まず学んだことは「本当のSEOのあり方」だと思います。
今までSEOは検索順位を向上するためだけの技術だと思っていましたが、そもそもその認識自体が間違いで、サイトの最適化を行うことこそがSEOだということがはっきりとわかりました。
そのためのツールとして内部要素や外部要素があると思っています。

だからサイトの知識が無い人が通用しない業界になってきたと思うと合点がいきます。

特に今まで小手先で対策を行っていた業者には、何が何だかわからない状況で、言い訳しかしてないでしょう。
きっと「グーグルが・・・」「ヤフーが・・・」「アップデートが・・・」など、きっと「人のせい」にしていると思います。

それこそ知っている人間からすれば「私、知識ありません」と言っている事でしかありません。

ただそのような偽コンサルタントに気付いていないクライアントが多いのも事実です。

特にセミナーなど参加させていただいた上で思うのは、知ったかぶりのクライアントも多いというのが問題かと思います。
彼らは、ネットの情報を鵜呑みにして、さも知っている気になっているのでしょう。

でも今まで運だけでなんとかなっていても、現在はどうにもなりません。
そんな業界にしてくれたグーグルに私的には心から感謝しています。

ただグーグル信者になるつもりは全くありません。

要するにSEOを突き詰めていくと、WEB全体のコンサルタントとなり、さらには経営の売上アップの為の施策にまで及んでしまうということです。
逆にここまでたどり着かない場合は、SEOではないということでしょう。

それに気付かされてから、私の考え方が変わりました。
今まで以上に真剣にサイトと向き合う事ができましたし、手が空いた時間には今までネットサーフィンが得意だったのですが、今ではテーマを決めて、他のサイトをクライアントと見立てての分析が趣味みたいになっています。

そしてスクールを受講したことにより、分析に自信がつきました。

今まででは1ページ1キーワードの考え方はまったくありませんでした。
ただ今ではそうあるべきで、なければサイトとして欠落しているとまで思っています。

サイトにアクセスしてもらっても、求めているものと違うとユーザーは落ちます。

きっと今まで直帰率が高いサイトが多かった理由はそこにあるのでしょう。

そのように今まで全く気付かなかったというよりは、見過ごしてしまっていた事も、しっかりと気づくことができ、的確な対策が施せるようになってきているのはスクールの成果だと実感しています。

私の中で、もう1点はっきりとした事があります。
それは「情報は足で稼ぐ」しかないということです。

世の中にはネットの情報だけ勉強したから、本を熟読したからSEOができたつもりになっている方もいると思います。
それははっきり間違いです。

危うく私もその仲間入りする所でした。
今、WEBの業界はとんでもない速さで動いているのに、少し前に書かれた本ですら、通用しない可能性があります。
全く参考にしないのでは無く、本に記述された時代はどのような対策が通用していたと認識するために歴史書として使用する方法がベストの方法ではないかと考えます。

「今」がどうなっているかを第一に考えて行動しないと、一瞬で負け組です。

そうならない為にも、
・セミナーなどで最新の情報を更新し、適応していく。
・SEOクライアントの方との情報交換
・クライアントの要望を精査する
など、「人」から情報を収集していくことが必須だと思います。

SEO協会には情報を共有できる場所があるのはとても素晴らしいと思いました。

1人でどれだけ頑張っても限界があると思いますが、複数人で「経験」と「知恵」と「現状」を持ち寄ればより精度の高い情報になっていきます。
きっとその情報は、本やネットには掲載されていない事でしょう。

どれだけ早く情報を集めて対策できるかが、この業界で生き残っていく術だと思います。
そのためにはできるだけ多く、情報交換の場所に出向き、自分自身の情報をより最新のものに近付けていけるかが重要だと考えます。
SEOコンサルタントを続けていくのであれば、永遠のテーマとして自身に課すべき点です。

SEOコンサルタントは、自ら行動し情報を集め実践していく。その中でも情報の「鮮度」をしっかりと見極め、対策を施していくのが在り方だと思います。

ぜひそのような人物像になれるように、日々のアンテナはしっかりと研ぎ澄ませながら、真摯にSEOのお仕事に向き合っていきたいともいます。

また文末になりましたが、とてもわかりやすい講義をしていただきありがとうございました。
SEOに対して、自分自身の甘さや足りない部分などが鮮明に理解をする事ができ、とても内容の濃い3回の講義だったと思います。

「勝った時が負けのはじまり」
SEOの業界だけでなく、コンサルタントも気をつけなければいけません。
この言葉をしっかりと心に刻み、少し本気になってみようと思います。