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カテゴリー: Googleの動向

【新方針発表】Googleがフェイクニュース問題や過激な政治的主張のコンテンツに対するチェック体制を強化!!

2017年03月17日


「Google launches new effort to flag upsetting or offensive content in search
Using data from human "quality raters," Google hopes to teach its algorithms how to better spot offensive and often factually incorrect information.」

(2017年3月14日 Danny Sullivan)
米国のSEOニュース「サーチエンジンランド」によると「Googleの品質スタッフが気を動転させるようなコンテンツ、不快なコンテンツだと判断したコンテンツをアルゴリズムに学習させるという新しい施策を実施」というニュースがありました。
http://searchengineland.com/google-flag-upsetting-offensive-content-271119

このニュースはGoogleが定期的に更新している社内向けの検索結果品質評価ガイドラインである「General Guidelines」
を 2017年3月14日に改定したことを受けたものです。

「General Guidelines」はこれまでもGoogleの検索結果の品質を維持、向上するために何度も改定されてきましたが今回の改定は昨今のフェイクニュース問題や過激な政治的主張のコンテンツに対してGoogleがどう取り組むかの方向性を示すものです。



今回の新しい施策により何が変わるのかというと:

(1)「General Guidelines」の新基準に基づいて、Googleの品質スタッフが気を動転させるようなコンテンツ、不快なコンテンツだと判断したコンテンツに対してフラグを立てる(目印をつける)

(2)フラグが立ったコンテンツは即時に検索順位を下げたり、表示させないようにするのではなく、将来Googleのアルゴリズムが自動的にそうしたコンテンツの評価を下げて上位表示されにくくする

というものです。

Google社のシニアエンジニアのPaul Haahr氏によると「我々がフェイクニュースという言い方は避けたいと思っている。我々が今回ターゲットにするコンテンツは、証明可能な不正確な情報だ」と言っています。

確かにフェイクニュース(偽ニュース)という言葉は主観的な言葉です。一つのニュース情報は受け取る立場により何が真実で嘘なのかは異なることがあります。過激な政治的主張というのも同様に受け手の立ち位置により真偽は異なることが多いものです。

コンピュータエンジニア的視点の技術者としては「証明可能な不正確な情報」という方が客観的で科学的に思えます。

「General Guidelines」を読むと「証明可能な不正確な情報」の例としては:

● ホロコースト
● 黒人差別
● イスラム
● 女性は邪悪
● 悪魔崇拝


など非常にセンシティブなキーワードばかりです。



確かにこうした受け手の立場によって認識、見解が大きく異るキーワードで検索した時の検索結果ページを生成するには高度な判断が求められるはずです。

従来のGoogleなどの検索エンジンで上位表示するための施策は:

(1)独自性の高いコンテンツを作る(独創性・著作権の遵守)
(2)ユーザーが長時間閲覧するコンテンツを作る(高いエンゲージメント)
(3)他者が推奨、または参照元を示すためのリンク(被リンクの数と質)


という大きく言うとこの3つの柱だけでしたが、今回新たに

(4)情報の信憑性

という4つめの柱が建てられることになりました。

日本では特に昨年末よりWelq事件などにより情報の信憑性や著作権の問題が大きくクローズアップされています。

しかし、今後私達サイト管理者はこの4つの柱の全て、あるいはいくつかを押さえた上で自社サイト上での情報発信に邁進しなくてはなりません。

ページランクの表示が停止されることになった!

