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アフィリエイトとは何か?アフィリエイトを活用して売上を増やす方法

執筆:一般社団法人全日本SEO協会代表理事 鈴木将司
作成:2021年8月15日

ネットショッピングが定着した今、消費者は買い物をするときに外に出なくてもよくなっています。商品の注文はネットで、そして商品の選択もネットで間に合ってしまいます。

企業にとっては、商品の宣伝と受注がネットで間に合う便利な時代。たとえばアフィリエイト広告は、すさまじい市場を持つ広告に成長しています。美容をはじめ数多くの業界で、ネット広告の代表格のような位置を占めているほどです。

もっともアフィリエイト広告の普及がまだ不充分な業界もあることは事実。まだアフィリエイトに疎い業界のために、この広告を通した自社商品の販促方法を解説しましょう。

アフィリエイトが広告として世の中に姿を現すまで

「アフィリエイト」は英語由来の言葉で、「affiliate」というスペルです。日本語に訳すなら、「傘下に置く」「加盟する」「会員にする」……といった言葉が候補となりますが、わかりやすい言葉ではないかもしれません。

アフィリエイト広告は従来、「成果報酬型広告」と訳されてきました。逆に言えば、成果が出ない限りはお金が払われないということです。

1.「広告として、成果が出たときのみ報酬が発生する」という広告モデル

広告といえばたいていは、出すだけで必ずお金がかかりますね。ネット上の広告にしても、どこかのスペースに表示されたらおそらくはその時点で課金されているはずです。

しかしネット広告は、そのままでは成果が出ないことが往々にしてあるものですね。とはいえ広告主としては、それでは満足できません。広告が表示されていても、その広告が引き金となって売上が伸びたときに、初めて喜べるでしょう。このような、広告の実情に配慮するために考え出されたのが成果報酬型広告だったのです。

このようにアフィリエイト広告では、企業が出稿した広告を見つけたネットユーザが、その広告に誘導されて注文をしてくれたり、資料請求をしてくれたりしたら、成果が上がったものと判断されます。

その成果が上がると数百円~数千円といった所定の報酬が支払われるのです。

2.アフィリエイト広告の発端とは?

 

アフィリエイト広告が世に出てから、すでに20年以上の歳月が流れているはずですが……その起源がいつだったのか、それは正確には突き止められません。諸説があるのですが、Amazonの創業者であるジェフ・ベゾス会長が発案者であるという説はなかなか有力です。

実際にAmazonでは、古くから以下のような特徴を持つ広告が出稿されてきました。

  • Amazonのサイト内で、広告を掲載する
  • その広告を見たユーザが、その商材を1品買ったら報酬を払う

この方法では、Amazonのサイト内に広告を掲載するたびに報酬を払う必要がありません。その代わりに、売上に応じて報酬を払うことになります。売上の良い広告を評価するという方式は、ベゾス会長がAmazonを運営するにあたって理にかなったものだったのかもしれませんね。

アフィリエイト広告を出稿する手順とは

さてこのシステムは、どのように運営したらうまくいくでしょうか?

1、アフィリエイト広告を出すときの準備

(1)アフィリエイト広告を掲載するWebページ

どんなWebページにも管理者や運営者がいるものですが、その中にはアフィリエイト広告の掲載を喜んで受け入れる人たちがいます(「アフィリエイター」と呼ばれています)。

たとえば自前のブログ等に広告を、副業感覚で積極的に載せている人たちが世の中におおぜいいますが、このようなブロガーたちがまさにアフィリエイターの典型です。

(2)アフィリエイターと広告主の仲介者

「個々の広告主を探し出して、じかにアプローチする」という方法もあるのですが……これではおそらくうまくいきません、時間がかかりすぎますから。

※アフィリエイターとしても、自分自身で各企業のサイトを覗き込んで商材を探すのでは時間の浪費でしょう。

そこで、「ASP」と呼ばれる、広告をネット上に表示する作業を担うアフィリエイトの仲介会社の出番となります(「ASP」は「アフィリエイトサービスプロバイダ」の略称です)。

ASPは、日々ネット上に散在するアフィリエイターに呼び掛けて登録を促しています。

下の図では、左側に広告主が、右側にアフィリエイターが位置しています。

《出典》バリューコマース公式サイト

アフィリエイターはASPに登録すると、自身のブログ等で紹介しやすい商材や売れそうな商材を物色する機会をたっぷりと持てるのです。

2、今の日本で、よく使われているASPとは

日本で有名なASPといえば、次のような名前が即座に思い浮かびます。

  • A8(「A8ネット」とも呼ばれます)
  • リンクシェア
  • バリューコマース

全日本SEO協会も、国内最大手であるA8と契約して久しいです。A8は検索で一瞬にてヒットします↓

ではA8に実際にログインして、中をのぞいてみましょう。

このように「広告主会員」欄にIDとパスワードを入力してログインします。

ちなみに弊協会の場合、アフィリエイターからは随時申し込みが寄せられます。数日おきにログインすると1~2件くらい「全日本SEO協会の商品を紹介したくなりました」というとても有り難いお申し込みがあります。

申し込みがあった日は「メディア管理」というページに移動すると、そのアフィリエイターのサイト・ブログを確認できます。

宣伝してほしいと思えるなら、「提携承認」および「OK」を押下しましょう。

※アフィリエイターは承認を受けたら、A8が指定したHTMLタグ(広告専用のリンクタグです)を自身のサイトやブログ内にペーストします。

このリンクがネットユーザにクリックされて、商品の購入や資料請求といった条件が達成されるたびに、正確にログに記録されるようにプログラミングされています。このログは広告主もアフィリエイターもあとから確認できます。

