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上位表示のヒント

SEOで上位表示を目指す方法 - 良質なコンテンツとデザインの両方が必要

2024年06月09日

今回は、検索エンジン最適化(SEO)を活用して、自社のウェブサイトを検索結果の上位に表示させる方法についてお話しします。

例えば、あなたが名古屋で英会話教室を経営していて、「名古屋 英会話教室」というキーワードで上位表示を目指しているとしましょう。現在6位にランクインしているとすると、どのようにしたら1位になれるのでしょうか?

SEOの基本は、良質なコンテンツを定期的に発信し続けることです。具体的には、毎月6ページ程度のブログ記事を投稿していくことをおすすめします。これを半年から2年ほど続けることで、徐々に上位表示が実現していきます。

なぜブログ記事の投稿が重要なのか、その理由を詳しく説明しましょう。

Googleなどの検索エンジンは、アクセス数の多いサイトを高く評価する傾向があります。つまり、サイトへの流入量が増えれば増えるほど、検索順位が上がりやすくなるのです。

逆に言えば、アクセス数が伸びないサイトは、いくら良いコンテンツがあっても評価されません。しかし、アクセス数さえ増えれば、狙ったキーワードだけでなく、関連するさまざまなキーワードでも上位表示が狙えます。

Googleが人気サイトを好むのは、一般ユーザーも人気のあるサイトを好むからだと言われています。検索エンジンは、ユーザーにとって価値のあるサイトを上位に表示させることで、検索体験の向上を図っているのです。

ブログを書く最大の目的は、ウェブサイトが人気であるとGoogleに認識してもらうことです。先ほどの英会話教室の例で言えば、ブログを通じてサイトへの流入数を増やせば、メインキーワードの「名古屋 英会話教室」だけでなく、「資料請求 英会話教室 名古屋」や「英会話教室 名古屋 人気」などのロングテールキーワードでも上位表示が狙えるようになります。

ここで、「毎月6ページ」という数字が出てきましたが、これが最適な投稿ペースだと言われています。これ以上投稿数を増やすと、どうしてもコンテンツの品質が落ちがちです。品質の低いブログ記事は、SEO的に逆効果となり、Googleからの評価を下げる要因になりかねません。

1カ月に6ページというのは、週1〜2記事のペースで更新していくイメージです。本業で忙しい中、ブログ更新の時間を捻出するのは大変かもしれません。

実際、私の取引先である広島の内科クリニックでは、院長先生が毎晩9時以降にブログを書く時間を設けています。この地道な努力の結果、多くの疾患名で検索上位を獲得し、新規患者を増やすことに成功しました。

SEOの大きな魅力は、地方都市でも努力次第で上位表示を狙えることです。東京など大都市に拠点がなくても、コツコツとSEO対策を積み重ねることで、広告費をかけずに見込み客を集客できるようになるのです。

ただし、SEOを成功させるには、良質なコンテンツだけでは不十分で、ウェブサイトのデザインも重要になります。記事を読みやすくレイアウトし、ユーザーが快適に過ごせる工夫が求められます。

サイトの使い勝手が良ければ、訪問者の滞在時間も長くなります。1人あたりの閲覧ページ数も増え、直帰率も下がるはずです。競合サイトを見る時間を奪うことで、自社サイトへの注目度をさらに高められます。

つまり、SEOにおいては、良いコンテンツと良いデザインの両輪が重要だということです。自社サイトのディレクターとして、細部にまでこだわりを持ってウェブ制作に臨む必要があります。

良いコンテンツと悪いコンテンツの特徴


ウェブサイトにおけるコンテンツとは、文章や画像、動画など、サイト上で提供される情報全般を指します。それぞれのページに掲載されている内容が、サイトの評価を大きく左右します。

良いコンテンツと悪いコンテンツの意味を、初心者の方にもわかりやすく説明しますね。

ウェブサイトにおけるコンテンツとは、文章や画像、動画など、サイト上で提供される情報全般を指します。それぞれのページに掲載されている内容が、サイトの評価を大きく左右するのです。

