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Googleは私達のサイトに9段階評価の内申書をつけている!!

2016年01月28日
前回に引き続きGoogleが私達のサイトをどのように評価しているのか、その評価基準である英文のGoogle General Guidelines最新版を読み解いてみたいと思います。

前回は『低品質なWebページとは何か?』についてでしたが今回は『高品質なWebページとは何か?』についてです。

GoogleはGoogle General Guidelinesを用いて以下のようなスケールでサイトの品質を評価しています:



ご覧のように9段階の評価であり、左から順番に・・・

Lowest(最低品質)
Lowest+
Low(低品質)
Low+
Medium(中品質)
Medium+
High(高品質)
High+
Highest(最高品質)


のスケールで評価をしています。

では何をもって高品質だと評価しているのでしょうか?

それは:


高品質な評価を与えるには少なくとも以下のうち1つの基準に該当しなくてはなりません:


・高品質なメインコンテンツが十分な量ある

・該当ページやそのページがあるサイト全体がそのトピックに関して専門的で、権威があり、信頼出来る水準にある

・そのトピックに関してそのサイトの評判が高い

加えてそのページがあるサイト全体が以下の基準のほとんどに該当する必要があります:

・サイトに関する情報が十分備わっていること(例:会社概要、連絡先、サポート情報等)

・サブコンテンツがそのページやサイト全体のユーザー体験を満足させる水準にある

・機能的なページデザインにより、ユーザーがメインコンテンツに集中出来て、サブコンテンツも利用できる水準にある

・サイト全体が十分に管理、維持されていること





これらを要約すると結局、高品質なコンテンツとは:

1、そのテーマについて書く資格を持つ人がコンテンツを書くこと

→ そのテーマにおける経験値が高いか、資格を保持しているか、その業界において権威を持っているかどうかが問われる。
特に、不正確な情報だと社会に害を与えることになる医療、法律、技術などの分野においては厳しくこの点が問われる

2、上位表示を目指すページだけではなく、そのページが存在するサイト全体も評価対象になる

3、メインコンテンツの品質が高くてもサイトにおけるユーザー体験を高めるためのユーザビリティーも高くなくてはならない

→ 見やすいメニューや、レイアウトも必要。文字だけではなく、画像や動画などのビジュアルエイド(理解を助けるための情報パーツ)などもあったほうが良い。現実的にはページ内に様々な情報をつめこむのではなく、すっきり見やすくする必要がある

4、サイト全体がきちんとメンテナンスされていて不具合が無いようにしなくてはならない

ということです。

次に最高品質のコンテンツはどのように判断されているかというと次のような基準になります。



最高品質のコンテンツと評価するためには次の基準のうち少なくとも1つに該当する必要があります:

・証明された専門知識、才能、または技能に基づいた非常に高い、あるいは最も高いメインコンテンツがある

・該当するトピックにおける非常に高いレベルの専門知識、権威性、信頼性がそのページとサイト全体に見られる

・そのトピックにおいて非常に良い評判がサイトに対して、あるいは著者に対してあることが見受けられる





最高品質コンテンツの重要ポイントは、コンテンツの内容だけではなく、その著者の社会的評価が非常に高かどうかという点です。

結局のところ、コンテンツは「何を書くか?」よりも、それを「誰が書くか?」、そしてそれがどの程度信用のあるサイトに掲載されているかという「どこに?」という点が高品質、最高品質になれるかどうかの基準だということです。

ということは自分の立場を理解してその立場において自分の専門性や経験が活きるコンテンツを書かなくてはならないということになります。

自分が知っていることを書く、あるいは書くために必至に勉強をしたり、経験を積むことが必要だということでもあります。

企業のサイト管理をする人はこの点に気をつけなくてはなりません。
そしてアフィリエイターの方は、実際に自分が利用して体験した商材についてのコンテンツを作る必要があります。

Googleが定義する高品質コンテンツ = 個人の経験、または専門知識に基づいて作ったコンテンツ

ということになります。

そしてそれはそのまま一般ユーザーが求めるコンテンツということにもなります。
Googleの仕事は一般ユーザーが求めるコンテンツを検索結果ページの上位に表示することだからです。

以上が、GoogleのGoogle General Guidelines最新版が定義する高品質コンテンツ、最高品質コンテンツの基準です。

これまでは曖昧だったが「質が高いコンテンツとは何か?」という疑問がこれで晴れるはずです。

今後は自社サイトのコンテンツの品質管理をする際にこうした基準を御社も採用して、Googeが評価する質が高いコンテンツ作りを目指して下さい。

GoogleはWebサイトの品質をどのような基準で評価しているのか?

