HOME -> SEO用語解説 > 上位表示を狙うには

SEO用語解説 - し

このエントリーをはてなブックマークに追加

検索上位になるには?

検索上位表示

Webを使った集客を成功させるためには、検索エンジンの検索結果ページで、自分のサイトを上位に表示させることが効果的です。

では、この「上位に表示させる」というのは、どういうことなのでしょうか?

検索エンジンのユーザーが検索する際には、まずキーワードを入力します。
そして、検索ボタンを押します。

このときに検索結果として、たくさんのサイトが表示されます。

キーワードによっては、何百ページ、何千ページと検索結果が表示されることになるでしょう。
上位というのは、この検索結果として表示されたページの1ページ目の10番目までのことです。
ようするに、自分のサイトが検索結果の1ページ目の10番目までに表示されたら、上位に表示されたということになります。

1ページ目の10番目までという検索エンジンの目立つところにサイトを表示させることが出来れば、あなたのサイトが検索ユーザーの目に触れる回数が増え、集客のチャンスが増します。
しかし、あなたのサイトが表示されたページが10ページ目や100ページ目だった場合、広告費をたくさん払えない企業や個人は低コストでの集客が難しくなってしまいます。

上位表示が出来なかった場合には、検索エンジン会社が提供している広告スペースを利用しなければ集客できないという可能性が考えられるからです。


検索エンジンが順位を決める仕組みを理解する

検索エンジンで上位表示を狙うことを考えた場合、検索エンジンがどのようなサイトを上位に表示する仕組みになっているかを理解することが大切です。

検索エンジンというのは、情報がたくさん掲載されているサイトを上位に表示します。
どのような情報がたくさん掲載されていれば良いのかですが、これは検索キーワードと関連性が高い情報になります。
検索キーワードと関連性が高い情報がたくさん掲載されているサイト、充実しているサイトほど上位に表示されやすくなっています。

ここで気になるのは、何ページが「たくさん」になるかでしょう。
これは、キーワードによって異なります。

たとえば、「家庭教師」など競争率が高い検索キーワードを選んだ場合は、競争率が高い分だけ情報を充実させる必要があります。
しかし、「家庭教師 川崎市」などといった競争率が低い検索キーワードなら、そこまで情報量を増やす必要はないかもしれません。

これは、ライバルとの情報量が関係しているからです。
情報量がライバルサイトよりも多ければ、上位表示に有利に働くと考えれば良いでしょう。
検索エンジンには、Google、Bing、DuckDuckGoなど色々ありますが、多少の温度差はあっても、傾向は共通しています。


コンテンツをページごとに絞り込む

focus.png

1つのページの中に、複数のテーマのキーワードがあることは良くない効果を生みます。


複数のテーマのキーワードが同じページの中にあると、上位表示されにくくなってしまうのです。


たとえば、あなたが「金魚」というキーワードで上位表示を目指しているとします。

このとき、1つのページ中に金魚の情報だけでなく、健康食品や洋服など様々な商品情報があると検索エンジンの検索結果で上位表示されにくいという結果になってしまいます。


上位表示を達成するためには、1つのページの中を金魚という情報だけで構成しなければいけません。
これは、ロボット検索エンジンだけではありません。


人間が見ても同じでしょう。

1つのページ中に金魚や健康食品、洋服などの情報がごちゃごちゃと掲載されていたら、「一貫性のない不思議なネットショップだ」と感じてしまい、そのネットショップで商品やサービスを購入しようとは思わないはずです。


1つのページに複数の情報が掲載されていることは売上に響くことでもあるので、「1つのページには1つの商品やサービス」という原則を忘れないようにしてください。


特定のキーワードで上位表示を狙っている場合、1つのページ内で様々なジャンルの商品を扱わないように注意してください。


サブページで上位表示を目指す

www.png

「検索結果の上位に表示させるのはトップページだけではなく、サブページも上位表示させて、検索ユーザーにより正確な検索結果を提供する」というものが現在の検索エンジンの潮流です。