《良いコンテンツの特徴》

1. 読者にとって価値がある


・ターゲットユーザーの悩みや疑問を解決する情報を提供する
・専門的な知識やノウハウを、わかりやすく解説する
・読者が得をしたり、人生が豊かになったりする情報が盛り込まれている

2. オリジナリティがある


・他サイトのコピーではなく、自分の言葉で書かれている
・独自の経験や視点から、ユニークな切り口で情報を発信している
・競合サイトにはない、差別化されたコンテンツを提供している

3. 信頼性が高い


・事実関係が正確で、根拠のある情報を掲載している
・筆者の経歴や実績が明示され、権威性が担保されている
・参考文献やデータ出典が明記され、裏付けがしっかりしている

4. 読みやすく、魅力的である


・適度な文字数で、段落や見出しが適切に使われている
・重要なポイントが強調され、理解しやすい構成になっている
・画像やグラフ、動画などを活用し、視覚的にも訴求力がある

《悪いコンテンツの特徴》

1. 読者にとって価値が低い


・あまりにも基本的すぎる内容で、物足りなさを感じる
・具体性に欠け、実践に移せるような情報が少ない
・読んでも得られるものが少なく、時間の無駄に感じる

2. 他サイトの受け売りである


・競合サイトの内容をコピーしただけで、オリジナリティがない
・同じような情報が多数のサイトで見られ、特別感がない
・コピペ記事が多く、品質への意識の低さがうかがえる

3. 信ぴょう性に欠ける


・誤った情報や古い情報が含まれ、信頼できない
・筆者の経歴や専門性がはっきりせず、権威性が感じられない
・根拠があいまいで、うわべだけの主張が目立つ

4. 読みづらく、魅力に乏しい


・文章が長すぎたり、支離滅裂だったりして読みづらい
・画一的な文体で、変化に乏しく飽きやすい
・ビジュアル的な工夫が少なく、単調で退屈な印象を与える

良いコンテンツは、読む人にとって価値があり、信頼でき、オリジナリティにあふれるもの。一方、悪いコンテンツは、価値が低く、受け売りが多く、信ぴょう性に欠け、読む気を失わせるものだと言えます。

サイト運営者は、良いコンテンツを作ることを心がけましょう。読者目線で、有益で信頼でき、読みやすいコンテンツを発信し続けることが、検索順位の向上にもつながります。コンテンツ制作は試行錯誤の連続ですが、利用者の満足度を高めることを目指して、クオリティの追求を続けていくことが何より大切だと覚えておいてください。

