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2017年01月21日

YouTubeが大手企業サイトの流入元として伸びてきている!?

2017年01月21日
競合調査ソフトのSEOスコープを使って最近わかったのが難関キーワードで上位表示しているサイトの多くがYouTubeからトラフィック(アクセス数)を獲得していることです。

下の図は前回のブログ記事でご紹介した「転職」でGoogle上位表示している1位から6位のサイトのソーシャルメディア流入データです。



6サイトの内、5サイトがYouTubeからの流入があります。
そしてほとんどのサイトのソーシャルメディアからの流入ランキングの3位にYouTubeが入っていることがわかります。

YouTubeはサイトにトラフィックをもたらす手段として定着していることは明らかです。

問題はどうすればYouTubeから自社サイトにアクセスをもたらすことが出来るかです。

これには2つの方法があります。

1つは自社独自の動画をたくさん作成して、YouTubeに投稿して動画内の画面や画面の下の紹介文から自社サイトにリンクを張ること

2つ目の方法は、YouTubeが販売している動画広告を購入して自社サイトにリンクを張ること

1つ目の方法についてですが、これをするにはYouTube内で検索した時に自社の動画がYouTubeの動画検索エンジンで上位表示する必要があります。



YouTubeの動画検索エンジンで上位表示するには次の2つのことを知る必要があります:

(1)YouTubeの動画検索エンジンで検索されている検索のパターンを知る
→ YouTube内でどのようなキーワードが検索されているのかを知るには:
Keyword Tool
https://keywordtool.io/
というサイトが便利です。
心当たりのあるキーワードを入力して画面上にある「YouTube」というタブをクリックすると検索されているキーワードのリストが表示されます。



(2)YouTubeの動画検索エンジンで上位表示するには何をすれば良いのかを知る
→ 上位表示には:

a. 動画のタイトルや紹介文に目標キーワードを含める
b. 実際にその目標キーワードに関する映像を撮影した動画であること
c. 再生回数が競合よりも多いこと
d. YouTubeユーザーのコメントが多数投稿されていること




というようにテクニックだけではなく、動画の面白さ、品質が問われます。
しかしそれはプロが撮影した高品質な動画でなければならないということではありません。実際に上位表示している動画のほとんどはむしろ素人がスマートフォンやホームビデオカメラ、GoPro、ドローン等で撮影した素人動画ばかりです。
ユーザーが求めているのは内容の面白さ、役立つかどうかだけです。試行錯誤を繰り返し様々な動画をYouTubeにアップすることにより誰でも徐々にユーザーのニーズに合致する動画を提供する力がつくものです。何本か動画をアップして再生回数が少ないからとすぐに挫折するのではなくチャレンジを続けるべきです。

2つ目の方法である、YouTubeが販売している動画広告を購入して自社サイトにリンクを張るにはYouTubeを運営するGoogleが販売するAdwardsの広告管理画面でディスプレイ ネットワークの広告を購入する必要があります。動画内にCM動画を挿入するものや画面下部にバナー広告を表示するもの、検索結果ページ画面に「広告」というサインと一緒に表示される動画等複数のものがあります。

これら2つの方法にはメリットとデメリットがあります。

1、自社独自の動画をたくさん作成して、YouTubeに投稿して動画内の画面や画面の下の紹介文から自社サイトにリンクを張ること:

【メリット】
広告費をかけなくても無料で自社動画をYouTubeにアップすればそれらの動画画面内や、画面の下の動画紹介文から自社サイトに無料でリンクを張ることが出来る

【デメリット】
動画を1つ2つ作っても無数にひしめく動画の中で埋もれてしまいます。最低でも現在では100個以上の様々なパターンの動画を作り検索で上位表示しやすくするためのテクニックを使い投稿する必要があります。
また、動画の再生回数が増えたとしても、ほとんどのYouTubeユーザーは外部リンクをクリックしたがりません。むしろYouTube内に表示される様々な関連動画を見てYouTubeのサイト内にとどまろうとします。そうした中で自社サイトへのリンクをクリックしてもらうためにはリンクをクリックすることよりリンク先のサイトにもっと関連性が高い役立つ情報を得られると思ってもらう必要があります。それには単純に自社サイトのトップページや商品を販売するページにリンクを張るのではなく、自社サイト内に無料のお役立ち情報があるページを作りそこにリンクを張り、とにかく自社サイトに来てもらうことを優先する必要があります。

2、YouTubeが販売している動画広告を購入して自社サイトにリンクを張ること:

【メリット】
自社独自の動画を作成しなくても指定した動画の中にバナー広告を挿入して自社サイトに誘導することが出来る

【デメリット】
たくさんの広告費用がかかる

重要なことは、何らかの形でYouTube動画を自社サイトのトラフィックを増やすため、見込み客を誘導するために活用することです。

大手企業の多くがテレビCMに比べて効果測定がしやくて費用も少なくて済むYouTube広告に予算を投じるようになってきています。

YouTubeを活用するかどうかを考える時期は終わりました。

どのようにしてYouTube動画をサイトの集客に役立てるのかを考える時代が来ています。
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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

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