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デジタルマーケティング

ネット集客に必要な5つの作業項目が発表された!

2015年07月30日
前回に引き続き今回もMOZの調査結果での重要なポイントについて解説させていただきます。

今回ご報告したいポイントは2つあります。

1、トップ5の活動

2、必要とされる5つのサービス

についてです。

まず1つ目の調査結果ですが、

1、トップ5の活動

(1)分析

→ Googleアナリティクスなどを使ってサイトの集客状況を把握して不足しているものは補い、不健全なものがあれば修正するための手を打たなくてはなりません。

(2)キーワード調査

→ GoogleキーワードプランナーやGoogleのキーワード予測に表示される複合キーワードを調べることと、Googleトレンドなどトレンドキーワードを知るためのツールを使うこと、そしてヤフー知恵袋や教えてgoo!でどのような疑問を見込み客がしているのかを見てそこにあるキーワードを抽出して、それらのキーワードで上位表示するためのページを新規作成する必要があります。

(3)サイト監査

→ 自社のサイト、上位表示を目指すウェブページのテーマが絞られているか、目標キーワードがタイトルタグ、メタディスクリプション、H1タグ、本文に目立つように含まれているかを確認して不十分ならば追加をしなくてはなりません。

(4)コンテンツ作成

→ キーワード調査の結果、上位表示すると見込み客が来そうなキーワードをテーマにしたウェブページを1つ1つ丁寧に作っていきます。

(5)ソーシャルメディアマーケティング

→ 作ったページはそのままにしておいても、一体いつユーザーが見に来てくれるかわからないので、アップしたらすぐに見に来てもらうためにFacebook、Twitter、Google+、LINE@など無料で使えるソーシャルメディアでフォロワー、お友達登録者様に告知をして誘導します。

というランキングが発表されています。

これらの項目のうち御社が未だ着手していないものがあったり軽視しているものがあったら直ちに対応をすべきです。

2つめの調査結果も1つめとかぶるところがありますが、こうした状況の中、ネット集客の代理店が提供すべきものとしては・・・

2、必要とされる5つのサービス

(1)分析

(2)コンテンツ作成

(3)成約率の改善

→ いくら検索で上位表示したり、ソーシャルメディアからユーザーが来てくれてもウェブページの内容が伝わらないというプレゼンテーション上の問題や、伝わったとしても欲しくないものなら商品、サービスを改善しなくてはなりません。

(4)ブランド戦略

→ 企業がネットを活用して達成できることは個々の商品を一つ一つ売る上で信用を獲得するためのブランド構築です。
ブランドの構築は一貫した姿勢を企業に求めます。ブレない品揃え、商品政策、そしてサポートが必要になります。

(5)ソーシャルメディアマーケティング

が発表されました。

以上ですがこれら2つのランキングを見ただけで今後私達ウェブでモノやサービスを販売する者がどのような方向性で日々の仕事をするべきかがわかります。参考にしていただければ幸いです。

私もこれらのことを頭に叩き込んでこれより仕事をさせて頂きます。

米国調査結果『ネット集客の力の配分表』が発表された!!

2015年07月29日
米国の大手SEO会社のMOZが『The 2015 Online Marketing Industry Survey』
を発表しました。この調査は3,600人の調査対象グループ(ネット集客の代理店担当者)にネット集客の現状についてアンケートをとったものです。

その中でいくつか私達日本のネット集客担当者が、多様化するネット集客の世界でどの分野、どの作業に力点を置くべきか参考になるデータがありますので報告させていただきます。

1、ソーシャルメディアマーケティングとコンテンツ制作に力点を置く企業が増えている

米国のネット集客代理店が現在提供しているサービスのシェアは:

(1)94%:SEO

(2)83%:SEM(リスティング広告などのネット広告)

(3)79%:ソーシャルメディアマーケティング

(4)75%:コンテンツの作成とキュレーション(各種情報をまとめること)

(5)70%:Web開発

というランキングになっています。

広告費を払わなくても集客が出来るSEOがランキング1位で、その次には手軽に手を出しやすいSEM(リスティング広告などのネット広告)が2位に来ておりこれは前回の調査と同じ結果ですが、3位のソーシャルメディアマーケティングが79%でほとんど2位のSEMと同じ%になってきました。