2016年03月09日
Google has confirmed it is removing Toolbar PageRank
It's official: Google has decided to kill off Toolbar PageRank from its browser.
(Googleの公式発表によるとこれまでGoogleツールバーで表示していたページランクの表示を停止することを決定)


・・・Google, within the next couple weeks it will begin not to show any data at all.
Google explained that the company still uses PageRank data internally within the ranking algorithm, but the external PageRank values shown in the Toolbar are going away completely.
(数週間以内に停止を実行する予定。Googleによるとページランクは外部には公表しないが社内では引き続き検索順位を算定するためのアルゴリズムとして活用する)
(2016年3月8日)

というニュースがSearchEngineLandで発表されました。



Googleツールバーをブラウザにダウンロードするとこれまでブラウザで表示するページのページランクが表示されてきました。
下の図はヤフージャパンのトップページのページランクが8であることを示すものです。



ページランクは0から10までの11段階のページの人気度を表す偏差値のようなもので西暦2000年から2013年末まで最新のページランクが公表されていました。

ページランクはたくさんのサイトからリンクがされるか、ページランクが高いページからリンクされると上がるというもので質が高いリンクを集める上で重要な指標として使われていました。

このことは私達に何を意味するのでしょうか?

1、ページの人気度を測るのが難しくなる
→ ページランクは2013年末以来更新がされていませんでしたが、それでもそれ以前に作られたWebページの人気度を知るには役に立つ指標でした。しかし後数週間で全く表示されなくなるということは困ります。

しかし、ページランクに変わるページの人気度を推し量る指標はすでに存在しており、それはシミラーウェブやアレクサのアクセスランキングです。

この2つの中でも特におすすめのソフトがシミラーウェブです。世界中に張り巡らせた情報網をビッグデータとして活用して比較的正確に全世界、全日本のアクセスランキングを発表しているからです。

下の図はさきほどのヤフージャパンをシミラーウェブで調べて表示された全世界、全日本アクセスランキングの数値です。



世界では38位、日本では3位のアクセスがあることがわかります。

シミラーウェブやアレクサでのランキングとページランクの関連性を調べるとほとんどのサイトにおいてページランクが高ければ高いほどこれらのアクセスランキングも高いことが分かっています。

このことからも今後はシミラーウェブやアレクサでのランキングがページランクに変わる有力なデータだということが言えるでしょう。

※シミラーウェブについての詳細については:
http://www.web-planners.net/blog/archives/000128.html
※アレクサについての詳細については:
http://www.web-planners.net/blog/archives/000125.html
をご覧下さい。

2、サーチコンソールを使うことが求められる
→ GoogleはGoogleがサイトをどのように評価しているかの手がかりを与えるツールとして近年、サーチコンソールの利用を推奨しています。このツールを使えば自社サイトがどのようなサイトからリンクされているか、インデックス状況、スマートフォン対応状況、Googleからの流入キーワード、サイト全体で何のキーワードがどのくらい書かれているかなどを知ることが出来ます。これまで以上にサーチコンソールを使い自社サイトの評価状態を知ることが必要となるはずです。

3、コンテンツマーケティングのブームが加速する
→ ページランクの表示全面廃止はどのような印象を与えるのかというとGoogleがリンクを重視しなくなり、コンテンツを重視するようになったという姿勢を強めたということです。それによりこれまで以上にコンテンツが重要だという風潮がSEOの世界に浸透するはずです。

4、リンクを重要視しない企業が増える
→ しかし、現実にはコンテンツの次に重要なのは今でも外部ドメインのサイトからのリンクです。これがなければ上位表示が困難なビッグキーワードでの上位表示は無理です。また、比較的競争率が低い簡単なキーワードでも上位表示をするためにはリンク対策を避ければ、ソーシャルメディア活用など他の対策が求められるのが現実です。
その結果、リンク対策を軽視して検索順位を落とすリスクが生じるはずです。
しかし、ここで言うリンクというのは決して数ではありません。ユーザーがクリックするアクセスをもたらす送客目的、または紹介目的のリンクです。これこそが良質なリンクでありどうしても上位表示には必要なリンクなのです。

以上が今回のご報告ですが、リンクSEO時代の象徴だったページランクが終わる時がついにきました。

これからは新しいルールを見つけ出し、その枠内で自社サイトの競争優位性を高める努力が求められます。

これは困ったことに感じるかもしれませんが、新しいチャンスとして積極的に捉えて新しいSEOを実践するきっかけになるはずです。

Google検索結果ページ上の広告表示数が減った!?

