HOME > 2017年03月24日
このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年03月24日

忘れたページがあなたのサイトの順位を下げる!?検索上位表示の盲点

2017年03月24日
最近相談を受けている中で、上位表示が思ったように出来ないサイトの共通点が1つあります。

それは、サイトの深い階層のページの品質が良くないためにGoogleからサイト全体を低く評価されていて、それが原因で上位表示が出来なくなっているというケースです。



これはどういうことかというと、ほとんどのサイト運営者が普段意識しているのはトップページや、主要商品の販売ページや、Q&Aページ、企業情報などの一部のページになりがちです。

そのためこうしたページは見た目も、SEOの面でもほとんどの場合、順位ダウンの原因になることは少ないものです。

しかし、何年も前に作成したページ、、、例えば、新着情報ページ、リンク集ページ、用語集ページ、スタッフ紹介ページなどはどうでしょうか?

何年も前に作ったページだということは、文字数が非常に少ない可能性があります。

最近でこそGoogle上位表示にはコンテンツの充実が強く求められるようになりましたが、2012年くらいまではサイト内にあるページの文字数が少ないという品質上の問題があっても、不正リンクを集めることにより誤魔化して無理やりサイトの順位を引き上げることが可能でした。

そのころのコンテンツに対する低い意識で作ったページは多くの場合、文字数が数百文字しかなくてページの下の方をみると空白ばかりで、その割にはサイドメニューには100個近くのテキストリンクや、画像リンクのうらのALT属性に鬼のように文字を詰め込んだものがたくさん含まれていることがよくあります。

サイドメニューや、ヘッダーメニュー、フッターメニュー以外のページのど真ん中にあるボディー部分に書かれている文字数は、今日では最低でも500文字以上、できれば800文字以上は必要です。そうしていないサイトのほとんどが今日では上位表示が出来ていません。



実は、文字数については、最近私に相談してくれる企業さんのサイトで上位表示しているところや、競合他社で上位表示しているサイトはほとんどがどのページもボディー部分には1,000文字以上、つまり4桁かそれ以上は文字が書かれているところばかりです。

次の図は協会のソフトでサイト内にあるページの文字数を一気に計測したデータです。

このサイトは思うように上位表示が出来ていないサイトですが、ご覧のように文字数が1,000文字のページが少なく、ほとんどのページが1,000文字以下です。



一方、次の図は、そのサイトのライバルサイトで上位表示出来ているサイトのデータです。こちらの方は1,000文字以上の4桁台のページばかりのサイトであることがわかります。



このように文字数の少ないページがサイト内にたくさんある場合は、上位表示が困難になります。

ではどうすれば良いのでしょうか?対策としては・・・

(1)文字数の少ないページを1つのページにまとめる

(2)文字数の少ないページにボディー部分の文字数が1000文字以上になるようにオリジナル文章を追加する

(3)文字数の少ないページをサイトから削除する

の3つがあります。

自社サイトに色々なSEO対策をしたけれど思ったように上位表示が出来ずに困ってらっしゃる方は先ずはサイトの深い階層のページの文字数を測定してみて下さい。文字数の測定はGoogleで「文字カウント」というキーワードで検索すると無料で測定できるソフトが見つかります。

そして文字数が少ないページを見つけたらオリジナル文章を追加してサイト内から文字数が少ない薄いページをゼロにするようにして下さい。

以上ですが上手くいくことを祈ります。
このエントリーをはてなブックマークに追加
                    
鈴木将司の最新作品
プロフィール
一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

鈴木将司
<< 2017年 03月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
最新記事