2016年01月21日
Googleが海外で発表しているWebサイト品質評価基準「Google General Guidelines」を読めば上位表示のコツがつかめるはずです。何故ならこの品質評価基準をGoogleのサーチクオリティーチームが用いて、Googleのアルゴリズムでは未だ評価不可能なコンテンツの品質を肉眼で見て品質の判定をしているからです。

Googleのアルゴリズムが見過ごしたせいで検索順位が上がったページでも、その後サーチクオリティーチームのスタッフがこの「Google General Guidelines」に基づいて肉眼でページを見て判断した時、品質が低いと判断すればそのページの検索順位は最終的に下ることになります。

今回から複数回にわたってGoogleが昨年2015年11月19日に一般公開した英文のGoogle General Guidelines最新版を読み解いてGoogleが私達のWebサイト作りに何を要求しているのかを調べてみたいと思います。

今回は「Low Quality Pages」p.33『低品質なWebページとは何か?』についての記述についてです。
その項目には次のようなことが書かれています。

「もしも次のような特徴が対象のWebページに見られた場合、低評価として評価をすべきです:

• メインコンテンツの品質が低い

• そのページの目的を考慮した場合、不十分な量のメインコンテンツしか見られない

• そのページの情報を書いた著者はそのテーマについて書くだけの十分な専門知識を持っていない、またはサイト全体として見た場合そのテーマについて書くだけの信用と権威を持っていない。すなわちそのページ、またはサイト全体のコンテンツがE-A-Tに欠けている(※ E-A-TとはExpertise/Authoritativeness/Trustworthiness の略で専門的知識、権威性、信頼性の3つの要素のことを言う)

•そのサイトはネガティブな評判がある

• 補足的なコンテンツがそのページの目的を考慮した場合、ユーザーの混乱を引き起こし、ユーザに不親切である

加えて次の特徴のいずれかに該当した場合も低評価の原因になります:

•Webサイトそのものについての情報が不足している

•Webページ内に役に立つサブコンテンツが不足している

•デザイン性が不足してる。例えば、ページのレイアウトや空白の使用がメインコンテンツを邪魔しておりメインコンテンツをユーザーが利用することを阻害している

•Webサイトがメンテナンスと更新を怠っている」

以上が「Low Quality Pages」p.33『低品質なWebページとは何か?』の概要、全体像です。

全体的に言えることは・・・

・ページを評価するときそのページだけではなく、そのページが属するサイト全体も評価基準に含めている
→ いくらページそのものに書かれている情報が高品質のように見えてもサイト自体の信頼性が低ければそのページの評価は低くなる

・ページ内の情報だけではなく、その情報を生み出した著者に経歴や資格、または権威があるかどうか?
→ 特に専門知識が必要な医学、美容、健康、法律、技術の世界の情報はその信憑性が厳しく要求される

・メインコンテンツだけではなく、その周囲にあるサブコンテンツまでをも評価対象にしている
→ メインコンテンツ周辺のヘッダー部分、サイドメニュー部分、フッター部分などに関連性の低い情報、バナー画像等を載せるのは良くない

・メインコンテンツの内容だけではなく、そのプレゼンテーション形態も評価対象にしている
→ 文章の体裁、つまり改行や、スペースを入れるかどうかなど国語的な文章作成常識が必要とされる

などの点です。

IT技術の1つとしてスタートしたSEOですが、最近のGoogleの品質評価体制の進歩とともに、より文系的なスキルを磨くことも必要になってきています。

これまで理系ではないのでSEOは無理だとか、技術のことがわからないのでSEOは苦手と思ってきた方は何も気後れすることはありません。

様々な社内の才能や経験を結集してこそよりGoogleに評価され検索順位が上がる世界がすでに到来しているのです。

次回はさらにGeneral Guidelinesについて考えていきたいと思います。

Googleからの集客に成功している全米トップクラスのサイトから学べることは?

