HOME > 2016年06月15日
このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年06月15日

アップルが変える検索の世界

2016年06月15日
米国時間6月13日にサンフランシスコで開催されたアップルのWWDC(世界開発者会議)の動画が
https://www.apple.com/apple-events/june-2016/
で見れるようになりました。私も昨晩遅くに見たところ少なくとも2つの変化がSEOの世界で起きるということを発見しました。



1つは、パソコンのMacに今年搭載される予定のSiriです。パーソナルアシスタントのSiriはこれまでiPhone、iPad、AppleTVなどのデバイスで利用できていましたが、昨年よりアップルがクローラーを開発してサイトの情報収集をしてきたデータを用いてGoogleを使わなくてもWeb検索が出来るようになるという変化です。

Siriに向かって口頭で質問すればアップルのクローラーが独自に収集したデータから最適なサイトを紹介してくれるようになります。
日本の検索市場はGoogleとそれを使っているヤフージャパンを合わせると90%近くのシェアになっていますが、これによりこれまでのようにGoogleばかりを使わなくても良い時代が来る可能性が生まれます。特にアップルのデバイスを使っているユーザーはそうした傾向が強まるはずです。

その時が来たらSEOの対象の1つにアップル検索が追加されるようになるはずです。
実はすでに今でもアップルSEOの対策は可能です。

それはアップルが情報収集元として使っているYelpやNTTの電話帳、食べログ、TripAdvisorなどに自社サイトを登録し、口コミの件数を増やすために既存客に口コミ情報を書いてもらうための動機付けとアナウンスを徹底することです。

こうしたことをすることによりアップルはその企業またはお店のサイトの信頼性が高いと判断してアップルの検索に出やすくなることがわかってきています。

次にWWDCの動画を見て発見した2つ目の変化ですが、それは画像検索です。

アップルのデバイスを使うユーザーは、無料でインストールされているPhoto(写真)というソフトを使うと取り込んだ写真を今話題の人工知能が分析して被写体の人物の名前を自動認識して分類してくれるというものです。

この実演を見た時はSF映画を見ているのではないかと思うくらい感動しました。遂に人工知能が写真の内容を理解してユーザーが見たくなるようなカテゴリ分けをしてくれるようになったのです。しかも写真に写っている風景の意味を理解して「山」とか「海」のカテゴリに分類され、かつSiriに向かって口頭で「山の写真を見せて」と言えばそれが検索結果画面に表示されるのです。さらにはその山の地理的な位置も理解していますので大体の場所の名前を言えばその場所や近くで撮影した写真も検索結果に表示されます。

これは音声だけでなく当然テキスト検索でも検索が可能です。
そしてそこで感じたのがGoogleの画像検索の今後です。

世界一の検索エンジン会社を自負するGoogleも恐らく遅かれ早かれ人工知能を用いて写真の内容を深く、人間のように認識して検索可能にするはずです。

私達がここで準備をしなくてはならないのは写真コンテンツの強化です。FacebookやTwitter、Instagramのようなソーシャルメディアだけに写真を投稿するのではなく、自社サイトや自社ブログに必ずなるべくたくさんの写真を文字コンテンツと一緒に掲載するべきです。

コンテンツマーケティングは決してテキスト情報だけを増やすことではありません。テキストの内容を分かりやすくする画像、商品やサービスへの興味を見込み客に抱いてもらうきっかけになる写真コンテンツの強化が急務です。

以上が今回のアップルWWDCで発見した2つのポイントです。信頼出来るサイトへの登録と口コミの収集、そして写真コンテンツの充実を目指して下さい。これらはすぐに完了する作業ではありません。とても時間がかかる作業です。競合との差がついてからでは始めるのは遅すぎます。将来の差をつけるためにも行動に移して下さい。
このエントリーをはてなブックマークに追加
                    
鈴木将司の最新作品
プロフィール
一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

 鈴木将司

フォローしてSEOを学ぼう!
X facebook insta tiktok youtube
<< 2016年 06月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    
最新記事