下図は伝統的なWebサイトの構造図です。サイト構造の一番上がトップページ、その下がカテゴリページ、そして最後がサブページです。


《Webサイトの構造図

sk.png


何故、伝統的なWebサイトの構造図ではトップページが一番上かというと、それはWWW(ワールドワイドウェブ)が出来たばかりのころは、Webサイトの数が少なく、かつGoogleのような高性能なロボット型検索エンジンが存在していなかったです。


当時は、Yahoo!という米国のディレクトリサービスがスタッフが1つ1つのサイトを丹念にチェックしてディレクトリといういわばジャンル毎にサイトを紹介するリンク集を運営していました。


こうしたディレクトリはWebサイトのトップページにリンクを1つだけ張るのが一般的なことでした。


《WebディレクトリとWebサイトの関係図

sk2.png


しかし、Webが発達するにつれて膨大な数のWebサイトが生まれてきて手作業で分類するWebディレクトリでは限界が生じるようになりました。


そうした中、彗星のように現れてきたのがWebサイトの1ページ1ページをリンクを辿ってインデックスして検索対象にするGoogleというロボット型検索エンジンでした。


Googleはトップページだけにリンクを張るのではなく、検索結果ページからはサイトのどのページにもキーワードとマッチする限りリンクを張るようになりました。その結果、GoogleのユーザーがWebサイトのどのページにいきなりやって来るか、予想が出来ない状態になりました。


Google等のロボット型検索エンジンとWebサイトの関係図

sk3.png


その結果、今日ではトップページだけを上位表示しようという姿勢は時代遅れになりました。Yahoo!検索が人気のあった時代には光を浴びることのなかったサイト内のサブページやカテゴリページは従来のトップページと同じくらい重要なページになったのです。


こうした理由から、Google検索でなんらかのキーワードで検索をかけると、トップページだけでなくサブページも表示されます。
トップページだけを検索上位に表示させようとするのではなく、サブページにも多くの目標キーワードを設定すれば、サブページも上位表示を目指すことが出来るようになります。


より多くのキーワードで様々なサブページがGoogle検索の上位を占めるようになれば、それだけ集客へ繋がることは明白でしょう。
サブページが上位表示されることで、ユニークユーザーを増やすことに成功したサイトは、数多く存在します。


トップページだけでなく、サブページも検索の上位表示を目指していきましょう。
そうすれば、より多くのユーザーを獲得することが出来るはずです。


具体的にどのようにしてサブページに目標キーワードを設定するかですが次のやり方が定番のやり方です:


(1)Googleキーワードプランナー等のキーワード需要調査ツールにトップページの目標キーワードを入力してその関連キーワードのリストをCSV形式でダウンロードする

gkp.png

※ Googleキーワードプランナー

https://adwords.google.co.jp/KeywordPlanner


hyou1.png


(2)そこから自社サイトで狙っても意味が無い関係の無いキーワードを除外する


(3)残ったキーワードをテーマにしたサブページを1つ1つ作成する

inpranto.png


これからはサブページにも目標キーワードを設定して下さい。
より多くの目標キーワードを設定することで、サブページも検索の上位表示を目指してください。


そうすることにより単にトップページという1つのページの検索順位を競うゲーム型SEOから新規客の集客という数値を追うビジネス型SEOに移行することが可能になります。


【関連情報】

小さいサイトでも何故上位表示が出来るのか?

大きいサイトのメリットは何か?

大きなサイトのデメリットは?

狙っていないページが上位表示してしまう理由とは?

