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大見出し・中見出し・小見出し

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検索上位表示対策上、ページ内やサイト全体にキーワードが多く書かれていると上位表示しやすくなる傾向があります。


しかし、むやみやたらにキーワードを入れてもユーザーにとって見にくいページになり、本来の目的であるメッセージを伝えるという重要な目的を失うことになります。そのような制限の中にあっても、キーワードを効率的に散りばめる方法として、


「大見出し」「中見出し」「小見出し」


にキーワードを散りばめるという手法が有効だということが判明してきました。


Webページ上でこれらの見出しは次のようなタグを使うことになっています:


(1)大見出し → H1タグ = H1タグは1つのWebページにおいては必ず1回だけ使って下さい。理由は、通常の文書においてその文書の主題を指し示すための大見出しは1回だけしか使われないからです。


(2)中見出し → H2タグ = H2タグは1つのWebページにおいて何度使っても良いです。


(3)小見出し → H3タグ = H3タグも1つのWebページにおいて何度使っても良いです。


一般的に文書は、一番上に大見出しがあり、その下の2つ目の階層として中見出し、そして3つ目の階層として小見出しから構成されます。このような階層構造が、欧米諸国で使用されている英文の文書構造です。


インターネットは、米国で生まれ世界中に普及しました。その米国で生まれたGoogle、Bingなどの検索エンジンは、米国での英文の文書構造に基づいてサイトのページ解析をしています。ゆえにGoogleにしっかりと、ページの大意について理解してもらうためには、この3層構造に基づいてページを作る必要があります。必ず「大見出し」に目標キーワードを入れるのはもちろん、「中見出し」「小見出し」にも何種類かの重要なキーワードを含めるように徹底してください。


ただし、1つ気をつけなくてはならないことがあります。それは同一ページ内にある全ての見出し部分に全く同じキーワードを含めるとGoogleからペナルティーを受けて検索順位が落ちてしまうという逆効果が発生することがよくあるということです。


下の例を御覧下さい。

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このWebページには大見出しのH1タグが1つ、中見出しのH2タグが3つで合計4つの見出し(Hタグ)があります。そのうち3つだけにインプラントというキーワードが含まれています。


4つのうち3つだけにインプラントというこのページで上位表示を目指しているインプラントが書かれているだけですが、一番下のH2タグにもインプラントというキーワードが含まれると全ての見出しの中にインプラントが含まれてしまい不自然な文書だとGoogleに認識されてペナルティーを受けやすくなります。


ペナルティーを避けるのはこの例のように全ての見出しの75%くらいまで、つまり4つのうち3つくらいまで同じキーワードを含めるのが限界だと思って下さい。


自然な文書、例えば、論文や新聞記事、雑誌記事、書籍類などにはたくさんの見出しが段落の前に記述されていますが、それらのほとんどに全く同じキーワードが含まれているものは存在しないはずです。通常の紙の文書ならそのようなことをする必要はそもそもありませんし、万一してしまったら読者におかしいと思われる恐れがあります。


しかし、Web上の文書であるWebページにはまれにそのような奇妙な文書構造をもったものがあります。何故そのような変な文書がWeb上に存在しているのかというと、それはSEO(検索エンジン最適化)のためです。その文書を作った作者がそうすることによってGoogleで上位表示すると思い込んでしまっているのです。しかし残念なことにそうした行為は上位表示どころか、順位が下げられるペナルティーの原因になります。


確かにGoogleのSEO対策上見出しにキーワードを入れると有利に慟きます。Googleなどのロボット検索エンジンは、「見出しに含まれた単語は重要なのだ」と判断してくれます。


しかし、見出しの見た目を犠牲にしてSEOのことだけを考え、肝心の読者の立場を無視するようなことは避けるようにして下さい。


読者の立場を尊重し、読者にメリットを与えることを最大の目的にしてWebページを作成するようにして下さい。


そうしたユーザー目線に立った有益なページが多いWebサイトをGoogleは高く評価し、その結果上位表示実現への道が拓けるのです。


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