2016年01月14日
今回は前回に引き続き米国のSEO会社「MOZ」が発表した2015年米国Googleで最も検索結果に表示されたサイトTOP10に登場したサイトの特徴の分析と私達がそれをどう自社サイト運営に取り入れることが出来るかを考えて見たいとお思います。

ランキング3位から10位は次のサイトです。

3位:facebook
4位:YouTube
5位:Yelp
6位:WebMD
7位:ウォルマート
8位:トリップアッドバイザー
9位:フードネットワーク
10位:オールレシピ


先ず7位のウォルマートですが、これは全米各地に出店しているNo.1の小売店です。

リアルでは力のあるウォルマートは最近までWebでの集客が得意ではありませんでしたが、今回のトップ10にかろうじてランクインするようになりました。

ウォルマートはネットで注文した商品を実店舗で受け取ることが出来るなどいわゆるオムニチャンネル(ネットと実店舗の相互展開・融合)にたくさんの投資をしてきました。

日本でもセブングループがオムニチャンネルを本格化していますが、イオンやその他大手小売店も追随してきています。

これは何を意味するかというと・・・

(1)日本でも米国のウォルマートのように途中様々な困難に遭遇してもそれらを克服してリアルでの存在感の高い大手小売店がGoogle等を活用してWebでの集客に成功するという未来が来るということです。

(2)これまでWebをあまり活用してこなかったリアルの小売店も自分なりのオムニチャンネルをすれば一定の成果が期待できる

(3)大手小売店が実店舗で売っているようなものは小さなお店では売れなくなる(大手の方が仕入れ力・物流力等の体力があるから)

という事です。

次に今回ランクインしてる企業では

3位:facebook
4位:YouTube
5位:Yelp
6位:WebMD
8位:トリップアッドバイザー
9位:フードネットワーク
10位:オールレシピ


の7つのサイトに共通点があります。それは・・・

(1)ユーザー参加型のサイトでありユーザーがコンテンツを作る
いわゆるUGC(User Generated Content:ユーザー生成コンテンツ)というものでユーザーがコンテンツを増やす仕組みが出来ている

(2)そのコンテンツに対して評価をすることが出来る
自分の意見や作品、情報を他人に認めてもらいたいという承認欲求を満たすための仕掛けがある(いいねボタンの数、閲覧数の表示)

(3)そのコンテンツはシェア出来るもの、あるいはしたくなるものである
少しでも役に立つ情報、あるいは面白い情報でないと良い評価を得ることが出来ないのでユーザーは競ってそうしたコンテンツを作り投稿する。そしてそれはそのまま他人にも見せたくなるようなコンテンツであり、かつシェア(共有化)が簡単に出来る機能がある

という3つです。

以上が、2015年米国Googleで最も検索結果に表示されたサイトTOP10に登場したサイトの特徴ですが、これらの特徴は私達が自社のアクセスを増やそうとする時に参考にすべき点であり、少しでも実現できそうなものがあったら早めに取り組むべきポイントのはずです。

恐らく今年のWebの世界も様々な変化が訪れ私達のビジネスに影響を及ぼすと思いますが、くれぐれも昨年までのルーティーンの繰り返しではなく、必ず新しいチャレンジをいくつもするべきです。そうすることにより初めて売上は維持できるでしょうし、売上を増やすという望みを持つ資格を得ることが出来るはずです。

アマゾンは何故強いのか?米国Googleで2番目に検索されるアマゾンから学ぶものは?

2016年01月07日
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。

昨年はGoogleのモバイルフレンドリーアップデート、ローカルSEOの本格的なスタート等色々な動きがありましたが今年も引き続きSEO、Webマーケティングの世界の動きをレポートして私達日本のサイト運営者が何をどのように対応したら良いのかを提案していきたいと思います。よろしくお願いします。

今回は前回に引き続き米国のSEO会社「MOZ」が発表した今年2015年米国Googleで最も検索結果に表示されたサイトTOP10に登場したサイトの特徴の分析と私達がそれをどう自社サイト運営に取り入れることが出来るかを考えて見たいとお思います。

ランキング2位はアマゾンです。

アマゾンは昨年立て続けに新サービス・新商品の発表を連発しています。

具体的には・・・
(1)アマゾンの独自商品であるKindleリーダー、タブレット、スマートTV等の発売
→ これらの商品はデバイス専門メーカーのアップルやHP、NEC、SONY、VAIO等の製品や最近人気のマイクロソフトSurface等と比べると価格やとても安いためか完全に満足が行くものではないものばかりです。

