HOME -> リスティング広告 VS 自然検索!どちらが効果があるのか? | モバイル時代のSEO情報ブログ

このエントリーをはてなブックマークに追加

リスティング広告 VS 自然検索!どちらが効果があるのか?

2016年07月14日
先日、名古屋の会員さんとのSEOカンファレンスで非常に興味深い話題が出ました。SEOカンファレンスでは最新の現場での情報交換と活発な議論がされることがあります。

その中で出た話題は「リスティング広告の効果が落ちているのではないか?」という疑問です。

非常に不思議な傾向としてGoogleもその他検索エンジン会社も検索結果に表示される広告のクリック率と自然検索の部分のクリック率のデータを発表しているのを見たことも聞いたこともありません。

ただネット広告の市場が拡大しているという報道や発表は頻繁にされます。
しかし、それはこれまでネット広告を利用していなかった企業が新たにネット広告を利用し始めているからであって

一つ言えるのは検索エンジンを日常的に使っていると広告と自然検索の違いが分かるようになります。

リスティング広告は検索結果ページの上の部分と下の部分の両方に表示され、自然検索結果10件がその間に表示されます。

昔は検索結果上の広告はそれと分かるように非常に分かりやすい表示方式をとっていましたし、表示される件数も少なめでした。

下の図はGoogleとヤフーで「賃貸マンション 港区」というキーワードで検索した際の検索結果ページの画面です。

【Googleの検索結果ページの画面】



【ヤフーの検索結果ページの画面】



Googleのほうは広告というサインが以前は目立つオレンジ色だったのが、最近目立たない緑色に変更されています。

また、ヤフーの方はグレーの色で広告という言葉がページの上のほうに一回だけ表示されているだけで、検索に慣れていない人達はこれらが広告だということが分からない可能性があります。ちなみに4,5年前のヤフーの広告欄は薄い水色の背景色があり広告だということがはっきりとしていました。当時すでに、検索エンジンとしての広告売上が減少していたライブドア検索やgoo検索では自然検索と違いがわからないように広告が表示されており驚いた記憶があります。

冒頭でも述べたように、Googleもその他検索エンジン会社も検索結果に表示される広告のクリック率と自然検索の部分のクリック率のデータを発表しているのを見たことも聞いたこともありません。

ただネット広告の市場が拡大しているという報道や発表は頻繁にされます。
しかし、それはこれまでネット広告を利用していなかった企業が新たにネット広告を利用し始めているので広告市場の全体の売上が増えているだけであって、広告の費用対効果が高まっている、または横ばいという報道や発表はありません。

過去のGoogleとヤフーの傾向を見る限り、以前は明らかに広告と分かるような表示をしていたのが最近ではどんどん自然検索と区別するのが難しくなってきています。

以前よりテレビ広告や、新聞雑誌広告の効果が薄れてきており、その影響でネット広告に切り替える企業が増えていると言われ続けています。

しかし、これは推測ですが、広告の費用対効果が下がってきているのはそうした従来型メディアだけではなく、ネット広告全般や、その代表格であるリスティング広告も下がっている可能性があります。

現に私の周りでも昔からネット広告を使っていた人達は「以前ほど広告の効果が無くて困っている。以前は広告欄の順位が3位、4位でも高い集客効果があったが最近で1位表示しなくては以前ほどの反応を取れなくなっている」とおっしゃる方が増えてきています。

皆さんもぜひ周りに人でネット広告を昔から使ってきている企業の方にこの事とを聞いてみてください。恐らく同じような答えが返ってくるはずです。

ただ、このことは短絡的に自然検索結果で上位表示することが絶対的に集客率が高いということを意味するものではありません。

一つの仮説ですが全てはキーワードに依るのではないかというのが真実のはずです。

検索ユーザーがある物や事に対して知識が全く無い場合は広告の情報でも役に立ちます。

しかし、その物や事に対して知識がかなりあるならば広告の情報に頼らずとも自然検索結果の中で自分が信用できる情報を難なく見つけることが出来るはずです。そしてそのレベルになれば広告をクリックして表示されているサイトにある商品が自分にとって必要なものか、信用できるものかが予測出来ます。

反対にその物や事に対して知識がなければ広告の情報でもとても有難い情報になる可能性があります。

ということは・・・

(1)商品知識が無い人あるい初心者を対象に売りたい時はネット広告が向いている
(2)商品知識がある人には自然検索で上位表示を目指すSEOだけでいける


ということが言える可能性があります。

そう考えて見ると広告のキャッチフレーズは分かりやすいものが効果があると言われていますし、クリックした時のいわゆるランディングページは絵本やチラシ広告のように分かりやすい作りのほうが反応が高い分野が多いというのも納得出来ます。

では、結局どうすればよいのでしょうか?

それは(2)を制覇して売上・利益を増やす。そしてその利益と経験値を投資してネット広告を買い進めて初心者にも購入してもらうようにする

という二段階の作戦が有効なのではないでしょうか?

そして自社のフィールドでNo1企業を目指すなら最後は必ず(1)を制覇しなくてはならないということでしょう。
その証拠に大手企業ほど広告欄に表示される傾向が昔からあります。

以上が今回の仮説ですが自然検索とリスティング広告、またはネット広告全般の関係性について混乱した時はこうした考えも参考にしていただきたいです。
このエントリーをはてなブックマークに追加
                    
鈴木将司の最新作品
プロフィール
一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

鈴木将司
<< 2016年 07月 >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
最新記事