ページを増やすポイント

ページを増やし、ホームページ全体でのキーワード数がライバルより多くなったとします。
そして、あなたのページが見事に検索エンジンで上位表示されても、あなたはページを増やす努力をやめてしまってはいけません。

あなたが上位表示に安心してページを作ることをやめたからといって、ライバルも一緒にページを作ることをやめてくれるわけではないのです。

あなたが休んでいる間に、ライバルはページをどんどん増やしていくでしょう。
これでは、一時的にライバルに勝つことは出来てもいつかは逆転されてしまいます。
ホームページに完成はありません。

常に新しい情報を増やしていく必要があるのです。
検索エンジンで上位表示されても、それが永遠に続くとは限りません。
ですから、ライバルに負けないように次々にページを追加していきましょう。
ページを追加しようにもネタがないという場合には、次のポイントを参考にしてください。

・商品やサービスの使い方を説明したり、使用例を紹介しましょう。
・Q&Aを増やしてみましょう。
・そのジャンルの基礎知識や豆知識を紹介しましょう。
・用語集を増やしてみましょう。
・リンク集のページを増やしてみましょう。
・メールマガジンのバックナンバーを掲載してみましょう。
・業界ニュースを伝えてみましょう。


上位表示に必要な情報量

上位表示させるための情報量ですが、情報は多ければ多いほど良いでしょう。
ライバルサイトが10ページしかなければ、20ページの情報でも十分かもしれません。

しかし、ライバルサイトが100ページあるならば、101ページ以上あった方が有利になります。
情報量はライバルサイトのページが関係してきますから、このページ数と決めつけてしまうことは出来ないのです。
たくさんのページを作ることで有利になりますから、より多くのページを作ることが大切でしょう。

ですが、検索キーワードに対する情報を充実させ、ある程度のページ数のサイトを作り、上位表示させることが出来ても油断は出来ません。
たとえば、あなたが上位表示に満足して更新をやめてしまったら、ライバルに追い抜かれてしまう可能性があるのです。

一度上位表示させても、それに満足せずに、継続的に更新して、ページ数を増やしていくことが大切になってきます。
こうなってくると情熱があるかないかは、非常に重要な問題になってくると思います。

継続的に更新して、ページを増やしていく原動力になるものは、やはり情熱です。
また、情報を無償で提供する愛情も必要でしょう。
更新を続けていくことは大変ですが、情熱があればその大変さを乗り越えられるのではないかと思います。

上位表示には他のサイトからリンクを張ってもらうことが必須

あなたのサイトを見た人が、あなたのサイトを自分のサイトで紹介してくれることを、インターネットでは「リンクする」と言います。

良いものを見つけたときに、人はそれを誰かに伝えたくなるものだと思います。
ですから、多くの人が価値があるサイトだと感じるサイトであれば、多くのサイトからリンクされると考えられます。

同じテーマを解説しているサイトがあった場合、10サイトからリンクされているサイトと、100サイトからリンクされているサイトのどちらをあなたは信用するでしょうか?
100サイトからリンクされているサイトは、100サイトから紹介を受けていると考えることが出来ます。
人は誰でも、多くの人から紹介されているものを信用するものです。

ですから、ほとんどの人は、100サイトからリンクされているサイトを信用するでしょう。検索エンジンも、これと同じです。

検索順位を決める際に、「多くのサイトからリンクされているサイトを信用する」という現象を利用しています。これは、Googleでは「リンクポピュラリティー」と呼んでいる仕組みです。

Googleで検索結果を表示する際に、自動的にサイトがいくつのサイトからリンクされているかを計算しています。
Googleでは、この計算結果を検索結果の順位に利用しています。

ただし、リンクの数だけをひたすら増やしても上位表示はできません。何故ならGoogleは信頼出来るサイトからのリンクがどうかも同時にチェックしているからです。

信頼できるサイトの条件としては:
(1)一定のアクセス数があるサイトかどうか? = 人気サイトかどうか?
(2)関連性の高いテーマのサイトかどうか?
(3)そのジャンルで権威のあるサイトかどうか?
などが代表的な条件です。

Googleという会社の一つの側面は「Webサイトの信用調査会社」です。検索アルゴリズムと呼ばれるたくさんのコンピュータープログラムを駆使して、ネット上に存在する1つ1つのサイトがどれだけ信用できるかを日常的にチェックしています。

そうすることによりGoogleはユーザーが検索するキーワードと関連性がもっとも高く、かつ信頼できるサイトを上位表示することに成功し、世界で最も信頼され人気のある検索エンジン会社として不動の地位を築き上げたのです。

【出典】 検索に対する Google の方針

【関連情報】 2021年7月のコアアップデート対策は?