2016年02月24日
Search Engine LandのニュースによるとGoogleは・・・
「Confirmed: Google To Stop Showing Ads On Right Side Of Desktop Search Results Worldwide
A long-running test is now rolling out for desktop queries: Google will no longer show ads to the right of its search results, with two exceptions.」(Googleは世界中のPC版Googleの検索結果上でこれまで長期間テストしてきた右サイドでの広告表示を廃止したと発表した)


ということです。



すでに国内のGoogleでも検索結果の右サイドには広告は表示されなくなっています。

実際に日本語PC版Googleで「リフォーム」というキーワードで検索すると検索結果の上4件が広告になっており、これまでよりも1件表示が増えています。そして自然検索の下に3件広告が表示されています。



しかし、同発表によると・・・
「with two exceptions:
(1)Product Listing Ad (PLA) boxes, which show either above or to the right of search results
(2)ads in the Knowledge Panel」


とあり、例外として:
(1)商業的なキーワードで検索した時に右サイドにこれまで表示されていた写真入りのGoogleショッピングの広告
(2)ナレッジパネルという画像や地図入りの企業情報


の表示はそのままにするということです。

試しにPC版Googleで「スマートフォンケース」という商業色の強いキーワードで検索すると下の図のように検索結果の右サイドにはこれまでどおり写真入りのGoogleショッピングの広告が表示されています。



また、ナレッジパネルが表示されやすい固有名詞である「ディズニーランド」で検索すると東京ディズニーランドの詳細や地図情報が右サイドに表示されています。



この動きは何を意味するのでしょうか?

1、検索結果上の一等地である1位から4位を遂に広告欄に転換して広告売上を増やそうとしている
→ これはすでに何年も前に商業化が進んでいるヤフージャパンと同じ道をGoogleは辿っているのだと思います。

2、スマートフォン版Googleでは元々画面の狭さという制約上、右サイドには広告は表示されていないのでそれと同じ仕様になった
→ スマホファースト、モバイルファーストという標語が言われるWeb業界にあってPCサイトのレイアウトをモバイルサイトのレイアウトに近づけこの標語をさらに実践するようになった

3、右サイドには今後積極的に、写真入りのGoogleショッピングの広告を増やしその売上を増やそうとしている
→ もしそうならば、物販をしている企業はGoogleショッピングの広告予算を確保しないと売上が減る

4、右サイドには今後何か別のものを積極的に表示するようになる

以上ですが、全体的にGoogleはヤフージャパンのように株式上場して以来、商業化の道を進んでおり広告収入を増やさないと株価を維持することも出来ません。利益追求型になっていることは確かだと思います。

こうした動きはGoogleの広告を買う企業と買わないで自然検索だけで集客しようとする企業に次のような行動を強いるはずです:

【Googleの広告を買う企業】
(1)アドワーズ広告というリスティング広告の枠は最大7件に減ってしまったのでそこの場所取り、順位アップの競争が激化する。そしてこれまで以上の広告の出費を余儀なくされる


(2)広告費の高騰の影響を少しでも和らげるために自然検索での上位表示にこれまで以上に力を入れる

【広告を買わないで自然検索だけで集客しようとする企業】
(1)商業色の強いキーワードで検索した時に自然検索で1位になったとしても総合では実質4位なので、検索結果に表示されるタイトルタグや、メタディスクリプションには広告コピーに負けないクリックしたくなるような訴求力のあるライティングをしないとクリックしてもらえなくなる


(2)これまで以上に様々なキーワードでの上位表示を目指しアクセスを維持する

(3)商業色が低いキーワードでの上位表示を実現すれば広告が表示されない検索結果が表示される可能性が高い。それを実現するためには物を買おうというユーザーではない情報を探しているだけのユーザー向けのお役立ちページをつくりそれらの上位表示を目指す

などが考えられます。

検索結果のレイアウトの変更の影響は表面だけではなく、深いところに影響を及ぼします。

この変化により被害を被るのではなく、これを活用して集客力アップのきっかけとして捉えて下さい。
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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

鈴木将司
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