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2016年11月18日

モバイル版Googleに画像が表示される!その対策は?

2016年11月18日
特定のキーワードで検索するとモバイル版 Googleの検索結果の1ページ目や2ページ目の半数近くが画像と一緒に表示されているケースが増えています。

実験したところ、画像があったほうがユーザーにとってプラスになると思われるキーワードにはこ うした画像が検索結果に表示される傾向が高いことが分かりました。

私が最初に検索した言葉は「畳」というキーワードで、右図のように検索結果のいくつかに畳の画像が出てきました。



反対に画像はあまり関係なく、概念、抽象理論である「物理学」というキーワードで検索したら画 像は出てこないで従来通りテキストだけが表示されていました。



イメージが重要なキーワードだと画像が出てくるかと思いましたが:

「猫」



「猫 イラスト」



で検索しても全く画像は出てきませんでした。

そして「画像があったほうが判断がしやすいものではないか?」と思い「ロンドン」という言葉で検索したら検索結果トップ20のうち7件もロンドンの画像が出てきました。



これらの実験で考えられる要因は、検索ユーザーにとって画像があったほうが何かの判断に役立つもの、またはそれらのキーワードでGoogleの画像検索で見られているものがモバイル版 Googleの検索結果ページに画像も一緒に表示されるのではないかと思われます。

いずれにせよ対策としては自社のサイト内に何かについて説明、紹介するときはテキストだけではなく、画像を次の点に気をつけてWebページに豊富に掲載することです:

1、ユーザーがイメージを掴みやすいキーワードとの適合性が高い写真

→ 調べて見るとモバイル版Googleの検索結果に表示されている画像付きのサイトには検索したキーワードと適合性がとても高いものが表示されていることがわかりました。

適合性というのは例えば、犬 と検索したら 犬 だけの写真が上位表示されやすく、その背景に物や他の動物も一緒に写っている写真は表示されずらくなるという傾向があります。Googleは明らかにモバイルユーザーが検索したキーワードだけが写っている写真が掲載されているWebページを優先していることが分かります。

2、質が高い画像

→ 解像度が低い写真よりも高い方が、小さな写真よりも大きなサイズの写真が優遇されている傾向があります。

3、画像のファイル名に目標キーワードを含める

→ 画像のファイル名に目標キーワードが例えば「london.jpg」と含まれているほうがGoogleは画像の内容を理解しやすいということが分かってきています。

4、画像のALTやその周囲に目標キーワードを含める

→ 1から3に比べると効果は低くなりますが、画像の裏に記述されたALT属性テキストやその周囲の目に見える部分に目標キーワードが書かれている方が有利になります。



5、タイトルタグ、メタディスクリプション、H1、本文に目標キーワードを含める
→ 通常のSEO対策と同じようにGoogleが重要視ししているタイトルタグ、メタディスクリプション、H1の3大エリアや、コンテンツの中心である本文にも目標キーワードが含まれているほうが有利です。



以上ですが、これらのテクニックは通常の画像検索の上位表示対策にも応用が出来ます。

可能な限りこのことを心がけてください。

そしてモバイル版Googleの検索結果上でより多くのモバイルユーザーに御社のサイトへのリンクをクリックしてもらいクリック率を高めて下さい。
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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

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