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2016年09月29日

Googleが最後のペンギンアップデートを実施!その特徴と対策は?

2016年09月29日
Googleが最後のペンギンアップデート「Penguin 4.0」を9月23日に実施しました。

この事はGoogleの公式ブログ
https://webmaster-ja.googleblog.com/2016/09/penguin-is-now-part-of-our-core.html
でも詳しく発表されています。



公式発表によると今回のペンギンアップデートは:

(1)Penguin のアップデートがリアルタイムになった
(2)サイト全体へのペナルティーだけではなく、個別ページへのペナルティーも与えるようになった


これにより今後は手動によるアップデートではなくなるためペンギンアップデートの更新をGoogleは発表しなくなるということです。

実際に今回の変動はどのくらいのものかというと私のクライアントや私が管理するサイトの範囲でいうと2年ぶりくらいの大きな大変動です。

これらの情報を知るだけは何のメリットもありません。何故なら今回のアップデートによってどのようなサイトの順位が下がり、上がったのかその差を知り、その差を埋めていくことが順位復旧に繋がる唯一の行動だからです。

幸いなことに今回の変動の原因は比較的短時間にはっきりと把握して、対処策も考案することが出来ました。

全日本SEO協会が来月、正式にリリースする外部要素調査・比較の最新ソフトを駆使して調査対象のサイトを調べた結果、ペンギンアップデート激変で下落したサイト、上昇したサイトの違いがわかりましたのでご報告します。このソフトを使うと非常に短時間にどのような変動が起きても特徴と対策が分かるようになるからです。

今回の変動により順位が下がるか、上がるかは「関連性のあるサイトからリンクされているか、そしてリンクを張っているか」です。非常にシンプルです。

順位が下がった企業から相談を受けてそれらのサイトの様々な外部要素を調査したところ、明らかに関連性の高いサイトからリンクを張ってもらっていないサイトの順位が下がり、張ってもらっているサイトの順位が相対的に有利になり順位が上がりました。

本来ペンギンアップデートというのは過剰最適化に対するペナルティーであり、それは:

(1)キーワードの詰め込み過ぎ

(2)不正リンクの集め過ぎ

の2つ、あるいはどちらかが該当したサイトに適用されるペナルティーです。

不正リンクの集め過ぎとはどういう意味かというとそれはGoogleからの評価が高いと思われるだけのサイトから業種や関連性を無視してとにかく自社サイトのユーザーにとって無関係だと思われるサイトからでもリンクを張ってもらおうとする事です。つまり節操の無い被リンク獲得活動のことです。

皆さんの中で、順位が9月23日以降落ちてしまい原因がわからなった方は、関連性の低いサイトへのリンクをサイトから削除することから始めて下さい。

正直、これまでたくさんの関連性の低いサイトからの被リンクを増やし、かつ発リンクを増やしたのにそれらをゼロにするのは辛いです。しかし、それをし続ける限りGoogleは許しません。

Googleは被リンクだけではなく、発リンクに対しても厳しく監視しており関連性の低いサイトと関わり合う事自体を無くそうとしています。その理由は、関連性の高いサイト同士の相互リンクが過去にものすごい効果があり、そうした状態を放置しておくと今でも被リンクというデータに依存した順位計算体系が崩壊するからです。

つまり簡単に集めやすい被リンクを一掃するのに一番効果的なのは関連性の低いサイトに気軽にリンクを張ったり、張られたりすぐ関係を壊すことだからです。

ただ、Googleはそんなに簡単に関連性が高いリンクかどうかを見破ることは出来るのでしょうか?

出来ます。

その証拠としては:

A) アドセンス広告などは何年も前からページのテーマにあった広告を自動表示するようになっておりそうした技術をGoogleは持っている
B) Googleのように被リンク元、発リンク先を分析することに特化した企業のマジェスティックSEOでさえも下図のように業種を色分けして非リンク元に関連性が高いかどうかを見せる機能を持っている


という2つがすぐに思い出されるくらいWeb業界の中では常識になっています。



少しでも早く、関連性の低いサイトへの発リンクを削除して、同時に関連性の高いサイトからのリンクを獲得する活動をスタートして下さい。

ただし、関連性が低いサイトからのリンクでも有名なサイトや権威のあるサイトからの被リンクを減らすことはマイナスになります。

重要なことは関連性の高いサイトからの被リンクが大半であり、関連性の低いが有名なサイトや権威のあるサイトからのリンクが少しあるという比率がカギになります。

何故なら関連性の高いサイトへの発リンクを減らすことはすぐに出来ても、そうしたサイトからの被リンクはそんなに急激に増やすことが出来ないが現実だからです。

今回のアップデートで影響を受けなかったサイトを管理している方でも将来に渡りこうした新しく、厳しいルールをGoogleが適用したことを忘れないで下さい。
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