私も個人的に数年前にKindleファイヤーというタブレットを購入しましたが、あまりにもアマゾン以外のアプリが使えずに驚き使うのをすぐにやめました。また、その後Kindle Whiteを購入しましたが動きが遅く滅多には使いません。そしてファイヤーTVというスマートTV用のセットトップボックスを使ってHulu等を見ていますが、リモコンがつながらなくなったりとイマイチ信頼性に疑問を持つところがあります。

しかし、これらの商品は完璧では無いとしても私もこうして購入してしまいましたし、多くの人達が購入しているということが聞きます。

何故でしょうか?それはアマゾンのサイト自体によくアクセスするのですがトップページの一番目立つ所にほとんどいつもアマゾンのこうした独自商品が掲載されており、どうしても見てしまうのです。

これはどんなに未熟な製品であろうと圧倒的にアクセスのあるサイトのトップページのヘッダー部分という一等地に載せればそれなりの数の人達の目に触れて一定の売上が発生することを意味します。

また、通常の通販サービスの品質(配送スピードや高いユーザビリティー等)に満足していたらそれが一つの信用になりその企業のオリジナル商品もそのまま信用してしまうということが言えるのではないでしょうか?

もう一つの理由は、これだけ頻繁に新商品を発売しているので新商品発表の度に多くのメディアに取り上げられて彼らが無料で宣伝をしてくれたりリンクを張ってくれて無料で送客をしてくれるというPR効果が生じるという事です。

アマゾン自体を信じなくても、その新商品を発表する日経新聞、東洋経済、その他有名メディアの信用力がそのまま活用出来るのです。

さらには発表の度に多くの批判や、発売後は自社サイトで辛辣なレビューも書き込まれそれらに負けるのではなく、それらを糧にしてさらに未熟な製品の完成度を高めるというソフトウェア開発のような頻繁なバージョンアップをしてゆくしぶとい姿勢も学ぶべきでしょう。

結局は、アクセスを増やすためには絶えず市場に対して仕掛けていかなくてはならないということだと思います。

(2)プライム会員向けの無料コンテンツとして動画見放題、音楽聴き放題を開始
→ アマゾンが国内で2015年にしかけた非常に大きな事としてあげられるのが年会費数千を払うプライム会員へのサービスとしてたくさんの映画やドラマが見放題になったことです。有料の配信サービスのHuluやNetflixなどに比べれば未だまだラインアップは少ないですがその多くが毎月徐々に増えてきています。

私は個人的にこのニュースを知ってからアマゾンの無料動画が見れるアマゾン製品のファイヤーTVを購入して自宅でよく見るようになりました。そしてこれまで使っていたアップルTVは使わなくなりました。何故ならアップルTVではアマゾンの動画は見れないからです。しかしファイヤーTVではこれまでアップルTVで見ていたHuluやNetflixは見れますしYouTubuの操作はしやすくしかも、その他たくさんのアプリが使えるからです。

そしてもう一つ気がついたことがあります。それは出張中ホテルではアマゾンのサイトにPCでアクセスしてほとんどそのままにしているということです。仕事が終わった後はアマゾンのトップページをずっと画面に出しておけば買い物をしたくなったら買い物が直ぐにできますし、動画が見たくなったら無料でたくさんの動画から好きなものを選ぶことが出来るからです。

気がついてみると私は出張している日は毎日3,4時間はアマゾンのサイトに滞在をしているのです。
無料で見れる動画に飽きたら有料になりますがたくさんのラインナップから比較的新作の動画を購入することも出来ます。
そしてそれにも飽きたら無料で音楽も聴き放題になりましたのでそちらを使うはずです。

アクセス調査ツールのシミラーウェブPROで米国と日本のアマゾンの過去半年のアクセスの伸びを見てみました。

【米国のアマゾン】



【日本のアマゾン】



ご覧のように無料動画と無料音楽をかなり前にスタートして米国のアマゾンではさほど大きなアクセス数の伸びは見られませんが、2015年9月以降にスタートした日本のアマゾンは9月以降明らかにアクセスが増えていることがわかります。

また、グラフの一番左にある「Diret」、つまり直接URLを入力したり、ブックマーク経由からのアクセスが圧倒的に他の流入元よりも多いというのもアクセスが多いサイトの特徴です。私達も検索エンジン経由やソーシャルメディア経由の新規ユーザーに先ずは自社サイトを訪問してもらい一度に取りきれないほどの情報をサイトに載せてブックマークをしてもらう事を努めることと、覚えやすいドメイン、サイト名で直接入力をしてもらうことを心がけるべきです。