ソーシャルメディアは最初はとっつきずらいですが、その仕組を理解さえすれば基本的にお金をかけなくて出来るのでSEO対策に似ているところがあります。そうした手軽さもあって近年益々その存在感を増しているのがソーシャルメディアです。

私も個人的には自社の集客努力の4割くらいはソーシャルメディアに時間をかけていますし、クライアントとのコンサルティングの会話でも最近は気がついてみれば60分の中で20分近くはソーシャルメディアの活用方法についての話題になってきています。

SEO対策が好きな方は、ソーシャルメディア対策はとても似ているところがありますので一度始めるとハマると思います。

ソーシャルメディアのどこがSEOと似ているのかというと従来のリンク対策といいねや、フォローの集め方が少し似ている事、そしてリンクを張ってもらえばアクセスが増えるように、ソーシャルメディアでシェアされたり、フォロワーが増えればアクセスが増える部分です。

しかも、今日のGoogleではアクセスをもたらさない、つまりクリックされないリンクをいくら集めても意味がないどころか、ペナルティーの原因にすらなることが増えてきています。

そうしたなかリンクをされることによりアクセスが増えるソーシャルメディア対策は従来の形だけのリンク対策にとってかわるサイトのアクセスを増やし、かつ人気度の指標になりつつあります。

2,コンテンツの作成とキュレーションに力点を置く企業が増えている

コンテンツの作成とは:

(1)ユーザーに読んでもらえるウェブページを作成すること

(2)そこに載せる画像を作ること

(3)そこに載せる動画を作ること

(4)そこで動かすプログラムを作ること

の4つがあります。

これらの全てとは言わないまでも大半のコンテンツを継続的に増やさなくては自社のネット集客の成功はおぼつかない時代が来ています。

コンテンツのキュレーションとは、様々なウェブページから関連する情報を収集して読みやすい形にまとめることにより一つのまとまった情報に転換する「まとめ」の事です。

通常、他社のサイトから文字コンテンツをかき集めて合成するだけではコンテンツの独自性が低いのでGoogleが評価するコンテンツにはならないのですが、そこには「例外」があります。

それはアクセスがたくさんあればコンテンツの独自性の低さをGoogleは見逃してくれるということです。

このことは何故NAVERまとめサイトが様々な競争率の激しいキーワードで検索結果の上位に表示されているかの理由にもなっています。

しかし、このことは誰でも出来ることではありません。誰よりも早く最新の情報を収集して、まとめサイトのユーザーにとって読みやすくする編集力と、検索結果に表示された時にクリックされやすいキャッチコピーをタイトルタグやメタディスクリプションに含める技量が求められます。

こうしたことが出来る体制があるのならキュレーション形式のコンテンツを増やしても良いでしょうが、それが難しい場合は独自コンテンツを増やす方に特化したほうが無難です。

コンテンツには少なくとも4種類あります。

(1)文字

(2)画像

(3)動画

(4)プログラム(ソフト)

の4つです。

これらの中で何か1つだけ増やすのではなく、行き詰まったときは増やしやすいものを手がけてその時出来る限り増やしていって下さい。

3、Web開発の需要が高まってきている

これは3つ目の発見ですが最近のWebの傾向としては、従来のデザインやスタイルのものが急速に陳腐化してサイトのリニューアルやシステムの作り変えが増えてきています。

これはあたかも東京都心に建つ古いビルが壊されて新しいビルがどんどん東京オリンピックに向けて建てられているのと似ています。

Webの世界には東京オリンピックはありませんが、何が建て替えのきっかけかというと恐らくモバイルシフトだと思われます。

スマートフォン対応するためにスマホ対応サイトを作る時に一緒にPCサイトのデザインもリニューアルして今風のシンプルなウェブデザインにするのが流行しているのです。

また、急速に増えているスマートフォンアプリのダウンロードによりスマホアプリのようなシンプルな操作感、つまりユーザー体験を提供できるシンプルでわかりやすい買い物カゴ、予約システム、フォームなどのシステムの開発需要が高まっています。

