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2016年12月

モバイルサイトのページは縦に長ければ長いほど良いのではないか!?

2016年12月22日
現在、多くの企業が2017年1月ころに実施されると予想されるGoogleのモバイルファーストインデックス(Googleがモバイルサイトの内部を評価するようにする方針転換)に向けて自社サイトのモバイル対応に追われています。

その中でよく見かけるのが、「モバイルサイトだから情報量を少なめにする」という方針の元でPCサイトよりも、モバイルサイトの方の情報量を少なくするという行為です。

私がいつも疑問に思うのは「それは本当なのか?」ということです。

皆さんは普段スマートフォンでどのようなサイトを見ることが多いでしょうか?

私はニュースサイトやブログを良くスマートフォンで見ます。
他にはソーシャルメディアのFacebookやTwitterも見ます。

これらのサイトやソーシャルメディアにあるページは1つのページにたくさんの情報がある「縦長のページ」ではないでしょうか?

FacebookやTwitterのタイムラインも、ヤフージャパンのトップページもほとんど無限と言ってもよいほどページが下に長いスタイルをとっています。

無論これらのページは複数のページを束ねる一覧ページであり、物販サイトの商品詳細ページのようなものではありません。

しかし、私が1スマートフォンユーザーとして嬉しくなるページは1つのページに必要な情報が全て詰まった縦長のページです。
スマートフォンを使うのは通常2,3分くらいから長くても10分前後のスキマ時間ですので複数のページを見るのが億劫になります。

複数のページを遷移しなくても良いのでこうした縦長のページは非常に楽です。
最近ではこうしたページを見ると「ああ、良かった・・・」と感謝するくらいです。

ヤフーニュースや、モバイルの分野で圧倒的な人気のあるFacebookやTwitterはタイムラインのように画面を下にスクロールすると延々と情報が表示されるのはモバイルユーザーの好みをしっかりと理解しているからではないでしょうか?

では何故、ほとんどのサイト管理者は縦長のモバイルページを嫌がり、コンパクトな短めのページを好むのでしょうか?

考えられる原因は:

(1)ダウンロード速度が重くなるのではないかという恐れ

(2)何の根拠もない思い込み

(3)ページビューという古い概念に取り憑かれている

(4)自社のサイトは素晴らしいので全体を見て欲しいというエゴ

(5)ページが長すぎると買い物かごボタンや、お申込みボタンまでの距離が遠くなるので成約率が下がるのではないかという恐れ

などがあります。

縦長のページはSEO面でのメリットも大きいです。

縦長のページになることにより文字数が多くなることと、サイト滞在時間が伸びることです。

現代のWeb運営においてはページビューの多さを競うのではなく、サイト滞在時間の長さ、つまりユーザーの「エンゲージメント」(サイトに対する愛着度、夢中になっている度合い)を高めることが主流になってきています。

これはFacebookなどのソーシャルメディアの運営者専用管理画面を見ても明らかです。エンゲージメントがどのくらい高いか、様々なデータを見せてくれます。



「ダウンロード速度が重くなる」という恐れについてはCSS、Javascriptのソースコードの最適化やファイルのキャッシュ、画像のロスレス圧縮などをすればかなり軽量化が可能になります。これをするためにはGoogleが提供する Page Speed Insightsがかなり役立ちます。



※ https://developers.google.com/speed/pagespeed/insights/?hl=ja

また、ページが長すぎると買い物かごボタンや、お申込みボタンまでの距離が遠くなるので成約率が下がるのではないかという問題に対してはページの中に一定距離間隔でお申込ボタンを設置することや、画面の下のほうに申し込みボタンを固定するという方法もあるのではないでしょうか?

