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上位表示のヒント
競争率の高いビッグキーワードでの上位表示にはどうしてもリンク対策が必要
2015年09月02日
検索順位アップを実現するためにはサイトの内部を改善するだけだとか、良質なコンテンツを増やすだけでは限界があります。競争率の低いキーワードならば可能なことは確かにありますが、競争率の高いいわゆるビッグキーワードで上位表示、それもトップ3位に入るにはどうしても突破しなくてはならない難関があります。
それはリンク対策です。
ここで言うリンク対策というのはGoogleの騙すための薄っぺらい形だけのリンクのことではありません。
実際にユーザーを誘導することが出来るクリックされるリンクの事です。
これがビッグキーワードで上位表示をするためにはどうしても必要なのです。
良質なリンクを獲得するためにはどうすれば良いのでしょうか?
様々な方法がありますが、その一つは他の企業や個人とのネットワークづくりです。
このことが非常の得意なのが大企業です。
大企業は子会社、親会社、兄弟会社などのたくさんの系列企業があります。
それらの企業の多くが独自ドメインを持っていればそれぞれのサイトからリンクを張りあうだけでユーザーにクリックされるリンクをすぐに集めることが出来ます。
また、外資系企業の場合は世界のたくさんのユーザーが見ているサイトからもリンクを張ってもらうことが可能です。
私がセミナー後に開催している無料コンサルティングにもこれまで何社かそうした外資系企業の方がいらしてこのやり方を提案してすぐに海外の親会社サイトからリンクを張ってもらっただけでそれまでの低い順位が嘘のように順位アップした事例がいくつもあります。
こうした系列を利用する方法以外にも、大企業ならたくさんの企業と取引があるので取引先の事例紹介ページに載ればそれだけで良質なリンクを集めることが可能です。
実際にかなり昔の話ですが、企業や大学が当時Googleの販売していた黄色いサーバを購入するとGoogleのサイトにある導入事例ページからリンクを張ってもらいページランクがいくつも上がり、検索順位も高くなるというエピーソードがあったくらいです。(その後それは不公平だということでそうしたリンクは効果がなくなるようになりました)
これら2つのことから私達が出来るかも知れない可能性が見えてきます。
それは:
1、自分の会社に兄弟会社親子会社があるかを確認してあるようなら、リンクを張ってもらうことを依頼する
2、税理士、弁護士、ホームページ制作会社、システム開発会社などの外注先企業の事例に積極的に出るよう心がけ、その際はリンクを張ってもらうように事前に依頼する
3、何らかの団体、組織、研究会、協会などの会員になっている場合は:
(1)それらの組織のサイトから紹介のリンクを張ってもらう
(2)他の会員と面識がある場合は、お互いにリンクを張って紹介しあうことを提案してみる
などがあります。
こうした他の企業と直接、外交的に交渉して集めたリンクの耐久性はとても高く長持ちをするだけではなく、実際に一定の社会的存在感のあるサイトからリンクを張ってもらうためにユーザーにクリックしてもらえるようなリンクを獲得すること可能になります。
リンクという言葉を訳せばその本質的な意味は「つながり」です。
Googleが今でも何故、被リンクを重要な検索順位決定要因として使っているかの理由がそこにあるはずです。
つまり社会的に様々な企業や団体、個人とつながっている企業や個人のサイトは信頼が出来るのは人間社会の道理なので、その社会力学を数学的に処理しているのがGoogleが何故世界一の検索エンジン会社になれたかの大きな理由の1つなのです。
早速ご自分自身、自社がどのような社会的な繋がりがあるかを考え、依頼できそうなところをリストアップして行動を起こして下さい。
また、リストアップする相手が未だいないとしても今後の心がけとして常日頃からお互いにリンクを張り合って紹介し合える信頼できる相手を増やすようにして下さい。
それが出来た時にGoogleが私達の目の前に置いている一つの扉が開きます。

大きなサイトのデメリットは?