良いデザインと悪いデザインの特徴


では良いデザインと悪いデザインの特徴はどうでしょうか?それらの特徴としては次のようなものがあります。

【良いウェブデザインの例】

1. シンプルで見やすいレイアウト


・余白を適切に使い、情報を整理して配置する
・読みやすいフォントサイズとフォントの種類を選ぶ
・重要な情報はページ上部に配置する

2. 適切な色使いとコントラスト


・サイトのコンセプトに合った配色を心がける
・背景色と文字色のコントラストを確保し、可読性を高める
・色の使い過ぎは避け、統一感のあるデザインにする

3. 直感的なナビゲーション


・メニューの位置や構成を統一し、ユーザーを迷わせない
・クリックできる要素をわかりやすくデザインする
・サイト内検索機能を設け、目的のページへ誘導する

4. モバイルフレンドリーなレスポンシブデザイン


・スマートフォンやタブレットでも見やすいように最適化する
・タップしやすいボタンサイズや余白を確保する
・縦長の1カラムレイアウトで、スクロールしやすくする

【悪いウェブデザインの例】

1. ごちゃごちゃして見にくいレイアウト


・情報を詰め込みすぎて、どこを見ればいいかわからない
・小さな文字サイズや読みづらいフォントを使っている
・重要なコンテンツが分散していて、見落としやすい

2. 不適切な色使いとコントラスト不足


・派手すぎる色や、サイトのイメージに合わない色を使っている
・背景色と文字色の明度差が小さく、読みにくい
・色を多用しすぎて、目が疲れやすく、情報が伝わりにくい

3. 複雑で迷いやすいナビゲーション


・メニューの位置が統一されておらず、見つけにくい
・クリックできる箇所がわかりづらく、次の行動に迷う
・サイト内検索機能がなく、目的の情報にたどり着けない

4. モバイル対応がされていないデザイン


・スマートフォンで表示すると、文字が小さく読みにくい
・ボタンが小さくて、タップしづらい
・横スクロールが必要で、ストレスを感じやすい

以上が、良いデザインと悪いデザインの例です。

サイトの目的や伝えたい情報を整理した上で、ユーザー視点に立ったデザインを心がけることが大切です。レイアウトや色使い、ナビゲーションなど、細部までこだわりを持って調整していきましょう。

そしてモバイル対応も忘れずに。今やスマートフォンからのアクセスがPCを上回る時代です。デバイスを問わず、快適に閲覧できるサイトを目指してください。ウェブデザインは、サイトの顔とも言える重要な要素。訪問者に好印象を与え、また訪れたくなるようなデザインを追求していきましょう。

SEOを成功させるには創業者や経営者がウェブ構築に深く関わる必要がある


成功企業の事例を見ると、いずれも創業者や経営者がウェブ構築に深く関わり、理想のサイトを追求しています。コンテンツとデザインのクオリティにこだわる姿勢こそが、SEOを成功に導く鍵だと言えるでしょう。

デザインとコンテンツ、この2つの要素を念頭に置きながら、SEOに取り組んでみてください。正しい方法を継続的に実践することで、きっと検索順位の向上という成果を手にできるはずです。

SEOとは?初心者でもわかる、検索エンジン最適化の基本と取り組み方

2024年06月04日

SEOとは「Search Engine Optimization(検索エンジン最適化)」の略称で、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで自社のウェブサイトを上位表示させるための取り組みのことを指します。

例えば、塾を経営しているとしましょう。受験生の親子が「〇〇地域 塾」「〇〇地域 高校受験 塾」などのキーワードでオンライン検索した時に、自分の塾のウェブサイトがなるべく上位に表示されるようにすることがSEOの目的です。

なぜSEOが重要視されるのでしょうか?それは、検索結果の上位に表示されることで、多くの見込み客にアプローチできるからです。

先ほどの塾の例でいうと、親子がGoogleで検索を行った際に、あなたの塾のウェブサイトが繰り返し目に入ることで信頼感が徐々に醸成されていきます。
最初は単に通り過ぎるだけかもしれませんが、2回、3回と見かけるうちに「あの塾のサイトをまた見かけた」と印象に残り始めるのです。

そしてサイトの内容が充実していれば、すぐには申し込まなくても、別の機会に再度訪問した際には好感度がさらに上がっていくでしょう。
こうした積み重ねが、最終的には資料請求や体験授業の申し込みなどの行動につながっていくのです。

ただし、SEOですぐに結果を出そうとガツガツするのは逆効果だと覚えておきましょう。
なぜなら、検索エンジンからの評価を高め、上位表示を安定的に実現するには、継続的に良質なコンテンツを提供し、ユーザーから信頼されるサイトであり続ける必要があるからです。

ウェブサイトを見ていたら急に画面が真っ暗になり、派手な広告が表示された経験はありませんか?
こうした露骨な誘導は、ユーザーに不快感を与えかねません。SEOにおいては、このようながっつきすぎたアプローチは避けるべきだというのが定説です。ユーザーに不快感を与えてしまうとユーザーがサイトに滞在する時間が短くなります。Googleは検索結果ページ上のリンクをクリックして各サイトにユーザーがどのくらい滞在しているのかをチェックしています。リンクをクリックしてから検索結果ページに戻ってくるまでの時間を測っていると言われています。

SEOは広告とは異なり、ユーザーとの信頼関係を築く長期的な取り組みだと理解しておくことが重要です。そのため、広告ですぐに成果を求めるような考え方は一旦リセットする必要があります。広告運用の経験が豊富な方ほど、SEOとの違いを意識しておかなければなりません。