報道によるとアマゾンは無料動画、無料音楽をプライム会員の特典として追加したのには2つの目的があるそうです。

@ 継続収入になり、購入頻度の高いプライム会員の絶対数を増やして売上を増やす

A アマゾンのサイトにより多くのユーザーを滞在させてアクセス解析をしてビッグデータを収集し今後の戦略に役立てる

こうしたアマゾンの動きは昨年くらいから頻繁に聞くようになった「コンテンツマーケティング」の究極な形です。
アマゾンらしいコンテンツはこれまでDVDやBDなどで売ってきた映像や音楽です。その一部を無料化すれば好ましい属性のユーザーを増やし有料の商品を追加購入してくれるという戦略です。

私達も自分らしいコンテンツをこうして無償で提供して見込み客を集め、さらに欲しい人達のためにより高品質だったり、新しい商品を有料で売るという事を目指すべきでしょう。

(3)物流システムの改善による即時配達の追求
→ ただし、いくらアクセスが増えて、売上が増えたとしてもそれだけでは成功、成長を維持することは出来ません。
商品を約束通り期限内に配送しなければなりません。それを実現するのがアマゾン独特の世界最先端の物流システムです。
巨大な配送センターを解説する度にたくさんのメディアに取り上げられ、法律的な大丈夫なのかと疑問に思うようなドローン配送技術の発表などを頻繁に行いそれが自社サイトのアクセスをさらに引き上げているはずです。
顧客サービスの品質アップとPRを同時に達成するのがすごい所です。

(4)サービスの物販化
→ 2015年最後のアマゾンの目立った取り組みはサービスの物販化です。
これまでは詳細な現場に出向いての見積もりをしないと提供できなかったキッチンリフォームや、料金は不明瞭だったお坊さんによる法事法要等を買い物かごに気軽に入れることが出来る定価販売による物販化をスタートしました。
その他BMWのような高級車の新車販売や3つの価格帯にわけた中古車販売などもスタートさせました。

その度に商品発表を行いメディアに取り上げられるばかりではなく、興味本位のユーザーがアマゾンのサイトを訪れて膨大なアクセスを生み出したはずです。

以上がアマゾンがどうやってアクセスを増やしてきたかの考察ですが、アマゾンは確かに黒船であり日本のEC市場を脅かす存在です。しかし、そこから学べることはかなりあるはずです。取り入れられそうなことは自社サイト運営に取り入れるべきでしょう。

次回はランキング3位のfacebookがどうやってアクセスを増やしてきたのかを考えて見たいと思います。

米国Googleで最も検索されるサイト、トップ10が発表された!

2015年12月25日
米国のSEO会社「MOZ」の発表によると今年2015年米国Googleで最も検索結果に表示されたサイトTOP10は次のサイトです:



1位:ウィキペディア

今年一年コンテンツ、コンテンツマーケティングと騒がれた一年でしたがウィキペディアこそ良質なコンテンツの代表格です。

では具体的にどこが優れているのかというと・・・

(1)思いつきのコンテンツ、ライティングテクニックだけのコンテンツではなく、膨大なリサーチの上で吟味された情報をアップしている

→ 自社サイトに載せる記事を外注する事が普及してきています。しかし、外注をする場合の注意点はライティング力があるライターに依頼したとしてもその記事がライティング力だけに頼ったものだと見た目は良いのですが、いいねボタンをたくさん押してもらったり、シェアしてもらえるようなコンテンツになることは困難です。

検索ユーザーが求めるのはそつがなく綺麗な文章というのはありません。上質なコンテンツはそのライターの経験や体験、直接見たこと聞いたこと、つまり一次情報です。

YouTube動画でも再生回数の多いジャンルとしては製品レビュー、旅行先で撮影した動画、偶然目撃したシーン等の動画です。

ライターに外注する時は決して体裁の良い文章を書くように依頼するのではなく、発注主か、ライターがある程度リサーチ、または外の現場に出向いて情報集を怠らないこと重要です。