モバイルサイトは情報量が少なくても良いと決めつける前に、スマートフォンでたくさんのサイトを見てユーザーとしてどのようなモバイルサイトが本当に良いかのかを確認してから判断をして頂きたいです。

モバイルファースト時代の外部ドメインへの発リンク

2016年12月16日
モバイルファースト時代の3つ目の重要な注意点は:

3、PCサイトと同量の外部リンクをモバイルサイトに載せる

という点です。

自社サイトから外部のサイトにリンクを張るということは2つの重要な意味があります。

1つは、リンク先のサイトを上位表示しやすくさせるというベーシックなリンク対策です。
例えば、鈴木弁護士事務所の公式サイト(総合サイト)www.suzuki.comから鈴木弁護士事務所が運営する www.souzokusoudan-suzuki.com というドメインの相続相談の専門サイトにリンクを張ることにより相続相談の専門サイトが同じ法律業務のサイトからリンクを張られることにより関連性の高いサイトからのリンクをされ「相続 相談」というキーワードで検索順位が上がりやすくなります。



こうしたことをPCサイト同士でしている企業は多いのですが、モバイルサイトを作った時にページの中のすっきりさせるためにわざとこうした外部リンクを削除することがあります。あるいはもっと良くないのはリンクを張ることをただ単に忘れてしまうということです。

今日も実は、クライアントさんのサイトのモバイル対応のコンサルティングをしている時に1つの問題を発見しました。
それはPCサイトのトップページのフッター部分から、その会社が運営している他のサイトへのリンクが張られているのに、モバイルサイトのトップページからはリンクが張られていないのです。

2017年1月頃からはGoogleが予告したようにモバイルファーストインデックスがスタートします。それがスタートしたらGoogleはモバイル版Googleの検索順位を決める時と、PC版Googleの検索順位を決める時にモバイルサイトの中身を評価対象にすると発表しています。

そのため、そのクライアントさんのようなケースでは、これまでせっかく自社が運営する専門サイトにリンクを張っていたのに、モバイルサイトではリンクを張っていないのですからGoogleは「リンクは張りたくなくなったのだな・・・」と判断して専門サイトの検索順位を落とすことになってしまいます。

自社サイトから外部のサイトにリンクを張る2つ目の意味は、適切なサイトにリンクを張ることにより、リンクを発しているページの評価が高まるという点です。

先の例で言うと、鈴木弁護士事務所の公式サイト(総合サイト)www.suzuki.comから鈴木弁護士事務所が運営する www.souzokusoudan-suzuki.com というドメインの相続相談の専門サイトにリンクを張ることにより、鈴木弁護士事務所の公式サイト(総合サイト)www.suzuki.comのGoogleからの評価が上がりwww.suzuki.comは検索順位が上がりやすくなるというメカニズムです。

これは何故かというとGoogleは被リンクだけではなく、発リンクも見ているからです。
Googleの考え方は「相続相談の専門サイトにリンクを張っているサイトは相続相談がテーマか、あるいは法律関連のサイトだな」というものです。

ということは自社サイトから関連性の高いサイトに積極的にリンクを張ることが1つのSEOテクニックになるということです。

先日、東京でGoogleの技術特許の研究成果を発表するカンファレンスが開催されました。講師の郡司武さんの研究によるとNAVERまとめや業種別ポータルサイトの順位が高い一つの理由は関連性の高いサイトにリンクを張っているからだということです。



『特許文書から読み解く人工知能時代のGoogle検索アルゴリズム最新レポート』(全日本SEO協会特別研究員 郡司武 作成)
https://www.ajsa-members.com/seo-video/conference/
より

その特許によるとGoogleは1つのサイトを評価する時に、そのサイトだけ見るのではなく、そのサイトにリンクを張っているサイト(被リンク元)とそのサイトがリンクを張っているサイト(発リンク先)の両方を見ているということです。

モバイル対応の作業を慌てて行うとこのような発リンクをするのを忘れてしまうというアクシデントが発生する恐れがあります。

どうか慌てずにサイトの中の文字コンテンツ、サイト内の他のページへのリンク、そして別ドメインのサイトへの発リンク、この3つの点がPCサイトとモバイルサイトで同じになるように心がけるようにして下さい。

それがモバイル対応の第一歩であり、来るべきモバイルファースト時代に適用するための必須事項です。

モバイルファースト時代のサイト内リンク数の注意点

2016年12月09日
モバイルファースト時代の2つ目の重要な注意点は:

2、PCサイトと同量のサイト内リンクをモバイルサイトに載せる

という点です。

Googleは検索順位を決定する時にリンクを評価するということは広く知られていることですが、リンクには2つの意味があります。

1つは「外部ドメインからの被リンク」や、「外部ドメインへの発リンク」などの「外部ドメインリンク」です。



もう一つのリンクの意味は「サイト内リンク」です。



そしていつも忘れがちなのがこの「サイト内リンク」の構築です。

Googleはサイトの内容を分析する時にサイト内にあるページ同士がどのようにリンクされているか、リンクの分析をします。

サイト内にあるページとページのリンク関係には:

(1)どのテーマのページからどのページにリンクが張られているのか?

(2)どのページが他のページからたくさんリンクが張られているのか?

(3)リンクの文言(アンカーテキストリンク)

(4)陽性リンクか、陰性リンクか?

など少なくとも4つのポイントを見ています。

(1)どのテーマのページからどのページにリンクが張られているのか?
(2)どのページが他のページからたくさんリンクが張られているのか?

→ (1)と(2)に関してですが、一番重要なのはPCページと比べてモバイルページからのサイト内リンクを減らさないことです。
それをすると折角GoogleがこれまでPCサイト内のPCページ同士のリンク関係を分析してサイトの評価が高くなって上位表示していても、その評価が下がることがあり得るからです。

例えばサイト内にあるインプラントに関するページが他のインプラント関連のPCページ20ページからリンクされていたのが、モバイル版では10ページからリンクされていなければサイト内のリンクポピュラリティ(被リンクによって算出するページの人気度)が下がってしまいます。
ただし、モバイルページ上からサイト内の同一ページに重複してリンクを張っている場合はページをすっきりさせるためにそうした重複リンクを減らすことは問題ではありません。

(3)リンクの文言(アンカーテキストリンク)
→ モバイルページ内では1つの行に19文字から21文字くらいの文字数を超えると改行されてしまいます。(未だ普及度が高いiPhone5sの4インチの横幅が狭いものを基準で考えるようにしてください)
こうした事情により、PCページ上のリンクの文言がクリックを誘発するような魅力的なものであっても、モバイル版のほうはあまり考えずに文字数を減らしてしまうとPCページ上のリンクの文言には目標キーワードが含まれており上位表示に有利になっていたものが、モバイルページ上のリンクには書かれていない場合は上位表示に不利にになります。テキストリンクに含める文言にはPCページと同様に目標キーワードを含めるようにして下さい。

(4)陽性リンクか、陰性リンクか?
→ Googleの特許情報によるとGoogleはクリックされているリンク、クリック率が高いリンクを高く評価します。反対にクリックれていないリンクやクリック率が低いリンクを低く評価します。
PCページではページの比較的上のほうから目立つようにリンクを張っていたものを、モバイルページでは下の方の目立たない場所に移動してしまいクリック率が下がるようなことは避けて下さい。

無論、画面の幅が狭いモバイルページ上にはPCページ上のようにたくさんのサイト内リンクを設置することは難しいのが現実です。

このことに対する対策としては:

1、PCページにあるヘッダーメニュー、サイドメニュー、フッターメニューなどのテキストリンク、または画像リンクはモバイルページ上にポップアップメニューを画面右上か、左上に設置してそこをタップすると上からか、あるいは脇からテキストメニューがポップアップするようにする。(つまり開閉式メニューにしてモバイルユーザーが見たいときだけ見れるようにする

2、1の項目をモバイルサイトの全ページのフッターメニューにも設置する

3、文中に複数のリンクがある場合はそれもタップすると複数のリンクが表示されるように開閉式にする

などがあります。



こうした工夫を凝らすことによりPCサイトと同量のサイト内リンクをユーザビリティーを犠牲にしないでモバイルページ上でも実現するようにして下さい。

そしてモバイルファースト時代の内部SEOを実践して成果を上げて下さい。

次回のブログでは

3、PCサイトと同量の外部リンクをモバイルサイトに載せる

について考えてみたいと思います。
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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

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