具体的なSEO対策としては、以下のようなことが挙げられます。

1. 毎月6本以上のブログ記事を更新し、コンテンツ量を増やす
2. 記事の内容は専門性が高く、読者にとって役立つものにする
3. オリジナルの画像や動画を使用し、コンテンツの質を高める
4. ソーシャルメディアとの連携を図り、サイトへの流入経路を増やす


「毎月6本以上」というのは筆者や多くのクライアントが実践している目安ですが、記事数よりも大切なのは情報の質です。

単に思いつきで適当に書くのではなく、しっかりと読者が何を知りたいのかを予想して、読者の悩みを解決したり知識を深められたりする有益な情報を提供することが求められます。また、ブログ記事というよりは、お役立ちコラムのようなイメージで書くとよいでしょう。

昨今はSEOに本気で取り組む企業が増えてきており、競争が一段と激化しています。そんな中で勝ち残るには、常にユーザーファーストの姿勢を貫き、良質なコンテンツを届け続けることが何より肝心だといえます。

検索された際に「また、このサイトか」と思われるくらい、継続的に価値ある情報を発信していけば、やがてGoogleからの評価も上がり、キーワードで上位表示されるようになっていくはずです。

そうなれば、広告費をかけずとも見込み客を安定的に集客できるようになるのです。SEOは一朝一夕にはいきませんが、地道なコンテンツマーケティングの努力が報われる、やりがいのある取り組みだと言えるでしょう。

最初のうちは難しく感じるかもしれませんが、ユーザー目線に立って良質な情報を発信し続けることが何より重要です。ぜひこの記事を参考にして、あなたのウェブサイトでSEOにチャレンジしてみてください。正しい方法で継続的に取り組めば、必ずウェブサイトからの集客アップにつながるはずです。

低品質な「お客様の声ページ」と「アンケートページ」が原因で検索順位が下がる!?

2024年05月26日

最近、様々な企業からSEO(検索エンジン最適化)の相談を受ける時に気がついたこととして、低品質な「お客様の声ページ」と「アンケートページ」がサイト内にあるとサイト全体のGoogleによる評価が下がり、検索順位が下がるという現象があります。

ウェブサイトにおける「お客様の声」セクションは、潜在的な顧客にとって非常に重要な情報源です。実際の利用者の感想や体験談は、新しい訪問者がサービスや商品を試すかどうかの判断材料となるからです。また、お客様アンケートを発表している「アンケートページ」にも同じことが言えます。しかし、これら重要なセクションがうまく活用されていない場合、サイト全体の評価に悪影響を与えかねないので注意をしなければなりません。

「お客様の声ページ」がSEOに悪影響を及ぼす理由



ウェブサイトの「お客様の声ページ」がSEOに悪影響を及ぼす主な理由は、内容の質が低いためです。例えば、単に「とても美味しかった」といった短いコメントだけが掲載されているページは、情報量が不足しています。「とても美味しかった」という言葉はわずか9文字でしかなく、たった9文字しか書かれていないページはほとんどの場合Google検索では上位表示はできませんし、こうした内容が極端に薄いページがサイト内にいくつもあるサイトをGoogleは品質が低いサイトだと判断して、そのサイトにある他のページも上位表示しにくくします。

本当に感動したお客様からの長文のお客様の声は貴重ですが、これが少ないことが一般的です。そのため、長文のお客様の声が多いページは、疑わしいと見なされることもあります。

こうしたお客様の声ページの問題を引き起こさないための対策としては次のようなものがあります。

1. 複数のお客様の声を一つのページに集約する


複数の短いコメントやお客様の声を一つのページにまとめることで、内容の密度を高め、訪問者にとってより有益な情報源となります。

「お客様の声ページ」を改善する上で、複数の声を1つのページにまとめることは非常に効果的な方法です。個々のコメントが短くても、それらを集約することで、ページ全体として充実した情報を提供できるのです。