こうして商品が売れ続けて締め日が来るたびに課金され、ASPから広告主に請求が行われます。広告主がASPに支払ったら、ASPは各アフィリエイターに成果報酬を支払います。

このようにASPのシステムは完成度が高くて便利ですが……広告主は成果報酬だけを負担すればいいのではありません。

たとえば全日本SEO協会はA8にシステム使用料として毎月4~5万円が課金されています。

また、商材が売れると所定の手数料も払わないといけません。この手数料は、売価の10~15%が相場です。

3.もし、ASPを使わずにアフィリエイト広告をやろうとするなら

ASPに払う費用が惜しいと感じるなら、優秀なアフィリエイターを自らの手で発掘・スカウトするという代替案があるでしょう。

この方法では、自社で独自のトラッキングシステム(成約等の測定を行うシステム)を準備しないといけません。また、優秀なアフィリエイターから信頼されるまでがひと苦労です。

しかしその分、ASPへの毎月の固定費、および成約時の手数料の納付をしなくてよくなります。アフィリエイターもASPを通すより儲かる(アフィリエイターも、広告主と同じくASPに金をとられますから)ため、利害が一致することになります。

このため、資金を投じてシステムを入手できる一部の大企業は、ASPに頼らずにアフィリエイト広告を展開しています。日本の企業であれば、大手証券会社がよい例でしょう。大手証券会社ほどの知名度があれば、優秀なアフィリエイターが競って直接契約したがりますし、宣伝力もありますから。

アフィリエイト広告のメリット・デメリット

1.主なメリットのまとめ

・無駄な広告費が発生しにくい

なんといってもアフィリエイトは「成果報酬型」。商品が売れたり資料請求が届いたりしたときだけ、広告費を払えばよいのです。

・コスト管理が難しくない

これはASPの管理システムが優れているためです。広告を出稿した経験が少ない初心者でも、苦労せずにハンドリングできるインターフェースが人気です。

2.主なデメリットのまとめ

・成果を出せるアフィリエイターに出会って口説き落とさないと儲からない

ASPに登録しても、そのASPにそのとき優秀なアフィリエイターがいるかどうかは……正直、運しだいでしょう。もともと副業感覚のアフィリエイターは、空いた時間にやっているだけですし、思うように利益に結びつけられないケースがほとんどです。

何とか経験を積んだ猛者のアフィリエイターと接触できても、どれくらい本気になってくれるかはわかりません。それから、同時にたくさんの広告を出しているアフィリエイターの場合は、サイトやブログの中で目立つ箇所に掲載してくれないこともあるはずです。

言い換えると、慣れてきたアフィリエイターは報酬をたっぷりとはずんでくれる広告主の商材を、自前のサイト・ブログの中で目立つ位置に掲載するようになります。

アフィリエイトもポータルサイト内の広告と同じで、たくさんの広告費をかけられるスポンサーのほうが、目立つ位置に自社の広告を出せるのです。しかしこのような「すべてが金で決まる」原則は、資本主義の原理であって逆らうことはほぼ不可能でしょう。

・経験豊富なアフィリエイターに、広告料をつり上げられることがある

これまた経験者のアフィリエイターに特有の特徴ですね。競争の激しい業種の商材を宣伝しているときは、アフィリエイターが広告料をじわじわと上げていくことがあります。

最初は、相場の15%程度だったのに、20%、30%、40%とせり上がっていくというわけです。こうなると、利益率が圧迫されてしまいます。

・アフィリエイターのPR方法が信用ならない、という危険もある

アフィリエイターもピンキリです。たとえばブログにアフィリエイト広告を載せるときは、日々の更新で商材のPRにつながる文章をアップできるという利点があるのですが……、商品の内容と相容れない文章を書くアフィリエイターだっているのです。

または、商品の誇大広告になる文章を書くアフィリエイターもいます。このような人材に任せておくと、一時的にそのオーバーな宣伝のために売上が伸びるかもしれませんが……そう遠くない将来に、反動が待ち受けているでしょう。悪い評判が流れてしまうと思われます。

このような事態を防ぐには、各アフィリエイターのコンテンツを、定期的に監視する必要があります。しかし常に目を光らせておくとなると、膨大な手間暇となります。

まとめ: 成果報酬制度はアフィリエイト広告に独特の成功と広まりをもたらしました

Amazonのような巨大なサイトを筆頭に、アフィリエイト広告はインターネット上のあちこちに張りめぐらされています。

  • アフィリエイト広告が他の広告と一線を画しているのは、その商品の注文等に至らない限り報酬が支払われない点にある。
  • アフィリエイトは、広告を出稿したい企業等のほかに、広告を手持ちのサイトやブログ等に掲載したいと望む者(アフィリエイター)がいないと成立しない。
  • 広告主とアフィリエイターをつなぐ「ASP」は、使いやすいインターフェースとサービスを展開しているため、初心者でもすぐにアフィリエイトをスタートできる。
  • ASPを仲介しないなら金銭上のメリットはあるものの、トラッキングシステムの準備やアフィリエイターのスカウトを自力で行わなくてはならない
  • いずれにしても大事なことは、信頼できるアフィリエイターに出会うこと。ただしベテランの場合は高い広告料を取られる可能性はある。

注意点を多めに書いてしまいましたが、アフィリエイトは総括するなら無駄な広告費を払わなくてよい上に楽に管理できます。そして、実際に莫大な売上をマークした成功モデルでいっぱいなのです。

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