2015年08月11日
前回は大きいサイトのメリットについて考えてみましたが、今回はデメリットについてです。大きなサイトのデメリットは・・・
1、リンク構造が複雑になる
→ 数十ページのサイトならそれぞれのページからそれぞれのページにサイト内リンクを張る事が出来ます。そうすればそれぞれのページがたくさんのサイト内のページからリンクが張られているので重要なページばかりだとGoogleが判断してSEO対策上プラスになります。
しかし、サイト内に何百、何千、何万ものページがある場合はそれは困難になるのでどうしてもほとんどのページが僅かな数のページからしかリンクされなくなります。
2、サイト内リンクの張替え、修正、追加に手間がかかる
→ 大きなサイトに新規ページを追加する場合はそのページにサイト内の全てのページからリンクを張ろうとする場合作業時間が増えてしまいます。
1つのページから新規ページにリンクを張る作業時間が30秒かかるとしたら、100ページからリンクを張ろうとすると3000秒、つまり50 分も時間がかかります。
しかも、リンクを追加した後、リンクの文言を変更したり、リンク先を変更する時にも50分も時間がかかれば、もう考えただけで作業をするのが嫌になることでしょう。
こうした新規ページヘのリンクを張る作業、編集作業を短縮化するには:
(1)WordPressなどのCMSを利用する
(2)DreamWeaver等のライブラリー一括編集機能を利用する
などが効果的です。
WordPressなどのCMSでは新規ページを追加すると、予め設定されたサイト内の他のページから自動的にリンクが張られるので楽です。
また、DreamWeaver等のライブラリー一括編集機能を利用すれば、予めライブラリー化された部分のファイルだけを開いてそこに新規ページへのリンク情報を入れるだけで自動的にどのライブラリーを含むページが一気に更新されます。この機能がとても便利なので私も15年近くDreamWeaverを使っています。
3、リスク分散が出来なくなる
リスクには:
(1)ハッキング、ウイルス感染のリスク
→ 複数のドメインのサイトを運営している場合ならそれらのうち1つがハッキングや、ウイルス感染をした場合、そのサイトだけの被害で済み、他のサイトは何も問題が無くユーザーに迷惑をかけることはありませんが、1つの大きなサイトだけを運営している場合全滅するという事態を招くことになります。その時は必ず「複数のドメイン、サーバーに分散しておけばよかった」と後悔するはずです。
(2)サーバが重くなるリスク
→ WordPressなどのCMSを使って大きなサイトを運営しようとするとサイト全体に渡る更新をするときには小さなサイトに比べてより長い時間がかかります。更新をすることによりページや画像のファイルをダウンロードするにユーザーが待たされることがあります。
また、たくさんのファイルがあることによりたくさんのユーザーが同時にアクセスした時にやはり待ち時間が発生しやすくなります。
このような事が続くと離脱率が上がりアクセスが減ることが起き得ます。
私も以前運営していた無料レンタルサーバーやコミュニティーサイトでは真夜中に頭を悩ませたことが何度もありました。それは使ってくださっているユーザーさん達に多大な迷惑をかけているプレッシャーによるものでした。
特に、たくさんの動画や、実行スピードが遅いプログラムがあるとサーバが重くなるリスクはさらに増大します。
などががあります。
4、自作自演のリンクを集めることが難しくなる
これが一番の問題だと思いますが、複数のドメインの小さいサイトを運営している場合は、それぞれを相互にリンクすることによりそれぞれのサイトに外部リンク効果が生じます。特にサーバーのIP分散をしている時には外部リンク効果が生じやすくなります。
しかし、1つの大きなサイトだけを運営している場合、中々自作自演でリンクを張ることが難しくなります。
以上が大きなサイトを運営する時に起き得るデメリットです。
結局、小さいサイトも大きなサイトもメリットとデメリットがいくつかありますので、それらを考慮した上でどちらにするのかを決めて後悔の無いようにしてください。

大きいサイトのメリットは何か?