例えば、ある商品について「使いやすい」「デザインが気に入った」「価格が手ごろ」といった短い感想が複数寄せられたとします。これらのコメントを別々のページに掲載するのではなく、1つのページにまとめることで、読者はその商品の様々な魅力を一目で把握できます。「使いやすさ」「デザイン性」「価格の手ごろさ」といった異なる観点からの評価が一度に見られるため、商品の全体像を深く理解することができるでしょう。

また、複数の声を集約することで、短いコメントの持つ説得力の弱さを補うことができます。1つ1つのコメントは短くても、同じような意見が複数寄せられていれば、その評価の信憑性は高まります。例えば、「対応が丁寧」という感想が1件だけでは心もとないかもしれませんが、複数の人が同じ意見を述べていれば、読者はその商品やサービスの対応の良さを信じやすくなるでしょう。

さらに、様々な観点からの意見を1つのページで見られることで、読者は商品やサービスについてより多角的に理解することができます。「使い勝手が良い」「デザインが素敵」「耐久性に不安がある」といった異なる視点からのコメントが並んでいれば、読者はその商品の長所と短所をバランスよく把握できます。これは、購入を検討する上で非常に役立つ情報となるでしょう。

このように、「お客様の声ページ」において、複数の声を1つのページにまとめることは大きなメリットがあります。短いコメントの弱点を補い、様々な観点からの意見を集約することで、読者により深い理解と信頼を提供できます。この方法を取り入れて、「お客様の声ページ」の価値を高めていきましょう。


2. 詳細な情報を含める


各お客様の声に商品やサービスのどの点が良かったのか、具体的な詳細を加えるようにします。これにより、内容の質が向上し、SEOの効果も高まります。

「お客様の声ページ」を作成する際、各お客様の声にできるだけ詳細な情報を含めることが重要です。単に「良かった」「満足している」といった抽象的な感想だけでなく、商品やサービスのどの点が優れていたのか、具体的に説明するようにしましょう。

例えば、レストランの評価であれば、「料理の味が絶品だった」という感想だけでなく、「特に鮮魚のグリルが新鮮で、ハーブの風味が効いていて美味しかった」といった具体的な感想を加えることができます。また、ホテルの評価なら、「部屋が清潔で快適だった」という意見に加えて、「ベッドのリネンの質が高く、ぐっすり眠れた」といった詳細な情報を提供することが望ましいでしょう。

このように、具体的な詳細を含めることで、お客様の声の内容がより充実し、説得力が増します。読者は、その商品やサービスの良さをよりイメージしやすくなり、購入や利用を検討する上で役立つ情報を得ることができます。また、長くて詳細なお客様の声は、短くて表面的な感想よりも信頼性が高いと思われやすくなるでしょう。

ただし、詳細な情報を求めすぎるのは避けましょう。あまりに長く複雑な お客様の声を書くよう要求すると、お客様の負担になってしまいます。適度な量の具体的な詳細を含める程度でバランスを取ることが大切です。

しかし、お客様の多くが多忙であるため詳細な情報が含まれた長文の声を書いてもらうことは簡単なことではありません。ではどうすれば詳細なお客様の声を書いてもらうことができるようになるのでしょうか?お客様に詳細なお客様の声を書いてもらうには、いくつかの工夫が必要です。考えられる方法としては次のようなものがあります。

@ ガイドラインを提示する


お客様の声を書く際に、どのような点を評価してほしいのかをガイドラインとして提示しましょう。例えば、「商品の使用感」「デザインの好み」「他製品との比較」などのポイントを挙げ、それらについて感想を書いてもらうようにします。ガイドラインがあれば、お客様はお客様の声のポイントを把握しやすく、詳細な情報を提供しやすくなります。

A インセンティブを提供する


詳細なお客様の声を書いてくれたお客様に、何らかのインセンティブを提供するのも効果的でしょう。例えば、「詳細なお客様の声を書いていただいた方の中から抽選で100名様にAmazonギフト券1,000円分をプレゼント」といったキャンペーンを実施することで、お客様のモチベーションを高められるでしょう。

