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トップページ(Yahoo! JAPANの場合)

トップページとはサイトの表紙ページのことです。トップページ(Yahoo! JAPANの場合)2008年1月1日、Yahoo! JAPANのトップページがリニューアルされました。半年近く前からウェブ業界やネット広告業界の情報筋から何度となく聞いていた話です。このリニューアルによって最も大きく変化した点は、Yahoo!ヤフーカテゴリのリストがトップページから消滅したことです。Yahoo! JAPANは創業以来10年以上にわたってYahoo!ヤフーカテゴリのリストをトップページに表示してきましたが、それが今回のリニューアルで消えたのです。

Yahoo!ヤフーカテゴリとは、一言でいえば、Yahoo! JAPANのスタッフが選んだ「厳選リンク集」です。サイトをカテゴリ(ジャンル)ごとに分類し、何らかの情報を探しているネットユーザーにそのサイトの存在を紹介するわけです。例えば、東京の渋谷で不動産業をやっていて不動産仲介の問い合わせを増やすためのサイトを作ったとすると、次のカテゴリに登録されるでしょう。

【地域情報 > 日本の地方、都道府県 > 関東 > 東京都 > 区市町村 > 渋谷区 > ビジネスと経済 > ショッピングとサービス > 不動産 > 不動産仲介業】

Yahoo! ヤフーカテゴリにサイトを登録すると、様々なメリットが見込めます。なかでも一番のメリットは、検索エンジンの評価が非常に高いYahoo! JAPANからリンクされることによって、Yahoo!ヤフーばかりかその他の検索エンジンでも上位に表示されやすくなるということです。ただし、商品・サービスを販売したり、企業案内や採用情報を掲載していると、そのサイトは営利目的と見なされるため、有料で登録審査を受けなければなりません。このビジネスエクスプレスの審査料金は通常5万2500円ですが、美容関連などの特殊ジャンルは15万7500円となっています。

個人や法人が非営利目的で無料サービス等を提供する場合は「無料登録」の窓口がありますが、問合せをもらうために電話番号やメールアドレスを記しただけで受注目的と見なされることも多く、企業サイトのほとんどがビジネスエクスプレスを利用することになります。また、審査には一定の基準(http://bizx.yahoo.co.jp/checklist.html)があり、それを満たさないかぎりYahoo!ヤフーカテゴリに登録されることはありません。

ユーザー行動の変化にともなうカテゴリの限界が見えてきました。これまで筆者は「Yahoo!ヤフーカテゴリ登録」を薦めてきました。そして現在でも、上位表示を狙ううえで効果の高いことが筆者の調査で実証されています。しかし、ことYahoo!カテゴリの知名度という点に限っていえば、以前に比べると低下しているように見受けられます。

その理由は、多くのネットユーザーがキーワード検索を当たり前のように行っているなかでYahoo!カテゴリには、どちらかといえば審査に合格した一部のサイトしか登録されていないからではないでしょうか。このことは「たくさんの情報の中から自分自身の判断で主体的に検索したい」というユーザーのニーズを満たすことは出来ないはずです。

一方、同じヤフーが開発したロボット型検索エンジンのYST(Yahoo! Search Technology)やGoogleグーグルは、あらゆるサイトを巡回してデータベースに登録していき、ユーザーがキーワード検索をすれば検索結果ページという形で豊富な情報を提供してくれます。ネット初心者にとっては、審査に合格した良質なサイトをカテゴリ分けしたYahoo!ヤフーカテゴリは確かに便利かもしれませんが、多くの人たちがインターネットに慣れ親しんでいく流れのなかで、キーワード検索型のYST(Yahoo! Search Technology)やGoogleグーグルのほうが便利になってきているように思われます。

おそらくYahoo! JAPANは、そうした社会的ニーズの変化に対応するために、Yahoo!ヤフーカテゴリのリンクをトップページから外したのではないでしょうか。Yahoo! JAPANのトップページ・リニューアルが意味することは、Yahoo!がYST(Yahoo! Search Technology)をより前面に押し出して、Googleグーグル型のキーワード検索に特化した検索エンジンに限りなく近づいていくという点です。

GoogleグーグルとYahoo!ヤフーは日本における2大検索サービスですが、これまで両社を分ける最も大きな違いは「カテゴリがあるかどうか」という点でした。Googleグーグルにはカテゴリがなく(注:以前はdmoz.orgのカテゴリをGoogleグーグルディレクトリとしてトップページからリンクしていた時期もありましたが、現在ではトップページから消えて目立たなくなっています)、Yahoo!ヤフーにはカテゴリがあるというのは誰が見ても明らかな違いでした。

カテゴリを検索結果から排除したGoogleグーグルは、すべてが検索アルゴリズムに基づいて計算される完全自動の検索エンジンです。一方、Yahoo!ヤフーカテゴリ登録サイトがキーワード検索でより上位に表示されやすいYahoo!ヤフーは、間接的に人間の手が入った「ロボット50%:人間の判断50%」の折衷型の検索エンジンとも言えました。

しかし、Googleグーグルが欧米でNo.1検索エンジンとしての地位を固めていくなか、Yahoo!ヤフーもそうした流れに対応するためにGoogleグーグル型の完全自動の検索エンジンに移行しようとしているようです。言い方を換えれば、Yahoo!ヤフーは成功しているGoogleグーグルにより近づこうとしているようにさえ見えます。

これは検索エンジンだけに言えることではなく、世界的に大成功したGoogleグーグルマップと同じような地図検索サービスをYahoo!ヤフーが拡充していることからも窺えます。Yahoo!ヤフーは、新時代の検索エンジンに近づこうとすればするほどGoogleグーグルに似通ってしまい、先行するGoogleグーグルとの差別化が困難になっていくというものです。

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