2015年08月10日
前回は小さいサイトでも上位表示しているケースがあることと、小さいサイトのメリットについて報告させていただきました。今回は逆に、大きいサイトのメリットについて一緒に考えてみましょう。
大きいサイトのメリットは・・・
1、ドメインの価値が上がる
というメリットがあります。その理由は:
(1)様々なキーワードでの流入が増えてトラフィック(アクセス)が増えるから
→ 複数のドメインのサイトを運営する時に比べて、1つのドメインに様々な小さなテーマのページを増えるので意図的に、あるいは無意識的に様々なキーワード、特に2つ3つ以上の複合キーワードで上位表示されやすくなります。そうしたロングテールキーワードは競争率が激しいダイエットだとか、賃貸などのビッグキーワードに比べると無数に存在し、様々な検索意図を持ったユーザーの目に増える機会が増えます。
(2)より多くのサイトからリンクを張ってもらいやすくなる
→ 複数のドメインのサイトを運営する時に比べて、1つのドメインに継続的に多くのページを追加することにより様々な思惑、動機でリンクを張ってくれるサイトが増える傾向にあります。
(3)より頻繁にソーシャルメディアから流入が発生しやすくなる
→ (2)と同じ理由によりFacebookやTwitter等のソーシャルメディアからの流入数が増える傾向になります。
2、新規ページを追加した時、そのページの目標キーワードの競争率が激しくない場合は比較的短期間で上位表示する
先ほど、ご説明したようにドメインの価値が上がりやすくなるので、そこに新たにページを追加すると小さいサイトに新しいページを追加した時に比べてより短時間で上位表示しやすくなります。何故ならGoogleはドメイン価値という信用が高いサイトに新しく追加したページは同じく信用があると見做して小さなアクセスが少ないサイトに比べてより短期間で上位表示する傾向があります。
これこそが独自ドメインでWordPress等を使ってブログを開くよりも、アメブロやライブドアブログなどの何千万ページ、何億ページある超巨大ブログサービスで無料ブログを運営すると競争率がさほど高くないロングテールキーワードでは短期間で順位アップする理由です。
3、新規サイトを追加した時も、そのページの目標キーワードの競争率が激しくない場合は比較的短期間で上位表示する
新規ページと同様に、Googleはアクセスが多い信用できるドメインに新規で開設されたサイトをより短期間で、かつ安定的に上位表示する傾向があります。
これは何故楽天やぐるなびなどのモール型、あるいはポータル型サイトに新規出店すると、新しく独自ドメインでサイトを開いた場合に比べてより短期間で、かつ安定的に上位表示するかの原因になっています。
しかし、だからといって誰でもそうした巨大サイトに出店すると上位表示出来るわけではありません。
何故ならそうした巨大サイトにはすでに上位表示を達成している先輩サイト、先輩ショップがあり、1つのドメインでは最大3ページ、通常2ページまでしかGoogleでは上位表示出来ないという表示件数の縛りがあるのでかえって厳しい競争を挑むことにもなりかねません。
4、サイト全体のテーマを絞り込む事ができたら競争率の激しいキーワードでも上位表示しやすくその後も安定する
これは20ページ前後しか無い小さいサイトが全ページのテーマを絞りやすい「ミニサイトが例外的に勝つことがある」という珍しい事例が確かにありますが、20000ページのサイトでもサイト運営者の力量が高くて全ページのテーマを絞り込むことが出来たら、その時はやはり大きなサイトのほうが小さいサイトよりも強い法則が働きますのでサイト全体のテーマを絞り込む事ができたら競争率の激しいキーワードで勝つのは大きなサイトということになります。
5、運営費用が比較的安くなる
これは短期的にはあまり重要ではないように感じるかもしれませんが、たくさんの独自ドメインのサイトを持つと年間の維持費が例え1000円だとしても、1000円 X 1000個 で1,000,000円になりそれは車が買えるくらいの大きな金額になります。
これを10年続ければ1000万円にもなり、今度はマンションが買えるくらいのより大きな金額になります。
しかもそれにレンタルサーバ料金がかかりますので本当に車やマンションが買えるような大きな金額の出費になります。
一方、大きなサイトを1つだけ運営する場合はその1000分の1の費用で済むので大きなサイトを持つことはかなりの節約になります。
以上が大きなサイトのメリットについてです。
サイトの規模について決定する前に御社の現在の状況にあったやり方は小さいサイトなのか、大きなサイトで行くのかは、こうしたことを総合的に考慮するようにしてください。
次回は大きなサイトのデメリットについて考察します。

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