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2015年07月17日

アプリがスマホ版Googleの上位を占領し始めた!!アプリを作らないと上位表示出来ない日が来る

2015年07月17日
スマホ版Googleの検索結果で信じられないことが起きています。

それはスマホ版Googleでいくつかのキーワードで検索すると通常のウェブサイトが6件だとか、7件くらいしか表示されずアプリの紹介情報がとても目立つように検索結果1ページ目に表示されているという驚きの検索結果です。

この事は私のメルマガで先週、「ゲーム」と「視力検査」という2つのキーワードでそれぞれスマホ版Googleで検索するとそうしたことが起きているということをご報告しましたが、今回はその続報です。

それぞれ別々にお手持ちのスマートフォンでGoogleで検索していただくか、パソコンの画面でご覧になる方はクロームで利用できるスマホ環境でスマホ版Googleにアクセスしてから検索してみてください。

※パソコンでスマホ版Googleの順位を確認する方法は:
https://www.web-planners.net/blog/archives/000056.html
をご参照下さい。

どうでしょうか?

通常10件表示される検索結果1ページにそれらのキーワードをテーマにしたスマートフォンアプリが表示されてしまい、それまで1ページ目に表示されていたウェブサイトが検索結果2ページ目以降に追いやられています。

御社が「ゲーム」だとか、「視力検査」での上位表示を狙っていないとしてももし英会話教室なら「英会話」だとか、「TOEIC」での上位表示を狙っているかもしれませんし、ダイエットサプリメントを販売していたら「ダイエット」での上位表示を狙っているかもしれませんが、昨日これらのキーワード、つまり

「英会話」
「TOEIC」
「英単語」
「リスニング」
「辞書」
「中国語」
「ダイエット」


などでの上位表示を狙っていたら今回のスマホ版Googleの検索結果1ページ目に何件もアプリの情報をウェブサイトを押しのけて表示するという変化のために集客上の打撃を与えられるはずです。

下の画面キャプチャーは昨日私がスマホ版Googleでこれらのキーワードで検索した時の様子です。御覧下さい。







これは何を意味するのかというとスマートフォンの世界の主役はあくまでアプリであり、ウェブサイトはアプリでは得られない情報を検索する二次的な存在にGoogleが認識を変えつつあるという事ではないでしょうか?

このことは:
https://www.web-planners.net/blog/archives/000087.html

でもすでに報告させていただいていたことですが、ここまで大胆にGoogleがスマホ版Googleでアプリを優遇するとは思っていませんでした。

私の個人的な予測ではアプリが多くても2件程度検索結果ページの下の方に表示されるくらいに思っておりましたが、実際にはご覧のようにかなり目立つようになっておりキーワードによっては検索結果の1位からその下のいくつもの一等地をアプリが専有しており、しかもリンク先はいきなりiPhoneユーザーならAppStore、アンドロイドユーザーならGoogleplayというようにウェブページすら介さずにいきなりアプリがダウンロード出来るようになっています。

こんなやり方では、万一自社の同業他社がアプリを作り検索結果ページの上のほうに表示されてしまったらスマホ版Googleのユーザーはそのアプリをダウンロードしてしまいそれっきりそのテーマの情報はそのアプリで収集するようになり二度とGoogleに戻ってきてくれなくなる可能性があります。

そうなってしまったらいくらそのキーワードでスマホ対応サイトを作ってSEO対策をして上位表示していてもそのユーザーを獲得することはできなくなります。

幸いにして今のところアプリをここまで優遇するキーワードの数は限られていますが、まずは御社が狙っているキーワードをスマホ版Googleで検索して見てアプリがえこひいきされていないかを確認してみてください。

せっかくたくさんの時間とお金をかけてGoogleが要求したようにスマホ対応をしたにもかかわらずいきなりこれではやりきれない思いです。

しかし文句を言っていてもなんにもならないのでこの状況に対応しなくてはなりません。それはまずパソコン版のGoogleで御社が狙っている重要キーワードで検索してみて検索結果ページの上の方にある「もっと見る」というリンクをクリックして、表示されるリストの一番下にある「アプリ」というリンクをクリックしてみてください。

そうするとそのキーワードをテーマにしたスマートフォンアプリの情報が出てきます。

有名企業のアプリや人気がありそうなアプリがたくさん表示されていたら時間の問題で必ずそれらのアプリがスマホ版Googleで普通に検索したら検索結果1ページ目に目立つように表示されるはずです。

今回のGoogleの方針の転換により、自社独自のアプリを開発するという課題が突如出現しました。
もはやスマホ対応サイトだけではスマートフォンユーザーを集客することは不十分になりつつあります。

独自アプリの企画方法、低コストでの制作方法、完成後の告知、プロモーション方法を第五章で、既存のアプリに情報掲載するためのノウハウを第2章から第4章で200ページ以上にわたり先日発売された新刊
「スマホ客を呼び込む最強の仕掛け」
https://www.amazon.co.jp/dp/4863541724/
で多くの事例と一緒に詳しく解説しています。
ぜひご覧の上スマホアプリとスマホ対応サイトの混戦の時代に備えて下さい。

このままの状況が続けば多くの企業にとって今年後半のテーマはどのような独自アプリを作るか、そしてそれをダウンロードしてくれるユーザーをどうやって増やすかにならざるを得ないでしょう。

例え今年後半が無理だとしても来年2016年にはこれまで以上の数の企業が自社アプリを作り、そのプロモーションのために動かなくてはならくなるはずです。

今はとにかく、ご自分自身がアプリに関心が無いでは話になりません。

それではホームページが普及する前に「当社はホームページには関心が無い」と言っていたために年々競争が激しくなるネット集客に出遅れるのと同じようなことになりかねません。

強引な言い方になってしまい申し訳ありませんが、関心があろうがなかろうが、自社の業界に関係しそうなアプリをスマホにダウンロードしていくつか使ってみてください。

全ての話はそれからになります。すぐに行動に移して下さい。

そしてユーザーの気持ちが少しでもわかるようにアプリを体感して見て下さい。

それが全ての第一歩です。
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一般社団法人 全日本SEO協会 代表理事

 鈴木将司

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