B 書き方の例を示す


詳細なお客様の声の書き方がわからないお客様もいるかもしれません。そこで、サンプルとなるお客様の声を提示し、どのように書けばいいのかを示すのが良いでしょう。例えば、「この商品は、Aの点が優れており、Bの点が気に入りました。また、Cのように使うと便利だと感じました。」といった具体例を示すことで、お客様はお客様の声のイメージを掴みやすくなるはずです。

C フォローアップメールを送る


商品やサービスを利用したお客様に、一定期間後にフォローアップメールを送るのも一案です。その際、「商品の感想をぜひ教えてください」といったメッセージとともに、お客様の声を書くためのURLを添付しましょう。タイミングよく働きかけることで、お客様がお客様の声を書いてくれる可能性が高まります。

D 改善のために必要だということを真摯に伝える


お客様の声を投稿するフォームの冒頭には、改善のためになるべく詳細に渡る感想を書いていただくことで、今後のサービスの改善のために役立てたいと伝えることも一定の効果が期待できます。単なる企業のマーケティングのために協力するよりも、お客様の声を書くお客様自身の将来のため、そして他の人達にも役立つということは1つの有力な動機として機能する可能性が期待できるからです。

これらの工夫を組み合わせることで、お客様により詳細なお客様の声を書いてもらいやすくなるでしょう。ただし、あまり負担をかけすぎないよう、バランスを取ることも大切です。お客様の声を活かしながら、ページの内容を充実させていきましょう。

3. ビジュアル要素の導入



お客様の声とともに商品の写真を掲載することで、訪問者はその商品の外観やデザインをイメージしやすくなります。例えば、家具に関するお客様の声であれば、実際の商品の写真を添えることで、そのデザインや素材感を視覚的に伝えられます。また、化粧品に関するお客様の声なら、パッケージの写真を掲載することで、ブランドイメージを印象付けられるでしょう。

さらに、サービスの利用前後の比較写真を掲載するのも大きなインパクトがあるはずです。例えば、部屋の片付けサービスであれば、散らかった部屋と片付け後の部屋の写真を並べて提示することで、そのサービスの効果を一目で伝えられます。また、ペットのトリミングサービスなら、トリミング前と後の写真を比較することで、仕上がりの質の高さを視覚的に訴求できるでしょう。

このようなビジュアル要素は、訪問者の興味を引くのに非常に効果的です。写真は文字よりも直感的に理解されやすく、強い印象を残します。お客様の声のテキストを読むのが面倒だと感じる訪問者でも、写真なら一目で内容を把握できるでしょう。また、ビジュアル要素があることで、ページ全体の見栄えも良くなり、訪問者の滞在時間が長くなる可能性があります。

「お客様の声ページ」にビジュアル要素を導入することで、訪問者により強いインパクトを与えられます。商品やサービスの写真、利用前後の比較写真などを効果的に使うことで、お客様の声の内容をより印象的に伝えられるでしょう。しかし、お客様が声を投稿してもらう際に、テキストを書くだけでも面倒なのに、商品の写真を撮影して投稿してもらうことは簡単なことではありません。どうすればお客様に面倒な商品の写真を投稿してもらえるのでしょうか?考えられる工夫としては次のようなものがあります。

@ インセンティブの提供


写真を投稿してくれたお客様に、何らかの特典を提供するのが効果的でしょう。例えば、「写真付きのお客様の声を投稿いただいた方の中から、抽選で10名様に商品券1万円分をプレゼント」といったキャンペーンを実施することで、お客様のモチベーションを高められます。

A 投稿のハードルを下げる


写真の投稿方法を簡単にすることで、お客様の負担を減らせます。例えば、お客様の声投稿フォームにスマートフォンから直接写真をアップロードできる機能を追加したり、写真をメールで送信できるようにしたりと、お客様が手軽に写真を共有できる環境を整えましょう。

B 写真投稿の重要性を伝える


写真を投稿することの意義を、お客様に伝えるのも大切です。例えば、「写真付きのお客様の声は、他の方の購入の参考になります」「写真があると、商品のイメージがより伝わりやすくなります」といったメッセージを添えることで、お客様は写真を投稿する意義を理解しやすくなるでしょう。