(2)1人の思いつき、主観的な情報ではなく、他のメンバーによる客観的な審査、再チェックなどコンテンツ品質管理の仕組みが整っている

→ 個人のひらめきや能力には限界があります。最初のうちは上手く行ってもパフォーマンスのレベルを持続させるには複数の人がかかわらないとなりません。どんなに小さくても良いので社内でコンテンツ作成のチーム、ウェブ管理のチームを持つ時代が来ています。

(3)1ページ1テーマ、1ページ1キーワードというSEO対策の原理原則に適合したテーマを絞り込んだウェブページを作っている

→ ウィキペディアのシンプルさはどこから来ているかというと1ページ1テーマ、1ページ1キーワードというSEO対策の原理原則に適合していることです。どうしても1つのページに色々な事を書きたくなるかもしれませんが、その気持を押さえて1つのページには1つの事を書く事を徹するのが上位表示への近道です。

(4)文字ばかりではなく、ビジュアルエイドがある

→ コンテンツ = 文字 ではありません。文字ばかりのウェブページは昔の新聞のように読者離れを引き起こします。読者離れを引き起こさないために今どきの新聞はカラーの写真や図や表などの読者の理解を助けるビジュアルエイドを充実させています。

週刊誌などはページいっぱいに写真があり、写真の中に文字があるくらいビジュアルを重視しています。
私達ウェブ管理者も手を抜いて文字だけのウェブページばかりを作っていると読者離れ、Webにおいては離脱率アップを引き起こすことになりますのでどのページにも必ずビジュアルエイドを掲載する必要があります。

(5)サイト内リンクが充実している:関連する用語同士が参照という形で見事にリンクされ合っている

→ これは関連の高いサイト内リンクが如何に上位表示に効果があるかを実証しているものです。
下の図は「LED照明」というキーワードでGoogleで検索した時に3位に表示されているウィキペディアのページです。



ご覧のようにLED照明のページから関連性のある「発光ダイオード」等の同じウィキペディア内のページに絶妙にリンクを張っています。関連性があればあるほどそのサイト内リンクはユーザーにクリックしてもらいやすくなります。その結果サイト滞在時間が伸びて検索順位アップにプラスに働きます。反対に関連性の無い、あるいは関連性の低いリンクにリンクを張ってもそれはクリックされることはほとんど無いばかりか、ノイズ、つまり雑音になります。

現代のSEOに強いウェブデザインで重要なポイントはユーザー体験を高めるために如何にノイズ情報を自社のページから取り除くかです。

ぜひ自社サイトのページを客観的に見直してノイズが見つかったら削除して下さい。そして代わりに関連性の高いページヘのリンクがそこに不足していたら追加するようにして下さい。そうすることにより成約率アップ、サイト滞在時間の延長、順位アップが同時に達成出来るようになります。

(6)営利目的では無いので、他人のサイトからリンクを張ってもらい易くなっている

→ 私達も、他人のサイトやソーシャルメディアからリンクを張ってもらいたいページには極力営業的な情報を載せずにすっきりとして情報サイトとしてのレイアウト・デザインを心がけるべきです。

ウィキペディアの特殊性の1つのが、営利目的の企業やお店のサイトからリンクされる事がよくあるという点です。
通常そうしたサイトからは他のドメインのサイトにはリンクを張りたがることは稀です。にも関わらずウィキペディアのリンク元にはたくさんの企業のサイトがあります。

何故でしょうか?それはウィキペディアでは何も販売するものはなく、絶対に自社商品や自社サービスと競合することはないからでしょう。人は自分と利害の対立するサイトにはリンクを張りたがりません。ということは利害が対立しにくいページを作ればリンクを張ってくれやすくなるということになります。

企業やお店のサイトの場合は、他人からリンクを張ってもらいやすくするために自社ドメインの中に企業サイトとは異なった情報サイト的なレイアウト・デザインのミニサイトを作るようにしてください。そしてそのヘッダー画像には企業やお店の名前を載せるのではなく、情報サイトとしての名前を載せるようにして下さい。

例えば、相続相談を受注したい鈴木弁護士事務所というサイトの場合なら、ドメイン内の情報サイトのヘッダー画像には「相続相談室」だとか「相続相談ネット」だとか非営利的でお役立ち情報のミニサイトだということを訴求する名前にするのです。

そうすることにより他人がリンクを張ってくれやすくなりリンクを張ってもらうことによりそのドメイン全体のGoogleからの評価が高まり、そのドメインのトップページで上位表示を目指しえいる集客をするためのキーワードでの順位アップが実現しやすくなります。

以上が2015年ランキング1位のウィキペディアから私達が内部対策、外部対策として見習うことが出来るポイントです。

ぜひ取り入れられるところを見つけて御社のサイトにも応用するようにして下さい。

次回はランキング2位のアマゾンについて考えていたいと思います。

米国のニュースサイトの流入元No.1はもはや検索エンジンではなくソーシャルメディアに!

