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2015年09月08日

ブログを作ったせいで検索順位が落ちているサイトが増えている!?

2015年09月08日
Googleが2015年7月18日に実施したパンダアップデート4.2の影響で、8月中旬くらいから検索順位が変動しました。
(パンダアップデートというのはコンテンツの品質が低いページがあるサイトの検索順位を落とすというペナルティー)

その結果、ある共通点のあるサイトの検索順位が落ちました。

その共通点とは、ドメイン内にブログを設置しているサイトの順位が落ちたということです。

この事はサイト内にある全てのページを一気に分析するSEOロボットドクターというソフトを使って検索順位が落ちたサイトを分析してわかりました。

ドメイン内ブログというのは上位表示を目指す自社サイトにコンテンツを増やすため、つまりページを増やすために自社サイトのあるサーバーに追加したブログの事です。

古いSEO対策においては、他のドメインからのリンクを増やすためにアメブロやライブドアブログなど他のドメインのブログを開いてそこに記事を書くとともに自社サイトにリンクを張るという、主にリンク対策として外部ドメインの無料ブログを運営するというのが主流でした。

しかし、リンクだけでは順位が上がらなくなってきている現在、どうせブログを書くなら自社サイトのページ数を増やしてコンテンツを充実させるというのが現在のSEO対策のトレンドです。

こうした理由のために、上位表示を目指す自社サイトにドメイン内ブログを設置してページを増やそうとしている企業が増えてきています。

しかし、今回わかったのは、ドメイン内ブログを設置してもそこに投稿する記事に問題がある場合、上位表示効果があるどころか、逆効果になってしまうということです。

それではどのようなものが逆効果になるのかというと・・・

1、100文字から300文字程度の文字数の少ない記事を投稿すること

2、毎回ほとんど同じ内容で代わり映えのしない内容の記事を投稿すること

3、記事内にトップページで狙っているキーワードが全く書かれていない記事を投稿すること

などです。

3に関しては中々いつもトップページで狙っている記事を記事内に含めるのは簡単なことではないので、3回に1回、できれば2回に1回投稿する記事に目標キーワードが含まれていることを目指せば十分です。

しかし、

1、100文字から300文字程度の文字数の少ない記事を投稿すること

に関しては、文字数がとても少ないためにその記事が書かれているページのヘッダーメニュー、サイドメニュー、フッターメニューに書かれている文章やテキストリンクばかりが目立ってしまい投稿された個々のページに独自性のあるコンテンツがほとんど無いというコンテンツの品質上の問題を引き起こしてしまいます。

また、

2、毎回ほとんど同じ内容で代わり映えのしない内容の記事を投稿すること

に関しても、Googleが最も嫌がる類似コンテンツがサイト内にどんどん増えていく結果になるのでトップページで狙っている目標キーワードでの検索順位が下がる一方になります。

ごく最近、自社サイトにドメイン内ブログを設置したばかりの方は最近のSEO対策の動向を知っているのでこうしたGoogleが嫌がるページを増やすことは避ける傾向にあります。

しかし、何年も前に自社サイトにドメイン内ブログを設置して更新をしてきた人達は当時のSEO対策の意識はそれほど高いものではなかったのでとにかくページを増やせば良いという感覚の時代でした。

そのため何年も前に自社サイトにドメイン内ブログを設置して更新をしてきた人達のサイトほど今回のパンダアップデートにより順位が下がっています。

もしも、御社のサイトが7月中旬から8月中旬にかけて何位か落ちてきたならば先ずはこうした点を点検して、同じような問題を発見したら・・・

1、それらの記事のあるページを思い切って削除する

2、Googleがインデックスしないように(評価対象から外すように)というタグをそうしたページに貼り付ける

3、品質の低い内容のブログ記事を他のドメインのサイトに移動する

などの選択肢がありますのでいずれかの対策を取るようにして下さい。

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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

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