C 写真の使用例を示す


どのような写真を投稿すればいいのかわからないお客様もいるかもしれません。そこで、投稿する写真の例を提示するのが良いでしょう。商品の全体像や細部の写真、使用中の写真など、具体的な例を示すことで、お客様は写真のイメージを掴みやすくなります。

D SNSとの連携


お客様がSNSで商品の写真を投稿している場合、そのデータを活用するのも一案です。例えば、「#○○(商品名)」といったハッシュタグを設定し、そのタグが付いた投稿を自動的に取得する仕組みを作れば、お客様は別途写真を投稿する手間が省けます。ただし、写真の使用許諾を得ることを忘れないようにしましょう。

E 写真コンテストの開催


商品の写真を募集するコンテストを開催するのも効果的です。優秀な写真を投稿した方に賞品を贈呈したり、サイト上で特集したりすることで、お客様の参加意欲を高められるでしょう。また、コンテストを通じて、質の高い写真を多数集められる可能性もあります。

これらの工夫を組み合わせることで、お客様により多くの写真を投稿してもらいやすくなるでしょう。ただし、写真の投稿は強制ではなく、あくまでお客様の自発的な行動に委ねる必要があります。お客様の協力を仰ぎながら、徐々に写真付きお客様の声を増やしていくことが大切です。

アンケートページが引き起こす問題



お客様アンケートを集計したアンケート結果を発表する「アンケートページ」も、「お客様の声ページ」と同様の問題を抱えていることが多くあります。多くのアンケートページが画一的な形式で作成されており、内容が薄いという印象を与えがちです。特に、手書きのアンケート用紙をそのままスキャンしてPDFで掲載しているケースでは、いくつかの深刻な問題が生じます。

まず、手書きの文字は画像として扱われるため、検索エンジンがテキストとして認識できません。つまり、アンケートの回答内容が検索エンジンに認識されず、ページ内に文字数が少ないために検索結果での表示順位が下がる可能性があるのです。また、画像だけのページは、訪問者にとって読みにくく、内容を把握するのに時間がかかります。そしてスマートフォンでの閲覧時には、さらに読みづらさが増すでしょう。

こうした問題を解決するには、まずアンケートの回答をテキスト化することが重要です。手書きの回答を1つ1つ打ち込むのは手間がかかりますが、その労力は検索エンジン対策として大きな意味を持ちます。テキスト化された回答は、検索エンジンに適切にインデックスされ、関連するキーワードで検索された際に上位に表示される可能性が高まります。

さらに、アンケートの回答を集約し、内容を整理することで、より充実したページを作成できます。類似の回答をグループ化したり、回答の頻出キーワードを抽出したりすることで、訪問者にとって価値のある情報を提供できるでしょう。例えば、「商品Aの満足度が高い理由は、使いやすさと耐久性が評価されているため」といった具合に、回答を要約し、わかりやすく伝えることが大切です。

加えて、アンケート結果をグラフやチャートで視覚化するのも効果的な方法です。数値データを棒グラフや円グラフで表したり、回答の割合を示したりすることで、訪問者は情報を直感的に理解しやすくなります。また、インフォグラフィックスのように、データとイラストを組み合わせた図解を作成するのも良いでしょう。視覚的に訴求することで、訪問者の興味を引き、ページ滞在時間を長くすることができます。

ただし、アンケート結果をテキスト化する際は、回答者のプライバシーに配慮することが重要です。個人が特定できるような情報は削除し、匿名性を確保するようにしましょう。また、グラフやチャートを作成する際も、データの改ざんや誇張表現は避け、あくまで事実に基づいた表現を心がけましょう。

アンケート結果のページを改善することで、サイトの信頼性を高め、訪問者により良い体験を提供できます。手間はかかりますが、丁寧にテキスト化し、わかりやすく集約することで、SEOにも効果的なページを作成できるでしょう。

これらの最適化を通じて、「お客様の声」や「アンケートページ」をより魅力的で有益な情報源に変えることができます。サイトの品質を高め、検索エンジンによる評価を向上させることで、最終的には訪問者の満足度と信頼感を高めることにつながります。
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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

 鈴木将司

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