2015年12月17日
サーチエンジンランドに先日気になるニュースがありました。それは・・・

"Social Beat Search In Referrals For The Year’s Top News Stories
Report by analytics firm Parse.ly shows social dominating search for five of seven major stories of 2015. "(Martin Beck on November 25, 2015)
『今年のトップニュース記事の流入元はソーシャルメディアが検索エンジンを上回った』


というものです。



全てのニュース記事の流入元がソーシャルメディアというわけではなく、今年のトップニュース記事の多くの流入元No.1がソーシャルメディアだということのようですが改めてソーシャルメディア活用が企業のWeb集客において重要な手段になってきていることを物語っています。

下の図は米国の大手ニュースメディアの流入元をシミラーウェブPROで調べたデータです。





ご覧のようにサイト全体としては検索エンジンからの流入のほうがソーシャルメディアよりは多いですがその差は少なくなってきています。

日本のニュースメディアの流入元はどうでしょうか?





予想通り米国のニュースメディアに比べるとソーシャルメディアからの流入が少ないことがわかります。

しかし、ソーシャルメディア活用が進んでいてアクセスを伸ばしている東洋経済オンラインという雑誌社の流入元を見ると日本の新聞社に比べてソーシャルメディアからの流入が多いことがわかります。



このことが私たちサイト運営者に何を意味するのでしょうか?

それはソーシャルメディア活用を怠ると時代に乗り遅れて、本来得られるアクセスを他者に奪われるということです。

米国に比べて日本は未だソーシャルメディア活用が遅れているのである意味緊急性があることではないのですが、米国のような状態になってから動いても遅いのです。

そうなる前にそうした時代が来る前にソーシャルメディア活用を今から本格的にしなくてはなりません。

では具体的にどこから何をすれば良いのでしょうか?

それは・・・

1、自社サイトの中でソーシャルメディアで告知すると流入が増えるコンテンツがあるかを確認してそれらのページをソーシャルメディアで告知する

2、毎週、あるいは毎日のようにソーシャルメディアで告知すると流入の増加が期待できるコンテンツをアップする

という2つです。

これらはとても地味なことですが、派手なニュース記事をアップしている大手新聞社や雑誌社もこの地味な作業をスピード感を持って日々繰り返しているのです。

これまでソーシャルメディアを試したけど結果が出なかったという方の多くがいきなり自社商品をソーシャルメディアで宣伝していることが多いのが現実です。

Facebook、Twitter、Google+、LINE@などのソーシャルメディアはあくまでも情報交換の場ですので、そこでいきなり商品の宣伝ばかりをするというのはパーティー会場で「私の商品は素晴らしいので買って下さい」と場違いな事を言い続ける『招かねざる客』になってしまうだけです。

ソーシャルメディアというパーティー会場では『私のサイトにはたくさんの楽しいこと、役立つことがあるのでお時間がある時にはぜひ自分のサイトをご覧下さい』と言い続けることが最も効果があるのです。

そして自分のサイトを訪れる人が増えれば増えるほどGoogleがサイトを高く評価してくれて徐々に検索順位を上げてくれます。

それが実現すると、その時御社の商品・サービスを検索エンジンで探す人達の目に触れるような場所、つまり高い検索順位に御社のサイトを表示してくれるようになります。

この時初めてソーシャルメディア活用がWeb集客活動・SEO対策として成功するのです。

これがSEO対策とソーシャルメディアの関係です。

この2つは不可分のものになりつつあります。

この手法は一見、面倒なものに感じますが、大きなメリットがあります。

それは従来のSEO対策のように「お金がほとんどかからない」というメリットです。

これこそがソーシャルメディア活用の最大の醍醐味であり、本来のSEO対策との最大の共通点なのです。

そしてこれが成功した時、想像を超える充実感を味わうことが出来ます。

このSEO対策とソーシャルメディアを活用したコンテンツマーケティングを実践することにより少しでも多くの方がその充実感を味わうことが出来る事を祈っています。
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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

鈴木将司
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