専門サイトが上位表示に有利な理由

テーマを決め、そのテーマについての専門サイトを作ることは、検索エンジンの検索結果で上位表示させるために非常に大切なことです。

検索エンジンには、ユーザーが検索エンジンで入力したキーワードが入っているページを高く評価するという特徴があります。

この特徴を考えると、様々なジャンルの情報が混在しているサイトというのは上位表示を狙う場合に不利だと言え、専門サイトの方が上位表示を狙う際に有利だと言うことが出来ると思います。

上位表示を狙うためには、目標とするキーワードをページ内に散りばめていくことになります。
このように目標キーワードをちりばめながらサイトを作ると、結果的に目標キーワードに関する専門サイトになるでしょう。
これは、競争率が激しいキーワードの場合に特に効果的な方法になります。
さらに、専門サイトにすることによって、見込み客にとってわかりやすいページになるという効果があります。

専門サイトは見込み客が探している情報が見つけやすいサイトであるため、商品を売れやすくすることが目指せます。

整理整頓された専門店を目指す

様々なジャンルの商品を1つのサイトに押し込んだよろず屋よりも、品揃えが豊富な専門店の方がユーザー、見込み客は訪問してくれるでしょう。

当然、いきなりほかの重要商品を捨て去るわけにはいかないので、サイトを複数作成する必要がでてきます。まずはどの商品から独立させて専門店化するかを決定する必要があります。完成したら次の商品の制作に取りかかります。最初に直面することは、

・「サイトが閲覧し辛い」
・「サイト自体が整理整頓されていない」

という問題をどのように解決したら良いのかという問題です。

見づらい、わかりづらいという問題の原因は、自分の探し求めている情報をすぐに見つけられないという問題に起因していることが原因です。まず「見やすい」サイトの定義を考える必要があります。



見やすさ = 自身が探し求めている情報をすぐに発見できる環境である



解決策として一番簡単なのが、「項目ごとに個別サイトを作成する」ことでしょう。

御社が大企業の場合、

・会社案内サイトで1つ
・求人案内のリクルーティングサイトで1つ
・直販サイトで1つ
・IR(投資家情報)で1つ

というように分割してゆけばよいでしょう。

一般のネットショップでもジャンルごとにサイトを作成したり、重要商品は独立して1つのサイトにしたりといったことが可能です。「1ジャンル、1サイトというルールを決めて、1つのサイトが完成したら、その次のジャンルのサイトを作成する」というように専門店をどんどん作成していきましょう。


他人から評価されているコンテンツ

apl.png


Googleは他人から評価されているコンテンツを掲載しているサイトを上位表示させようとします。

他人から評価されているかどうかをGoogleはどうやって判断しているのでしょうか? それは、他人が運営しているサイトやブログからどれだけリンクを張ってもらい紹介してもらっているかを分析するという方法です。

そのためサイトの検索順位を上げるためには他人のサイトからリンク張ってもらうこと(=被リンク)を増やすことが重要になります。たくさんの他人のサイトから自サイトにリンクを張ってもらうことで、Googleの検索結果で上位表示させることができるのです。

では、他人からリンクされるために必要なものはどのようなものでしょうか?
人は、面白いサイトや役立つサイトを見るとリンクを張って、そのサイトを紹介したくなるものです。

ということは、面白いコンテンツや役立つコンテンツがサイトに必要だということになります。
被リンク(他のサイトからリンクを張ってもらうこと)を増やすということは、他人から評価されるコンテンツのあるサイトを作ることです。

考えて欲しいことは、「どうすれば見込み客の役に立つサイトを作ることが出来るのか」ということです。

見込み客の役に立つという意識を普段から持つことで、積極的に情報を収集することができるのではないでしょうか。

サイトに新しいページを加えることは、見込み客の役に立つことに繋がりますから、周りの意見を聞き、社会の変化をサイトに取り入れてください。

このエントリーをはてなブックマークに追加
PAGE TOP