これらの理由により、古いWebの世界は解体され、新しいWebの構築が進行しています。

この流れに乗り遅れずに御社の業績アップのチャンスに転換して下さい。

次回はさらにMOZの調査結果での重要なポイントについて解説させて頂きます。

ネット集客努力の配分表が発表された!! 大手ネット企業の2014年の広告関連収入比較

2015年07月14日
ネットを活用すれば確かに企業の規模にかかわらず集客をすることが出来ます。

しかし、どの企業も限られた時間と資金の範囲でエネルギーとお金を投資しなくてはなりません。

そのような時に何にどのくらいのエネルギーとお金を投資したら良いのか、その力の配分をする上で指針となるデータがあったらとても助かります。

そうした中、週刊ダイヤモンド7月11日号の特集「広告戦争:デジタル空間の覇権をめぐる人脈と金脈」
https://www.amazon.co.jp/dp/B010UK3J5C/
に重要な指標が掲載されました。

その重要な指標とはニールセンの発表で、普段耳にする大手ネット企業の2014年の広告関連収入、つまり広告売上の数字が載っていました。その記事によると:

Google 7兆0867億円(世界)
Facebook 1兆3790億円(世界)
Yahoo JAPAN 2443億円
Twitter 1506億円(世界)
LINE 215億円


というものです。

ここで驚いたのは一昔前はFacebookは上場前に期待されていたほどの売上に達してはいないと言われていたのにすでにGoogleの5分の1くらいの売上を達成していることです。そしてマネタイズが遅れているLINEはやはり215億円というくらいの売上でGoogle、Facebookに比べると未だ売上は少ないということです。

この数値が意味することはFacebookの影響力はGoogleの5分の1近くあるということです。

今でもFacebookの活用を避けている企業がたくさんありますが、広告売上の順位はある意味消費者へのメッセージの到達度の順位でもあるのでGoogleの5分の1も影響力のあるPRメディアを使わないということはかなりの経済的損害、機会損失になると思います。

私はFacebookを本格的に使うようになって未だ半年しかたっていません。学校で言えば小学校1年生の2学期が終わったかどうかのレベルです。
そのような子供レベルの私が言うのもおこがましいのですが、Facebook活用には少なくても3つのメリットがあります。

1、インプレッション効果

→ 理屈抜きで自社の名前や商品の情報、ブランドの画像や商品の画像をタイムラインに投稿すればそれはCMのような視聴者に印象を与える効果があります。何度も何度もタイムラインに投稿することによりそれを見た人達がこちらの存在を認識してくれるようになるはずです。

2、自社サイトへのリンク効果とSEO対策

→ タイムラインに投稿する情報が単なる商品の宣伝ではなく無料で情報やソフト、サービスをもらえるものなら、それをもらうために何人かがリンクをクリックして御社のサイトを訪問してくれることが期待できます。そして自社サイトへのアクセスが増えるためにGoogleがそのことを認識するようになり検索順位アップの効果がじわじわとでるようになります。

3、既存客へのリマインド効果

→ せっかくこちらの存在を知ってくれているこれまでのお客様にこちらがこの世に存在していること、そして元気に生きていることがタイムラインに投稿される情報によってお知らせすることが出来ます。いわば安否確認の機能です。

これらはいうまでもなくお金を払わないで出来るPR活動です。インターネットが普及する前ならたくさんの資金をもつ大手企業でなければこうしたことは出来なかったはずです。

はっきりとした活用方法がわからなくても良いので、まずは自分の手を使ってタイムラインに投稿していくことを続ければ御社独自のやり方がわかってくるはずです。

次に
Twitter 1506億円
ですが、これはFacebookの告知力の10分の1はあるという意味でしょう。
Facebookに慣れている方は当然使うべきでしょうし、Facebookが社内の事情で使いづらい場合は迷わずTwitterのタイムラインに自社の情報をショートメッセージや写真、動画と共に投稿すべきでしょう。

最後に
LINE 215億円
ですが、これはさらにTwitterの7分の1程度の金額ですが、これは少ないから駄目と見るべきか、逆にだからこそ将来性があると見るべきかですが、マネタイズが未だ進んでいない、もっというと商売の仕方が未だ分かっていないと考えればとてつもない将来性があるのがLINEでしょう。

以上ですが、今後御社のネット集客のエネルギー(時間とお金)の配分先に迷いが出たらぜひこれらの企業の売上を一つの指標として思い出していただければ幸いです。
(その間私は少しでも早くクラスメイトにいじめられることもなく、進級できるようがんばります)

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