。

私の場合は未だラッキーでした。福岡のセミナーでそうしたセミナーをしている時に受講者の方がはっきりと其の点を忠告してくれたのです。

非常に恥ずかしい思いをしたことを覚えています。

そうした方が何名かいらして私に優しく忠告をしてくれたのです。

しかし、通常まず人様はそうしたことを遠慮して言ってはくれないものです。

その時私が思い出した言葉は「裸の王様」という言葉でした。

実は忠告を受ける前から何社にもサイトデザインを発注していたのですが、どうしても自分のイメージが伝わらず全く気に入らないデザイン案ばかりで結局リニューアルが終わるのに2年もかかりました。

ただ、2年もかけたので今では非常に気に入ったサイトを運営することができています。

しかし気がついてみたらそれでもすでに今のデザインは

第9段階
Youtube動画の貼り付け

で止まっているのです。

かろうじて現在

第10段階
モバイルサイトの登場

に到達するために少しずつスマホ対応をすすめていますが、未だ完全に終わっていません。
費用も時間も自分の想像以上にかかっており正直呆然としています。

しかもアメリカではほとんどのサイトが

第11段階
フラットデザイン

という立体的な画像やグラデーションはほとんど使わない平面的で色使いもシンプルなデザインに進化しているので気がついてみたら今のサイトは立体的が画像ばかりなのです。



「キリがない!」というのが正直なところです。

いくら一生懸命働いてもそうした所にたくさんのお金がかかりきついです。

しかし、そのような弱音を吐いていてはダメだと自分に言い聞かせています。

セブンイレブンでもユニクロでもホテルでも外見への投資、お客様のユーザビリティー向上のための投資をストップしたらそこで終わりです。

少なくとも高額な家賃や、固定資産税を払わなくて良いだけでも幸せだと思うべきでしょう。

愚痴っぽくなってきたのでここで止めますが、サイトデザインのアップデートは結局はユーザビリティーのためですので費用な使う時は使って下さい。

しかしです。

外注する時はあせらずに何社も比較検討して、自分の要望はくどいほど細かく伝えて自分が監督になって下さい。

一番良くないのは丸投げです。

費用もたくさんかかってしまいますし、何よりも自分の想いが反映されていないお店ではリニューアルする意味がありません。

そして最後の注意点はどうしても自社では出来ないものは外注して、出来そうなものは積極的に内製化することです。

つまりインハウスでウェブ運営をするのです。

その理由は費用などという基本的な問題だけではなくスピードという問題が生じるからです。

変化の激しいウェブにおいて何よりも重要なのは対応するスピードです。

以上がサイト全体についてのことですが、

2つ目の問題は、サイト全体ではなく、サイトの一部分だけ古いデザインのままになっているというものです。

これも良くありません。

ほとんどのページのデザインが最新化されているのに、サイトの一部分だけ古いというのはせっかく訪問した検索ユーザーに対して非常に失礼なことになります。

おもてなしの真逆を行くことになります。

それこそ海外から観光客が日本に来てホテルに泊まろうとしたら正面や目立つ部分だけ綺麗で、裏にいくと汚い廊下やトイレがあるようなものです。

あるいは、やっと自分の部屋に辿り着いたら玄関は綺麗なのに椅子だけがボロボロのようなものです。

手を抜かず全ページリニューアルしてください。

特に昔のようにヤフーカテゴリを使っていたユーザーが礼儀正しく玄関であるトップページから来てくれることはほとんどないのです。

Google時代ではお客さんはどこのページにいきなり来るか予測すら出来ないのです。

Googleはウェブサイト検索ではなく、ウェブページ検索なのです。

次回の記事では
【8】面白みが無い
という問題と対策について提案させていただきます。

Googleは新しい情報を上位表示させる!

2015年04月23日
ユーザーが検索結果ページに直帰する6つ目の理由として考えられるのが・・・

【6】情報が古い

という理由です。

Google検索では、新しい情報のあるウェブページが上位表示されやすくなっています。

理由は、検索ユーザーは基本的には古い情報よりも新鮮な情報を求めるからです。
そうした新鮮な情報ほどより多くの人たちに見てもらえるのでたくさんのトラフィックを集め、Googleがそのことをクッキー等の技術によって認識し検索順位を引き上げるのです。

その後もそうした新鮮な情報があるページは検索ユーザーが直帰せずにサイト内にある他のページへ読み進んでくれるようになります。

こうした理由から直帰率を下げるために重要な対策の1つが古い情報を最新化して鮮度アップをすることになります。

Googleアナリティクス等のアクセス解析ログを使い、御社のサイトの中に直帰率が高いページを見つけたら先ずそのページの情報に鮮度があるかを確認してみてください。

例えば直帰率の高いページに

2012年のXXXXの動向

というように3年も前の何かの動向について書いているのを見つけたら

2015年のXXXXの動向
 
と書きなおして、タイトルだけでなく、本文も修正してください。

そしてそこに2012年の古いデータが載っていたら、最新のデータが入手可能なら入手してそれに差し替えて下さい。

文章やデータだけでなく、画像にも同じことが言えます。

例えば、スマートフォンについて何か書いているページに

iphone4s

の写真があったら、それは古くなってきている機種なので最新の

iphone6

の写真に変えて下さい。

動画にも同じことが言えます。

流行に敏感なユーザーが見込み客の場合、求人案内の動画に登場する人たちが5年も6年も前に流行した髪型やメイク、洋服を来ていると古い再放送のドラマを見ているようになってしまいます。

昔を懐かしむための動画ならまだしも最新トレンドが重要な業界ならばそうしたところにも気を配らなくてはならいでしょう。

また、同じような事が言えるのがリンク集です。

リンク集を見たらいきなり上の方に

富士銀行

だとか

am pm

だとか

Infoseekやgoo

等を見かけるとこのサイトの管理人はいったい・・・と思ってしまうでしょう。

ユーザーとして考えた場合、当然なことでもサイト運営者として考えると信じされないことをするものです。

本質的な情報は正しくてもそうした表面的なことで損をして欲しくはありません。

ほとんどの古いページは新規で作ることに比べると短い時間で新品同様に鮮度を上げることが可能です。

直帰率を下げるため、もっと言えば成約率を上げるためにもすぐにこうしたサイトの部分的なリフォーム作業を始めて下さい。

新築同様の素晴らしいサイトになるはずです。

次回の記事では
【7】デザインが古い
という問題と対策について提案させていただきます。
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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

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